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過酷な道のり
第22の旅 制御不能の大暴走
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森の入り口
「近い..我の飢えを満たす、行かねば我が行かねば」
ジャンは森の方へ足を進める
「おいおいどこまで行くんだよ」
ニーナはローズを抱きながら白夜に聞く
「とにかく後をついて行きましょう、そうすればジャンさんの不調の原因が分かるはずです」
白夜はそう言ってジャンについて行く
「ごめんニーナ、私が遅いばっかりに」
ローズは申し訳なさそうにする
「お互い様だろ、それにちょうど筋力が欲しかったからな」
ニーナは笑う
「ねぇニーナはどうして男のマネをするの?」
ローズは気になって聞いてみる
「俺がまだ幼い頃にな、親父が『女なんだから行儀良くしろ!』とか『女は言葉使いに気をつけろ』ってしつこく怒ってきたんだよ、それが嫌で男になりたいって思って反抗ついでにこうしてるって訳」
ニーナがそう話すと白夜は賛同する
「分かるわその気持ち!私も苦労したわ、お互い頑張りましょね!」
白夜はニーナと固い握手をし、再びジャンを追いかける
「お、おう...な、なぁローズ、白夜もなんかあったのか?」
今度はニーナがローズに聞く
「白夜もね、幼い頃からお父さんに厳しく育てられてたのよ、その時は特になんとも思ってなかったらしいんだけど、可愛い妹が産まれてからも白夜だけ厳しく育てられ続けたのよ」
「なんか嫌な感じだな」
「そこからよ」
ローズの話は続く
「そうやって長い年月溜まったストレスが去年大爆発よ!白夜とお父さんは大喧嘩、幼い妹は嫌気を差して家出、屋敷は大慌てよ」
「お前ら屋敷に住んでんのか!?凄いな」
ニーナは感心する
「ええ、白夜のお父さんが大手の社長でお母さんは金持ち家系のお嬢様で召使いも何人かいるわよ」
ローズは指で召使いの数を数える
「スゲェ!」
「結局、仲直りはできて今はなんともないんだけどあの時は本当に大変だったわねぇ」
ローズは懐かしむように思い出す
「ローズ、お話はそこまで何か危険な感じがするわよ」
白夜は警戒し始める
森奥地
「ここら辺の木は結構良い感じの材質だな」
ザルは木をトントン叩く
「フン‼️」
ザルは木を斬り倒す
「メイデン!少し手伝ってくれ!」
ザルはメイデンを呼ぶが返事が無い
「おいメイデン!」
「ブルル‼️」
突然メイデンが鋭い角をドリルのように回転させ、ザルに突っ込んで来る
「危ね!」
ザルは水球体でメイデンを捕らえる
「どうなってやがるんだ?」
ザルはメイデンの体内に水を駆け巡らせ調べる
「なるほどフェロモンか、俺の相棒にこんな小細工をするヤツは何処だ?」
メイデンの体から有害なフェロモンが抜き取られる
「ザル様!此処は一体...水の中!?溺れる!」
メイデンは目を覚ますと慌て始める
「落ち着け、水中でも呼吸ができるように肺に細工しといた、しばらくは大丈夫だ」
「ほ、本当だ」
メイデンは深呼吸する
「で、何があった?」
「たしか、妙な臭いを嗅いだ瞬間にふらついて、そこから記憶がございません」
「暴走ね、めんどくせぇ相手だな、とりあえず戻るぞ」
「はい!」
ザルは斬り倒した木を持ち運べる分だけ持っていく
「うぅゔぅ!」
突然パンプが苦しみ出す
「どうしたんですかパンプさん!」
「ヴヴヴァァ‼️」
パンプは頭を抑える
「どうしたのよパンプ!しっかりしなさいよ!」
ローズはニーナから降りてパンプに声をかける
「ジャン...ジャン!苦しいよ!」
苦しむパンプは黒い宝石になる
「パンプ!ちょっと!パンプ❗️」
ローズはパンプを呼ぶが宝石はピクリとも動かない
「行かねば!」
(何をするつもりだお前!僕の体から..うっ!)
「主人は大人しくしていろ我は食さなければならない」
(食べるって何を食べるんだよ!)
「魂だ」
(無駄な殺しはやめろ!止まれ!返せ!)
(ジャン...)
(パンプ何処だ!何処にいるんだ!)
(助けて....)
(パンプ❗️クソ!止まれ!止まれったら止まれ‼️)
「行かねば」
ジャンは足を止める事なく森の奥へ奥へと進んでいく
「ガルル‼️」
ジャンの前に魔獣の群れが現れる
「ジャンさん!危ない!」
白夜はジャンの方に駆けつける
「邪魔だ‼️」
ジャンの背中から真っ赤に燃える手が無数に飛び出し、魔獣を薙ぎ払う
「我は食す」
手は魔獣から魂だけを抜き取りジャンの体に埋め込んでいく
(うわぁぁ‼️あ!あ"あ"あ"あ"‼️)
「良いぞ馴染んでいくぞ」
(おいお前!やめろ!ジャンの体から出て行け!)
「部外者が口を出すな」
「ジャンさん?キャア❗️」
白夜はジャンに近づいた瞬間、手にはじき飛ばされる
「「白夜!」」
ニーナとローズは白夜の下へ駆けつける
(お前!今何をした❗️)
「うるさい女を蹴散らしただけだ、安心しろあの女の魂も食してやるぞ」
(ジャン!アイツ許せないぞ❗️)
ジャンの体内でジャンとパンプの魂が共鳴を始める
「な、なんだ!?」
ジャンはふらつく
(テメェ簡単に死ねると思うなよ‼️)
(ジャン!これ以上はダメだ!またアレになっちまうよ!)
2人の完璧な共鳴にジャンの禍々しい負の感情が混ざり始める
「白夜!」
ローズは倒れている白夜に声をかける
「う、うぅ、コレは!?」
白夜の持っていた黒い宝石が輝きながら巨大化していく
(ジャン...意識が..)
「体が動かん..!」
(殺す、コロス!コ"ロ"ス")
「うおおお‼️なんだコレは⁉️」
ジャンの体は真っ黒な炎に覆われる
「何よアレ...」
ローズ達は真っ黒な火柱を見つめている
「お、おい白夜!宝石が!」
ニーナは黒い宝石に指差す
宝石にはヒビが入る、ヒビからは禍々しい光が漏れ始める
「思い出した、2人とも!速く避難するわよ❗️」
ローズは火事場の力で白夜とニーナを持ち上げ、避難する
「ギュガア"ァ"ァ"ァ"ァ‼️‼️」
宝石の中から魔獣よりも恐ろしい姿をしたパンプが雄叫びを上げながら現れる
真っ黒な火柱は竜巻と共に消え去り、血のように真っ赤な髪のジャンが現れる
「ローズ!どうしたの!」
「あ、アレはダメ!近づくのも嫌!」
ローズは2人を降ろすと立てなくなる程体を震わせる
「ローズ、何が起こってるの?」
白夜はローズを抱きしめ落ち着かせる
「ま、前にね、ジャンとパンプがあの姿になったの、そ、そしたら見たもの全てを壊すように暴れ回って、と、とにかくこうなったらセバスさんレベルじゃないと止められないわよ!」
ローズの呼吸が乱れ始める
「あ、ああ!」
メイデンは体を震わせる
「メイデン!この魔力の反応は!」
「マ、マスター!」
「フランさん!」
(クラム!)
「ご主人!」
あまりの魔力に暴走していた者も目を覚まし、焦り出す
「ど、どうしたのツイスター?」
フランは突然の事に動揺している
「とにかく!外に避難しますよ!」
ツイスターはフランを馬車から引っ張り出す
「お、おいフラン!すまない足を治してくれないか?」
「はい!」
フランはラートを治癒すると無くなっていた足が復活した
「サンキュー!」
「ハァァァ‼️」
レートは力を振り絞り、猛風を纏って馬車ごと全員を回収してその場から離れる
「ジェット!アイツらなんか様子が変だぞ」
パンツァーはキョロキョロする
「騙されてはいけませんブラフですよ」
「ギャルルル‼️」
2人の背後に魔獣の死骸の山と暴走したパンプがいる
「ジェット!コイツなんだ!?」
「落ち着きなさいパンツァー!レベル2の力を使うのです!」
2人は背中から無数の黒い手を飛ばし、パンプを拘束する
「コレで我々の勝利だ」
「グゴォォォォォ‼️」
パンプは口元にエネルギーを溜める
「ジェット!本当に大丈夫なのか!」
「勿論ですとも、こうなればヤツも身動k」
2人はパンプが放った光線で消し飛ぶ
「ザル様!我々もレートさん達を追いましょう!」
「そうだな」
ザルは足から水を噴射させ、レートを追う
「ミツケタ‼️」
ザルは暴走したジャンに叩き落とされる
「グワァ‼️」
ザルは地面にぶつかる直前に水を噴射し、着地する
「ザル様!避けてください!」
メイデンは上から指示を出す
「何!?」
ザルは真上から降って来るジャンの鋭い蹴りを躱す
ジャンは地面にめり込んだがすぐに戻ってきた
「逃げんのは無理だな、メイデン!死ぬ気で戦うぞ!」
「ハイ!」
2人の精霊石が激しく輝く
森から少し離れた荒野 上空
「この魔力は!?」
「ウリエラ、今すぐ向かいますよ!」
「近い..我の飢えを満たす、行かねば我が行かねば」
ジャンは森の方へ足を進める
「おいおいどこまで行くんだよ」
ニーナはローズを抱きながら白夜に聞く
「とにかく後をついて行きましょう、そうすればジャンさんの不調の原因が分かるはずです」
白夜はそう言ってジャンについて行く
「ごめんニーナ、私が遅いばっかりに」
ローズは申し訳なさそうにする
「お互い様だろ、それにちょうど筋力が欲しかったからな」
ニーナは笑う
「ねぇニーナはどうして男のマネをするの?」
ローズは気になって聞いてみる
「俺がまだ幼い頃にな、親父が『女なんだから行儀良くしろ!』とか『女は言葉使いに気をつけろ』ってしつこく怒ってきたんだよ、それが嫌で男になりたいって思って反抗ついでにこうしてるって訳」
ニーナがそう話すと白夜は賛同する
「分かるわその気持ち!私も苦労したわ、お互い頑張りましょね!」
白夜はニーナと固い握手をし、再びジャンを追いかける
「お、おう...な、なぁローズ、白夜もなんかあったのか?」
今度はニーナがローズに聞く
「白夜もね、幼い頃からお父さんに厳しく育てられてたのよ、その時は特になんとも思ってなかったらしいんだけど、可愛い妹が産まれてからも白夜だけ厳しく育てられ続けたのよ」
「なんか嫌な感じだな」
「そこからよ」
ローズの話は続く
「そうやって長い年月溜まったストレスが去年大爆発よ!白夜とお父さんは大喧嘩、幼い妹は嫌気を差して家出、屋敷は大慌てよ」
「お前ら屋敷に住んでんのか!?凄いな」
ニーナは感心する
「ええ、白夜のお父さんが大手の社長でお母さんは金持ち家系のお嬢様で召使いも何人かいるわよ」
ローズは指で召使いの数を数える
「スゲェ!」
「結局、仲直りはできて今はなんともないんだけどあの時は本当に大変だったわねぇ」
ローズは懐かしむように思い出す
「ローズ、お話はそこまで何か危険な感じがするわよ」
白夜は警戒し始める
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「ここら辺の木は結構良い感じの材質だな」
ザルは木をトントン叩く
「フン‼️」
ザルは木を斬り倒す
「メイデン!少し手伝ってくれ!」
ザルはメイデンを呼ぶが返事が無い
「おいメイデン!」
「ブルル‼️」
突然メイデンが鋭い角をドリルのように回転させ、ザルに突っ込んで来る
「危ね!」
ザルは水球体でメイデンを捕らえる
「どうなってやがるんだ?」
ザルはメイデンの体内に水を駆け巡らせ調べる
「なるほどフェロモンか、俺の相棒にこんな小細工をするヤツは何処だ?」
メイデンの体から有害なフェロモンが抜き取られる
「ザル様!此処は一体...水の中!?溺れる!」
メイデンは目を覚ますと慌て始める
「落ち着け、水中でも呼吸ができるように肺に細工しといた、しばらくは大丈夫だ」
「ほ、本当だ」
メイデンは深呼吸する
「で、何があった?」
「たしか、妙な臭いを嗅いだ瞬間にふらついて、そこから記憶がございません」
「暴走ね、めんどくせぇ相手だな、とりあえず戻るぞ」
「はい!」
ザルは斬り倒した木を持ち運べる分だけ持っていく
「うぅゔぅ!」
突然パンプが苦しみ出す
「どうしたんですかパンプさん!」
「ヴヴヴァァ‼️」
パンプは頭を抑える
「どうしたのよパンプ!しっかりしなさいよ!」
ローズはニーナから降りてパンプに声をかける
「ジャン...ジャン!苦しいよ!」
苦しむパンプは黒い宝石になる
「パンプ!ちょっと!パンプ❗️」
ローズはパンプを呼ぶが宝石はピクリとも動かない
「行かねば!」
(何をするつもりだお前!僕の体から..うっ!)
「主人は大人しくしていろ我は食さなければならない」
(食べるって何を食べるんだよ!)
「魂だ」
(無駄な殺しはやめろ!止まれ!返せ!)
(ジャン...)
(パンプ何処だ!何処にいるんだ!)
(助けて....)
(パンプ❗️クソ!止まれ!止まれったら止まれ‼️)
「行かねば」
ジャンは足を止める事なく森の奥へ奥へと進んでいく
「ガルル‼️」
ジャンの前に魔獣の群れが現れる
「ジャンさん!危ない!」
白夜はジャンの方に駆けつける
「邪魔だ‼️」
ジャンの背中から真っ赤に燃える手が無数に飛び出し、魔獣を薙ぎ払う
「我は食す」
手は魔獣から魂だけを抜き取りジャンの体に埋め込んでいく
(うわぁぁ‼️あ!あ"あ"あ"あ"‼️)
「良いぞ馴染んでいくぞ」
(おいお前!やめろ!ジャンの体から出て行け!)
「部外者が口を出すな」
「ジャンさん?キャア❗️」
白夜はジャンに近づいた瞬間、手にはじき飛ばされる
「「白夜!」」
ニーナとローズは白夜の下へ駆けつける
(お前!今何をした❗️)
「うるさい女を蹴散らしただけだ、安心しろあの女の魂も食してやるぞ」
(ジャン!アイツ許せないぞ❗️)
ジャンの体内でジャンとパンプの魂が共鳴を始める
「な、なんだ!?」
ジャンはふらつく
(テメェ簡単に死ねると思うなよ‼️)
(ジャン!これ以上はダメだ!またアレになっちまうよ!)
2人の完璧な共鳴にジャンの禍々しい負の感情が混ざり始める
「白夜!」
ローズは倒れている白夜に声をかける
「う、うぅ、コレは!?」
白夜の持っていた黒い宝石が輝きながら巨大化していく
(ジャン...意識が..)
「体が動かん..!」
(殺す、コロス!コ"ロ"ス")
「うおおお‼️なんだコレは⁉️」
ジャンの体は真っ黒な炎に覆われる
「何よアレ...」
ローズ達は真っ黒な火柱を見つめている
「お、おい白夜!宝石が!」
ニーナは黒い宝石に指差す
宝石にはヒビが入る、ヒビからは禍々しい光が漏れ始める
「思い出した、2人とも!速く避難するわよ❗️」
ローズは火事場の力で白夜とニーナを持ち上げ、避難する
「ギュガア"ァ"ァ"ァ"ァ‼️‼️」
宝石の中から魔獣よりも恐ろしい姿をしたパンプが雄叫びを上げながら現れる
真っ黒な火柱は竜巻と共に消え去り、血のように真っ赤な髪のジャンが現れる
「ローズ!どうしたの!」
「あ、アレはダメ!近づくのも嫌!」
ローズは2人を降ろすと立てなくなる程体を震わせる
「ローズ、何が起こってるの?」
白夜はローズを抱きしめ落ち着かせる
「ま、前にね、ジャンとパンプがあの姿になったの、そ、そしたら見たもの全てを壊すように暴れ回って、と、とにかくこうなったらセバスさんレベルじゃないと止められないわよ!」
ローズの呼吸が乱れ始める
「あ、ああ!」
メイデンは体を震わせる
「メイデン!この魔力の反応は!」
「マ、マスター!」
「フランさん!」
(クラム!)
「ご主人!」
あまりの魔力に暴走していた者も目を覚まし、焦り出す
「ど、どうしたのツイスター?」
フランは突然の事に動揺している
「とにかく!外に避難しますよ!」
ツイスターはフランを馬車から引っ張り出す
「お、おいフラン!すまない足を治してくれないか?」
「はい!」
フランはラートを治癒すると無くなっていた足が復活した
「サンキュー!」
「ハァァァ‼️」
レートは力を振り絞り、猛風を纏って馬車ごと全員を回収してその場から離れる
「ジェット!アイツらなんか様子が変だぞ」
パンツァーはキョロキョロする
「騙されてはいけませんブラフですよ」
「ギャルルル‼️」
2人の背後に魔獣の死骸の山と暴走したパンプがいる
「ジェット!コイツなんだ!?」
「落ち着きなさいパンツァー!レベル2の力を使うのです!」
2人は背中から無数の黒い手を飛ばし、パンプを拘束する
「コレで我々の勝利だ」
「グゴォォォォォ‼️」
パンプは口元にエネルギーを溜める
「ジェット!本当に大丈夫なのか!」
「勿論ですとも、こうなればヤツも身動k」
2人はパンプが放った光線で消し飛ぶ
「ザル様!我々もレートさん達を追いましょう!」
「そうだな」
ザルは足から水を噴射させ、レートを追う
「ミツケタ‼️」
ザルは暴走したジャンに叩き落とされる
「グワァ‼️」
ザルは地面にぶつかる直前に水を噴射し、着地する
「ザル様!避けてください!」
メイデンは上から指示を出す
「何!?」
ザルは真上から降って来るジャンの鋭い蹴りを躱す
ジャンは地面にめり込んだがすぐに戻ってきた
「逃げんのは無理だな、メイデン!死ぬ気で戦うぞ!」
「ハイ!」
2人の精霊石が激しく輝く
森から少し離れた荒野 上空
「この魔力は!?」
「ウリエラ、今すぐ向かいますよ!」
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