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漁師達の村 ランザルトン
第19の旅 自然と葛藤そして...愛?
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クラム達は老人と一緒に釣りをしていた
「うぅーん、全然釣れん!」
クラムは退屈そうに釣り竿を握る
「そうか?結構釣れるぞ」
スカルドは少しずつだが魚を釣っている
「フランさんはどうですか?」
ツイスターはバンバン魚を釣っている
「わ、私はそんなに釣れてませんよ」
フランのバケツの中には3匹の魚が入っていた
「良いじゃんかよ、釣れてて」
クラムは拗ねる
「す、すみません...」
フランは釣り竿を落としてしまう
「クラムさん!」
ツイスターは注意する
「わ、悪かったよ」
「は、はい...」
フランは釣り竿を持ち直す
「これこれ少年、心を乱してはならんぞ、釣りとは明鏡止水、雑念があってはならん」
老人はクラムにアドバイスをする
「メイキョウシスイ?爺さんソレなんだ?」
クラムは首を傾ける
「余計な事を考えずに落ち着けって事ですよ」
ツイスターは説明する
「なんだ!そういう事か!心を無にするってやつだな」
クラムは強く釣り竿を握る
(むむむむむむ!無!無!無!)
クラムの釣り竿がブルブル震える
「だあぁぁぁ‼️分かんねぇ!」
クラムは地団駄を踏む
「落ち着いて下さい!クラムさん!深呼吸ですよ~」
ツイスターはクラムをなだめる
「フーフー!」
クラムは呼吸をする
「そうですよ~落ち着いて~自然と一緒になるんですよ~はいいーちにー」
ツイスターはクラムを落ち着かせていく
「自然と一緒になる、呼吸を整える」
クラムの雰囲気が変わり始める
「その調子ですよ~」
「流石姉ちゃん、よし!また釣った!」
スカルドはまた1匹魚を釣る
(私はこのままで良いのかなぁ...)
フランは釣り竿を置き、ふらつく足で何処かは行ってしまう
「...ん?まぁ良いか」
老人は魚を釣る
(自然と一緒になる、魚の動き、川の流れ、木々の音、匂い、全てを感じる、そして全てを邪魔する事なく俺が動く)
クラムは釣り竿を振る
「クラムさんの動きから音がしない?」
ツイスターは不思議がる
「ああ‼️姉ちゃん!大変だ!フランが居なくなってる!」
スカルドは慌て出す
「...!それは大変です!すぐに探しに行きましょう!お爺さん、釣り竿ありがとうございました」
ツイスターは丁寧に釣り竿を返す
「おい!クラム!おい!」
スカルドは声をかけるがクラムは微動だにしない
「クラムさん!」
ツイスターはクラムに電流を流す
「アババババ‼️」
クラムは元に戻る
「な!どうした!?」
「フランが居なくなったんだよ!早く!匂いで探すんだ!」
スカルドは説明をする
「よく分からんが分かった!」
クラムはフランの匂いを頼りに探し始める
「あっちだ!行くぞお前ら!」
クラムは木々の間を巧みに移動する
「待ってくださいクラムさん!」
「待てよクラム!」
2人も移動を始める
「ホホッ、最近の若い子達は活発じゃのう」
老人は釣りを続ける
滝
「...うう、私はどうして生まれたんだろう...ご主人様に奴隷にされて、ザル様に助けられて、みんなと旅をして、白夜様にはオシャレを勧められたけど、オシャレって何なんだろう、私って誰かに求められてるのかなぁ」
フランは川に石ころを投げる
「このまま死のうかな...お母様も許してくれるはず...」
フランは立ち上がり、川に足を入れ滝に近づいていく、一歩一歩足を動かす度に走馬灯のように思い出が溢れ出す
母親、父親、近所の友達、懐かしの公園、次々と思い出が流れていく、しかし、苗字だけはどうしてもどうしても現れない。
貴族、奴隷にされた友達、ザル、一緒に旅をする仲間達、クラ...
「...!?何であの人が」
フランは足を止める
「おーい!フラン!何やってんだ!」
クラムはやって来る
「来ないで‼️私は此処で死んでやる❗️」
フランは掠れる声でそう叫ぶ
「何バカな事言ってるんだよ」
クラムは前に一歩進む
「来ないで❗️」
フランは後ろに一歩下がる
「死んでどうなるんだよ、寂しいだけじゃないか❗️嫌だ❗️俺はもう大切なヤツが死ぬのは嫌だ‼️」
クラムは必死に訴える
「え?」
フランは足を止めたが川の流れに体を持っていかれる
「きゃあああ❗️」
フランは滝から落ちてしまう
「フラン❗️」
クラムはオオカミ男に変化し、滝から飛び降りる
「...ぐぐっ!フ..ラン...!」
クラムはフランを抱きしめて水面に激突する
数秒後クラムとフランが浮かんでくる
「ハァハァ、死なせてたまるか...!」
クラムは岸までフランを運ぶ
「ハァハァハァハァ!うぅ...」
血をダラダラと流しながらクラムは倒れる
「どうして!助けるの!どうして私なんかを大切なんて言うの!ねぇ!」
フランは問いかけるがクラムは目を覚さない
「ゔゔぅ...」
フランは泣きながらクラムの怪我を癒す
「なんでよ、なんでなのよ...」
フランも気を失ってしまう
数分後
「クラムさーん!フランさーん!何処にいるですかー!」
「おーい!何処にいるんだー!」
2人は滝まで探しに来た
「姉ちゃん、まさか2人とも此処から落ちてないよな?」
スカルドは震えた声で聞く
「何をバカな事を言ってるんですか!」
ツイスターは怒る
「そ、そうだよな、変な事考えちまった」
スカルドは滝下をチラッと覗く
「⁉️姉ちゃん‼️‼️」
スカルドは倒れている2人を見つけ大慌て
「居たのですね‼️」
2人はすぐに滝下へ向かった
2人はクラム達の生存確認をする
「大丈夫、微かに息はしています」
ツイスターはクラムの腹を踏んで水を吐かせる
「とにかく2人を運びましょう」
ツイスターはフランをスカルドはクラムの服を引っ張り、川から少し離れた所まで移動する
2人は焚き火をつけ、暗い夜が訪れるのを待ち構える
「みんな心配してるかな?」
スカルドは魚を焼きながら星を見上げる
「そうですねぇ、でも夜は危険ですからね、固まっておかないと」
ツイスターは真っ黒焦げの何かを焼いている
「2人とも起きないなぁ」
スカルドは2人の分の魚も焼いているとクラムのお腹の音が鳴る
「おっ!」
「ゔゔぅ、腹減った...」
クラムは目を覚ます
「クラムさーん!良かった!」
「クラムー!」
ツイスターとスカルドはクラムに抱きつく
「うぇ?俺、寝てたのか?」
クラムは目を擦る
「何寝ぼけてんだよ、大変だったんだぜ」
スカルドは笑う
「..ん...ん」
フランも目を覚ます
「フランさん!」
ツイスターはフランを撫でまくる
「お前、二度とあんなバカなマネはすんなよ」
クラムはフランにキツく言う
「なんで私なんかを助けたの...私が死んだって誰も何とも思わないのに...」
フランはいじける
ツイスターは翼でフランの頬をビンタする
「バカな事言わないでください!フランさんが死んだら悲しいに決まってるじゃないですか!」
「え?」
フランは驚く
「お前、まだ気付いてないのか?俺達は仲間なんだぞ、居なくなったら寂しいし悲しいだろ」
クラムはフランの肩を掴んで悲しそうな顔で言う
「そうだぜ、フラン死にたいなんて軽々しく言うなよ、なんかこう!ほら!あるだろ?なんかこうなりたいとかさ!」
スカルドは問いかける
「こう..なりたい?」
フランは泣きながら考える
「なんでも良いんですよ、新しい人生を始めるチャンスですよ!」
ツイスターは励ます
「姉ちゃん、それじゃあプレッシャー与えちゃうよ」
「あ、すみません、気にせずご自由に考えてくださいね」
ツイスターはあたふたする
「...たい」
泣いて顔が真っ赤になったフランは呟く
「何?」
クラムは聞き返す
「...されたい!」
少し大きな声になる
「もっとはっきり!」
クラムはさらに聞き返す
「愛されたい!私も!私も誰かに愛されて生きたい!」
フランは大声で宣言する
「まぁ!」
「へぇ!」
「よし!じゃあ俺が愛してやる!」
クラムは堂々と宣言する
「ええ!」
「何ぃ!?」
ツイスターとスカルドは思わず声を出す
「なぁツイスター、愛するってどうやるんだ?」
クラムはツイスターに尋ねる
「な、知らないんですか!いいですか、人を愛するって事は優しくしたり、その人の為になる事をいっぱいするって事なんでしょうか?うーんちょっと難しいですね」
ツイスターは考え込んでしまう
「難しいの?」
フランは少し落ち込んでしまう
「俺が教えてやるよ、耳貸せ」
スカルドはニヤつきながらクラムの耳元で何かを言う
「そうか!そういうもんなのか!それならちっちゃい頃に母さんにしてもらった!フラン!」
クラムはフランに近づく
「は、はい!」
次の瞬間、クラムはフランの唇にキスをする
「..んん❗️❗️❗️」
フランはあまりの衝撃で鼻血が出てきてしまう
「ス、スカルド!あなたはクラムさんに何を吹き込んだんですか!?」
ツイスターはスカルドの肩を掴んでブンブン振り回す
「あわわわ、ごめん姉ちゃん!でもこうした方が手っ取り早いだろ」
スカルドは弁解する
「いいですか!こういうものには段階があるんですよ!いきなりすっ飛ばしたらダメなんですよ!」
ツイスターはスカルドをポカポカ叩く
「で、でも2人を見てみろよ」
スカルドは2人の方を指差す
「あ、ああ、あ」
フランは震えている
「また死にたくなったら言えよ、俺が愛してやるからよ」
クラムはフランの頭を撫でる
「...はい..ふふん♪」
フランはクラムに抱きつく
「いい感じじゃんかよ」
スカルドはニッコリ笑う
「そ、そのようですね」
ツイスターはホッと息をつく
「な、なぁスカルド、この後はどうすれば良いんだ?」
クラムはスカルドに尋ねる、フランはクラムから離れる気が無いようだ
「あちゃー」
「ほらー」
ツイスターとスカルドは顔に手を当てる
結局この日は4人で野宿をした
「うぅーん、全然釣れん!」
クラムは退屈そうに釣り竿を握る
「そうか?結構釣れるぞ」
スカルドは少しずつだが魚を釣っている
「フランさんはどうですか?」
ツイスターはバンバン魚を釣っている
「わ、私はそんなに釣れてませんよ」
フランのバケツの中には3匹の魚が入っていた
「良いじゃんかよ、釣れてて」
クラムは拗ねる
「す、すみません...」
フランは釣り竿を落としてしまう
「クラムさん!」
ツイスターは注意する
「わ、悪かったよ」
「は、はい...」
フランは釣り竿を持ち直す
「これこれ少年、心を乱してはならんぞ、釣りとは明鏡止水、雑念があってはならん」
老人はクラムにアドバイスをする
「メイキョウシスイ?爺さんソレなんだ?」
クラムは首を傾ける
「余計な事を考えずに落ち着けって事ですよ」
ツイスターは説明する
「なんだ!そういう事か!心を無にするってやつだな」
クラムは強く釣り竿を握る
(むむむむむむ!無!無!無!)
クラムの釣り竿がブルブル震える
「だあぁぁぁ‼️分かんねぇ!」
クラムは地団駄を踏む
「落ち着いて下さい!クラムさん!深呼吸ですよ~」
ツイスターはクラムをなだめる
「フーフー!」
クラムは呼吸をする
「そうですよ~落ち着いて~自然と一緒になるんですよ~はいいーちにー」
ツイスターはクラムを落ち着かせていく
「自然と一緒になる、呼吸を整える」
クラムの雰囲気が変わり始める
「その調子ですよ~」
「流石姉ちゃん、よし!また釣った!」
スカルドはまた1匹魚を釣る
(私はこのままで良いのかなぁ...)
フランは釣り竿を置き、ふらつく足で何処かは行ってしまう
「...ん?まぁ良いか」
老人は魚を釣る
(自然と一緒になる、魚の動き、川の流れ、木々の音、匂い、全てを感じる、そして全てを邪魔する事なく俺が動く)
クラムは釣り竿を振る
「クラムさんの動きから音がしない?」
ツイスターは不思議がる
「ああ‼️姉ちゃん!大変だ!フランが居なくなってる!」
スカルドは慌て出す
「...!それは大変です!すぐに探しに行きましょう!お爺さん、釣り竿ありがとうございました」
ツイスターは丁寧に釣り竿を返す
「おい!クラム!おい!」
スカルドは声をかけるがクラムは微動だにしない
「クラムさん!」
ツイスターはクラムに電流を流す
「アババババ‼️」
クラムは元に戻る
「な!どうした!?」
「フランが居なくなったんだよ!早く!匂いで探すんだ!」
スカルドは説明をする
「よく分からんが分かった!」
クラムはフランの匂いを頼りに探し始める
「あっちだ!行くぞお前ら!」
クラムは木々の間を巧みに移動する
「待ってくださいクラムさん!」
「待てよクラム!」
2人も移動を始める
「ホホッ、最近の若い子達は活発じゃのう」
老人は釣りを続ける
滝
「...うう、私はどうして生まれたんだろう...ご主人様に奴隷にされて、ザル様に助けられて、みんなと旅をして、白夜様にはオシャレを勧められたけど、オシャレって何なんだろう、私って誰かに求められてるのかなぁ」
フランは川に石ころを投げる
「このまま死のうかな...お母様も許してくれるはず...」
フランは立ち上がり、川に足を入れ滝に近づいていく、一歩一歩足を動かす度に走馬灯のように思い出が溢れ出す
母親、父親、近所の友達、懐かしの公園、次々と思い出が流れていく、しかし、苗字だけはどうしてもどうしても現れない。
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「...!?何であの人が」
フランは足を止める
「おーい!フラン!何やってんだ!」
クラムはやって来る
「来ないで‼️私は此処で死んでやる❗️」
フランは掠れる声でそう叫ぶ
「何バカな事言ってるんだよ」
クラムは前に一歩進む
「来ないで❗️」
フランは後ろに一歩下がる
「死んでどうなるんだよ、寂しいだけじゃないか❗️嫌だ❗️俺はもう大切なヤツが死ぬのは嫌だ‼️」
クラムは必死に訴える
「え?」
フランは足を止めたが川の流れに体を持っていかれる
「きゃあああ❗️」
フランは滝から落ちてしまう
「フラン❗️」
クラムはオオカミ男に変化し、滝から飛び降りる
「...ぐぐっ!フ..ラン...!」
クラムはフランを抱きしめて水面に激突する
数秒後クラムとフランが浮かんでくる
「ハァハァ、死なせてたまるか...!」
クラムは岸までフランを運ぶ
「ハァハァハァハァ!うぅ...」
血をダラダラと流しながらクラムは倒れる
「どうして!助けるの!どうして私なんかを大切なんて言うの!ねぇ!」
フランは問いかけるがクラムは目を覚さない
「ゔゔぅ...」
フランは泣きながらクラムの怪我を癒す
「なんでよ、なんでなのよ...」
フランも気を失ってしまう
数分後
「クラムさーん!フランさーん!何処にいるですかー!」
「おーい!何処にいるんだー!」
2人は滝まで探しに来た
「姉ちゃん、まさか2人とも此処から落ちてないよな?」
スカルドは震えた声で聞く
「何をバカな事を言ってるんですか!」
ツイスターは怒る
「そ、そうだよな、変な事考えちまった」
スカルドは滝下をチラッと覗く
「⁉️姉ちゃん‼️‼️」
スカルドは倒れている2人を見つけ大慌て
「居たのですね‼️」
2人はすぐに滝下へ向かった
2人はクラム達の生存確認をする
「大丈夫、微かに息はしています」
ツイスターはクラムの腹を踏んで水を吐かせる
「とにかく2人を運びましょう」
ツイスターはフランをスカルドはクラムの服を引っ張り、川から少し離れた所まで移動する
2人は焚き火をつけ、暗い夜が訪れるのを待ち構える
「みんな心配してるかな?」
スカルドは魚を焼きながら星を見上げる
「そうですねぇ、でも夜は危険ですからね、固まっておかないと」
ツイスターは真っ黒焦げの何かを焼いている
「2人とも起きないなぁ」
スカルドは2人の分の魚も焼いているとクラムのお腹の音が鳴る
「おっ!」
「ゔゔぅ、腹減った...」
クラムは目を覚ます
「クラムさーん!良かった!」
「クラムー!」
ツイスターとスカルドはクラムに抱きつく
「うぇ?俺、寝てたのか?」
クラムは目を擦る
「何寝ぼけてんだよ、大変だったんだぜ」
スカルドは笑う
「..ん...ん」
フランも目を覚ます
「フランさん!」
ツイスターはフランを撫でまくる
「お前、二度とあんなバカなマネはすんなよ」
クラムはフランにキツく言う
「なんで私なんかを助けたの...私が死んだって誰も何とも思わないのに...」
フランはいじける
ツイスターは翼でフランの頬をビンタする
「バカな事言わないでください!フランさんが死んだら悲しいに決まってるじゃないですか!」
「え?」
フランは驚く
「お前、まだ気付いてないのか?俺達は仲間なんだぞ、居なくなったら寂しいし悲しいだろ」
クラムはフランの肩を掴んで悲しそうな顔で言う
「そうだぜ、フラン死にたいなんて軽々しく言うなよ、なんかこう!ほら!あるだろ?なんかこうなりたいとかさ!」
スカルドは問いかける
「こう..なりたい?」
フランは泣きながら考える
「なんでも良いんですよ、新しい人生を始めるチャンスですよ!」
ツイスターは励ます
「姉ちゃん、それじゃあプレッシャー与えちゃうよ」
「あ、すみません、気にせずご自由に考えてくださいね」
ツイスターはあたふたする
「...たい」
泣いて顔が真っ赤になったフランは呟く
「何?」
クラムは聞き返す
「...されたい!」
少し大きな声になる
「もっとはっきり!」
クラムはさらに聞き返す
「愛されたい!私も!私も誰かに愛されて生きたい!」
フランは大声で宣言する
「まぁ!」
「へぇ!」
「よし!じゃあ俺が愛してやる!」
クラムは堂々と宣言する
「ええ!」
「何ぃ!?」
ツイスターとスカルドは思わず声を出す
「なぁツイスター、愛するってどうやるんだ?」
クラムはツイスターに尋ねる
「な、知らないんですか!いいですか、人を愛するって事は優しくしたり、その人の為になる事をいっぱいするって事なんでしょうか?うーんちょっと難しいですね」
ツイスターは考え込んでしまう
「難しいの?」
フランは少し落ち込んでしまう
「俺が教えてやるよ、耳貸せ」
スカルドはニヤつきながらクラムの耳元で何かを言う
「そうか!そういうもんなのか!それならちっちゃい頃に母さんにしてもらった!フラン!」
クラムはフランに近づく
「は、はい!」
次の瞬間、クラムはフランの唇にキスをする
「..んん❗️❗️❗️」
フランはあまりの衝撃で鼻血が出てきてしまう
「ス、スカルド!あなたはクラムさんに何を吹き込んだんですか!?」
ツイスターはスカルドの肩を掴んでブンブン振り回す
「あわわわ、ごめん姉ちゃん!でもこうした方が手っ取り早いだろ」
スカルドは弁解する
「いいですか!こういうものには段階があるんですよ!いきなりすっ飛ばしたらダメなんですよ!」
ツイスターはスカルドをポカポカ叩く
「で、でも2人を見てみろよ」
スカルドは2人の方を指差す
「あ、ああ、あ」
フランは震えている
「また死にたくなったら言えよ、俺が愛してやるからよ」
クラムはフランの頭を撫でる
「...はい..ふふん♪」
フランはクラムに抱きつく
「いい感じじゃんかよ」
スカルドはニッコリ笑う
「そ、そのようですね」
ツイスターはホッと息をつく
「な、なぁスカルド、この後はどうすれば良いんだ?」
クラムはスカルドに尋ねる、フランはクラムから離れる気が無いようだ
「あちゃー」
「ほらー」
ツイスターとスカルドは顔に手を当てる
結局この日は4人で野宿をした
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