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怒涛の入学編 4月8日〜4月18日
第13話 僕らは生きている
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ジャン達に向かって声が近づいてくる。
「ジャン様ー、パンプさんー、いたら返事をして下さい」
セバスがジャン達を探しに来た。
「セバスーこっちだよー」
「ジャン様、パンプさん!?怪我をしているではありませんか」
「へへ、ちょっと派手にやり過ぎちゃった。それより母さんはどこに居るの?」
「アミィ様は先に避難所に行っておられます。ジャン様達もあと、そちらのお嬢様方も避難所へ向かいましょう」
セバスはジャンと白夜を担ぎ避難所へ向かう
「あ、待ってよセバス!」
パンプはセバスを全速力で追いかける
「待ちなさいよパンプ」
ローズも後を追う
「さぁ、着きましたジャン様」
「あ“~う"ん、ありがとうセバス」
「ありが...とうござい...ますわ」
二人はセバスの走るスピードあまりに速すぎて酔ってしまった。
「はっ!?これは失礼いたしました。急いでいたもので」
「大丈夫だよ...セバス僕は...ウップ...大丈...」
「わたくしはもう大丈夫ですわ」
ジャンは瀕死状態だ
「ハァハァ、やっと、追いついたぞセバス速いなぁ」
「セバスさん、あなた凄く速いわね」
「日々、鍛えてますから」
「よう...パン..ウプッ...遅かったじゃ...あれパンプがいっぱい」
「ギャー!?ジャンが死にかけてる。今治してやるからな」
パンプはヒーリングジュエルを無理くりジャンの口に押し込む
「むぐぐ...あ...ぐががが...」
「ジャンさん苦しそうですわ」
「パンプさんこれはまずいのでは?」
白夜は苦しむジャンを心配する
「ジュエルは食ったことないから味はわからないぞ」
「いえ、そういうまずいでは無くてですね」
「むごごご...ぷはー、気分がよくなったよありがとうパンプ」
ジャンは宝石を飲み込み、体を伸ばす
「おうよ」
「それで良いのですかジャン様」
セバスは呆れる
「セバス、それで母さんは何処なの?」
「はっ!ただいまご案内します。お嬢様方もどうぞ」
「は、はいそれではわたくし達も同行させていただきます」
セバスはジャン達をアミィの所まで案内する
「ジャン❗️おかえりなさい、怪我はなかった?」
「大丈夫だよ母さん、パンプや白夜さん達のおかげで」
ジャンはアミィに白夜とローズを紹介する
「あら、ジャン、あなたいつの間に彼女が出来たの?」
ジャン「えっ!?」
ローズ「なっ!?」
パンプ「彼女?」
白夜「わ、わ、わ、わたくしがジャン様のか、か、か、彼女!?いえ、そのような関係ではまだありません」
白夜は顔を真っ赤にしてしどろもどろになってしまった。
「もう母さん、白夜さんに失礼だよ」
「あら、じゃあお友達なのね」
「うん、まぁそんな感じ」
「なぁジャン彼女って何だ?」
「わぁー❗️パンプ今は良いんだよ、後で教えてあげるから」
「わかった」
「わたくし、セバス、ジャン様のお友達に出会うことができ、誠に感動です。白夜様これからもジャン様を何卒よろしくお願いいたします」
「はぁ、よろしくお願いいたしますわ」
「セ、セバスまで💧」
ジャンは母の顔をふと見ると涙を流していた
「どうしたの母さん⁉︎」
「あなた達がちゃんと生きていることが何よりも嬉しいのよ」
ここでジャンと白夜はハッとする。自分達がついさっきまで生死の境で戦っていたことを一歩間違えば死者が出ていたこと、そして急に涙が溢れ出し、体が震える、今自分達が生きていることをひしひしと感じている。
アミィはそんな2人を抱きしめながら涙を流す。
「ジャン様ー、パンプさんー、いたら返事をして下さい」
セバスがジャン達を探しに来た。
「セバスーこっちだよー」
「ジャン様、パンプさん!?怪我をしているではありませんか」
「へへ、ちょっと派手にやり過ぎちゃった。それより母さんはどこに居るの?」
「アミィ様は先に避難所に行っておられます。ジャン様達もあと、そちらのお嬢様方も避難所へ向かいましょう」
セバスはジャンと白夜を担ぎ避難所へ向かう
「あ、待ってよセバス!」
パンプはセバスを全速力で追いかける
「待ちなさいよパンプ」
ローズも後を追う
「さぁ、着きましたジャン様」
「あ“~う"ん、ありがとうセバス」
「ありが...とうござい...ますわ」
二人はセバスの走るスピードあまりに速すぎて酔ってしまった。
「はっ!?これは失礼いたしました。急いでいたもので」
「大丈夫だよ...セバス僕は...ウップ...大丈...」
「わたくしはもう大丈夫ですわ」
ジャンは瀕死状態だ
「ハァハァ、やっと、追いついたぞセバス速いなぁ」
「セバスさん、あなた凄く速いわね」
「日々、鍛えてますから」
「よう...パン..ウプッ...遅かったじゃ...あれパンプがいっぱい」
「ギャー!?ジャンが死にかけてる。今治してやるからな」
パンプはヒーリングジュエルを無理くりジャンの口に押し込む
「むぐぐ...あ...ぐががが...」
「ジャンさん苦しそうですわ」
「パンプさんこれはまずいのでは?」
白夜は苦しむジャンを心配する
「ジュエルは食ったことないから味はわからないぞ」
「いえ、そういうまずいでは無くてですね」
「むごごご...ぷはー、気分がよくなったよありがとうパンプ」
ジャンは宝石を飲み込み、体を伸ばす
「おうよ」
「それで良いのですかジャン様」
セバスは呆れる
「セバス、それで母さんは何処なの?」
「はっ!ただいまご案内します。お嬢様方もどうぞ」
「は、はいそれではわたくし達も同行させていただきます」
セバスはジャン達をアミィの所まで案内する
「ジャン❗️おかえりなさい、怪我はなかった?」
「大丈夫だよ母さん、パンプや白夜さん達のおかげで」
ジャンはアミィに白夜とローズを紹介する
「あら、ジャン、あなたいつの間に彼女が出来たの?」
ジャン「えっ!?」
ローズ「なっ!?」
パンプ「彼女?」
白夜「わ、わ、わ、わたくしがジャン様のか、か、か、彼女!?いえ、そのような関係ではまだありません」
白夜は顔を真っ赤にしてしどろもどろになってしまった。
「もう母さん、白夜さんに失礼だよ」
「あら、じゃあお友達なのね」
「うん、まぁそんな感じ」
「なぁジャン彼女って何だ?」
「わぁー❗️パンプ今は良いんだよ、後で教えてあげるから」
「わかった」
「わたくし、セバス、ジャン様のお友達に出会うことができ、誠に感動です。白夜様これからもジャン様を何卒よろしくお願いいたします」
「はぁ、よろしくお願いいたしますわ」
「セ、セバスまで💧」
ジャンは母の顔をふと見ると涙を流していた
「どうしたの母さん⁉︎」
「あなた達がちゃんと生きていることが何よりも嬉しいのよ」
ここでジャンと白夜はハッとする。自分達がついさっきまで生死の境で戦っていたことを一歩間違えば死者が出ていたこと、そして急に涙が溢れ出し、体が震える、今自分達が生きていることをひしひしと感じている。
アミィはそんな2人を抱きしめながら涙を流す。
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