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新人戦編 ―後編―
第29話 邪魔をするな
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――5月13日、放課後。
今日も全ての講義を終えたアルヴィスは、いつもはこのまま真っ直ぐに1寮演習場へと足を運ぶのだが、今日は寮へと帰っていた。
理由はただ1つである――
「先生、いるか? ちょっと用があるんだが」
彼が寄り道せず寮へと戻った理由は、アンヴィエッタに聞きたいことがあるからだ。
アルヴィスは寮長室の扉を数回ノックしてから開けた。すると中には、窓を開放しそこへ寄り掛かるように背を預けて煙管を嗜むアンヴィエッタの姿があった。
「なんだ、いるんじゃん先生。いるなら返事くらいしてくれよ」
「会う気がないから無視するんだ。まさか坊やが女性の部屋を勝手に開けるような子だとは思わなかったよ」
「それは悪かったが、生徒が会いに来てるのに無視する先生がいるとは俺も思わなかったよ」
アルヴィスは中に入ると勝手にソファーに腰を下ろす。その姿を見たアンヴィエッタは深い溜め息を吐いた。どうやら彼の態度を見て無視を諦めたようだ。
「で、用とはなんだね? やっと講義を終えたばかりなのに、勝手に7限目を始めないでくれよ?」
「そんなのじゃない。知りたいことを教えてくれればすぐに出ていくさ。――エリザのことなんだけど、最近見かけないんだ。演習場にも来てくれないし。あの晩以来会っていないんだ。先生、何か知らないか? 一応寮長なんだしよ」
「一応とはなんだ、相変わらず失礼なやつだな坊やは」
アンヴィエッタはアルヴィスに文句を言いつつも彼の言葉の意味を把握した。あの晩とは恐らく、アヒムとの決闘があった晩のことを指しているに違いない。
そして彼女はアルヴィスの求めている答えを知っている。
「スカーレットなら任務で出ている。つまり学院にはいないということだ」
(だがたしかにスカーレットのやつ、難易度のわりに帰りが遅い。なにかトラブったか? いやだがあいつはAランク、Eランク任務ごときなんの問題もないはずだが――)
「任務? ああ、講義棟ロビーに貼ってあるあれのことか。たしかあれでも単位を取れるんだよな?」
「さすがにそれくらい坊やでも知っているか」
「ば、ばかにするな」
実は魔術学院は王都のギルドと提携している。ギルドで掲示している任務を学院でも募集し、ギルドでは報酬として主にゴールドが受け渡されるが、学院では任務ランクやゴールド額にあわせた単位を報酬としている。
ギルドは依頼が達成でき、生徒は単位をもらえる。そして学院は生徒の代わりにギルドから報酬のゴールドを受け取り経営費としているわけだ。このシステムが成り立っているからこそ学生は学院に一切のゴールドを支払うことなく入学し生活をおくれている。
だからこそ貧しいアルヴィスや、国や家族の全てを失ったエリザベスのような生徒も入学できるというわけだ。
「で、どこに行っているかも先生なら知ってるんだろ? 教えてくれないか? なんか嫌な予感がするんだ」
「知らないこともないが、嫌な予感とはなんだ? 私はそっちのほうが気になるが」
「おいおい、質問してるのは俺の方なんだぜ? ――はぁ、わかったよ」
アルヴィスはすぐにアンヴィエッタの表情を見て抵抗することを諦めた。煙管を吹かし横目でこちらを見る顔に、早く話せと書いてあるからだ。
「あの晩、エリザからこれを受け取ったんだ――」
アルヴィスは話ながら制服の内ポケットからエリザベスの指輪を取りだすと、アンヴィエッタに見せる。
指輪には赤い水晶のようなものがついていて、ユラユラと水晶内部で何かが揺らめいている。一種の魔道具だとは思うがアルヴィスにはわからなかった。
「ほう、また珍しい物を持っているじゃないか」
「先生! あんたこれがなにか知ってんのか!?」
「私を誰だと思ってるんだ。それくらい知らん教授はいないよ。――それは2つで1セットだ。そこの水晶で揺らめいているものはスカーレットの魔力だ。スカーレットの魔力量に比例して揺らめきが変わる。大きく揺れていれば魔力も多く、小さければスカーレットの魔力も消耗しているということになる。もともとは魔法師の旦那をもつ嫁が旦那の身が心配で旦那につけさせたものでな――」
(揺らめきがこの前より小さい気がする。ということは今エリザベスの魔力が減ってるってことか!?)
なにやらアンヴィエッタがアルヴィスの欲しい情報以上にいらないうんちくを披露し始めたが、彼はこれを無視し今ある情報を整理する。
「先生! あんたエリザに連絡取れるか!?」
「つまり魔道具というのは――ってなんだ急に? ちゃんと私の話を聞いていたのかね?」
「ああ、ちゃんと聞き流してるぜ! それよりエリザに連絡だ!」
「今なんかすごい失礼な言葉が聞こえた気がしたが私の聞き間違いか? まぁよかろう」
そう言い彼女は窓から離れ机に向かうと、引き出しから指輪型携帯電話を取り出す。
もちろん普段も指にはめているが、それは彼女の私物携帯だ。今取り出したものは、寮長として持っている寮生全員と連絡可能な学院から渡されているものだ。
それを指につけスイッチを押してから耳に入れた。
「コール――エリザベス・スカーレット」
コールで呼び出しモードが起動し、続いた名前で着信する。声に反応しているというよりは、骨から伝わる振動リズムに反応、識別して着信までの流れが成立する。
エリザベスへのコールから数十秒経つが応答がない。
アンヴィエッタは諦めスイッチを押し電話を切った。
「繋がらんな。……私も先ほど考えはしたが、もしかしたら君の予感はあながち間違ってはいないかもしれんな」
「ならエリザの居場所を教えてくれ! 俺が探しに行く!」
「だがな……」
「なんだよ!?」
「……坊やには悪いが、勝手に君のことを彼女に話させてもらったよ」
「あ? んなこと今はどうだっていいだろ!?」
「だから――坊やの目的を話したんだ。話したからスカーレットは学院から出たんだ」
「目的って、まさかあんた……!? ――先生……もし、エリザに何かあれば、俺はあんたを許さねぇっ……!!」
「――!?」
アンヴィエッタはアルヴィスを見て思わず息を飲む。アルヴィスの見たことがない剣幕と、なにより無意識下で放っている彼の魔力量にだ。
彼女がアルヴィスに圧倒されている僅かな間、その間に彼がソファーから立ち上がり部屋から出ていこうとしていたので、慌てて呼び止める。
「ちょっと待ちたまえっ! 今から行く気か坊や。Aランクのスカーレットが苦戦しているのだぞ? ちゃんと相応の準備をしてだな――」
「うるせェっ!!」
「な――ッ!?」
「俺が今すぐ助けたいから助けに行くんだ! 邪魔すんじゃねェよッ!!」
――バタンッ!!
叩きつけるように扉を閉め大きな音を響かせながら消えたアルヴィスのいなくなった部屋で、アンヴィエッタは静かに視線を下げて自分の脚を見る。
「――!?」
自身の下半身の状態を見たアンヴィエッタは、小さく笑った。
「くっくっ……この私が震えるか……」
(あの坊やの魔力に気圧されたか……。いや、違うか。単純に私は坊やに、彼に、アルヴィス・レインズワースという1人の魔法師に――恐怖したんだ)
アンヴィエッタはいつもの癖、眼鏡を直しながら天を見るように顔を上げた。
「なんだ……よかったじゃないか、スカーレット……。最初から君たちは両思いじゃないか……」
アンヴィエッタは煙管を手に取り一服、窓から外を見つめる。
「助けろよ、坊や」
今日も全ての講義を終えたアルヴィスは、いつもはこのまま真っ直ぐに1寮演習場へと足を運ぶのだが、今日は寮へと帰っていた。
理由はただ1つである――
「先生、いるか? ちょっと用があるんだが」
彼が寄り道せず寮へと戻った理由は、アンヴィエッタに聞きたいことがあるからだ。
アルヴィスは寮長室の扉を数回ノックしてから開けた。すると中には、窓を開放しそこへ寄り掛かるように背を預けて煙管を嗜むアンヴィエッタの姿があった。
「なんだ、いるんじゃん先生。いるなら返事くらいしてくれよ」
「会う気がないから無視するんだ。まさか坊やが女性の部屋を勝手に開けるような子だとは思わなかったよ」
「それは悪かったが、生徒が会いに来てるのに無視する先生がいるとは俺も思わなかったよ」
アルヴィスは中に入ると勝手にソファーに腰を下ろす。その姿を見たアンヴィエッタは深い溜め息を吐いた。どうやら彼の態度を見て無視を諦めたようだ。
「で、用とはなんだね? やっと講義を終えたばかりなのに、勝手に7限目を始めないでくれよ?」
「そんなのじゃない。知りたいことを教えてくれればすぐに出ていくさ。――エリザのことなんだけど、最近見かけないんだ。演習場にも来てくれないし。あの晩以来会っていないんだ。先生、何か知らないか? 一応寮長なんだしよ」
「一応とはなんだ、相変わらず失礼なやつだな坊やは」
アンヴィエッタはアルヴィスに文句を言いつつも彼の言葉の意味を把握した。あの晩とは恐らく、アヒムとの決闘があった晩のことを指しているに違いない。
そして彼女はアルヴィスの求めている答えを知っている。
「スカーレットなら任務で出ている。つまり学院にはいないということだ」
(だがたしかにスカーレットのやつ、難易度のわりに帰りが遅い。なにかトラブったか? いやだがあいつはAランク、Eランク任務ごときなんの問題もないはずだが――)
「任務? ああ、講義棟ロビーに貼ってあるあれのことか。たしかあれでも単位を取れるんだよな?」
「さすがにそれくらい坊やでも知っているか」
「ば、ばかにするな」
実は魔術学院は王都のギルドと提携している。ギルドで掲示している任務を学院でも募集し、ギルドでは報酬として主にゴールドが受け渡されるが、学院では任務ランクやゴールド額にあわせた単位を報酬としている。
ギルドは依頼が達成でき、生徒は単位をもらえる。そして学院は生徒の代わりにギルドから報酬のゴールドを受け取り経営費としているわけだ。このシステムが成り立っているからこそ学生は学院に一切のゴールドを支払うことなく入学し生活をおくれている。
だからこそ貧しいアルヴィスや、国や家族の全てを失ったエリザベスのような生徒も入学できるというわけだ。
「で、どこに行っているかも先生なら知ってるんだろ? 教えてくれないか? なんか嫌な予感がするんだ」
「知らないこともないが、嫌な予感とはなんだ? 私はそっちのほうが気になるが」
「おいおい、質問してるのは俺の方なんだぜ? ――はぁ、わかったよ」
アルヴィスはすぐにアンヴィエッタの表情を見て抵抗することを諦めた。煙管を吹かし横目でこちらを見る顔に、早く話せと書いてあるからだ。
「あの晩、エリザからこれを受け取ったんだ――」
アルヴィスは話ながら制服の内ポケットからエリザベスの指輪を取りだすと、アンヴィエッタに見せる。
指輪には赤い水晶のようなものがついていて、ユラユラと水晶内部で何かが揺らめいている。一種の魔道具だとは思うがアルヴィスにはわからなかった。
「ほう、また珍しい物を持っているじゃないか」
「先生! あんたこれがなにか知ってんのか!?」
「私を誰だと思ってるんだ。それくらい知らん教授はいないよ。――それは2つで1セットだ。そこの水晶で揺らめいているものはスカーレットの魔力だ。スカーレットの魔力量に比例して揺らめきが変わる。大きく揺れていれば魔力も多く、小さければスカーレットの魔力も消耗しているということになる。もともとは魔法師の旦那をもつ嫁が旦那の身が心配で旦那につけさせたものでな――」
(揺らめきがこの前より小さい気がする。ということは今エリザベスの魔力が減ってるってことか!?)
なにやらアンヴィエッタがアルヴィスの欲しい情報以上にいらないうんちくを披露し始めたが、彼はこれを無視し今ある情報を整理する。
「先生! あんたエリザに連絡取れるか!?」
「つまり魔道具というのは――ってなんだ急に? ちゃんと私の話を聞いていたのかね?」
「ああ、ちゃんと聞き流してるぜ! それよりエリザに連絡だ!」
「今なんかすごい失礼な言葉が聞こえた気がしたが私の聞き間違いか? まぁよかろう」
そう言い彼女は窓から離れ机に向かうと、引き出しから指輪型携帯電話を取り出す。
もちろん普段も指にはめているが、それは彼女の私物携帯だ。今取り出したものは、寮長として持っている寮生全員と連絡可能な学院から渡されているものだ。
それを指につけスイッチを押してから耳に入れた。
「コール――エリザベス・スカーレット」
コールで呼び出しモードが起動し、続いた名前で着信する。声に反応しているというよりは、骨から伝わる振動リズムに反応、識別して着信までの流れが成立する。
エリザベスへのコールから数十秒経つが応答がない。
アンヴィエッタは諦めスイッチを押し電話を切った。
「繋がらんな。……私も先ほど考えはしたが、もしかしたら君の予感はあながち間違ってはいないかもしれんな」
「ならエリザの居場所を教えてくれ! 俺が探しに行く!」
「だがな……」
「なんだよ!?」
「……坊やには悪いが、勝手に君のことを彼女に話させてもらったよ」
「あ? んなこと今はどうだっていいだろ!?」
「だから――坊やの目的を話したんだ。話したからスカーレットは学院から出たんだ」
「目的って、まさかあんた……!? ――先生……もし、エリザに何かあれば、俺はあんたを許さねぇっ……!!」
「――!?」
アンヴィエッタはアルヴィスを見て思わず息を飲む。アルヴィスの見たことがない剣幕と、なにより無意識下で放っている彼の魔力量にだ。
彼女がアルヴィスに圧倒されている僅かな間、その間に彼がソファーから立ち上がり部屋から出ていこうとしていたので、慌てて呼び止める。
「ちょっと待ちたまえっ! 今から行く気か坊や。Aランクのスカーレットが苦戦しているのだぞ? ちゃんと相応の準備をしてだな――」
「うるせェっ!!」
「な――ッ!?」
「俺が今すぐ助けたいから助けに行くんだ! 邪魔すんじゃねェよッ!!」
――バタンッ!!
叩きつけるように扉を閉め大きな音を響かせながら消えたアルヴィスのいなくなった部屋で、アンヴィエッタは静かに視線を下げて自分の脚を見る。
「――!?」
自身の下半身の状態を見たアンヴィエッタは、小さく笑った。
「くっくっ……この私が震えるか……」
(あの坊やの魔力に気圧されたか……。いや、違うか。単純に私は坊やに、彼に、アルヴィス・レインズワースという1人の魔法師に――恐怖したんだ)
アンヴィエッタはいつもの癖、眼鏡を直しながら天を見るように顔を上げた。
「なんだ……よかったじゃないか、スカーレット……。最初から君たちは両思いじゃないか……」
アンヴィエッタは煙管を手に取り一服、窓から外を見つめる。
「助けろよ、坊や」
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