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新人戦編 ―後編―
第33話 目覚め
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マルコが見た光景、それはアルヴィスから並々ならぬ量の魔力が溢れるように止めどなく放出され、まばゆい光源となっている。
同時に、今まで流れていた夥しい量の血液がアルヴィスに集まっていく。まるで元ある場所に戻っていくようだ。そしてみるみる傷口が修復され、腹部の穴が完全に塞がってしまう。もちろん火傷の痕も全てだ。
先程のマルコの突きによるダメージが完全に治癒してしまった。
だがこれで終わりではない。
腹部の傷が治ると、次は貫通している右ふくらはぎが同じように治っていく。切れている筋が繋がり、肉が生成され、血が戻ると、皮膚も元に戻り完治する。
フレデリック達との戦闘でおった傷がこれで全て完全に治ったのだ。
治療、とは違って見えた。再生、いや、これはそう、言うなればまるで――巻き戻り。この言葉が1番正しいのかもしれない。
まるで時間が巻き戻ったかのように傷が癒えたアルヴィスは、ゆっくりと眼を開いた。
地面に倒れていたアルヴィスは、ゆっくりと上半身を起こし自分の身体を見渡す。
「これは、一体……? 俺はたしかあいつに腹を貫かれて……」
腹や腕、脚と自分の身体を確かめるようにあちこちと見るアルヴィスだが、一体なにが起きて自分の傷が治っているのかが理解出来ずにいた。
だが、分かったことが1つだけある。
それは、まだエリザベスの仇を討てる可能性があるということだった。
自分の身体を確かめるなかで感じたが、どうやら治っているのは怪我だけで、魔力までは回復していないようだ。
それでもアルヴィスには十分だった。またこの身体が動くのなら、これ以上は望まない。
「おい、糞ガキ。それは一体どういうことだ? 俺はそんな魔法を見たことがないぞ」
立ち上がったアルヴィスに、光を防いでいた腕を下ろしながらマルコが話しかけてきた。
それ、とはアルヴィスの怪我が完治した魔法のことだろう。
「俺も何がなんだかさっぱりだ。だけど、リベンジマッチといこうか痩せ男!」
「俺もあれで終わりでは物足りなくてな。また貴様をぶちのめして、嫌でもそのことを吐かさせてやるよ!」
アルヴィスは多重加速魔法を発動し、マルコは炎を身に纏う。
そして両者一斉に駆け出した。
「るああああっ!」
「ぬんっ!」
2人の拳が激突すると、衝撃で風が生まれる。
マルコの纏う炎が風でゆらめき靡なびき、火花を散らす。
その炎が形を変え、マルコの背中から2本の火炎が突出した。
「焼け死ね! ――〈紅炎プロミネンス〉!」
1本目を避けるが、避けた先に2本目が襲いくる。だがこれも避ければマルコとの距離を取りすぎてしまう。
中長距離を得意とするマルコに、近距離格闘型のアルヴィスは間合いをあけたくないのだ。
アルヴィスは右手を〈紅炎〉に向け魔力を放出した。
「先生、あんたの技貰うぜ!」
手から放出された魔力は円の形へと変形し、炎を防ぐ障壁となる。
「魔法障壁だと!? 貴様、そんなことも出来るか。くっくっ、面白いぞ糞ガキ!」
「そりゃどうも――おらァっ!」
炎を防いだアルヴィスは、一歩で間合いを詰め上段蹴りをかます。
パァンッという音を響かせマルコの腕に受け止められ、その脚を掴まれ投げ飛ばされる。
空中で体勢を整えることが出来ないアルヴィスに、マルコは追撃の火球を数発放ってきた。
だがアルヴィスは上半身を思いっきり捻り身体の向きを変えると、魔法障壁で火球を防ぎきる。
そして着地すると同時に、地面に落ちているフレデリックの土魔法の残骸となった小岩を両手に1つずつ拾い、加速魔法を掛け指で弾き飛ばす。
これでダメージを与えられるとは思っていない。少しでも体勢を崩すのが狙いだ。
弾き飛ばすと、小岩のあとを追うようにアルヴィスもマルコ目掛け駆け出す。
だがこれにたいしてマルコは避けることも弾くこともなく、ただ纏う炎の火力をあげ小岩目掛け放出し、押し返した。
そして慌てることなく、続くアルヴィスの拳を腕で弾き、手刀でかえす。
アルヴィスもバックステップで手刀は避けるが、手刀の軌道と同じ形――半月状の炎が襲い来る。
この近距離では魔法障壁の形成が間に合わない。
アルヴィスは仕方なく、隙が出来てしまうが空中へ回避した。
そこに、この展開を待っていたとばかりに両手を構えていたマルコが、ニヤリと笑い魔法を放つ。
「爆ぜろ糞ガキぃ! 〈フレア〉!」
火球よりも魔力が込められているこの魔法は、一見火球より一回り大きいだけで同じようにも見えるが、アルヴィスに当たる前に彼の目の前で突如爆発した。
爆発までは予測出来ていなかったアルヴィスは、咄嗟に両腕で顔を守るが身体に直撃してしまう。
爆発で吹き飛び、屋敷の外壁に衝突する。
ドサッと地面に落ちるアルヴィスは外壁に背中を強打していたが、ダメージは背中よりも顔を守った腕におっていた。
折角治った怪我だが、今度は腕に火傷と、所々爆発で肉が抉れている。
かなり痛むが、戦闘続行に問題はない。
だがこのままやっていても、アルヴィスはマルコに勝てないと思っていた。
「試してみるか……」
起き上がったアルヴィスは、エリザベスのことを一瞥すると初めての模擬戦のことを思い出していた。
(たしか、こんな感じだったか?)
魔力を手先から体外へ放出すると、徐々にその範囲を広げる。放出する魔力のイメージは煙のように。
本来魔力自体は色に例えると淡い青白い色をしているが、アルヴィスが放出する魔力は段々と色を変えていた。
アルヴィスの行動と、その魔力の変化にマルコは何か危機感を覚えたのか、彼との距離を広げた。
(なんだあの色は? 魔力の色はその魔法の性質を表すが……。黒色の魔力など見たことがないぞ)
マルコの考えている通り、放出する魔力が赤色であれば炎系、青色であれば水や氷、といったように魔法そのもののタイプを表すが、アルヴィスの放つ魔力は黒色というより暗い紫色のような感じだ。
(これだ、このイメージだ。あのときのエリザの全範囲魔法は、予め魔力を放出し範囲を広げ、一気に発動。だがこれを俺なりにアレンジして放出中にすでに発動、さらに放出し続け範囲を広げる!)
「完成だ――〈時ラビリンスの迷宮タイム〉」
アルヴィスの放つ魔力は今もなお、ゆっくりとだがどんどん範囲を広げていく。
「糞ガキ、一体それはなんの真似だ。魔力の垂れ流しじゃねェか」
「俺がただ無駄に魔力を出しているとでも思ってるのか? 1つ忠告しといてやるぜ」
「なんだと?」
「それ、触れると死ぬぞ」
「――!?」
アルヴィスの言葉に、マルコは放出されている魔力煙を注視した。
「まさか!?」
魔力煙が通ったあとを改めてよく見ると、庭園の草木や花、館の外壁や柱は、枯れ、風化し、腐り、腐蝕して原型を留めていなかった。
そのことに気づいたマルコは、気付けば自分にもすでに触れそうな距離だった魔力煙を遠ざけるため、炎で吹き飛ばそうと〈フレア〉を放つ。
だが――
「なんだと!?」
〈フレア〉が魔力煙に触れた瞬間、まるで酸素を使いきって消滅するように、一瞬でその炎は姿を消す。
そして範囲を広げた魔力煙が、ついにマルコの左腕に届いた。
マルコは即座に距離を取り直したが、その腕はすでに腐蝕し、左肘から下は使い物にならない状態だった。
「ぬぐわァっ……!」
マルコは初めて苦しみの表情を見せる。
そして直感的に感じた。
このままでは自分が殺られると。
(主からの命令は、アレスティアの領土を奪うあの豚の手伝いをすること。ここまでする義理はない)
「糞ガキ! 貴様、名前は?」
「あん? なんだてめェいきなり。アルヴィスだこの野郎」
「覚えたぞ、糞ガキ。この腕の借りはデカイぞ」
アルヴィスの名前を聞いたマルコは、纏う炎を消すとその分の魔力を身体強化にまわしたのか、身体が青白い魔力に包まれる。
するとアルヴィスとは逆方向へ走りだし、敷地を囲む外壁の上へ跳び乗り逃走しだす。
「なっ――!?」
いきなりの出来事にアルヴィスは反応に遅れてしまい、追撃もできなかった。
同時に、今まで流れていた夥しい量の血液がアルヴィスに集まっていく。まるで元ある場所に戻っていくようだ。そしてみるみる傷口が修復され、腹部の穴が完全に塞がってしまう。もちろん火傷の痕も全てだ。
先程のマルコの突きによるダメージが完全に治癒してしまった。
だがこれで終わりではない。
腹部の傷が治ると、次は貫通している右ふくらはぎが同じように治っていく。切れている筋が繋がり、肉が生成され、血が戻ると、皮膚も元に戻り完治する。
フレデリック達との戦闘でおった傷がこれで全て完全に治ったのだ。
治療、とは違って見えた。再生、いや、これはそう、言うなればまるで――巻き戻り。この言葉が1番正しいのかもしれない。
まるで時間が巻き戻ったかのように傷が癒えたアルヴィスは、ゆっくりと眼を開いた。
地面に倒れていたアルヴィスは、ゆっくりと上半身を起こし自分の身体を見渡す。
「これは、一体……? 俺はたしかあいつに腹を貫かれて……」
腹や腕、脚と自分の身体を確かめるようにあちこちと見るアルヴィスだが、一体なにが起きて自分の傷が治っているのかが理解出来ずにいた。
だが、分かったことが1つだけある。
それは、まだエリザベスの仇を討てる可能性があるということだった。
自分の身体を確かめるなかで感じたが、どうやら治っているのは怪我だけで、魔力までは回復していないようだ。
それでもアルヴィスには十分だった。またこの身体が動くのなら、これ以上は望まない。
「おい、糞ガキ。それは一体どういうことだ? 俺はそんな魔法を見たことがないぞ」
立ち上がったアルヴィスに、光を防いでいた腕を下ろしながらマルコが話しかけてきた。
それ、とはアルヴィスの怪我が完治した魔法のことだろう。
「俺も何がなんだかさっぱりだ。だけど、リベンジマッチといこうか痩せ男!」
「俺もあれで終わりでは物足りなくてな。また貴様をぶちのめして、嫌でもそのことを吐かさせてやるよ!」
アルヴィスは多重加速魔法を発動し、マルコは炎を身に纏う。
そして両者一斉に駆け出した。
「るああああっ!」
「ぬんっ!」
2人の拳が激突すると、衝撃で風が生まれる。
マルコの纏う炎が風でゆらめき靡なびき、火花を散らす。
その炎が形を変え、マルコの背中から2本の火炎が突出した。
「焼け死ね! ――〈紅炎プロミネンス〉!」
1本目を避けるが、避けた先に2本目が襲いくる。だがこれも避ければマルコとの距離を取りすぎてしまう。
中長距離を得意とするマルコに、近距離格闘型のアルヴィスは間合いをあけたくないのだ。
アルヴィスは右手を〈紅炎〉に向け魔力を放出した。
「先生、あんたの技貰うぜ!」
手から放出された魔力は円の形へと変形し、炎を防ぐ障壁となる。
「魔法障壁だと!? 貴様、そんなことも出来るか。くっくっ、面白いぞ糞ガキ!」
「そりゃどうも――おらァっ!」
炎を防いだアルヴィスは、一歩で間合いを詰め上段蹴りをかます。
パァンッという音を響かせマルコの腕に受け止められ、その脚を掴まれ投げ飛ばされる。
空中で体勢を整えることが出来ないアルヴィスに、マルコは追撃の火球を数発放ってきた。
だがアルヴィスは上半身を思いっきり捻り身体の向きを変えると、魔法障壁で火球を防ぎきる。
そして着地すると同時に、地面に落ちているフレデリックの土魔法の残骸となった小岩を両手に1つずつ拾い、加速魔法を掛け指で弾き飛ばす。
これでダメージを与えられるとは思っていない。少しでも体勢を崩すのが狙いだ。
弾き飛ばすと、小岩のあとを追うようにアルヴィスもマルコ目掛け駆け出す。
だがこれにたいしてマルコは避けることも弾くこともなく、ただ纏う炎の火力をあげ小岩目掛け放出し、押し返した。
そして慌てることなく、続くアルヴィスの拳を腕で弾き、手刀でかえす。
アルヴィスもバックステップで手刀は避けるが、手刀の軌道と同じ形――半月状の炎が襲い来る。
この近距離では魔法障壁の形成が間に合わない。
アルヴィスは仕方なく、隙が出来てしまうが空中へ回避した。
そこに、この展開を待っていたとばかりに両手を構えていたマルコが、ニヤリと笑い魔法を放つ。
「爆ぜろ糞ガキぃ! 〈フレア〉!」
火球よりも魔力が込められているこの魔法は、一見火球より一回り大きいだけで同じようにも見えるが、アルヴィスに当たる前に彼の目の前で突如爆発した。
爆発までは予測出来ていなかったアルヴィスは、咄嗟に両腕で顔を守るが身体に直撃してしまう。
爆発で吹き飛び、屋敷の外壁に衝突する。
ドサッと地面に落ちるアルヴィスは外壁に背中を強打していたが、ダメージは背中よりも顔を守った腕におっていた。
折角治った怪我だが、今度は腕に火傷と、所々爆発で肉が抉れている。
かなり痛むが、戦闘続行に問題はない。
だがこのままやっていても、アルヴィスはマルコに勝てないと思っていた。
「試してみるか……」
起き上がったアルヴィスは、エリザベスのことを一瞥すると初めての模擬戦のことを思い出していた。
(たしか、こんな感じだったか?)
魔力を手先から体外へ放出すると、徐々にその範囲を広げる。放出する魔力のイメージは煙のように。
本来魔力自体は色に例えると淡い青白い色をしているが、アルヴィスが放出する魔力は段々と色を変えていた。
アルヴィスの行動と、その魔力の変化にマルコは何か危機感を覚えたのか、彼との距離を広げた。
(なんだあの色は? 魔力の色はその魔法の性質を表すが……。黒色の魔力など見たことがないぞ)
マルコの考えている通り、放出する魔力が赤色であれば炎系、青色であれば水や氷、といったように魔法そのもののタイプを表すが、アルヴィスの放つ魔力は黒色というより暗い紫色のような感じだ。
(これだ、このイメージだ。あのときのエリザの全範囲魔法は、予め魔力を放出し範囲を広げ、一気に発動。だがこれを俺なりにアレンジして放出中にすでに発動、さらに放出し続け範囲を広げる!)
「完成だ――〈時ラビリンスの迷宮タイム〉」
アルヴィスの放つ魔力は今もなお、ゆっくりとだがどんどん範囲を広げていく。
「糞ガキ、一体それはなんの真似だ。魔力の垂れ流しじゃねェか」
「俺がただ無駄に魔力を出しているとでも思ってるのか? 1つ忠告しといてやるぜ」
「なんだと?」
「それ、触れると死ぬぞ」
「――!?」
アルヴィスの言葉に、マルコは放出されている魔力煙を注視した。
「まさか!?」
魔力煙が通ったあとを改めてよく見ると、庭園の草木や花、館の外壁や柱は、枯れ、風化し、腐り、腐蝕して原型を留めていなかった。
そのことに気づいたマルコは、気付けば自分にもすでに触れそうな距離だった魔力煙を遠ざけるため、炎で吹き飛ばそうと〈フレア〉を放つ。
だが――
「なんだと!?」
〈フレア〉が魔力煙に触れた瞬間、まるで酸素を使いきって消滅するように、一瞬でその炎は姿を消す。
そして範囲を広げた魔力煙が、ついにマルコの左腕に届いた。
マルコは即座に距離を取り直したが、その腕はすでに腐蝕し、左肘から下は使い物にならない状態だった。
「ぬぐわァっ……!」
マルコは初めて苦しみの表情を見せる。
そして直感的に感じた。
このままでは自分が殺られると。
(主からの命令は、アレスティアの領土を奪うあの豚の手伝いをすること。ここまでする義理はない)
「糞ガキ! 貴様、名前は?」
「あん? なんだてめェいきなり。アルヴィスだこの野郎」
「覚えたぞ、糞ガキ。この腕の借りはデカイぞ」
アルヴィスの名前を聞いたマルコは、纏う炎を消すとその分の魔力を身体強化にまわしたのか、身体が青白い魔力に包まれる。
するとアルヴィスとは逆方向へ走りだし、敷地を囲む外壁の上へ跳び乗り逃走しだす。
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