27 / 60
レイノルズの悪魔 社交界をあるく
公爵令嬢の密談
しおりを挟む
オックスは時間どおりに公爵邸にやってきた。ここからはレイノルズ公爵家の馬車で晩餐会の会場となる王城へむかう。
オックスには予め王都で略礼装を仕立てられるよう、トリスに頼んでおいた。
クロード少年の言い方ではないけど、オックスにそんなお金はないものね。
「いいわね、いっぱしの子爵みたいだわ」
馬車をまつあいだ、私はオックスとボールルームにいた。
「ああ。トリスは口は悪いが仕事のできる良い衣装係だな」
「あら、素直ね」
私とオックスにお茶を淹れていたトリスが咳払いをした。
「お褒めいただいたわよトリスタン。ご褒美にお菓子でも買いなさいな?」
そう声をかけて、ポケットから銀貨をひとつ出して引きかけたお盆にのせてやると、トリスは一瞬表情に喜色をうかべたが、ちらりとほかの使用人たちに目をやり、取り澄まして
「勿体無いお言葉、衣装部屋に伝えます」
と膝を折って美しく頭をさげ立ち去った。
お金で釣るみたいなのはよくないけれど、これはこの部屋にいるレンブラント配下の侍従やメイドたちへのデモンストレーションだ。私の味方につけば、いいことがあると思わせるための。特に、うちにはほぼ無償で働かされている者がいるらしいので、これはわりと効果がある。
最近ではレンブラントさえみていなければ、私も食事やお茶を出してもらえるようになってきたし、洗濯などもトリスたちがせずともこっそり請け負うメイドもでてきた。
そのつどお小遣いが減るので、そろそろおじいさまにもらう以外の収入が必要かもしれないけど。
「お嬢様はトリスタンがことのほかお気に入りのようで…孤児にも施しを与える、聖女のようなお方だ」
客用の大扉からノックもなしに入ってきた
レンブラントが、片手をウエストコートの腰に当てたまま言う。
「レンブラント、クララベル子爵の前ですよ、ひかえなさい」
私が言うと、レンブラントは鼻で笑い、
「クララベル子爵ね、南領の片田舎のかたでしたかねえ?領地のあるかたじゃあなさそうだが。姫君には婚約者があるというのに、すこし火遊びが過ぎますよ?」
そう言うと、前髪をかきあげて首をかしげ、大袈裟にため息をついてみせた。
「ああ、出すぎた事を申し上げました。わが主君にあらせられては男と見ると媚びるとこがありましてね……誤解なきように…いい上着だ。トリスタンは見る目が有りますな、流石に腐っても公爵家の衣装係だ」
エスコートする女性にスーツを買わせるなんて、と暗にバカにしている。オックスを苛立たせようとしているのが分かる言い回しだ。しかし、
「……馬車の用意ができたのかな」
オックスはレンブラントの声が聞こえなかったかのように、私に尋ねた。思わず吹き出してしまう。
「クララベル子爵、彼は馬丁ではありませんのよ?」
「そうか、まあ、いいよ」
そう言うとトリスタンの淹れたお茶を飲み干し、私の手を掴んで立ち上がった。
「そろそろだろう」
私は慌てて茶器をテーブルに戻そうとしたけれど、それより前にオックスがそれをとりあげ、無理やりレンブラントにわたす。
「私が片付けるので?」
部屋を出て行く私たちに、レンブラントはまた何か言っていたけれど、オックスに引っ張られている私には聞き取れなかった。
馬車のなかで、オックスは肩をすくめて笑った。
「ちっとは貴族らしく見えただろう?」
「いやね、お年寄りみたいでしたわよ?」
私もオックスも、本物の貴族ってものがどんなものか、そんなにわかってやしない。でも、あんな風に従僕を扱う年配の貴族はわりとよく目にしていた。侍従を家具のように感じてるみたいなのだ…おじいさまもそうだけど。
「そうそう、耳のとおーい頑固じじいみたいでしたよ」
馬車の前窓を勝手にあけて、トリスが顔をしかめた。馭者とならんで、外に座るトリスを見るのは珍しい。
「トリス、寒くない?」
「なんともないよ、トリスタンはとても頑丈だからね」
オックスがすかさずこたえると、トリスはすかさず
「失礼なかたですね!」
と叫んで前窓を叩きつけるように閉めた。
「冗談が通じないな、公爵家の侍女は」
とオックスがにやにや笑っている。このところ、オックスのスーツを作ったり、私とオックスの書面のやりとりをてつだったりしていたからか、オックスとトリスのやりとりはずいぶん打ち解けた雰囲気になってきた。身分差はあるけれど、同じように市井でそだち、身寄りを喪ったふたりには、どこか似通ったものがあるのかもしれない。
「どうかしたか」
口元がわらっていたのか、オックスに尋ねられた。
「あなたとトリスタン、いい取り合わせだと思って」
私が笑うと、オックスは被っていた山高帽子を脱いで顔を扇いだ。
「…そん、な、つもりでは…」
いいよどむ表情はけして嫌そうではない。いつも何か苦いものでも噛んだような顔のオックスにしては、かなり珍しい。
あら、あらあらあら。かなりいいのではなくて?どうかしら?トリスは少し若いけど元気だし、あの田舎家のおかみさんにはぴったりだわ。いいえ…オックスが男爵になっても、今のトリスならやっていけるだけの技量があるのでは?
「トリスタンは、可愛いわよね」
「…!まあ、そう、だな」
面白い。こんなおもしろいことははじめてだわ。馬車に乗っている間じゅうこの話をしていたいくらいだけれど、私には他にオックスと相談しておかなくてはならないことがある。こほん、と咳払いして座り直し、少しのあいだオックスが自分を取り戻すのを待った。
北領は広い。高地や、谷川や、農地や村々。公爵家のマナーハウスの辺りはのどかながらも美しい町になっていて、学術都市ほどではないけど、学校や図書館、博物館、裁判所や役所、にぎやかな商店のたちならぶ地区もある。
市井のものも、身分のあるものも、暮らしやすくと曾祖父より前の時代から作られてきたものだ。
だけど、その広大な領土はおじいさまのものだ。さまざまな産業から入ってくる莫大な税収は領民と、王家と、レイノルズ家で分配される。私が自由にできるのはおじいさまが渡して下さるお小遣いだけ。
しかし、私はレンブラントから公爵邸での秩序を取り戻さなくてはならないし、オックスとの契約もある。だいいち、貴族令嬢ってものは、目茶苦茶お金かかる。先立つものはいくらあっても足りないくらいだ。
それに、と外の景色を眺めた。
「毛織物はどうかしら?今は、海外から輸入していると聞いたけど」
つい口に出していた。
「…成る程、北領は広いが気温は低い。綿羊にはいい気候だろうな」
オックスは帽子をかぶり直し、ふむ、と口元に手をやった。
今も食用の牛は飼っているけど、あの広大な酪農地区に沢山の羊を飼うのはどうだろう。
「しかし羊毛を採って、服や小物を作るぐらいは、今もしているはずだろう」
「ホームスパンではなくて、もっと大規模なものよ、大型の織機を使って生地を作るの。細く固く撚って槌でたたいて、光沢をだしたものはとても高価よね」
トリスの影響で、生地やその製法にはちょっと詳しい。
「成る程ね、だが、大がかりな織機や職人を入れるには、元手になるまとまった資金が必要になるだろう」
「…そうなのよ、私のお小遣いや衣装代では、どうにもならないの、それで貴方にお願いがあるのだけど」
ぼそぼそと話していると、ガタンと音をたてて馬車がとまった。
「お嬢様、子爵さま、つきましたよ」
トリスがドアを開けて知らせてきた。オックスが降りて私に手を貸してくれる。
「王城に来たのはこれが二度めだよ。トリスタン、案内してくれるかい?」
緊張する、とオックスがタイを緩めようとするのを、トリスが手で止めて、
「しっかりなさいませ。お嬢様を頼みますよ、私は大扉からは入れませんので」
他の客に聞こえないほど小さな声で囁き、御者とともに馬車に乗って行ってしまった。
「参りましょう、か」
私に促されたオックスは、これは大ごとだな、と肩を竦めてみせた。
オックスには予め王都で略礼装を仕立てられるよう、トリスに頼んでおいた。
クロード少年の言い方ではないけど、オックスにそんなお金はないものね。
「いいわね、いっぱしの子爵みたいだわ」
馬車をまつあいだ、私はオックスとボールルームにいた。
「ああ。トリスは口は悪いが仕事のできる良い衣装係だな」
「あら、素直ね」
私とオックスにお茶を淹れていたトリスが咳払いをした。
「お褒めいただいたわよトリスタン。ご褒美にお菓子でも買いなさいな?」
そう声をかけて、ポケットから銀貨をひとつ出して引きかけたお盆にのせてやると、トリスは一瞬表情に喜色をうかべたが、ちらりとほかの使用人たちに目をやり、取り澄まして
「勿体無いお言葉、衣装部屋に伝えます」
と膝を折って美しく頭をさげ立ち去った。
お金で釣るみたいなのはよくないけれど、これはこの部屋にいるレンブラント配下の侍従やメイドたちへのデモンストレーションだ。私の味方につけば、いいことがあると思わせるための。特に、うちにはほぼ無償で働かされている者がいるらしいので、これはわりと効果がある。
最近ではレンブラントさえみていなければ、私も食事やお茶を出してもらえるようになってきたし、洗濯などもトリスたちがせずともこっそり請け負うメイドもでてきた。
そのつどお小遣いが減るので、そろそろおじいさまにもらう以外の収入が必要かもしれないけど。
「お嬢様はトリスタンがことのほかお気に入りのようで…孤児にも施しを与える、聖女のようなお方だ」
客用の大扉からノックもなしに入ってきた
レンブラントが、片手をウエストコートの腰に当てたまま言う。
「レンブラント、クララベル子爵の前ですよ、ひかえなさい」
私が言うと、レンブラントは鼻で笑い、
「クララベル子爵ね、南領の片田舎のかたでしたかねえ?領地のあるかたじゃあなさそうだが。姫君には婚約者があるというのに、すこし火遊びが過ぎますよ?」
そう言うと、前髪をかきあげて首をかしげ、大袈裟にため息をついてみせた。
「ああ、出すぎた事を申し上げました。わが主君にあらせられては男と見ると媚びるとこがありましてね……誤解なきように…いい上着だ。トリスタンは見る目が有りますな、流石に腐っても公爵家の衣装係だ」
エスコートする女性にスーツを買わせるなんて、と暗にバカにしている。オックスを苛立たせようとしているのが分かる言い回しだ。しかし、
「……馬車の用意ができたのかな」
オックスはレンブラントの声が聞こえなかったかのように、私に尋ねた。思わず吹き出してしまう。
「クララベル子爵、彼は馬丁ではありませんのよ?」
「そうか、まあ、いいよ」
そう言うとトリスタンの淹れたお茶を飲み干し、私の手を掴んで立ち上がった。
「そろそろだろう」
私は慌てて茶器をテーブルに戻そうとしたけれど、それより前にオックスがそれをとりあげ、無理やりレンブラントにわたす。
「私が片付けるので?」
部屋を出て行く私たちに、レンブラントはまた何か言っていたけれど、オックスに引っ張られている私には聞き取れなかった。
馬車のなかで、オックスは肩をすくめて笑った。
「ちっとは貴族らしく見えただろう?」
「いやね、お年寄りみたいでしたわよ?」
私もオックスも、本物の貴族ってものがどんなものか、そんなにわかってやしない。でも、あんな風に従僕を扱う年配の貴族はわりとよく目にしていた。侍従を家具のように感じてるみたいなのだ…おじいさまもそうだけど。
「そうそう、耳のとおーい頑固じじいみたいでしたよ」
馬車の前窓を勝手にあけて、トリスが顔をしかめた。馭者とならんで、外に座るトリスを見るのは珍しい。
「トリス、寒くない?」
「なんともないよ、トリスタンはとても頑丈だからね」
オックスがすかさずこたえると、トリスはすかさず
「失礼なかたですね!」
と叫んで前窓を叩きつけるように閉めた。
「冗談が通じないな、公爵家の侍女は」
とオックスがにやにや笑っている。このところ、オックスのスーツを作ったり、私とオックスの書面のやりとりをてつだったりしていたからか、オックスとトリスのやりとりはずいぶん打ち解けた雰囲気になってきた。身分差はあるけれど、同じように市井でそだち、身寄りを喪ったふたりには、どこか似通ったものがあるのかもしれない。
「どうかしたか」
口元がわらっていたのか、オックスに尋ねられた。
「あなたとトリスタン、いい取り合わせだと思って」
私が笑うと、オックスは被っていた山高帽子を脱いで顔を扇いだ。
「…そん、な、つもりでは…」
いいよどむ表情はけして嫌そうではない。いつも何か苦いものでも噛んだような顔のオックスにしては、かなり珍しい。
あら、あらあらあら。かなりいいのではなくて?どうかしら?トリスは少し若いけど元気だし、あの田舎家のおかみさんにはぴったりだわ。いいえ…オックスが男爵になっても、今のトリスならやっていけるだけの技量があるのでは?
「トリスタンは、可愛いわよね」
「…!まあ、そう、だな」
面白い。こんなおもしろいことははじめてだわ。馬車に乗っている間じゅうこの話をしていたいくらいだけれど、私には他にオックスと相談しておかなくてはならないことがある。こほん、と咳払いして座り直し、少しのあいだオックスが自分を取り戻すのを待った。
北領は広い。高地や、谷川や、農地や村々。公爵家のマナーハウスの辺りはのどかながらも美しい町になっていて、学術都市ほどではないけど、学校や図書館、博物館、裁判所や役所、にぎやかな商店のたちならぶ地区もある。
市井のものも、身分のあるものも、暮らしやすくと曾祖父より前の時代から作られてきたものだ。
だけど、その広大な領土はおじいさまのものだ。さまざまな産業から入ってくる莫大な税収は領民と、王家と、レイノルズ家で分配される。私が自由にできるのはおじいさまが渡して下さるお小遣いだけ。
しかし、私はレンブラントから公爵邸での秩序を取り戻さなくてはならないし、オックスとの契約もある。だいいち、貴族令嬢ってものは、目茶苦茶お金かかる。先立つものはいくらあっても足りないくらいだ。
それに、と外の景色を眺めた。
「毛織物はどうかしら?今は、海外から輸入していると聞いたけど」
つい口に出していた。
「…成る程、北領は広いが気温は低い。綿羊にはいい気候だろうな」
オックスは帽子をかぶり直し、ふむ、と口元に手をやった。
今も食用の牛は飼っているけど、あの広大な酪農地区に沢山の羊を飼うのはどうだろう。
「しかし羊毛を採って、服や小物を作るぐらいは、今もしているはずだろう」
「ホームスパンではなくて、もっと大規模なものよ、大型の織機を使って生地を作るの。細く固く撚って槌でたたいて、光沢をだしたものはとても高価よね」
トリスの影響で、生地やその製法にはちょっと詳しい。
「成る程ね、だが、大がかりな織機や職人を入れるには、元手になるまとまった資金が必要になるだろう」
「…そうなのよ、私のお小遣いや衣装代では、どうにもならないの、それで貴方にお願いがあるのだけど」
ぼそぼそと話していると、ガタンと音をたてて馬車がとまった。
「お嬢様、子爵さま、つきましたよ」
トリスがドアを開けて知らせてきた。オックスが降りて私に手を貸してくれる。
「王城に来たのはこれが二度めだよ。トリスタン、案内してくれるかい?」
緊張する、とオックスがタイを緩めようとするのを、トリスが手で止めて、
「しっかりなさいませ。お嬢様を頼みますよ、私は大扉からは入れませんので」
他の客に聞こえないほど小さな声で囁き、御者とともに馬車に乗って行ってしまった。
「参りましょう、か」
私に促されたオックスは、これは大ごとだな、と肩を竦めてみせた。
1
お気に入りに追加
337
あなたにおすすめの小説
転生した元悪役令嬢は地味な人生を望んでいる
花見 有
恋愛
前世、悪役令嬢だったカーラはその罪を償う為、処刑され人生を終えた。転生して中流貴族家の令嬢として生まれ変わったカーラは、今度は地味で穏やかな人生を過ごそうと思っているのに、そんなカーラの元に自国の王子、アーロンのお妃候補の話が来てしまった。
醜いと蔑まれている令嬢の侍女になりましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます
ちゃんゆ
恋愛
男爵家の三女に産まれた私。衝撃的な出来事などもなく、頭を打ったわけでもなく、池で溺れて死にかけたわけでもない。ごくごく自然に前世の記憶があった。
そして前世の私は…
ゴットハンドと呼ばれるほどのエステティシャンだった。
とある侯爵家で出会った令嬢は、まるで前世のとあるホラー映画に出てくる貞◯のような風貌だった。
髪で顔を全て隠し、ゆらりと立つ姿は…
悲鳴を上げないと、逆に失礼では?というほどのホラーっぷり。
そしてこの髪の奥のお顔は…。。。
さぁ、お嬢様。
私のゴットハンドで世界を変えますよ?
**********************
『おデブな悪役令嬢の侍女に転生しましたが、前世の技術で絶世の美女に変身させます』の続編です。
続編ですが、これだけでも楽しんでいただけます。
前作も読んでいただけるともっと嬉しいです!
転生侍女シリーズ第二弾です。
短編全4話で、投稿予約済みです。
よろしくお願いします。
婚約破棄をいたしましょう。
見丘ユタ
恋愛
悪役令嬢である侯爵令嬢、コーデリアに転生したと気づいた主人公は、卒業パーティーの婚約破棄を回避するために奔走する。
しかし無慈悲にも卒業パーティーの最中、婚約者の王太子、テリーに呼び出されてしまうのだった。
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
シナリオ通り追放されて早死にしましたが幸せでした
黒姫
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢に転生しました。神様によると、婚約者の王太子に断罪されて極北の修道院に幽閉され、30歳を前にして死んでしまう設定は変えられないそうです。さて、それでも幸せになるにはどうしたら良いでしょうか?(2/16 完結。カテゴリーを恋愛に変更しました。)
どうして私が我慢しなきゃいけないの?!~悪役令嬢のとりまきの母でした~
涼暮 月
恋愛
目を覚ますと別人になっていたわたし。なんだか冴えない異国の女の子ね。あれ、これってもしかして異世界転生?と思ったら、乙女ゲームの悪役令嬢のとりまきのうちの一人の母…かもしれないです。とりあえず婚約者が最悪なので、婚約回避のために頑張ります!
この異世界転生の結末は
冬野月子
恋愛
五歳の時に乙女ゲームの世界に悪役令嬢として転生したと気付いたアンジェリーヌ。
一体、自分に待ち受けているのはどんな結末なのだろう?
※「小説家になろう」にも投稿しています。
【完結】私ですか?ただの令嬢です。
凛 伊緒
恋愛
死んで転生したら、大好きな乙女ゲーの世界の悪役令嬢だった!?
バッドエンドだらけの悪役令嬢。
しかし、
「悪さをしなければ、最悪な結末は回避出来るのでは!?」
そう考え、ただの令嬢として生きていくことを決意する。
運命を変えたい主人公の、バッドエンド回避の物語!
※完結済です。
※作者がシステムに不慣れな時に書いたものなので、温かく見守っていだければ幸いです……(。_。///)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる