僕と精霊

一般人

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怒涛の入学編 4月8日〜4月18日

第12話 オレのパートナー

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(もうダメだ、体に力が入らない)
魔獣の軍勢がジャン達にトドメを刺そうとしたそのとき

「ジュエルシールド❗️」
「ポルターガイスト❗️」
パンプとローズが二人を守る壁を作る。

空を見上げるとパンプと岩に乗って浮いているローズがいた
「間に合ったぞ、ジャン」
「怪我はない?白夜」
「わたくしは大丈夫ですけど、ジャンさんが」
ジャンの姿を見てパンプは慌てる

「ああっ!ジャンボロボロじゃないか、どうしよ、どうしよ」
パンプはひらめく
「よーしジャン今治してやる」
「パンプ、アンタそんなことできるの?」
ローズが驚く

「ケンナリ先生の魔法を真似してみる。いくよ、ヒーリングジュエル‼️」
パンプが飛ばした緑色の宝石がジャンの傷口に入り込む。

「やりましたわ、ジャンさんの傷がなくなりました。すごいですわパンプさん」
「えへへ、どんなもんだい」
ジャンは飛び起きた
「いでででで、ア"ア"ア"ァ」
ジャンの傷は治ったが無理やり傷口に宝石をぶち込んだ痛みがあるようだ。

「あれ、やっぱり完全に真似は出来なかったかな」
「イテテ、まぁ傷は治った、ありがとうパンプ」
「おう、早速あの魔獣達をやっつけようぜ」
「うん」
ジャンとパンプは戦う準備をする。

「私達も行くわよ、白夜」
「ええ、息を合わせますわよ」
白夜がは大鎌を展開し、ローズに呪力を与える
「呪術纏い」
ローズの体が禍々しく輝きだす

「ブーストジュエル‼️」
ジャンの髪も赤く輝きだす
「パンプ、僕の魔力は残り少ない。魔銃の方にそれ出来るか?」
「おう、いくぜもういっちょ」
パンプは赤い宝石を魔銃に打ち込む
魔銃はハンドガンからライフルのような形状に変化する

「ジャン、オレお前とパートナーで良かったぞ」
「いきなりどうしたのパンプ」
「良いじゃん、エヘヘ」
「お喋りはそこまでにして行きますわよ」
「うん!」
「おう!」
「ええ!」
ジャン達は魔獣の軍勢に飛び込む

 ジャンは魔銃の引き金を引くと弾が連射され、ドンドン魔獣を蹴散らしていく。
「連射ができるのか、使いやすい」
ジャンは感心している。

「はぁぁぁ‼️」
白夜は瓦礫を飛ばし、飛んでいる魔獣を撃ち落とし、切り裂く。

「怨みの一撃❗️」
ローズは呪力を纏った小さな拳で魔獣を粉砕する。

「ファイアジュエル❗️」
パンプが投げた赤い宝石が砕けると炎が飛び出し魔獣達は燃える。

「セット‼️」
ジャンはマガジンに魔力を注ぐ。
「呪力開放」
白夜は大鎌を浮かせ、回転させる。大鎌は月のように輝き出す。
「白夜を傷つけた怨み❗️」
ローズからおぞましいオーラが出る。
「良いとこと思いついたぞ」
閃いたパンプは巨大な宝石を作る。

「フル...バースト‼️」
ライフル形状の魔銃の銃口から高熱火球が連射される。
呪鎌月斬フルムーンサイズ❗️」
満月のように輝く大鎌が白夜の指の動きに合わせて、空を舞う。
「悪霊の祟り!!」
ローズから悪霊達の魂が飛び出す。
「ヒーリングジュエル!」
パンプは空高く緑色の宝石を飛ばす。

魔獣は全て消え去る。
パンプのヒーリングジュエルが裂けた空を塞ぐ。

ジャンと白夜は倒れる、力を使いすぎて疲れているのだろう。

「ハハハッ、パンプ凄いじゃないか、これで魔獣はもう来ないよ」
ジャンの髪の色が元に戻る
「どうだ、オレが考えたんたぜ」
「パンプの癖にやるじゃない」
「フフッ、ひとまずこれで終わりですわ、もう体ピクリとも動きませんわ」

みんなで寝そべりながら笑う

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