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僕らの青春編
第53話 賑やかな1日
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【夏休み初日】
ユウスケは昨晩、夜遅くまで物作りに熱中してしまったため昼過ぎに目覚めた。
「ふわぁ!おはようアミィ」
「おはようってもうお昼だけどね」
あくびをしながら目を擦るユウスケをアミィは笑う。
「昨日は随分熱中してたけど何かできたの?」
「まだ、あと少しなんだけどなぁ...朝ご..昼ご飯食べたらまた作業に取り掛かるよ」
ユウスケは顔を洗って髪を整える。
「無理しないでよ、せっかく帰ってきたばかりなんだから」
アミィはそう言い、昼食をテーブルに並べる。
2人は昼食を取る。
「あれ、セバスは?」
「バイト、なんでも今日は魔獣が大量発生してるんだって」
「そうか...俺もそろそろ働かなきゃな」
ユウスケは肉を食べながら考える。
「そんなにお金に困ってないし、焦らなくても良いのに」
「ジャンは遊びに行ったのか?あとパンプも」
ユウスケはいつもより静かな家に異変を感じる。
「ええ、デートですってあの子ったら張り切っちゃって、パンプちゃんはローズちゃん達と遊んでるわ」
「アイツ彼女がいるのか...成長したな」
ユウスケは少し寂しそうな顔で息子の成長を喜んだ。
「ご馳走様!さてと、作業に取り掛かるか」
ユウスケは食器を台所へ運ぶと外へ出た。
「気分を変えてやりますか!」
ユウスケは腕をまくり家の横で作業に取り掛かる。
【白夜家】
「もう、あなた!いい加減立ち直ってくださいな」
「いや、しかしだな」
「ウジウジしない!」
何やら怖気付いている海斗は妻は呆れていた。
「スフールがデートだぞ、相手は誰だ!心配するだろ!」
海斗は頭を抱える。
「もう、前も言ったでしょ!あの子ももうそんな歳じゃないの!あなたは散歩でもして頭を冷やしてください!」
「は、はい」
キャミーは怒鳴り声と同時に海斗はとぼとぼ散歩に出る。
「ママ!喧嘩?」
カナメが部屋のドアを開ける。
「違う違う、ママ達仲良しだから喧嘩はしないの」
「そっか!」
キャミーは微笑みながらカナメに言い聞かせる。
「カナメちゃんは何してるの?」
「かくれんぼ!」
カナメはそう言い、部屋を見渡す。
「あ!パーちゃんにローズみっけ!」
カナメはタンスとタンスの隙間に向かって指を差す。
「ここにいるの?」
キャミーはタンスの隙間を覗くと身動きが取れなくなったローズとパンプを見つける。
「あ、ママさん助けて!出れなくなっちゃった!」
「ローズが押し込むから」
「うるさいわよ!アンタが暴れるからでしょ!」
ローズはパンプの頭をポカポカと叩く。
「あらあら」
かくれんぼを終え、パンプ達は召使いを巻き込んで遊んでいた。
「パーちゃん!コレ!可愛いリボン!」
「うわぁ!なんだコレ!?」
「あとねー!ドレスにおめかしも!」
「はははっ!変なのー!パンプ、似合ってるわよ」
「お似合いですよパンプ様!」
「うぅ...なんか動きづらい」
「カナメちゃん、コレなんかもどう?」
「わー!凄い!可愛いー!」
「お可愛いですよパンプ様!」
カナメによって赤ん坊用の服とリボンを付けられたパンプは最後にローズによっておしゃぶりも付けられた。
【動物園】
ジャンと白夜は2人で動物園へ来ていた。
「痛っ!」
「どうかしましたかジャンさん?」
パンプのダメージが伝わり、頭を抑えるジャンを白夜は心配する。
「何でもないよ、見て白夜さん!あっちにパレットクジャクがいるよ」
ジャンはカラフルな羽を広げるクジャクの檻に指を差す。
「綺麗...」
白夜はクジャクの羽模様にうっとりする。
【バーン家付近】
海斗は散歩でたまたま通りかかったバーン家を覗くとユウスケがタイヤの無いバイクのような乗り物を作っていた。
「ほぉ、面白そうな物を作ってますね」
海斗は面白そうな物を作っているユウスケに声をかける。
「へへ、趣味なんですよ。こうやって物を作るの」
ユウスケは機嫌良く答える。
「趣味でこのレベルの物を作っているんですか!?是非ウチの会社に欲しい人材ですね」
海斗の言葉にユウスケは耳を傾ける。
「て事はアンタは社長なのかい?」
「ああ、紹介が遅れました。わたくしこういう者です」
海斗はユウスケに名刺を渡す。
「ビャクヤ商会、魔道具開発・販売、その他諸々..ね...」
ユウスケは名刺をまじまじと読む。
「ところでコレは何なんですか?」
海斗はユウスケの発明品を見て言う。
「コレか?コレは魔動車って言ってな、ちょっと見てろよ」
ユウスケは作っている途中の乗り物に乗る。
「こうやってハンドルを掴んで魔力を込めると」
ユウスケがハンドルに魔力を込めると魔動車は浮き上がる。
「そしてここを捻ると」
ユウスケがハンドルを捻ると魔動車はゆっくり前進をする。
「完成するともっと速くなるんだぜ」
ユウスケは自分の発明品に惚れ惚れしながら言う。
「素晴らしい!是非!是非うちの会社で働いてもらいたい!」
海斗はユウスケの手を掴む。
「マジか!良いぜ!ちょうど今仕事を探しててな、俺はユウスケ、ユウスケ・バーンだ」
ユウスケは笑顔で海斗と握手をする。
「バーン?って言うとあのジャン・バーンの!?」
「おお!ジャンを知ってるのか!?俺はジャンの父親だ」
ユウスケの返答に海斗は驚く。
「凄い!これは凄いぞ!」
海斗は興奮をする。
「ここで話すのもなんだ、家に上がってくれ」
「はい!」
ユウスケと海斗の立場は完全に逆転してしまっている。
日も落ち、ジャンはパンプと一緒に家に帰って来た。
「「ただいま!」」
2人が家に入った瞬間、客間から大きな笑い声が聞こえてきた。
「母さん、なんの騒ぎ?」
「ユウスケさんとお客さんがお酒を飲んでるのよ。随分と楽しんでるみたい」
アミィは笑いながら言う。
「それでは今日は失礼しまーす」
海斗は酔っ払いながら客間から出てくる。
「あー!これからもよろしくお願いしますね!」
ユウスケも酔っ払っている。
「ジャン、セバスさんもまだ帰ってきてないし、悪いんだけどこの人の事をお家まで送ってきてくれないかしら?」
アミィは申し訳なさそうに頼む。
「うん良いよ、パンプ行こ」
「おう!」
ジャンは海斗に肩を貸し、海斗の家まで歩く。
「此処だよ、此処ありがとうね」
「あれ?此処って、白夜さんの家だよな」
「間違えてるんじゃないのか?」
「いーや合ってるよ、精霊君」
ジャンは門を通り、白夜家のドアをノックする。
「はい、どちら様でございますか?」
メイド服を着た召使いがドアを開ける。
「あ、あのこの人を連れてきました」
「今帰ったぞー!」
海斗は酔っ払って召使いに飛びつく。
「きゃー!旦那様!」
騒ぎにキャミーや白夜達が駆けつける。
「あなた!あれだけお酒は禁止してるでしょ!どこで飲んできたの!」
キャミーは海斗に怒鳴る。
「うわぁ!キャミー!良いじゃないか今日ぐらい!すっごい人材を見つけたんだぞー!」
「パパお顔真っ赤か!ヘンテコリン!」
一瞬で玄関は大騒ぎになる。
「あらジャンさん、どうして此処に忘れ物?」
白夜はジャンの元へと駆けつける。
「この人を此処まで運んで来たんだよ」
ジャンは海斗に指を差す。
「なっ!」
白夜の顔は引きつる。
「白夜さんのお父さん?賑やかな人だね」
ジャンは呑気に笑う。
「ま、まぁ...ありがとうございました。また後でお礼させてください、ではお気をつけて!」
白夜は慌てた様子でジャンとパンプを家から離して見送る。
「良いことしたなジャン!」
「うん、そうだね。さてと今日の晩御飯は何かなー」
「卵焼きー!」
「それはいつもだろ」
「「ハハハハッ!」」
「あれ?そういえば白夜の喋り方って最初の頃と少し変わったよな」
「そういえばそうだね。でも今の方がなんか良いね」
2人はたわいもない会話をしながら家に帰る。
「すまないキャミー!」
海斗は土下座をしていると白夜に肩を強く掴まれる
「パパ...!」
「ス、スフール!」
「バカー!!」
「うぁぁぁ!!」
こうして、無事に職を手に入れたユウスケはビャクヤ商会で働くことになった。
ユウスケは昨晩、夜遅くまで物作りに熱中してしまったため昼過ぎに目覚めた。
「ふわぁ!おはようアミィ」
「おはようってもうお昼だけどね」
あくびをしながら目を擦るユウスケをアミィは笑う。
「昨日は随分熱中してたけど何かできたの?」
「まだ、あと少しなんだけどなぁ...朝ご..昼ご飯食べたらまた作業に取り掛かるよ」
ユウスケは顔を洗って髪を整える。
「無理しないでよ、せっかく帰ってきたばかりなんだから」
アミィはそう言い、昼食をテーブルに並べる。
2人は昼食を取る。
「あれ、セバスは?」
「バイト、なんでも今日は魔獣が大量発生してるんだって」
「そうか...俺もそろそろ働かなきゃな」
ユウスケは肉を食べながら考える。
「そんなにお金に困ってないし、焦らなくても良いのに」
「ジャンは遊びに行ったのか?あとパンプも」
ユウスケはいつもより静かな家に異変を感じる。
「ええ、デートですってあの子ったら張り切っちゃって、パンプちゃんはローズちゃん達と遊んでるわ」
「アイツ彼女がいるのか...成長したな」
ユウスケは少し寂しそうな顔で息子の成長を喜んだ。
「ご馳走様!さてと、作業に取り掛かるか」
ユウスケは食器を台所へ運ぶと外へ出た。
「気分を変えてやりますか!」
ユウスケは腕をまくり家の横で作業に取り掛かる。
【白夜家】
「もう、あなた!いい加減立ち直ってくださいな」
「いや、しかしだな」
「ウジウジしない!」
何やら怖気付いている海斗は妻は呆れていた。
「スフールがデートだぞ、相手は誰だ!心配するだろ!」
海斗は頭を抱える。
「もう、前も言ったでしょ!あの子ももうそんな歳じゃないの!あなたは散歩でもして頭を冷やしてください!」
「は、はい」
キャミーは怒鳴り声と同時に海斗はとぼとぼ散歩に出る。
「ママ!喧嘩?」
カナメが部屋のドアを開ける。
「違う違う、ママ達仲良しだから喧嘩はしないの」
「そっか!」
キャミーは微笑みながらカナメに言い聞かせる。
「カナメちゃんは何してるの?」
「かくれんぼ!」
カナメはそう言い、部屋を見渡す。
「あ!パーちゃんにローズみっけ!」
カナメはタンスとタンスの隙間に向かって指を差す。
「ここにいるの?」
キャミーはタンスの隙間を覗くと身動きが取れなくなったローズとパンプを見つける。
「あ、ママさん助けて!出れなくなっちゃった!」
「ローズが押し込むから」
「うるさいわよ!アンタが暴れるからでしょ!」
ローズはパンプの頭をポカポカと叩く。
「あらあら」
かくれんぼを終え、パンプ達は召使いを巻き込んで遊んでいた。
「パーちゃん!コレ!可愛いリボン!」
「うわぁ!なんだコレ!?」
「あとねー!ドレスにおめかしも!」
「はははっ!変なのー!パンプ、似合ってるわよ」
「お似合いですよパンプ様!」
「うぅ...なんか動きづらい」
「カナメちゃん、コレなんかもどう?」
「わー!凄い!可愛いー!」
「お可愛いですよパンプ様!」
カナメによって赤ん坊用の服とリボンを付けられたパンプは最後にローズによっておしゃぶりも付けられた。
【動物園】
ジャンと白夜は2人で動物園へ来ていた。
「痛っ!」
「どうかしましたかジャンさん?」
パンプのダメージが伝わり、頭を抑えるジャンを白夜は心配する。
「何でもないよ、見て白夜さん!あっちにパレットクジャクがいるよ」
ジャンはカラフルな羽を広げるクジャクの檻に指を差す。
「綺麗...」
白夜はクジャクの羽模様にうっとりする。
【バーン家付近】
海斗は散歩でたまたま通りかかったバーン家を覗くとユウスケがタイヤの無いバイクのような乗り物を作っていた。
「ほぉ、面白そうな物を作ってますね」
海斗は面白そうな物を作っているユウスケに声をかける。
「へへ、趣味なんですよ。こうやって物を作るの」
ユウスケは機嫌良く答える。
「趣味でこのレベルの物を作っているんですか!?是非ウチの会社に欲しい人材ですね」
海斗の言葉にユウスケは耳を傾ける。
「て事はアンタは社長なのかい?」
「ああ、紹介が遅れました。わたくしこういう者です」
海斗はユウスケに名刺を渡す。
「ビャクヤ商会、魔道具開発・販売、その他諸々..ね...」
ユウスケは名刺をまじまじと読む。
「ところでコレは何なんですか?」
海斗はユウスケの発明品を見て言う。
「コレか?コレは魔動車って言ってな、ちょっと見てろよ」
ユウスケは作っている途中の乗り物に乗る。
「こうやってハンドルを掴んで魔力を込めると」
ユウスケがハンドルに魔力を込めると魔動車は浮き上がる。
「そしてここを捻ると」
ユウスケがハンドルを捻ると魔動車はゆっくり前進をする。
「完成するともっと速くなるんだぜ」
ユウスケは自分の発明品に惚れ惚れしながら言う。
「素晴らしい!是非!是非うちの会社で働いてもらいたい!」
海斗はユウスケの手を掴む。
「マジか!良いぜ!ちょうど今仕事を探しててな、俺はユウスケ、ユウスケ・バーンだ」
ユウスケは笑顔で海斗と握手をする。
「バーン?って言うとあのジャン・バーンの!?」
「おお!ジャンを知ってるのか!?俺はジャンの父親だ」
ユウスケの返答に海斗は驚く。
「凄い!これは凄いぞ!」
海斗は興奮をする。
「ここで話すのもなんだ、家に上がってくれ」
「はい!」
ユウスケと海斗の立場は完全に逆転してしまっている。
日も落ち、ジャンはパンプと一緒に家に帰って来た。
「「ただいま!」」
2人が家に入った瞬間、客間から大きな笑い声が聞こえてきた。
「母さん、なんの騒ぎ?」
「ユウスケさんとお客さんがお酒を飲んでるのよ。随分と楽しんでるみたい」
アミィは笑いながら言う。
「それでは今日は失礼しまーす」
海斗は酔っ払いながら客間から出てくる。
「あー!これからもよろしくお願いしますね!」
ユウスケも酔っ払っている。
「ジャン、セバスさんもまだ帰ってきてないし、悪いんだけどこの人の事をお家まで送ってきてくれないかしら?」
アミィは申し訳なさそうに頼む。
「うん良いよ、パンプ行こ」
「おう!」
ジャンは海斗に肩を貸し、海斗の家まで歩く。
「此処だよ、此処ありがとうね」
「あれ?此処って、白夜さんの家だよな」
「間違えてるんじゃないのか?」
「いーや合ってるよ、精霊君」
ジャンは門を通り、白夜家のドアをノックする。
「はい、どちら様でございますか?」
メイド服を着た召使いがドアを開ける。
「あ、あのこの人を連れてきました」
「今帰ったぞー!」
海斗は酔っ払って召使いに飛びつく。
「きゃー!旦那様!」
騒ぎにキャミーや白夜達が駆けつける。
「あなた!あれだけお酒は禁止してるでしょ!どこで飲んできたの!」
キャミーは海斗に怒鳴る。
「うわぁ!キャミー!良いじゃないか今日ぐらい!すっごい人材を見つけたんだぞー!」
「パパお顔真っ赤か!ヘンテコリン!」
一瞬で玄関は大騒ぎになる。
「あらジャンさん、どうして此処に忘れ物?」
白夜はジャンの元へと駆けつける。
「この人を此処まで運んで来たんだよ」
ジャンは海斗に指を差す。
「なっ!」
白夜の顔は引きつる。
「白夜さんのお父さん?賑やかな人だね」
ジャンは呑気に笑う。
「ま、まぁ...ありがとうございました。また後でお礼させてください、ではお気をつけて!」
白夜は慌てた様子でジャンとパンプを家から離して見送る。
「良いことしたなジャン!」
「うん、そうだね。さてと今日の晩御飯は何かなー」
「卵焼きー!」
「それはいつもだろ」
「「ハハハハッ!」」
「あれ?そういえば白夜の喋り方って最初の頃と少し変わったよな」
「そういえばそうだね。でも今の方がなんか良いね」
2人はたわいもない会話をしながら家に帰る。
「すまないキャミー!」
海斗は土下座をしていると白夜に肩を強く掴まれる
「パパ...!」
「ス、スフール!」
「バカー!!」
「うぁぁぁ!!」
こうして、無事に職を手に入れたユウスケはビャクヤ商会で働くことになった。
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