62 / 130
五章 ヒーローの存在意義
59話 揺れ動く不安
しおりを挟む
[スキルカード 疾風]
峰山さんと共に地面に着地し、間を置かずに僕は疾風を使用して複数体のサタンに攻撃を仕掛け、奴らを退かせて自衛隊の人達から遠ざける。
退いた奴らの頭部に峰山さんの矢が次々に突き刺さる。
僕達二人が来たことでサタン側が劣勢になるが、それでも奴らは闘争本能からなのか戦い続ける。
残った三匹のカエルは水滴の弾丸を峰山さんに飛ばす。自衛隊の人達の盾の凹み具合を見るにかなりの威力があるに違いなく、生身だったら下手したら骨が折れるかもしれない。
いくら変身しているとはいえ何発もくらえば蓄積するダメージは計り知れないので躱すのが定石だろう。
もちろん峰山さんは躱そうとしたが、背後には自衛隊の人達がいる。
その中の数人かは盾が壊れてしまっており、もしここで弾丸が当たり、更に当たりどころが悪ければ死んでしまうかもしれない。
なので彼女は両手で自分の頭部を守り、その弾丸計十発を体で受ける。
[ランスモード]
追加で放とうとした弾丸を許す程僕は甘くない。それらが放たれる前に全て槍で叩き落とし、二匹のカエルを突き刺す。
残った一匹は怯んだ隙に自衛隊の人達の集中砲火を受け倒される。
「いったぁ……」
峰山さんは体についた水滴を叩き落とし、体がまだ正常に動くか、骨が折れていないか確かめる。
「エンジェルさんありがとうございました!」
先程盾が壊れて自分の身を守る手段を失っていた人が峰山さんの側まで行き頭を下げる。
それに対して彼女が何かを言う前に隊長らしき人に勝手に動くなと怒られ連れてかれる。
「おーい寧々ちゃーん! 生人ちゃーん!」
建物を垂直に登りながら走る田所さんがこっちに向かって来て派手に着地する。
数回転したところで止まり足をタイヤから二足歩行状に戻す。
「そっちはどう? こっちはとりあえず七匹は倒したけど」
流石田所さんだ。きっとここに来る道中で通り魔のように圧倒的な強さと速さで倒したのだろう。
「こっちは二人で九匹倒しました」
「やるねぇ二人とも。とりあえず見た感じもう外にいるサタンはいない感じかな? 自衛隊の人達からも応援要請もう来てないし。
となるとあとはダンジョンの門の正確な位置を探すだけか。えーと指揮官がくれたマップによると……」
田所さんがランストから表示されるウィンドウを弄りマップを見ようとしたが、先に風斗さんからの通話が入ってくる。
それは僕達と峰山さんの方にも同時にかかってくる。
「みんな! ダンジョンの門を見つけたぞ! マップに正確な場所の印をつけたからサタンを殲滅し次第来てくれ!」
通話の向こうからは椎葉さんの叫び声と共にカエルの悲鳴が聞こえる。二人で動いていて門を見つけたのだろう。
「とりあえず自分らもサタンがいないか探しつつ門まで向かいますか。二人とも怪我とかないよね?」
「僕は大丈夫だけど……」
「わたくしも大丈夫です。先程攻撃をくらいましたが擦り傷です」
さっき弾丸をくらった峰山さんだったが、頭部やお腹など弱点となる部分はしっかり守っていたこともあって活動に支障がでるほどではない。
そこから峰山さんが上空からサタンがこれ以上いないか探しつつ三人で門の方まで向かい、道中これ以上サタンと出くわすことはなかった。
「あ! みんなー! こっちだよ!」
門と二人が視界に入るなり、椎葉さんが手を振りながらこちらに走ってくる。
「風斗ちゃんそっちはどんな感じ?」
田所さんはそれをスルーして風斗さんの元へと向かう。
「中を少し覗いて見ましたけど、大洪水の中のジャングルって感じでしたね。今回は空を飛べる寧々が行くべきでしょう」
そうして二人で戦況報告と短い会議を始める。
「生人くんと寧々ちゃんは大丈夫だった?」
「僕と峰山さんの方はカエルのサタン数匹相手にしたけど、特に怪我もなかったよ」
椎葉さんも特に立ち振る舞いに違和感なく、身体の故障や不都合は感じられない。初めて会った時から感じていたが体の動かし方が僕同様に人間離れしているからだろう。
「よし! 集まれお前ら! 今指揮官と話し合って今回の突入メンバーを決めたぞ!」
田所さんがランストの通話を切りみんなに集合をかける。
「まず今回突入するのは自分と寧々ちゃんと生人ちゃんだ。
今回は木々が多い大洪水の中のジャングルとなっている。だから壁や空を使って移動できる者で行く」
「了解! 僕はいつでも準備オッケーだよ!」
前の訓練で僕のホッパーの脚力と僕の身体を操る技術が組み合わされば壁と壁の間を伝って移動したり、足を突き刺し留まれることは確かめてある。
そういう意味では僕は適任だろう。
「寧々ちゃんも準備はいい?」
「は、はい……!」
「どうしたの緊張なんかして。別に今回が最初じゃないでしょ? いつも通りやればいいから」
反応が一瞬遅れ、どこか緊張しているような振る舞いを見せる峰山さん。
田所さんや他のみんなは気にも留めなかったが、僕はあることが頭をよぎってしまう。
この配信をもしかしたら水希さんも見ているのではないかと。
「大丈夫……いつも通りやればいい……大丈夫……」
彼女の方に注意を向けている僕以外には聞こえないくらいの小さな声で呟く。
その不安げな声は自己暗示のように勇気づけようとしている。
その姿を見て、僕は彼女の肩を軽く叩く。
「峰山さん……頑張ろうね!」
「……はい。頑張りましょう」
僕がいるだけで勇気がもらえる。それなら今の僕にできることは僕という存在を、僕というヒーローを彼女に意識させることくらいだ。
効果はあったのかどうかは分からないが、少なくとも先程の自己暗示の呟きはなくなる。
「よし! じゃあ突入するぞ! 外は任せたぞ。風斗ちゃんに愛ちゃん!」
そうして僕達は門を潜り抜け、大雨が降り続き大洪水を起こしているジャングルに出るのだった。
峰山さんと共に地面に着地し、間を置かずに僕は疾風を使用して複数体のサタンに攻撃を仕掛け、奴らを退かせて自衛隊の人達から遠ざける。
退いた奴らの頭部に峰山さんの矢が次々に突き刺さる。
僕達二人が来たことでサタン側が劣勢になるが、それでも奴らは闘争本能からなのか戦い続ける。
残った三匹のカエルは水滴の弾丸を峰山さんに飛ばす。自衛隊の人達の盾の凹み具合を見るにかなりの威力があるに違いなく、生身だったら下手したら骨が折れるかもしれない。
いくら変身しているとはいえ何発もくらえば蓄積するダメージは計り知れないので躱すのが定石だろう。
もちろん峰山さんは躱そうとしたが、背後には自衛隊の人達がいる。
その中の数人かは盾が壊れてしまっており、もしここで弾丸が当たり、更に当たりどころが悪ければ死んでしまうかもしれない。
なので彼女は両手で自分の頭部を守り、その弾丸計十発を体で受ける。
[ランスモード]
追加で放とうとした弾丸を許す程僕は甘くない。それらが放たれる前に全て槍で叩き落とし、二匹のカエルを突き刺す。
残った一匹は怯んだ隙に自衛隊の人達の集中砲火を受け倒される。
「いったぁ……」
峰山さんは体についた水滴を叩き落とし、体がまだ正常に動くか、骨が折れていないか確かめる。
「エンジェルさんありがとうございました!」
先程盾が壊れて自分の身を守る手段を失っていた人が峰山さんの側まで行き頭を下げる。
それに対して彼女が何かを言う前に隊長らしき人に勝手に動くなと怒られ連れてかれる。
「おーい寧々ちゃーん! 生人ちゃーん!」
建物を垂直に登りながら走る田所さんがこっちに向かって来て派手に着地する。
数回転したところで止まり足をタイヤから二足歩行状に戻す。
「そっちはどう? こっちはとりあえず七匹は倒したけど」
流石田所さんだ。きっとここに来る道中で通り魔のように圧倒的な強さと速さで倒したのだろう。
「こっちは二人で九匹倒しました」
「やるねぇ二人とも。とりあえず見た感じもう外にいるサタンはいない感じかな? 自衛隊の人達からも応援要請もう来てないし。
となるとあとはダンジョンの門の正確な位置を探すだけか。えーと指揮官がくれたマップによると……」
田所さんがランストから表示されるウィンドウを弄りマップを見ようとしたが、先に風斗さんからの通話が入ってくる。
それは僕達と峰山さんの方にも同時にかかってくる。
「みんな! ダンジョンの門を見つけたぞ! マップに正確な場所の印をつけたからサタンを殲滅し次第来てくれ!」
通話の向こうからは椎葉さんの叫び声と共にカエルの悲鳴が聞こえる。二人で動いていて門を見つけたのだろう。
「とりあえず自分らもサタンがいないか探しつつ門まで向かいますか。二人とも怪我とかないよね?」
「僕は大丈夫だけど……」
「わたくしも大丈夫です。先程攻撃をくらいましたが擦り傷です」
さっき弾丸をくらった峰山さんだったが、頭部やお腹など弱点となる部分はしっかり守っていたこともあって活動に支障がでるほどではない。
そこから峰山さんが上空からサタンがこれ以上いないか探しつつ三人で門の方まで向かい、道中これ以上サタンと出くわすことはなかった。
「あ! みんなー! こっちだよ!」
門と二人が視界に入るなり、椎葉さんが手を振りながらこちらに走ってくる。
「風斗ちゃんそっちはどんな感じ?」
田所さんはそれをスルーして風斗さんの元へと向かう。
「中を少し覗いて見ましたけど、大洪水の中のジャングルって感じでしたね。今回は空を飛べる寧々が行くべきでしょう」
そうして二人で戦況報告と短い会議を始める。
「生人くんと寧々ちゃんは大丈夫だった?」
「僕と峰山さんの方はカエルのサタン数匹相手にしたけど、特に怪我もなかったよ」
椎葉さんも特に立ち振る舞いに違和感なく、身体の故障や不都合は感じられない。初めて会った時から感じていたが体の動かし方が僕同様に人間離れしているからだろう。
「よし! 集まれお前ら! 今指揮官と話し合って今回の突入メンバーを決めたぞ!」
田所さんがランストの通話を切りみんなに集合をかける。
「まず今回突入するのは自分と寧々ちゃんと生人ちゃんだ。
今回は木々が多い大洪水の中のジャングルとなっている。だから壁や空を使って移動できる者で行く」
「了解! 僕はいつでも準備オッケーだよ!」
前の訓練で僕のホッパーの脚力と僕の身体を操る技術が組み合わされば壁と壁の間を伝って移動したり、足を突き刺し留まれることは確かめてある。
そういう意味では僕は適任だろう。
「寧々ちゃんも準備はいい?」
「は、はい……!」
「どうしたの緊張なんかして。別に今回が最初じゃないでしょ? いつも通りやればいいから」
反応が一瞬遅れ、どこか緊張しているような振る舞いを見せる峰山さん。
田所さんや他のみんなは気にも留めなかったが、僕はあることが頭をよぎってしまう。
この配信をもしかしたら水希さんも見ているのではないかと。
「大丈夫……いつも通りやればいい……大丈夫……」
彼女の方に注意を向けている僕以外には聞こえないくらいの小さな声で呟く。
その不安げな声は自己暗示のように勇気づけようとしている。
その姿を見て、僕は彼女の肩を軽く叩く。
「峰山さん……頑張ろうね!」
「……はい。頑張りましょう」
僕がいるだけで勇気がもらえる。それなら今の僕にできることは僕という存在を、僕というヒーローを彼女に意識させることくらいだ。
効果はあったのかどうかは分からないが、少なくとも先程の自己暗示の呟きはなくなる。
「よし! じゃあ突入するぞ! 外は任せたぞ。風斗ちゃんに愛ちゃん!」
そうして僕達は門を潜り抜け、大雨が降り続き大洪水を起こしているジャングルに出るのだった。
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
異世界転生? いいえ、チートスキルだけ貰ってVRMMOをやります!
リュース
ファンタジー
主人公の青年、藤堂飛鳥(とうどう・あすか)。
彼は、新発売のVRMMOを購入して帰る途中、事故に合ってしまう。
だがそれは神様のミスで、本来アスカは事故に遭うはずでは無かった。
神様は謝罪に、チートスキルを持っての異世界転生を進めて来たのだが・・・。
アスカはそんなことお構いなしに、VRMMO!
これは、神様に貰ったチートスキルを活用して、VRMMO世界を楽しむ物語。
異世界云々が出てくるのは、殆ど最初だけです。
そちらがお望みの方には、満足していただけないかもしれません。
裏庭ダンジョン
塔ノ沢渓一
ファンタジー
ある日突然、世界にはダンジョンへの入り口が現れた。
それはまるでゲームに登場するダンジョンのようなものだった。
北海道ではダンジョンからあふれ出したオークが砦を作った。
しかも、そのオークを支配しているのは、ビルほどもあるトロールである。
ダンジョンの魔物には銃弾も戦車も通用しない。
通用するのはダンジョン産の武器と、ダンジョンで上げたレベルのみ。
魔法やエネルギー物質など、未知のお宝もたくさん。
研究者はダンジョンから出たアイテムを研究する方が社会は発展すると声明を発表。
各国の政府や軍隊は総力を挙げて攻略に乗り出した。
世の中のすべてがダンジョン一色になる一大ブームがやってきた。
マイペースに裏庭にできたダンジョンを攻略していた主人公は、ダンジョンに隠された重大な秘密を知ってしまう。
陰謀渦巻くダンジョンワールド!
彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り
あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。
しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。
だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。
その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。
―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。
いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を
俺に教えてきた。
―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。
「――――は!?」
俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。
あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。
だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で
有名だった。
恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、
あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。
恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか?
時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。
―――だが、現実は厳しかった。
幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて
出来ずにいた。
......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。
―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。
今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。
......が、その瞬間、
突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり
引き戻されてしまう。
俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が
立っていた。
その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで
こう告げてくる。
―――ここは天国に近い場所、天界です。
そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。
―――ようこそ、天界に勇者様。
...と。
どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る
魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。
んなもん、無理無理と最初は断った。
だが、俺はふと考える。
「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」
そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。
こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。
―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。
幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に
見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと
帰還するのだった。
※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。
異世界二度目のおっさん、どう考えても高校生勇者より強い
八神 凪
ファンタジー
旧題:久しぶりに異世界召喚に巻き込まれたおっさんの俺は、どう考えても一緒に召喚された勇者候補よりも強い
【第二回ファンタジーカップ大賞 編集部賞受賞! 書籍化します!】
高柳 陸はどこにでもいるサラリーマン。
満員電車に揺られて上司にどやされ、取引先には愛想笑い。
彼女も居ないごく普通の男である。
そんな彼が定時で帰宅しているある日、どこかの飲み屋で一杯飲むかと考えていた。
繁華街へ繰り出す陸。
まだ時間が早いので学生が賑わっているなと懐かしさに目を細めている時、それは起きた。
陸の前を歩いていた男女の高校生の足元に紫色の魔法陣が出現した。
まずい、と思ったが少し足が入っていた陸は魔法陣に吸い込まれるように引きずられていく。
魔法陣の中心で困惑する男女の高校生と陸。そして眼鏡をかけた女子高生が中心へ近づいた瞬間、目の前が真っ白に包まれる。
次に目が覚めた時、男女の高校生と眼鏡の女子高生、そして陸の目の前には中世のお姫様のような恰好をした女性が両手を組んで声を上げる。
「異世界の勇者様、どうかこの国を助けてください」と。
困惑する高校生に自分はこの国の姫でここが剣と魔法の世界であること、魔王と呼ばれる存在が世界を闇に包もうとしていて隣国がそれに乗じて我が国に攻めてこようとしていると説明をする。
元の世界に戻る方法は魔王を倒すしかないといい、高校生二人は渋々了承。
なにがなんだか分からない眼鏡の女子高生と陸を見た姫はにこやかに口を開く。
『あなた達はなんですか? 自分が召喚したのは二人だけなのに』
そう言い放つと城から追い出そうとする姫。
そこで男女の高校生は残った女生徒は幼馴染だと言い、自分と一緒に行こうと提案。
残された陸は慣れた感じで城を出て行くことに決めた。
「さて、久しぶりの異世界だが……前と違う世界みたいだな」
陸はしがないただのサラリーマン。
しかしその実態は過去に異世界へ旅立ったことのある経歴を持つ男だった。
今度も魔王がいるのかとため息を吐きながら、陸は以前手に入れた力を駆使し異世界へと足を踏み出す――
悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!
荒野で途方に暮れていたらドラゴンが嫁になりました
ゲンタ
ファンタジー
転生したら、荒れ地にポツンと1人で座っていました。食べ物、飲み物まったくなし、このまま荒野で死ぬしかないと、途方に暮れていたら、ドラゴンが助けてくれました。ドラゴンありがとう。人族からエルフや獣人たちを助けていくうちに、何だかだんだん強くなっていきます。神様……俺に何をさせたいの?
見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる
グリゴリ
ファンタジー
『旧タイトル』万能者、Sランクパーティーを追放されて、職業が進化したので、新たな仲間と共に無双する。
『見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる』【書籍化決定!!】書籍版とWEB版では設定が少し異なっていますがどちらも楽しめる作品となっています。どうぞ書籍版とWEB版どちらもよろしくお願いします。
2023年7月18日『見捨てられた万能者は、やがてどん底から成り上がる2』発売しました。
主人公のクロードは、勇者パーティー候補のSランクパーティー『銀狼の牙』を器用貧乏な職業の万能者で弱く役に立たないという理由で、追放されてしまう。しかしその後、クロードの職業である万能者が進化して、強くなった。そして、新たな仲間や従魔と無双の旅を始める。クロードと仲間達は、様々な問題や苦難を乗り越えて、英雄へと成り上がって行く。※2021年12月25日HOTランキング1位、2021年12月26日ハイファンタジーランキング1位頂きました。お読み頂き有難う御座います。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる