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生徒会出張調査
調査ファイル7 報告会
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龍神学園 精霊の間
「学園長、ただいま戻りました...ハァハァ!」
ラッシュとルシェは満身創痍の状態で帰ってきた
「何があった!」
学園長は慌てて2人を迎える
「ダスト、レイラ回収不可、会長の半身は行方不明に我々は負傷...以上が今回の任務の報告です」
ルシェが報告を終えるとラッシュが悔しそうに床を殴る
「とりあえずご苦労、今すぐ救護班を手配する、あとは我々に任せてくれ」
学園長は救護班を呼ぶ
「ただいま参りました、さぁ2人共保健室に運ぶよ」
救護班は2人を眠らせ、保健室に運ぶ
「さてと、作戦を立てようではないか」
学園長は龍神の前に立つ
(ああ、だが最初に情報の整理だ)
2人は作戦会議を始める
バーン家
「なんで走って来たお前らが先についちまうんだか」
ユウスケは呆れながらアミィをベッドに寝かせる
「私達はどうすれば良い?」
サラはユウスケに聞く
「義姉さんはアミィの世話をセバスはルナを見守っていてくれ」
「はいよ」
「承知いたしました」
「アミィ様、ルナ様を」
セバスはアミィからルナを受け取る
「お願いね」
「ご安心をルナ様はわたくしがお守りいたします!」
「俺はちゃんとした育児カプセルを作る」
ユウスケは作業室に籠る
「さぁルナ様、もう安心ですよ」
セバスはルナをあやしながらふわふわの毛布で包む
ルナはすやすや眠っている
「アミィは無理するなよ、トイレ以外絶対にこの部屋を出さないからね」
サラは厳しくアミィを見張る
「ありがとお姉ちゃん...」
アミィはパタリと眠る
「ん?まさか」
サラはアミィのおでこに手を当てる
「凄い熱!タオル、タオル」
サラは濡らしたタオルを用意する
龍神学園 精霊の間
サクライは勢いよく扉を開ける
「なんだ!?」
学園長は驚き湯呑みを落としそうになる
「学園長!この人の処罰を!」
サクライは医者を投げる
「ヒ、ヒィ‼️」
(状況を説明してくれ)
龍神も困惑している
「このお医者さんが赤ちゃんをいじめてたの!」
ロアは医者に指を差しながら言う
「なんと!それは本当か!」
「はい、コイツはジャンの妹、ルナちゃんの魔力を自分の研究に利用しようと非人道的行為を行なっておりました」
シュンは説明をする
「そうか、では処罰を...」
学園長は医者の周囲に巨大な魔法陣を展開する
「な、なんだこれ!」
「法廷へ」
医者は部屋から消えた
「消えた...」
シュンは冷や汗をかく
「すごーい!もう1回!もう1回!」
ロアは拍手をしている
「安心せい、あの者を法廷へ送っただけだ、この国の裁判は記憶を読み取るから絶対、冤罪はありえん」
学園長は気楽に言う
「凄いなぁ」
シュンは素直に学園長を尊敬する
保健室
「んん、此処は?」
ルシェは目を覚ます
「先輩!良かった目が覚めたんですね!」
ランパはルシェに抱きつく
「ランパさん?」
「やっと起きたぁ!心配したんですよ!先輩達が帰って来たと思ったら保健室に運ばれててとにかく良かった」
ランパは一息つく
「すみません心配させたようで、ラッシュさんも近くに居るんですか?」
ルシェは起き上がる
「ああ!まだ起き上がらない方が良いですよ、安静にして下さい」
ランパはルシェを抑える
「安心してくださいラッシュ先輩なら屋上で風に当たってますよ、そういえば会長はどうなさったんですか?」
ランパの質問にルシェは黙り込む
「先輩...?」
ランパは少し間を空けて察する
「すみません」
「悪いのは私達です、会長は私達を助けるために1人であの植物に立ち向かって...」
ルシェは布団を強く握りしめる
「先輩?」
「私達って会長にとってはただの足枷なんですかね、私達が余計な事を言わなければ会長が分裂する事なく事態を収束させることができたはず、そうだというのに私達は...」
ルシェはベッドを叩く、そんな姿を見たランパは少しがっかりする
「先輩はレイラさんの事をどう思っているんですか?」
「...」
「ダスト先輩の事はどうでも良かったんですか?」
「...」
ルシェの態度にランパは痺れを切らす
「はぁ!呆れた、先輩ってどこまでヘタレなんですか!」
「ランパさん?」
ランパの豹変ぶりにルシェは驚く
「昨日からずっと!ナヨナヨ後悔ばかりしてばっかで!ちゃんと前を向いてくださいよ!」
ランパはルシェの肩をガッツリ掴む
「もう1度聞きますよ!先輩にとってレイラさんはなんなんですか!」
「と、友達で家族」
ルシェはやっと答える
「そうです!先輩にとってレイラさんは大切な存在なんです、だからそうやって大切なことの為に後悔するのは辞めてくださいよ」
ランパは必死にそう訴える
「でも...」
「ダメです!これ以上何かヘタレた事を言ったらぶちますよ!」
「すみません」
ルシェは自分の顔に手を当てる
(私ったら何やってんだか、後輩にこんな事言われたらやるしかないじゃないの!)
ルシェは立ち上がる
「すみません!私とした事が、大切な事を忘れていました、副会長として皆を引っ張らなくては、くっ!」
ルシェは脇腹を抑える
「大丈夫ですか!まだ安静にしてなきゃ」
ルシェはランパに支えられて自分の実力不足をつくづく痛感する
「何度もすみません」
「良いじゃないですか、助け合いですよ」
ランパはニッコリ笑う
バーン家 作業室
「よし!」
ユウスケは育児カプセルを完成させ、すぐにセバスの元へ向かう
「セバス!できたぞ!」
「では直ちに!」
セバスはそっと優しくルナを育児カプセルの中に入れる
育児カプセルが起動するとルナは少しずつ楽そうな顔になる
「ふぅとりあえず一安心かな」
ユウスケは安心をするとその場で寝てしまう
「お疲れ様です」
セバスはユウスケに布団をかけ、ルナを見守る
遊学町 研究所
「コイツからは中々良いエキスが採れたな」
人間の形をした植物が独り言をしている
「リベラ姉様お待ちください、このリベルが母と父の無念を晴らします」
植物はどんどん広がっていく
「学園長、ただいま戻りました...ハァハァ!」
ラッシュとルシェは満身創痍の状態で帰ってきた
「何があった!」
学園長は慌てて2人を迎える
「ダスト、レイラ回収不可、会長の半身は行方不明に我々は負傷...以上が今回の任務の報告です」
ルシェが報告を終えるとラッシュが悔しそうに床を殴る
「とりあえずご苦労、今すぐ救護班を手配する、あとは我々に任せてくれ」
学園長は救護班を呼ぶ
「ただいま参りました、さぁ2人共保健室に運ぶよ」
救護班は2人を眠らせ、保健室に運ぶ
「さてと、作戦を立てようではないか」
学園長は龍神の前に立つ
(ああ、だが最初に情報の整理だ)
2人は作戦会議を始める
バーン家
「なんで走って来たお前らが先についちまうんだか」
ユウスケは呆れながらアミィをベッドに寝かせる
「私達はどうすれば良い?」
サラはユウスケに聞く
「義姉さんはアミィの世話をセバスはルナを見守っていてくれ」
「はいよ」
「承知いたしました」
「アミィ様、ルナ様を」
セバスはアミィからルナを受け取る
「お願いね」
「ご安心をルナ様はわたくしがお守りいたします!」
「俺はちゃんとした育児カプセルを作る」
ユウスケは作業室に籠る
「さぁルナ様、もう安心ですよ」
セバスはルナをあやしながらふわふわの毛布で包む
ルナはすやすや眠っている
「アミィは無理するなよ、トイレ以外絶対にこの部屋を出さないからね」
サラは厳しくアミィを見張る
「ありがとお姉ちゃん...」
アミィはパタリと眠る
「ん?まさか」
サラはアミィのおでこに手を当てる
「凄い熱!タオル、タオル」
サラは濡らしたタオルを用意する
龍神学園 精霊の間
サクライは勢いよく扉を開ける
「なんだ!?」
学園長は驚き湯呑みを落としそうになる
「学園長!この人の処罰を!」
サクライは医者を投げる
「ヒ、ヒィ‼️」
(状況を説明してくれ)
龍神も困惑している
「このお医者さんが赤ちゃんをいじめてたの!」
ロアは医者に指を差しながら言う
「なんと!それは本当か!」
「はい、コイツはジャンの妹、ルナちゃんの魔力を自分の研究に利用しようと非人道的行為を行なっておりました」
シュンは説明をする
「そうか、では処罰を...」
学園長は医者の周囲に巨大な魔法陣を展開する
「な、なんだこれ!」
「法廷へ」
医者は部屋から消えた
「消えた...」
シュンは冷や汗をかく
「すごーい!もう1回!もう1回!」
ロアは拍手をしている
「安心せい、あの者を法廷へ送っただけだ、この国の裁判は記憶を読み取るから絶対、冤罪はありえん」
学園長は気楽に言う
「凄いなぁ」
シュンは素直に学園長を尊敬する
保健室
「んん、此処は?」
ルシェは目を覚ます
「先輩!良かった目が覚めたんですね!」
ランパはルシェに抱きつく
「ランパさん?」
「やっと起きたぁ!心配したんですよ!先輩達が帰って来たと思ったら保健室に運ばれててとにかく良かった」
ランパは一息つく
「すみません心配させたようで、ラッシュさんも近くに居るんですか?」
ルシェは起き上がる
「ああ!まだ起き上がらない方が良いですよ、安静にして下さい」
ランパはルシェを抑える
「安心してくださいラッシュ先輩なら屋上で風に当たってますよ、そういえば会長はどうなさったんですか?」
ランパの質問にルシェは黙り込む
「先輩...?」
ランパは少し間を空けて察する
「すみません」
「悪いのは私達です、会長は私達を助けるために1人であの植物に立ち向かって...」
ルシェは布団を強く握りしめる
「先輩?」
「私達って会長にとってはただの足枷なんですかね、私達が余計な事を言わなければ会長が分裂する事なく事態を収束させることができたはず、そうだというのに私達は...」
ルシェはベッドを叩く、そんな姿を見たランパは少しがっかりする
「先輩はレイラさんの事をどう思っているんですか?」
「...」
「ダスト先輩の事はどうでも良かったんですか?」
「...」
ルシェの態度にランパは痺れを切らす
「はぁ!呆れた、先輩ってどこまでヘタレなんですか!」
「ランパさん?」
ランパの豹変ぶりにルシェは驚く
「昨日からずっと!ナヨナヨ後悔ばかりしてばっかで!ちゃんと前を向いてくださいよ!」
ランパはルシェの肩をガッツリ掴む
「もう1度聞きますよ!先輩にとってレイラさんはなんなんですか!」
「と、友達で家族」
ルシェはやっと答える
「そうです!先輩にとってレイラさんは大切な存在なんです、だからそうやって大切なことの為に後悔するのは辞めてくださいよ」
ランパは必死にそう訴える
「でも...」
「ダメです!これ以上何かヘタレた事を言ったらぶちますよ!」
「すみません」
ルシェは自分の顔に手を当てる
(私ったら何やってんだか、後輩にこんな事言われたらやるしかないじゃないの!)
ルシェは立ち上がる
「すみません!私とした事が、大切な事を忘れていました、副会長として皆を引っ張らなくては、くっ!」
ルシェは脇腹を抑える
「大丈夫ですか!まだ安静にしてなきゃ」
ルシェはランパに支えられて自分の実力不足をつくづく痛感する
「何度もすみません」
「良いじゃないですか、助け合いですよ」
ランパはニッコリ笑う
バーン家 作業室
「よし!」
ユウスケは育児カプセルを完成させ、すぐにセバスの元へ向かう
「セバス!できたぞ!」
「では直ちに!」
セバスはそっと優しくルナを育児カプセルの中に入れる
育児カプセルが起動するとルナは少しずつ楽そうな顔になる
「ふぅとりあえず一安心かな」
ユウスケは安心をするとその場で寝てしまう
「お疲れ様です」
セバスはユウスケに布団をかけ、ルナを見守る
遊学町 研究所
「コイツからは中々良いエキスが採れたな」
人間の形をした植物が独り言をしている
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