66 / 150
砂漠のオアシス カランマドラー
第28の旅 禁断のオアシス
しおりを挟む
神界
「困りましたどうしましょうか」
グランドールは1人悩んでいた
『どうしたグランドール、お前らしくないな』
グランドールの前にシャボン玉が現れる
「絶対神様!ご無沙汰しております!」
グランドールは土下座をしている
『いいよいいよ頭を上げて、ほら悩みを言ってごらんよ』
シャボン玉の絶対神はプカプカ陽気に浮かびながらグランドールに寄り添う
「はい、実は...」
グランドールはことの経緯を全て話す
『うーんそれは困ったなぁ、とりあえず2人とも罰は覚悟しといてねぇ~』
絶対神はそう言い残して消え去る
「申し訳ございません」
グランドールはしばらく土下座を続ける
G-6715
ジャン達は次の村を目指して砂漠のど真ん中を移動していた
「暑いぃ~!」
汗だくのパンプはジャンの膝の上でぐったりしている
「確かに此処は暑すぎる、何もやる気が出ないな」
ジャンも汗を流しながら襟元をばたつかせる
「それにしても何よ、この尋常じゃない暑さは!」
ローズはイライラしている
「仕方ないわ砂漠ですもの、全員分の夏服を買っといて良かったわ」
白夜はフランの髪をピンで上げている
「白夜様はこのような所に来た事があるのですか?」
フランは自分の腕にフーフー息を吹きかける
「ええ幼い頃に1度、その時もこんな風に暑くてもう2度と行きたくないって思ってたんだけど、みんなと一緒なら中々良いものですね」
白夜は少し笑う
「本当にこんな所に村なんてあんのかよ?暑さで見間違えたとかじゃないよな?」
クラムは少しジャンを疑う
「大丈夫だよ、この地図は絶対に信用できるから、ウリエラさんも大丈夫って言ってるし」
ジャンはもう一度地図を確認する
「天使様が言うんなら大丈夫か」
クラムは安心して外の景色を眺め始めると馬車が止まる
「どうしたレート?」
ザルは屋根上から声をかける
「馬達がバテちゃった!」
レートは疲れはてた馬達に風を吹いて人参を与えていた
「仕方ないパンプやるよ」
「仕方ないか」
ジャンとパンプの精霊石が輝き出すと2人の姿が変化する
「村まではすぐ近くだ、全速で向かうバイン‼️」
ジャンのコピーは白夜達を背負う
「しっかり捕まってろ、飛ばすぜ!」
4人のジャンは一斉に村に向かって走り出す
「フン‼️」
パンプは2頭の馬と馬車を持ち上げて移動を始める
「俺らも行くぞ」
ザルとメイデン、レートとグライドは共鳴をしてウリエラ達と共に空から村へ向かった
カランマドラー
まるでオアシスのようなこの村にジャン達は到着する
「此処で良いか」
ジャンは白夜達をパンプは馬車を降ろし、共鳴を解く、同時にコピー達も消え去る
「ふぅ、やっぱバインは負担が大きいなぁ」
ジャンはその場に座り込む
「お疲れ様です」
白夜は扇子でジャンをを扇ぐ
「そりゃそうだぜ、ありゃ元々物を複製する魔法で生き物に使うもんじゃないからな」
スカルドは苦笑いする
「確かにアレは人間技ではありませんね...どうやってるんですか?」
ツイスターは試しに聞いてみる
「なんとなくかな?やろうと思えば出来るよ、サラ姉も出来るし母さんも出来るよ」
ジャンは立ち上がる
「確かにあの方達なら出来てもおかしくありませんね」
「確かに」
「そうだよな」
ガブリラ達はアミィとサラの強さを思い出す
「あの親にして此の子ありって感じですね」
ツイスターは納得する
「それにしても凄いな此処、砂漠なのに植物がいっぱいだ!」
クラムは村中に生い茂る樹木を見回している
「この植物?この世界の物ではありませんね」
ウリエラはツタを調べている
「この世界には無い植物?」
ジャンもツタを調べてみる
「はい、これは私達の国にしか無い伝説の植物、龍樹木ですね」
「何その龍樹木って?聞いたことないよ」
ジャンは首を傾けるがクラムとフラン以外は驚いていた
「ジャン!去年習っただろ、昔の魔法使いが作った植物で凄く危険だから作り方も育て方も全部秘密にされてるってヤツだ!」
パンプは慌ててジャンに教える
「習ったっけそんな事?」
ジャンは中々思い出す事が出来ない
「確かその時ってジャン居なかったわよね」
ローズは思い出す
「あっそっか」
「とにかくこの植物は危険なんです、栽培方法を知っているのは私達ぐら...あぁ」
ウリエラは顔に手を当てる
「居ました、たった1人こんな芸当ができる人物が...」
と少しうんざりした顔が見える
「リベラさんの仕業ですねコレは..よくもまぁこんな禁忌を、バレたら即刻地獄行き決定ですよ」
ウリエラは天に祈る
「じゃあこの村にはリベラが居るってのか?」
「マジかよ!」
「リベラさんが!」
周りはクラムとフランを置いて盛り上がり始める
「な、なぁリベラっていうヤツもお前らの仲間なのか?」
クラムはジャンに聞く
「うん多分これで最後だね、リベラさんは植物を操る事ができるんだよ」
「あと植物と会話が出来るわ」
「見た目も植物に少し似てるしね」
白夜とローズは捕捉する
「なんか異常者みたいだな」
クラムはリベラの姿を想像してみる
「全然想像がつかない」
「うん」
クラムとフランは首を傾ける
「とりあえず村を回れば分かりますよ」
ウリエラは空を飛ぶ
「私も行ってきます」
ガブリラも行ってしまう
「僕はこの子達を見てるよ」
レートは馬を休ませている
「じゃあ僕達も行ってくるよ」
ジャン達も村の巡回を始める
砂漠のど真ん中だというのに畑や田んぼがあり農作物を主な食料にしているようだ
「本当に砂漠かよ」
ザルは農作業をしている村人達を見て言う
「なぁこの村にこの植物を生やしたヤツを知らないか?」
クラムはお婆さんに尋ねる
「おんめぇ!しつれいだべょ!女神様になんか用でもあるんか?」
独特な訛りにクラムは一瞬だけ驚く
「あ、ああ、その女神様?に会いたいんだよ、知ってるおばちゃん?」
クラムは質問を続ける
「知ってるも何もあの大木の頂上に女神様は住んでんよぉ」
お婆さんは村の中心にある巨大な木に指を差す
「あそこか、あんがと!」
クラムはジャン達にリベラの居場所を伝える
「困りましたどうしましょうか」
グランドールは1人悩んでいた
『どうしたグランドール、お前らしくないな』
グランドールの前にシャボン玉が現れる
「絶対神様!ご無沙汰しております!」
グランドールは土下座をしている
『いいよいいよ頭を上げて、ほら悩みを言ってごらんよ』
シャボン玉の絶対神はプカプカ陽気に浮かびながらグランドールに寄り添う
「はい、実は...」
グランドールはことの経緯を全て話す
『うーんそれは困ったなぁ、とりあえず2人とも罰は覚悟しといてねぇ~』
絶対神はそう言い残して消え去る
「申し訳ございません」
グランドールはしばらく土下座を続ける
G-6715
ジャン達は次の村を目指して砂漠のど真ん中を移動していた
「暑いぃ~!」
汗だくのパンプはジャンの膝の上でぐったりしている
「確かに此処は暑すぎる、何もやる気が出ないな」
ジャンも汗を流しながら襟元をばたつかせる
「それにしても何よ、この尋常じゃない暑さは!」
ローズはイライラしている
「仕方ないわ砂漠ですもの、全員分の夏服を買っといて良かったわ」
白夜はフランの髪をピンで上げている
「白夜様はこのような所に来た事があるのですか?」
フランは自分の腕にフーフー息を吹きかける
「ええ幼い頃に1度、その時もこんな風に暑くてもう2度と行きたくないって思ってたんだけど、みんなと一緒なら中々良いものですね」
白夜は少し笑う
「本当にこんな所に村なんてあんのかよ?暑さで見間違えたとかじゃないよな?」
クラムは少しジャンを疑う
「大丈夫だよ、この地図は絶対に信用できるから、ウリエラさんも大丈夫って言ってるし」
ジャンはもう一度地図を確認する
「天使様が言うんなら大丈夫か」
クラムは安心して外の景色を眺め始めると馬車が止まる
「どうしたレート?」
ザルは屋根上から声をかける
「馬達がバテちゃった!」
レートは疲れはてた馬達に風を吹いて人参を与えていた
「仕方ないパンプやるよ」
「仕方ないか」
ジャンとパンプの精霊石が輝き出すと2人の姿が変化する
「村まではすぐ近くだ、全速で向かうバイン‼️」
ジャンのコピーは白夜達を背負う
「しっかり捕まってろ、飛ばすぜ!」
4人のジャンは一斉に村に向かって走り出す
「フン‼️」
パンプは2頭の馬と馬車を持ち上げて移動を始める
「俺らも行くぞ」
ザルとメイデン、レートとグライドは共鳴をしてウリエラ達と共に空から村へ向かった
カランマドラー
まるでオアシスのようなこの村にジャン達は到着する
「此処で良いか」
ジャンは白夜達をパンプは馬車を降ろし、共鳴を解く、同時にコピー達も消え去る
「ふぅ、やっぱバインは負担が大きいなぁ」
ジャンはその場に座り込む
「お疲れ様です」
白夜は扇子でジャンをを扇ぐ
「そりゃそうだぜ、ありゃ元々物を複製する魔法で生き物に使うもんじゃないからな」
スカルドは苦笑いする
「確かにアレは人間技ではありませんね...どうやってるんですか?」
ツイスターは試しに聞いてみる
「なんとなくかな?やろうと思えば出来るよ、サラ姉も出来るし母さんも出来るよ」
ジャンは立ち上がる
「確かにあの方達なら出来てもおかしくありませんね」
「確かに」
「そうだよな」
ガブリラ達はアミィとサラの強さを思い出す
「あの親にして此の子ありって感じですね」
ツイスターは納得する
「それにしても凄いな此処、砂漠なのに植物がいっぱいだ!」
クラムは村中に生い茂る樹木を見回している
「この植物?この世界の物ではありませんね」
ウリエラはツタを調べている
「この世界には無い植物?」
ジャンもツタを調べてみる
「はい、これは私達の国にしか無い伝説の植物、龍樹木ですね」
「何その龍樹木って?聞いたことないよ」
ジャンは首を傾けるがクラムとフラン以外は驚いていた
「ジャン!去年習っただろ、昔の魔法使いが作った植物で凄く危険だから作り方も育て方も全部秘密にされてるってヤツだ!」
パンプは慌ててジャンに教える
「習ったっけそんな事?」
ジャンは中々思い出す事が出来ない
「確かその時ってジャン居なかったわよね」
ローズは思い出す
「あっそっか」
「とにかくこの植物は危険なんです、栽培方法を知っているのは私達ぐら...あぁ」
ウリエラは顔に手を当てる
「居ました、たった1人こんな芸当ができる人物が...」
と少しうんざりした顔が見える
「リベラさんの仕業ですねコレは..よくもまぁこんな禁忌を、バレたら即刻地獄行き決定ですよ」
ウリエラは天に祈る
「じゃあこの村にはリベラが居るってのか?」
「マジかよ!」
「リベラさんが!」
周りはクラムとフランを置いて盛り上がり始める
「な、なぁリベラっていうヤツもお前らの仲間なのか?」
クラムはジャンに聞く
「うん多分これで最後だね、リベラさんは植物を操る事ができるんだよ」
「あと植物と会話が出来るわ」
「見た目も植物に少し似てるしね」
白夜とローズは捕捉する
「なんか異常者みたいだな」
クラムはリベラの姿を想像してみる
「全然想像がつかない」
「うん」
クラムとフランは首を傾ける
「とりあえず村を回れば分かりますよ」
ウリエラは空を飛ぶ
「私も行ってきます」
ガブリラも行ってしまう
「僕はこの子達を見てるよ」
レートは馬を休ませている
「じゃあ僕達も行ってくるよ」
ジャン達も村の巡回を始める
砂漠のど真ん中だというのに畑や田んぼがあり農作物を主な食料にしているようだ
「本当に砂漠かよ」
ザルは農作業をしている村人達を見て言う
「なぁこの村にこの植物を生やしたヤツを知らないか?」
クラムはお婆さんに尋ねる
「おんめぇ!しつれいだべょ!女神様になんか用でもあるんか?」
独特な訛りにクラムは一瞬だけ驚く
「あ、ああ、その女神様?に会いたいんだよ、知ってるおばちゃん?」
クラムは質問を続ける
「知ってるも何もあの大木の頂上に女神様は住んでんよぉ」
お婆さんは村の中心にある巨大な木に指を差す
「あそこか、あんがと!」
クラムはジャン達にリベラの居場所を伝える
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説
せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
底辺おっさん異世界通販生活始めます!〜ついでに傾国を建て直す〜
ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
学歴も、才能もない底辺人生を送ってきたアラフォーおっさん。
運悪く暴走車との事故に遭い、命を落とす。
憐れに思った神様から不思議な能力【通販】を授かり、異世界転生を果たす。
異世界で【通販】を用いて衰退した村を建て直す事に成功した僕は、国家の建て直しにも協力していく事になる。
人生負け組のスローライフ
雪那 由多
青春
バアちゃんが体調を悪くした!
俺は長男だからバアちゃんの面倒みなくては!!
ある日オヤジの叫びと共に突如引越しが決まって隣の家まで車で十分以上、ライフラインはあれどメインは湧水、ぼっとん便所に鍵のない家。
じゃあバアちゃんを頼むなと言って一人単身赴任で東京に帰るオヤジと新しいパート見つけたから実家から通うけど高校受験をすててまで来た俺に高校生なら一人でも大丈夫よね?と言って育児拒否をするオフクロ。
ほぼ病院生活となったバアちゃんが他界してから築百年以上の古民家で一人引きこもる俺の日常。
――――――――――――――――――――――
第12回ドリーム小説大賞 読者賞を頂きました!
皆様の応援ありがとうございます!
――――――――――――――――――――――
巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【完結】元婚約者であって家族ではありません。もう赤の他人なんですよ?
つくも茄子
ファンタジー
私、ヘスティア・スタンリー公爵令嬢は今日長年の婚約者であったヴィラン・ヤルコポル伯爵子息と婚約解消をいたしました。理由?相手の不貞行為です。婿入りの分際で愛人を連れ込もうとしたのですから当然です。幼馴染で家族同然だった相手に裏切られてショックだというのに相手は斜め上の思考回路。は!?自分が次期公爵?何の冗談です?家から出て行かない?ここは私の家です!貴男はもう赤の他人なんです!
文句があるなら法廷で決着をつけようではありませんか!
結果は当然、公爵家の圧勝。ヤルコポル伯爵家は御家断絶で一家離散。主犯のヴィランは怪しい研究施設でモルモットとしいて短い生涯を終える……はずでした。なのに何故か薬の副作用で強靭化してしまった。化け物のような『力』を手にしたヴィランは王都を襲い私達一家もそのまま儚く……にはならなかった。
目を覚ましたら幼い自分の姿が……。
何故か十二歳に巻き戻っていたのです。
最悪な未来を回避するためにヴィランとの婚約解消を!と拳を握りしめるものの婚約は継続。仕方なくヴィランの再教育を伯爵家に依頼する事に。
そこから新たな事実が出てくるのですが……本当に婚約は解消できるのでしょうか?
他サイトにも公開中。
妹はわたくしの物を何でも欲しがる。何でも、わたくしの全てを……そうして妹の元に残るモノはさて、なんでしょう?
ラララキヲ
ファンタジー
姉と下に2歳離れた妹が居る侯爵家。
両親は可愛く生まれた妹だけを愛し、可愛い妹の為に何でもした。
妹が嫌がることを排除し、妹の好きなものだけを周りに置いた。
その為に『お城のような別邸』を作り、妹はその中でお姫様となった。
姉はそのお城には入れない。
本邸で使用人たちに育てられた姉は『次期侯爵家当主』として恥ずかしくないように育った。
しかしそれをお城の窓から妹は見ていて不満を抱く。
妹は騒いだ。
「お姉さまズルい!!」
そう言って姉の着ていたドレスや宝石を奪う。
しかし…………
末娘のお願いがこのままでは叶えられないと気付いた母親はやっと重い腰を上げた。愛する末娘の為に母親は無い頭を振り絞って素晴らしい方法を見つけた。
それは『悪魔召喚』
悪魔に願い、
妹は『姉の全てを手に入れる』……──
※作中は[姉視点]です。
※一話が短くブツブツ進みます
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げました。
現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる