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大木の魔女編
第51話 生まれ変わる命
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両国から植人族達が生やした植物が完全に消え去った
「終わったようだな」
「ああ、これでまた平和が訪れる」
龍神達は空の上から国を見下ろしながら龍神町に戻る
「オレなんもしてないー!」
パンプは悔しがる
「まぁまぁ良いじゃないの、解決したんだしさ」
ジャンはパンプをなだめる
「今回は楽で良かったわ、なんか当たりくじを引いちゃったみたいね、ラッキー」
ローズはクスクス笑う
「何が楽よ、こんな事もうこりごりよ」
白夜はため息をつく
「ふわぁ~それにしても腹減ったし眠いぜ」
ラートは大きなあくびをする
「こっちに帰って来てからまともに休めていませんからねぇ」
ボノムも少し疲れている
「腹減ったー!早くアミィの卵焼き食いてーよ!」
パンプは大声を上げる
「ほら、コレで我慢しろよ」
ジャンはポケットから非常食を取り出してパンプに渡す
「おお!いただきまーす!」
パンプは非常食に勢いよく食らいつく
「アンタだけずるいわ!」
「そうですぜ!」
ローズとボノムは文句を言う
「2人ともわがまま言わないの...」
白夜はそう言いながら寝てしまう
「もう白夜ったら、こんな所で寝ないでよ、って!ラートもジャンも寝ちゃったの!?」
「ありゃりゃ」
ジャンとラートも寝ていた
「なぁみんなで分けようぜ」
パンプは非常食を3等分にしてローズとボノムに渡す
「パンプ、アンタ...」
「パンプ...」
「「成長してる...!?」」
2人は感心する
「ああ?ただ分けただけだろ‼️」
パンプは怒鳴る
「さぁフェリフェリ、みんな、最後の仕上げよ」
「はい姉様」
「「「はーい!」」」
リベラが手を挙げると大量の植人族の種が飛んで来た
「おいリベラ、それなんだ?」
パンプはリベラの周りくるくる回る
「これは家族みんなの種、これさえあればみんなが復活できるの」
リベラは皆と手分けをして種を植える
「じゃあ、ジャン達が倒したヤツも復活するの?」
パンプは種を見ながら言う
「ええそうね」
「でもそれじゃあまた同じ事の繰り返しなんじゃないの?」
ローズは疑問を浮かべる
「それは大丈夫、リベラがしっかり教育し直すから」
リベラは切なそうに種を植える
「それってつまり」
ボノムは何かを察する
「ええ、みんな種になる前の記憶は無くなるわ」
リベラはそう言って種を植える
「それじゃあ死んだも同然じゃないの!」
「罪を犯せば当然罰が下される、何かを奪えばいつか自分も何かを奪われる、これも自然の摂理、仕方ない事、でもこの子達は死んだ訳じゃない、生まれ変わるの」
種を植え終えたリベラは地面に養分を分け与える
「ねぇねぇ、ここからどうなるの?」
「にぃにぃ達どうなっちゃうの?」
子供達は興味津々だ
「まぁ見てて」
リベラがそう言うと地面から植人族の子供が生まれる
「ねぇねぇ!」
「ねぇねぇ!」
「ねぇねぇ!」
生まれたばかりの子供達はリベラの方によちよち歩く
「フェリーは次女になったのですか?」
フェリフェリは弟を抱き上げる
「ええラリベルも生まれ変わっちゃったからそうなるわね」
リベラは生まれたばかりで驚いて泣いている弟を慰める
「あー‼️」
突然フェリフェリは声を上げる
「どうしたの?」
「忘れてた、大変姉様!フリー兄様がまだ居ました!実は今回の騒動の首謀者は兄様なんです!」
「フリーが首謀者!?何故それを早く言わなかったの!」
リベラはフェリフェリを叱る
「ごめんなさい、ドタバタしてて忘れてました」
「今度からはそういう事はもっと早く言ってよ!フリーは家族の中でも1番強い、ハッキリ言ってリベラ達だけでは止められない」
リベラは焦り始める
「グワァァァ‼️」
突然植人族の男が地面に突き刺さる
「「え?」」
2人は腰を抜かす
「お前ら!コイツの仲間だな?全員まとめて倒してやるからかかって来な」
朝日の方から女性が指をポキポキと鳴らしながら歩いてくる
「これはフリー兄様!?兄様がやられるなんて相手はなんてヤツなの」
フェリフェリは地面に埋まってしまったフリーを引っ張り上げる
「あれ?あの人って」
リベラは女性の顔を覗いて驚く
「あっ!師匠~‼️」
パンプは女性に抱き付く
「あら?パンプちゃんだ!帰って来てたの~!可愛い弟子❗️よく帰って来た!」
女性はサラだった
「あー!パンプのお師匠さんだ!」
「なんでこんな所に?」
ローズとボノムもサラのそばに寄る
「パンプちゃんのお友達も帰って来てたのか、みんなも可愛いな」
サラはパンプ達の頭をワシワシと撫でる
「師匠は元気だった?」
パンプは嬉しそうにサラに聞く
「もちろん私は元気だったよ、パンプちゃんは病気にならなかった?」
「うん!元気だった!オレらスッゴイ旅をしたんだ!」
「そっかー!じゃあ今度土産話を聞かせて」
「良いよ!」
パンプは目を輝かせる
「パンプは本当にお師匠さんが好きよね」
ローズはいつも以上に嬉しそうなパンプを見て言う
「だって師匠はすっごく強いんだぜ、共鳴して組み手をしても1回も勝ったことがないんだ、あと優しい」
「ちょっとやめてよ~照れちゃう」
サラはぎゅっとパンプを抱きしめる
「兄様!兄様!」
「ん、フェリフェリか...完敗だ、我々は人間に勝てない...すまぬ姉様...」
フリーはフェリフェリの膝の上で悔しがる
「フリー後でお説教よ、今はゆっくり体を休めなさい」
リベラはそう言い残して大木の方へ行ってしまう
「終わったようだな」
「ああ、これでまた平和が訪れる」
龍神達は空の上から国を見下ろしながら龍神町に戻る
「オレなんもしてないー!」
パンプは悔しがる
「まぁまぁ良いじゃないの、解決したんだしさ」
ジャンはパンプをなだめる
「今回は楽で良かったわ、なんか当たりくじを引いちゃったみたいね、ラッキー」
ローズはクスクス笑う
「何が楽よ、こんな事もうこりごりよ」
白夜はため息をつく
「ふわぁ~それにしても腹減ったし眠いぜ」
ラートは大きなあくびをする
「こっちに帰って来てからまともに休めていませんからねぇ」
ボノムも少し疲れている
「腹減ったー!早くアミィの卵焼き食いてーよ!」
パンプは大声を上げる
「ほら、コレで我慢しろよ」
ジャンはポケットから非常食を取り出してパンプに渡す
「おお!いただきまーす!」
パンプは非常食に勢いよく食らいつく
「アンタだけずるいわ!」
「そうですぜ!」
ローズとボノムは文句を言う
「2人ともわがまま言わないの...」
白夜はそう言いながら寝てしまう
「もう白夜ったら、こんな所で寝ないでよ、って!ラートもジャンも寝ちゃったの!?」
「ありゃりゃ」
ジャンとラートも寝ていた
「なぁみんなで分けようぜ」
パンプは非常食を3等分にしてローズとボノムに渡す
「パンプ、アンタ...」
「パンプ...」
「「成長してる...!?」」
2人は感心する
「ああ?ただ分けただけだろ‼️」
パンプは怒鳴る
「さぁフェリフェリ、みんな、最後の仕上げよ」
「はい姉様」
「「「はーい!」」」
リベラが手を挙げると大量の植人族の種が飛んで来た
「おいリベラ、それなんだ?」
パンプはリベラの周りくるくる回る
「これは家族みんなの種、これさえあればみんなが復活できるの」
リベラは皆と手分けをして種を植える
「じゃあ、ジャン達が倒したヤツも復活するの?」
パンプは種を見ながら言う
「ええそうね」
「でもそれじゃあまた同じ事の繰り返しなんじゃないの?」
ローズは疑問を浮かべる
「それは大丈夫、リベラがしっかり教育し直すから」
リベラは切なそうに種を植える
「それってつまり」
ボノムは何かを察する
「ええ、みんな種になる前の記憶は無くなるわ」
リベラはそう言って種を植える
「それじゃあ死んだも同然じゃないの!」
「罪を犯せば当然罰が下される、何かを奪えばいつか自分も何かを奪われる、これも自然の摂理、仕方ない事、でもこの子達は死んだ訳じゃない、生まれ変わるの」
種を植え終えたリベラは地面に養分を分け与える
「ねぇねぇ、ここからどうなるの?」
「にぃにぃ達どうなっちゃうの?」
子供達は興味津々だ
「まぁ見てて」
リベラがそう言うと地面から植人族の子供が生まれる
「ねぇねぇ!」
「ねぇねぇ!」
「ねぇねぇ!」
生まれたばかりの子供達はリベラの方によちよち歩く
「フェリーは次女になったのですか?」
フェリフェリは弟を抱き上げる
「ええラリベルも生まれ変わっちゃったからそうなるわね」
リベラは生まれたばかりで驚いて泣いている弟を慰める
「あー‼️」
突然フェリフェリは声を上げる
「どうしたの?」
「忘れてた、大変姉様!フリー兄様がまだ居ました!実は今回の騒動の首謀者は兄様なんです!」
「フリーが首謀者!?何故それを早く言わなかったの!」
リベラはフェリフェリを叱る
「ごめんなさい、ドタバタしてて忘れてました」
「今度からはそういう事はもっと早く言ってよ!フリーは家族の中でも1番強い、ハッキリ言ってリベラ達だけでは止められない」
リベラは焦り始める
「グワァァァ‼️」
突然植人族の男が地面に突き刺さる
「「え?」」
2人は腰を抜かす
「お前ら!コイツの仲間だな?全員まとめて倒してやるからかかって来な」
朝日の方から女性が指をポキポキと鳴らしながら歩いてくる
「これはフリー兄様!?兄様がやられるなんて相手はなんてヤツなの」
フェリフェリは地面に埋まってしまったフリーを引っ張り上げる
「あれ?あの人って」
リベラは女性の顔を覗いて驚く
「あっ!師匠~‼️」
パンプは女性に抱き付く
「あら?パンプちゃんだ!帰って来てたの~!可愛い弟子❗️よく帰って来た!」
女性はサラだった
「あー!パンプのお師匠さんだ!」
「なんでこんな所に?」
ローズとボノムもサラのそばに寄る
「パンプちゃんのお友達も帰って来てたのか、みんなも可愛いな」
サラはパンプ達の頭をワシワシと撫でる
「師匠は元気だった?」
パンプは嬉しそうにサラに聞く
「もちろん私は元気だったよ、パンプちゃんは病気にならなかった?」
「うん!元気だった!オレらスッゴイ旅をしたんだ!」
「そっかー!じゃあ今度土産話を聞かせて」
「良いよ!」
パンプは目を輝かせる
「パンプは本当にお師匠さんが好きよね」
ローズはいつも以上に嬉しそうなパンプを見て言う
「だって師匠はすっごく強いんだぜ、共鳴して組み手をしても1回も勝ったことがないんだ、あと優しい」
「ちょっとやめてよ~照れちゃう」
サラはぎゅっとパンプを抱きしめる
「兄様!兄様!」
「ん、フェリフェリか...完敗だ、我々は人間に勝てない...すまぬ姉様...」
フリーはフェリフェリの膝の上で悔しがる
「フリー後でお説教よ、今はゆっくり体を休めなさい」
リベラはそう言い残して大木の方へ行ってしまう
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