僕と精霊

一般人

文字の大きさ
上 下
21 / 193
怒涛の入学編 4月8日〜4月18日

第10.5話 精霊は学ぶ

しおりを挟む
 ジャン達が武器訓練を行なう、少し前、
パンプ達、精霊は1-Aの教室で待機をしていた。
 
「なぁなぁ、特別授業って何やるんだ?」
パンプは机をバンバン叩きながら言う

「もう💢パンプうるさいわよ、パンプ」
ローズがパンプに怒鳴る。
「だってだってローズ、待ってろって言われてもうずっと何もないんだぞ」
「パンプさんまだ5分しか経ってないですよ」
ツイスターが呆れながらパンプに言う。

「ジャン達大丈夫かなぁ、なんか嫌な予感がするんだよ」
パンプはソワソワしている
「大丈夫ですよパンプさん、ジャンさんもザル様達もしっかりやっているはずです」
メイデンがパンプを励ます

「はい皆さん席に着いてください」
教室に青い肌をした人型の精霊がは入って来た。
「やっと来た、早く特別授業やろ、やろ、あれ?誰?」
パンプははしゃぎながらその精霊に問う。
「私は貴方達、精霊の担任教師、ウィリムです。人間界に来て早110年、人間界については私にお聞きください。」
ウィリムは軽くお辞儀をした。

「ウィリム先生、特別授業って何するの?」
パンプは聞いた。
「まぁ、落ち着いてくださいパンプ君、今から特別授業を始めますから」
ウィリムがそう言うと指から煙を出した。
煙は教室を包み込むと、教室は荒野に変わった。
「な、何だコレ、姉ちゃんオレ怖い」
「私もですスカルド、私から離れないでくださいね」
スカルドとツイスターは手を繋ぐ。
その瞬間、火球が二人に向かって飛んでくる

「危ない❗️2人とも」
グライドは素早く飛び、スカルド達を救う
「サ、サンキュー」
「ありがとうございますグライドさん」

 今度はデカイ怪鳥の大群が飛んできた。
「まずいでね、一気に片付けます」
カブリラは翼を1枚つまみ取り弓に変化させ、構える。

「エンジェルアロー!!」
無数の矢が飛ぶ
「ホーンバスター!」
メイデンが突っ込む
「ウィングショット!」
グライドが羽ばたく
「アイスボール!」
ボノムが勢い良く氷を飛ばす
「ポルターガイスト!」
「ジュエルシールド!」 
ローズとパンプが衝撃に備え、壁を作る。

しかし、攻撃は全て怪鳥の群れをすり抜ける
「どうなってんだ?」
スカルドが動揺する

「ご安心を」
ウィリムが皆に声を掛ける
「これは過去の戦争を映像化したモノです」
「どういう事だ?」
パンプガード聞くとウィリムは答える。
「これが特別授業です。貴方達には発展戦争を体験してもらいます」

しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

貧弱の英雄

カタナヅキ
ファンタジー
この世界では誰もが生まれた時から「異能」と「レベル」呼ばれる能力を身に付けており、人々はレベルを上げて自分の能力を磨き、それに適した職業に就くのが当たり前だった。しかし、山奥で捨てられていたところを狩人に拾われ、後に「ナイ」と名付けられた少年は「貧弱」という異能の中でも異質な能力を身に付けていた。 貧弱の能力の効果は日付が変更される度に強制的にレベルがリセットされてしまい、生まれた時からナイは「レベル1」だった。どれだけ努力してレベルを上げようと日付変わる度にレベル1に戻ってしまい、レベルで上がった分の能力が低下してしまう。 自分の貧弱の技能に悲観する彼だったが、ある時にレベルを上昇させるときに身に付ける「SP」の存在を知る。これを使用すれば「技能」と呼ばれる様々な技術を身に付ける事を知り、レベルが毎日のようにリセットされる事を逆に利用して彼はSPを溜めて数々の技能を身に付け、落ちこぼれと呼んだ者達を見返すため、底辺から成り上がる―― ※修正要請のコメントは対処後に削除します。

お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……

karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。

エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~

シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。 主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。 追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。 さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。 疫病? これ飲めば治りますよ? これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

転生したら最強種の竜人かよ~目立ちたくないので種族隠して学院へ通います~

ゆる弥
ファンタジー
強さをひた隠しにして学院の入学試験を受けるが、強すぎて隠し通せておらず、逆に目立ってしまう。 コイツは何かがおかしい。 本人は気が付かず隠しているが、周りは気付き始める。 目立ちたくないのに国の最高戦力に祭り上げられてしまう可哀想な男の話。

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

処理中です...