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第6幕 世界の優先順位
39 再び咲く笑顔
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夢の中にいるような浮遊感、暗闇に包まれた黒の空間。
あの日、花凛ちゃんを失った日にホークスによって呼び込まれた境空間だ。
彼と俺はここで約束をした。
エレメンタルアーツと引き換えに、気体化し体を失った観咲花凛の姿を生前に戻すという事を。
時間の感覚のない世界で、しばらくの時を過ごしていると目の前にひとりの人間が現れた。
見た事がない、でもどこかで知っているような顔。
俺は警戒をしながら、その近づいてくる者を待ち構えた。
それはホークスではなく、どうやら中年くらいの女性であった。
細く痩せていて白衣を着こなす研究者のような人。
向こうはこちらの事を知っている様子で、こちらに対してなんの驚きもない様子だ。
彼女は俺に言葉を投げかけながら、さらに近づいてくる。
「エレメンタルアーツの正統使用者が誕生すれば、その事象により神級の異性物が呼び込まれてしまうでしょう。それでもあなたは望みを叶えようとするのですか?」
挨拶も自己紹介もなく、唐突に本題から入った言葉だった。
・・・・神級。
前回ホークスに見せられた、未来の地球で転移される支配的異生物の事だ。
どうやらこの女性も境空間に居続けているようで、異界化世界の事には詳しい人間のようだ。
こちらも自己紹介を省いて本題から入る事にする。
「俺の持ち込んだエレメンタルアーツはどこへいった?あれがないとホークスとの約束が果たせないんだが」
「ホークスの思惑は大きなリスクを伴います。彼女の復元に私は異論を唱えているのです」
「あんたらの対立関係なんて興味ない。ホークスはどこにいる」
会話は議論にすらならずに、お互いの考えを主張しあうだけの形となっていた。
しかしどうやらホークスのいるこの境世界にはまだ何人もの人間が存在し、さらには派閥のようなものまで存在しているようだ。
よく見るとホークスが着ていた白衣と似たもののようにも思える。
襟の形状や裾の長さなど同じ白衣の意匠なのだ。
「虚層塔の大転移、それは高質細胞を・・・・エレメンタルアーツの使用者を探し出すためのシステムです」
「初耳な理論だなそれは。花凛ちゃんのような人間を探すための機能がこの建造物に仕組まれているというとか?」
その目的のためだけに終末大転移が起こされているわけではないだろう。
でなければそれはあまりにも大げさな仕組みに思える。
「異世界はアナタが思っているよりもずっと脆弱で臆病な世界。まるで怯える子供の感情のようなもの。異次元断層から発生していた様々な事象は、すべてが防衛を目的としたシステムなの・・・・」
「異生物や異粒子が防衛システム?」
考えてみた事はなかった。
異世界との断層が出来てしまった事で、生命や大気が渡り来る条件、目的は一体なんなのか、と。
向こうの自然現象が自然と流れてくるワケではなく、作為的なものだったと?
・・・・制御するものが存在し、仕組みとして浸食をしているのだろうか。
「ホークス・シノミヤはその浸食要素を人間に取り込む事を目的にした。異粒子、異能、結晶・・・・そして最たる因子が『高質細胞』の発見・・・・」
「花凛ちゃんの・・・・事だな?」
白衣の女性は静かにうなづいた。
「エレメンタルアーツとその者が繋がれば、異世界はさらなる防衛システムを発動します」
「・・・・わからない、さっきからまるで異世界に知的生命体の存在を示唆しているようだ」
すると別方向から男の言葉が放たれてきた。
『第10事象、臣級異生物。神に仕えし異天の使いは知と美を持ち、姿を人と同じくして顕現する。神の力を得るか、それとも滅びるか』
女とは別の方向から現れたのは、ホークス シノミヤだ。
「いくつもの事象をスキップしてここまで進める事が出来る。悠希君、キミには本当に感謝するよ」
「ホークス、来てやったぞ。俺は条件を揃えられているんだろうな」
「もちろんだ。既に事は進んでいる」
「まちなさい、ホークス。まだ彼の覚悟が定まっていないはずよ」
女性の話を無視していたが答えは最初からひとつだ。
「・・・・俺の願いはかわならい」
「いえ、真実を伝えられていないわ。観咲花凛・・・・真の高質細胞適合者が誕生した時のリスクは・・・・」
俺は詳細を聞くことなく即答する。
「すべて俺が取り除く。どんな犠牲を払ってでも・・・・世界の破滅と引き換えたとしても、俺は自分の願いを優先させる!」
「・・・・。」
「見事な決意だ。尊敬に値するよ。その覚悟がきっと、現在と未来の人類を救うだろう。・・・・さあ、迎え入れてあげなさい。もう目覚める頃だ」
ホークスは上空を見上げた。
俺も視線を上に向ける。
するとそこには、エレメンタルアーツがあり、気体化したモヤがそれを囲い、そしてモヤが密度を高め、光を発し、人型に形取り始める。
徐々に覚えのあるシルエットを描いていく。
俺の目には涙が溢れてきた。
枯れきってしまったと思った涙は、あの日以来ふたたび俺の頬を濡らしていった。
「花凛ちゃん!!」
光に包まれた少女が・・・・次第に俺の元へと降りてくる。
そしてそっと、俺の腕へと包み込まれていく。
この少女の存在を肌で感じ取り、これが幻ではない、本当の実体なのだという事がわかった。
まぶたが微細に動く。そしてそっと・・・・目が・・・・開かれて
「遙架・・・・くん」
ふたたび、俺はこの声を耳にするが出来た・・・・!
ふたたびこの笑顔を見る事ができた。
何よりも願っていたこの瞬間を、俺は取り戻すことが出来た。
「花凛ちゃん、良かった・・・・本当に・・・・!」
「あの日、終末大転移による虚層塔の機能がギアーズ重工の都合によって止められ、彼女に必要な異粒子が枯渇し、死にゆく運命を私たちは境空間にて閉じ込めたのです」
「そして異粒子結晶体が彼女の存在を定着した。その子はまぎれもなく、あの時の彼女だよ」
「当たり前だ。見間違うワケがないだろ・・・・」
俺に向けて笑ってくれるこの笑顔は、この世界でたったひとつしかないものだ。
花凛ちゃんは少し顔を曇らせて、手を俺の頬に触れてくる。
「遥架君・・・・ごめんなさい。私、迷惑・・・・いっぱいかけていたみたいで」
「君の事を守るって約束、俺は果たすことが出来なかったんだ。これは俺の・・・・償い」
花凛ちゃんの手を握り、彼女の温もりを手のひらで感じ取った。
俺はホークス達に向き直った。
頭の中はすでに次の計画に向けて整理をはじめている。
「俺の目的のひとつは達成した。だが本当の願いを実現するためにやらなければならない事がある。そうなんだろ?」
「高質細胞適合者の誕生は神級を呼び込む。それは地球の破滅を意味し、平穏を求める君はそれを望まない」
「アンタにとっても乗り越えなければいけない事象なんだろう。どうすればいい」
「観咲花凛はすべてわかっているよ」
「遙架くんの事、ここからずっと見れていたの。私のために一生懸命になってくれていて・・・・だから今度は、私の番」
「・・・・花梨ちゃん!」
彼女はそういって俺の腕をほどき、離れていった。
そして暗闇の中へと消えていく。
「彼女には現世界でやるべき事がある。君よりも先に戻っただけだよ」
もっとゆっくり話したい事があった。
けれどこれから先、いくらでもいっぱい話せばいい。
そんな未来を実現するために彼女も戦おうとする、あの瞳からその決心を感じ取れていた。
俺も力を振るおう。
最後の、そしてとても大きな戦いとなる気がしている。
「悠希遙架、まだ異能を開放していないのだな」
ホークスが俺に向かって話しかけてきた。
「細胞同期はもう使っている。けどあれは消費が激しくて効率が悪い」
「それでは神級の討伐は出来ない」
ホークスは俺と意識を同期してきた。
前回と同じ感覚を覚える。
ほんの一部だけの情報が流れ込み、それと共にコイツの狙いが少し見えてきた気がした。
「さらに深く未来の異能へとリンクしなさい。いま、この時代において神級の使いと対抗する手段は君と未来の繋がりでしかない」
そう言って消えていった。
俺も花凛ちゃんの後を追おうとした。
すると白衣の女性が最後に言葉を残した。
消える直前の俺に向けた別れの言葉だった。
「さようなら。あなたの決断、私には出来ない事だったのだけど、ありがとう。立派に育ってくれて、とても嬉しかったわ」
それが誰の事を言ったのか分からなかった。
だが俺は、その笑顔に誰かの面影を重ねていた。
俺は向き直り、俺たちの時代の浸食を終わらせる戦いへと飛び出した。
あの日、花凛ちゃんを失った日にホークスによって呼び込まれた境空間だ。
彼と俺はここで約束をした。
エレメンタルアーツと引き換えに、気体化し体を失った観咲花凛の姿を生前に戻すという事を。
時間の感覚のない世界で、しばらくの時を過ごしていると目の前にひとりの人間が現れた。
見た事がない、でもどこかで知っているような顔。
俺は警戒をしながら、その近づいてくる者を待ち構えた。
それはホークスではなく、どうやら中年くらいの女性であった。
細く痩せていて白衣を着こなす研究者のような人。
向こうはこちらの事を知っている様子で、こちらに対してなんの驚きもない様子だ。
彼女は俺に言葉を投げかけながら、さらに近づいてくる。
「エレメンタルアーツの正統使用者が誕生すれば、その事象により神級の異性物が呼び込まれてしまうでしょう。それでもあなたは望みを叶えようとするのですか?」
挨拶も自己紹介もなく、唐突に本題から入った言葉だった。
・・・・神級。
前回ホークスに見せられた、未来の地球で転移される支配的異生物の事だ。
どうやらこの女性も境空間に居続けているようで、異界化世界の事には詳しい人間のようだ。
こちらも自己紹介を省いて本題から入る事にする。
「俺の持ち込んだエレメンタルアーツはどこへいった?あれがないとホークスとの約束が果たせないんだが」
「ホークスの思惑は大きなリスクを伴います。彼女の復元に私は異論を唱えているのです」
「あんたらの対立関係なんて興味ない。ホークスはどこにいる」
会話は議論にすらならずに、お互いの考えを主張しあうだけの形となっていた。
しかしどうやらホークスのいるこの境世界にはまだ何人もの人間が存在し、さらには派閥のようなものまで存在しているようだ。
よく見るとホークスが着ていた白衣と似たもののようにも思える。
襟の形状や裾の長さなど同じ白衣の意匠なのだ。
「虚層塔の大転移、それは高質細胞を・・・・エレメンタルアーツの使用者を探し出すためのシステムです」
「初耳な理論だなそれは。花凛ちゃんのような人間を探すための機能がこの建造物に仕組まれているというとか?」
その目的のためだけに終末大転移が起こされているわけではないだろう。
でなければそれはあまりにも大げさな仕組みに思える。
「異世界はアナタが思っているよりもずっと脆弱で臆病な世界。まるで怯える子供の感情のようなもの。異次元断層から発生していた様々な事象は、すべてが防衛を目的としたシステムなの・・・・」
「異生物や異粒子が防衛システム?」
考えてみた事はなかった。
異世界との断層が出来てしまった事で、生命や大気が渡り来る条件、目的は一体なんなのか、と。
向こうの自然現象が自然と流れてくるワケではなく、作為的なものだったと?
・・・・制御するものが存在し、仕組みとして浸食をしているのだろうか。
「ホークス・シノミヤはその浸食要素を人間に取り込む事を目的にした。異粒子、異能、結晶・・・・そして最たる因子が『高質細胞』の発見・・・・」
「花凛ちゃんの・・・・事だな?」
白衣の女性は静かにうなづいた。
「エレメンタルアーツとその者が繋がれば、異世界はさらなる防衛システムを発動します」
「・・・・わからない、さっきからまるで異世界に知的生命体の存在を示唆しているようだ」
すると別方向から男の言葉が放たれてきた。
『第10事象、臣級異生物。神に仕えし異天の使いは知と美を持ち、姿を人と同じくして顕現する。神の力を得るか、それとも滅びるか』
女とは別の方向から現れたのは、ホークス シノミヤだ。
「いくつもの事象をスキップしてここまで進める事が出来る。悠希君、キミには本当に感謝するよ」
「ホークス、来てやったぞ。俺は条件を揃えられているんだろうな」
「もちろんだ。既に事は進んでいる」
「まちなさい、ホークス。まだ彼の覚悟が定まっていないはずよ」
女性の話を無視していたが答えは最初からひとつだ。
「・・・・俺の願いはかわならい」
「いえ、真実を伝えられていないわ。観咲花凛・・・・真の高質細胞適合者が誕生した時のリスクは・・・・」
俺は詳細を聞くことなく即答する。
「すべて俺が取り除く。どんな犠牲を払ってでも・・・・世界の破滅と引き換えたとしても、俺は自分の願いを優先させる!」
「・・・・。」
「見事な決意だ。尊敬に値するよ。その覚悟がきっと、現在と未来の人類を救うだろう。・・・・さあ、迎え入れてあげなさい。もう目覚める頃だ」
ホークスは上空を見上げた。
俺も視線を上に向ける。
するとそこには、エレメンタルアーツがあり、気体化したモヤがそれを囲い、そしてモヤが密度を高め、光を発し、人型に形取り始める。
徐々に覚えのあるシルエットを描いていく。
俺の目には涙が溢れてきた。
枯れきってしまったと思った涙は、あの日以来ふたたび俺の頬を濡らしていった。
「花凛ちゃん!!」
光に包まれた少女が・・・・次第に俺の元へと降りてくる。
そしてそっと、俺の腕へと包み込まれていく。
この少女の存在を肌で感じ取り、これが幻ではない、本当の実体なのだという事がわかった。
まぶたが微細に動く。そしてそっと・・・・目が・・・・開かれて
「遙架・・・・くん」
ふたたび、俺はこの声を耳にするが出来た・・・・!
ふたたびこの笑顔を見る事ができた。
何よりも願っていたこの瞬間を、俺は取り戻すことが出来た。
「花凛ちゃん、良かった・・・・本当に・・・・!」
「あの日、終末大転移による虚層塔の機能がギアーズ重工の都合によって止められ、彼女に必要な異粒子が枯渇し、死にゆく運命を私たちは境空間にて閉じ込めたのです」
「そして異粒子結晶体が彼女の存在を定着した。その子はまぎれもなく、あの時の彼女だよ」
「当たり前だ。見間違うワケがないだろ・・・・」
俺に向けて笑ってくれるこの笑顔は、この世界でたったひとつしかないものだ。
花凛ちゃんは少し顔を曇らせて、手を俺の頬に触れてくる。
「遥架君・・・・ごめんなさい。私、迷惑・・・・いっぱいかけていたみたいで」
「君の事を守るって約束、俺は果たすことが出来なかったんだ。これは俺の・・・・償い」
花凛ちゃんの手を握り、彼女の温もりを手のひらで感じ取った。
俺はホークス達に向き直った。
頭の中はすでに次の計画に向けて整理をはじめている。
「俺の目的のひとつは達成した。だが本当の願いを実現するためにやらなければならない事がある。そうなんだろ?」
「高質細胞適合者の誕生は神級を呼び込む。それは地球の破滅を意味し、平穏を求める君はそれを望まない」
「アンタにとっても乗り越えなければいけない事象なんだろう。どうすればいい」
「観咲花凛はすべてわかっているよ」
「遙架くんの事、ここからずっと見れていたの。私のために一生懸命になってくれていて・・・・だから今度は、私の番」
「・・・・花梨ちゃん!」
彼女はそういって俺の腕をほどき、離れていった。
そして暗闇の中へと消えていく。
「彼女には現世界でやるべき事がある。君よりも先に戻っただけだよ」
もっとゆっくり話したい事があった。
けれどこれから先、いくらでもいっぱい話せばいい。
そんな未来を実現するために彼女も戦おうとする、あの瞳からその決心を感じ取れていた。
俺も力を振るおう。
最後の、そしてとても大きな戦いとなる気がしている。
「悠希遙架、まだ異能を開放していないのだな」
ホークスが俺に向かって話しかけてきた。
「細胞同期はもう使っている。けどあれは消費が激しくて効率が悪い」
「それでは神級の討伐は出来ない」
ホークスは俺と意識を同期してきた。
前回と同じ感覚を覚える。
ほんの一部だけの情報が流れ込み、それと共にコイツの狙いが少し見えてきた気がした。
「さらに深く未来の異能へとリンクしなさい。いま、この時代において神級の使いと対抗する手段は君と未来の繋がりでしかない」
そう言って消えていった。
俺も花凛ちゃんの後を追おうとした。
すると白衣の女性が最後に言葉を残した。
消える直前の俺に向けた別れの言葉だった。
「さようなら。あなたの決断、私には出来ない事だったのだけど、ありがとう。立派に育ってくれて、とても嬉しかったわ」
それが誰の事を言ったのか分からなかった。
だが俺は、その笑顔に誰かの面影を重ねていた。
俺は向き直り、俺たちの時代の浸食を終わらせる戦いへと飛び出した。
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