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大木の魔女編
第37話 ジャン、兄になる
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ジャン達は状況を整理していた
「何故か僕らは帰って来れて、神様とも連絡がつかない」
「こっちの世界には変な植物が成長を始めて、街の人達はほとんど避難した」
ザルはおはじきを使って図を作る
「あれ?母さん!セバスは?」
ジャンはセバスを探す
「セバスさんならお姉ちゃん達と調査に行ったわ、そうだ!ジャン!あなたルナちゃんをまだ見てないわよね?」
アミィは料理をしている
「ルナちゃん?」
ジャンは首を傾ける
「そうよあなたの妹、5月に産まれたのよ、最近首も座ってきてちょっと早いけどハイハイも出来るようになったのよ」
アミィは嬉しそうに話す
「ジャン!見に行こうぜ!」
パンプはジャンの手を引っ張る
「私も行く!」
ローズ達もついて行く
「僕も見に行く」
レートも行く
「マスター、あまり刺激してはいけませんよ」
「そうだぜお前は子供に懐かれないからな」
グライドとラートは忠告する
「分かってるよ、ただ見るだけだって」
「大丈夫ですかね」
ガブリラは心配する
ジャンは遂に妹と対面する時がやってきたのだ
「ジャン君久しぶり!旅はどうだった?今度話聞かせてよ」
サクライはルナを抱っこしてあやしてる
「この子が僕の妹」
「ほら抱いてみな」
サクライはジャンにルナを渡す
「うわぁ」
ジャンはルナの顔をよく見る
「初めてなのに泣かれないなんてやるじゃん」
サクライはにやける
「ぶわぁ!」
「いちちちっ」
ルナはジャンの鼻をつねる
「アンタの妹のくせにかわいいじゃないの」
「ちっちゃいな」
ローズとパンプは初めて見る人間の赤ん坊をまじまじと見る
「ふふ可愛い」
白夜はルナの小さなほっぺをツンと触る
「きゃきゃ!」
ルナはくすぐったそうに笑う
「ルナちゃ~ん、ないないバァ~!」
「うーう❗️」
突然ルナの手から巨大な火球が放たれレートを燃やす
「ギャアア‼️」
レートは自分の周りに風を吹かせて炎を消す
「え?」
「げっ!」
「なっ!」
「まぁ!」
ジャン達は目を疑う
「パンプ、レートの治療を」
「お、おう」
「コレが赤ん坊の魔力なの...」
「ジャンさんの家族はやっぱり凄いですね」
「あ!言い忘れてたけどその子、ビックリすると魔法使っちゃうから気をつけてね~」
サクライは奥の部屋へ行ってしまう
(((早く言ってよ...)))
ジャンは優しくルナの頭を撫でる
「な、なぁ待ってくれよロア、悪かったってもう絶対に離れないからよ」
スカルドは必死に弁解している
「うそ!ロアの事また1人にするんでしょ!」
ロアは拗ねながら下の階へ向かう
「おいスカルド何やってんだ?」
ザルは声をかける
「ああ、ちょっとな...」
スカルドは経緯を説明する
「少し難しいな」
ザルは頭をかく
「てかアドロンって分裂出来たのかよ」
「器用な体ですな」
ラート達は感心している
「ここは私に任せてください」
ウリエラはロアの下へ向かう
「すまねぇ」
スカルドは申し訳なさそうに頭を下げる
「そういえばリベラは何処ですか?」
ガブリラはメイデンに聞く
「ガブリラさん達と一緒に居たのではないのですか?」
「いえ、ずっと前の方に居たと思ったのですが、ちょっと探して来ます」
ガブリラは外へ出る
「気をつけるんだぞ」
ザルはガブリラを見送る
「妹か、なんか実感湧かないな」
「あうぅ」
ジャンはハイハイをするルナを見つめている
「時間が経てば湧いてきますよ、私も最初はよく分かりませんでした」
白夜は懐かしそうに妹の誕生を思い出す
「僕も弟か妹が欲しいな、うわっ!」
レートはルナに触ろうとするがまた火だるまにされかける
「アンタほんとに嫌われてんのね」
ローズは呆れてる
「オレにも弟とか居んのかな?」
パンプは珍しくしんみりしている
「我がいるではないか兄上」
イグニートはジャンの体から飛び出して来る
「うわっ!お前勝手に出れんの?」
「慣れれば容易い事です」
イグニートは一礼する
「確かにお前はオレの弟だけどよ、オレ生まれてから本当の家族と会ったことがないんだよ、ローズは居たのか?」
パンプは寂しそうに聞く
「弟が居たわ、死んじゃったけど...良い子だったわ」
ローズも少ししんみりとする
「ごめん...」
パンプは謝る
「仕方ないことよ、私達ドールの里は紛争地域なんだもの仕方ないわ...」
「うーう!」
ルナはローズの服を引っ張る
「ごめんね~ちょっと暗い話しちゃったね~」
ローズはルナを抱き上げる
「きゃきゃきゃ!」
「まぁとりあえずおめでとうお兄ちゃん」
レートはジャンの背中を叩く
「ヘヘっ、ありがと」
魔法軍の国から少し離れた草原
リベラともう1人植物ような男が居た
「やっと、やっと会えましたねリベラ姉様、皆が待っております、さぁ」
男はリベラに手を差し伸べる
「リベル、お姉ちゃん言ったでしょ?リベラ達は人間とも精霊とも仲良くしなきゃ駄目って」
リベラは男の手を払う
「何を甘い事を!姉様は忘れたのですか!愚かな人間によって父と母は殺されたのですよ!」
リベルは拳を握る
「お父様も人間ですよ、この行為はお父様の意思に反します」
リベラは必死に訴える
「姉様がリベル達に協力しないと言うのならリベルが愚かな人類を滅ぼしてみせます、では!」
リベルは悔しそうに科学軍の国の方へ歩いて行く
「困った弟達ね」
リベラはため息をつく
「リベラ!何をしていたんですか」
ちょうどのタイミングでガブリラがやって来る
「ガブリラさん?」
リベラは振り向く
「心配しましたよ、気づいたら居なくなっていたんですから、さぁ戻りますよ」
ガブリラはリベラをアドロンの家へ運ぶ
「何故か僕らは帰って来れて、神様とも連絡がつかない」
「こっちの世界には変な植物が成長を始めて、街の人達はほとんど避難した」
ザルはおはじきを使って図を作る
「あれ?母さん!セバスは?」
ジャンはセバスを探す
「セバスさんならお姉ちゃん達と調査に行ったわ、そうだ!ジャン!あなたルナちゃんをまだ見てないわよね?」
アミィは料理をしている
「ルナちゃん?」
ジャンは首を傾ける
「そうよあなたの妹、5月に産まれたのよ、最近首も座ってきてちょっと早いけどハイハイも出来るようになったのよ」
アミィは嬉しそうに話す
「ジャン!見に行こうぜ!」
パンプはジャンの手を引っ張る
「私も行く!」
ローズ達もついて行く
「僕も見に行く」
レートも行く
「マスター、あまり刺激してはいけませんよ」
「そうだぜお前は子供に懐かれないからな」
グライドとラートは忠告する
「分かってるよ、ただ見るだけだって」
「大丈夫ですかね」
ガブリラは心配する
ジャンは遂に妹と対面する時がやってきたのだ
「ジャン君久しぶり!旅はどうだった?今度話聞かせてよ」
サクライはルナを抱っこしてあやしてる
「この子が僕の妹」
「ほら抱いてみな」
サクライはジャンにルナを渡す
「うわぁ」
ジャンはルナの顔をよく見る
「初めてなのに泣かれないなんてやるじゃん」
サクライはにやける
「ぶわぁ!」
「いちちちっ」
ルナはジャンの鼻をつねる
「アンタの妹のくせにかわいいじゃないの」
「ちっちゃいな」
ローズとパンプは初めて見る人間の赤ん坊をまじまじと見る
「ふふ可愛い」
白夜はルナの小さなほっぺをツンと触る
「きゃきゃ!」
ルナはくすぐったそうに笑う
「ルナちゃ~ん、ないないバァ~!」
「うーう❗️」
突然ルナの手から巨大な火球が放たれレートを燃やす
「ギャアア‼️」
レートは自分の周りに風を吹かせて炎を消す
「え?」
「げっ!」
「なっ!」
「まぁ!」
ジャン達は目を疑う
「パンプ、レートの治療を」
「お、おう」
「コレが赤ん坊の魔力なの...」
「ジャンさんの家族はやっぱり凄いですね」
「あ!言い忘れてたけどその子、ビックリすると魔法使っちゃうから気をつけてね~」
サクライは奥の部屋へ行ってしまう
(((早く言ってよ...)))
ジャンは優しくルナの頭を撫でる
「な、なぁ待ってくれよロア、悪かったってもう絶対に離れないからよ」
スカルドは必死に弁解している
「うそ!ロアの事また1人にするんでしょ!」
ロアは拗ねながら下の階へ向かう
「おいスカルド何やってんだ?」
ザルは声をかける
「ああ、ちょっとな...」
スカルドは経緯を説明する
「少し難しいな」
ザルは頭をかく
「てかアドロンって分裂出来たのかよ」
「器用な体ですな」
ラート達は感心している
「ここは私に任せてください」
ウリエラはロアの下へ向かう
「すまねぇ」
スカルドは申し訳なさそうに頭を下げる
「そういえばリベラは何処ですか?」
ガブリラはメイデンに聞く
「ガブリラさん達と一緒に居たのではないのですか?」
「いえ、ずっと前の方に居たと思ったのですが、ちょっと探して来ます」
ガブリラは外へ出る
「気をつけるんだぞ」
ザルはガブリラを見送る
「妹か、なんか実感湧かないな」
「あうぅ」
ジャンはハイハイをするルナを見つめている
「時間が経てば湧いてきますよ、私も最初はよく分かりませんでした」
白夜は懐かしそうに妹の誕生を思い出す
「僕も弟か妹が欲しいな、うわっ!」
レートはルナに触ろうとするがまた火だるまにされかける
「アンタほんとに嫌われてんのね」
ローズは呆れてる
「オレにも弟とか居んのかな?」
パンプは珍しくしんみりしている
「我がいるではないか兄上」
イグニートはジャンの体から飛び出して来る
「うわっ!お前勝手に出れんの?」
「慣れれば容易い事です」
イグニートは一礼する
「確かにお前はオレの弟だけどよ、オレ生まれてから本当の家族と会ったことがないんだよ、ローズは居たのか?」
パンプは寂しそうに聞く
「弟が居たわ、死んじゃったけど...良い子だったわ」
ローズも少ししんみりとする
「ごめん...」
パンプは謝る
「仕方ないことよ、私達ドールの里は紛争地域なんだもの仕方ないわ...」
「うーう!」
ルナはローズの服を引っ張る
「ごめんね~ちょっと暗い話しちゃったね~」
ローズはルナを抱き上げる
「きゃきゃきゃ!」
「まぁとりあえずおめでとうお兄ちゃん」
レートはジャンの背中を叩く
「ヘヘっ、ありがと」
魔法軍の国から少し離れた草原
リベラともう1人植物ような男が居た
「やっと、やっと会えましたねリベラ姉様、皆が待っております、さぁ」
男はリベラに手を差し伸べる
「リベル、お姉ちゃん言ったでしょ?リベラ達は人間とも精霊とも仲良くしなきゃ駄目って」
リベラは男の手を払う
「何を甘い事を!姉様は忘れたのですか!愚かな人間によって父と母は殺されたのですよ!」
リベルは拳を握る
「お父様も人間ですよ、この行為はお父様の意思に反します」
リベラは必死に訴える
「姉様がリベル達に協力しないと言うのならリベルが愚かな人類を滅ぼしてみせます、では!」
リベルは悔しそうに科学軍の国の方へ歩いて行く
「困った弟達ね」
リベラはため息をつく
「リベラ!何をしていたんですか」
ちょうどのタイミングでガブリラがやって来る
「ガブリラさん?」
リベラは振り向く
「心配しましたよ、気づいたら居なくなっていたんですから、さぁ戻りますよ」
ガブリラはリベラをアドロンの家へ運ぶ
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