僕と精霊

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怒涛の入学編 4月8日〜4月18日

第2話 僕とクラスメイト

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 入学式から1日ジャンのクラスでは自己紹介が行われていた。

「私はこのクラスの担任になったケンナリ・ムワリムだ、授業を全般的に担当するよろしく。今から点呼をする、呼ばれた生徒は自己紹介と得意な魔法を見せてくれ、ちなみに私の得意魔法は」
そう言うとケンナリ先生は自分の腕をへし折った、「グシャ」と教室に鈍い音が鳴り響く
生徒は皆、驚愕している。思わず手で顔を伏せる人、中には吐きそうになっている人もいた。

「ハハハ、安心してくれみんな」
そう言う先生の折れた腕は元に戻っていた
「そう私の得意魔法は回復魔法だ、このようにどんな傷も瞬時に治すことができる」
 
 回復ができるとはいえ、自分の腕を折り、笑ってられる先生の狂気に生徒達はドン引きをしたが先生は気にせずに
「それとコイツか俺の精霊ウールだ」
先生の近くプワプワと浮く小さな羊がいた
「メェー」
「よろしく頼む、それでは点呼をする」

「アンジェ・ウリエラ」
「はい、アンジェ・ウリエラです。私のことはウリエラと呼んでください。得意魔法は光魔法です。細かい明るさの調整が可能ですよろしくお願いします」

 ウリエラは5本の指からそれぞれ違う明るさの小さな光の球を出していた。
(なんだかあの光を見ていると心が落ち着く)
ジャンは光に見惚れていた

「次、ラート・ベクトル」
「うい、ラート・ベクトルでーす。まぁ呼び方はなんでもいいよー。得意魔法は氷魔法でー。イメージした形に氷を作ることが出来まーす。よろしく」
ラートは上機嫌な様子で指から出した氷で彫刻を作って、席に戻った。

「次、レート・ベクトル」
「は、はいレート・ベクトルです。ラートとは双子の兄弟で僕が弟です。得意な魔法は...えっと、風魔法です。風を使って空を飛べます。よ、よろしくお願いします」
兄とは真逆なレートはふわふわ宙に浮く姿を披露し、席に戻った。

「次、アドロン・ジーナス」
「はい、アドロン・ジーナスです。わ、私はえっと...何でもないです。俺は魔法で体を武器に変えることが出来る。妹を傷つける奴は許さない。まぁよろしく頼むよ。」
(妹思いのいいお兄さんなんだな)
ジャンは感心をした。
(アイツ、何かヤバイ感じがするな)
ザルは少し怪しがっている。

「次、リベラ」
「はい、リベラと申します。リベラは花が大好きです。リベラは植物魔法が得意です。あ、あと植物と会話が出来ます。よろしくお願いします。」
そう言うと彼女はささっと席に戻った。
ジャンはリベラから不思議な魔力を感じた。

「次、ザル・ガンドル」
「ハイッ、ザル・ガンドルです。みんなとは早く仲良くなりたいです。得意魔法は水魔法で水を使って硬いでも真っ二つにすることが出来る刃を作れます。よろしくお願いします。」
ザルは水の刃で教卓の近くにあった椅子を真っ二つにした見せた。
「ありゃりゃ、流石に壊れた物は回復できないな」
ケンナリ先生は参ったなという顔で言った 
(入学式のときに不良に使った魔法はこれか)

「次、スフール・白夜びゃくや
「はい、スフール・白夜でございます。白夜と呼んでください。わたくしの得意魔法は魔法というより、呪術という物です。主に物に魂を込め動かすことが出来ます。」
(異国の魔法みたいなものかな)
ジャンが感心していると、さっきザルが真っ二つにした椅子が動き出しザルの方へ飛んでいった、
「わぁぁ‼️ごめんって、もう物を雑にしないから許して」
ザルは驚きながら謝罪をすると椅子はその場にパタンと落ちた。

「最後、ジャン・バーン」
「ジャン・バーンです。僕の得意魔法は炎です。炎を色んな形で飛ばすことや熱くない炎を作ることが出来ます。この学校に入学することをずっとワクワクしていました。よろしくお願いします。」
(よし、上手く自己紹介できたな)
ジャンは満足しながら席に戻った。

「以上8名、これで自己紹介は終わりだ。これから3年間クラスメイトみんな仲良く生活するんだぞ」

 こうして自己紹介も終わり僕らは正式にクラスメイトになった。
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