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第11章 第二統合情報処理研究所(1)
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佐瀬が絶望した表情をする10分ぐらい前。
真田と児玉は道の真ん中で佇んでいた。
2人の進んできた道は片道1車線から両通行1.5車線へ、両通行1.5車線から両通行1車線と、徐々に道幅を狭くしていった。
今ではアスファルト舗装が、土と砂利と雑草で舗装された道になっていたのだ。
「迷ったな」
深い溜め息を吐いてから、真田が児玉に事実を告げた。
「ダメじゃん」
「お互い様だ」
2人で何度も話し合いながら”旅のしおり”の地図を頼りに進んできたので、どちらか一方の所為にできない。そもそも最初に道を間違えた時、2人とも同じ道を正しいと疑いもなく選んだのだ。
「どうすんの?」
「こういう時は、絶対に間違えていない場所まで戻るのが定石だ」
「そんな定石知らないけど」
確かに定石ではないが、当然の措置だ。
間違いに間違いを重ねれば、どこからやり直しすれば分からなくなる。偶然、正しい道に戻れるかも知れないが、悪化する可能性の方が高い。リスクを最小限に抑えるため、正しい場所からやり直すべきなのだ。
そう、つまり戻る場所は・・・。
「駅まで戻るぜ。急がば回れだ」
「そんなに戻ったら到着が遅くなる。どんぐらいハッキング時間取れるか分かんないんだから、少しでも早く行かないと・・・」
「どっちへ?」
「・・・第二統合情報処理研究所へ」
「こーなったら3点測量で現在位置を特定して・・・」
まあ、正確な現在位置が分かれば不可能ではないが・・・。
駅まで戻る時間が惜しいのも分かる。
だが、現在位置が分かるかが問題だぜ。
「ランドマークとなりそうな建築物は・・・」
2人はそれぞれの考えで、現在位置の特定および目的地の方角を探す。しかし5分も経つと真田と児玉は顔を見合わせ、お互いに諦めの表情を確認した。
「どうにもなんねーな。駅に行くぜ」
児玉は残念そうな声で、真田の意見に渋々と賛成する。
「戻りますか・・・」
真田は周囲を警戒しながら、元来た道を戻る。
児玉は”旅のしおり”でハッキング対象のAIの仕様詳細を確認し、脳内で攻略方法を検討しながら真田に付いていく。
15分ほど歩くと、前方に屋根付きの大型トラクターが停車しているのが見えた。さっき通った時は見かけなかったが、今は渡りに船だ。
「孝一君。軽く走るぜ」
「なんで?」
「駅まで戻らない為だよ」
真田は前方のトラクターを指さしてから、付いてくるようにとジェスチャーで促した。児玉もトラクターに人が乗っているのを見て、道を教えてもらうのだとすぐに理解した。
トラクターが動き出さないか気を付けながら、真田は農作業服を着た中年男に声をかける。
「すみませーん。工業団地にあるタナカ工業に行きたいんですけど、道を教えてもらえませんか?」
タナカ工業は量子計算情報処理省のダミー会社の一つで、何処にでもありそうな会社名をつけている。他にはサトウ設計事務所とかイトウ事務機などのダミー会社がある。
「タナカ工業? 住所は分かっとるかいな?」
「ここです」
真田は”旅のしおり”の地図を見せ、タナカ工業の位置を指さす。
「ほう。住所が分かんならコネクトにセットすれば、ええんじゃないか?」
中年男は何も聞かずに道を教える手もあったが、相手の弱みを突き会話の主導権を握るべく質問したのだ。
「・・・あーっと、恥ずかしながらオレのはバッテリー切れで、アイツのは落とした拍子に交通事故死したもんで。ホント2人して運が悪くて・・・」
児玉は不服そうな顔をしているが、中年男は気づかない。・・・というより気づかない振りをした。話が進まなくなるからだ。
サイバー作戦隊の本作戦の目標は、真田と児玉が品川と第二統合情報処理研究所を無事に往復させること。そのために必要な布石は打っておくが、不必要な行動は取らないのだ。
「そら大変だ。どれどれ」
大型トラクターの窓から少し身を乗り出し、真田のもつ”旅のしおり”を覗き込む。表情には出さないが”この地図でなぜ迷えるのか?”という疑念が頭を過る。
しかし中年男は真田に不自然さを微塵もみせることなく、トラクターのダッシュボードからペンを取り出した。
「ここに書き込んでええか?」
「お願いします」
真田は殊勝そうに頭を下げた。児玉は我関せずと視線を周囲へと忙しなく向けている。真田の代わりに襲撃を警戒しているらしい。
中年男は懇切丁寧に道順を説明し、ポイントを地図に書き込む。真田は時折質問して自分の理解が正しいか確認した。
今度こそ第二統合情報処理研究所へ迷わず辿つけそうだと確認したとき、真田は中年男の手が気になった。
白い手で、きれいな指先をしている。力仕事とは無縁な体つきに見える。
ふとした疑念であるが、質問してみる。
「大きなトラクターですね? 今日は畑仕事ですか? オレも時々土いじりするんですけど、爪から土が落ちなくて困るんですよ。何か落とすコツとかないですか?」
「んー・・・指先用のブラシが良いな。最近は機械化が進んだから、昔ほどは土に触れんくなった。ワイらも土の状態を直接見たい時ぐらいじゃ。そん時にブラシを使うな。それよりも機械化で腰をいわさなくなったのが良い。機械様様じゃな」
「なるほど・・・」
「それより、今度は道を間違えんよう。こっから先、あんま目印がないけんな。地図を良く見んじゃぞ。あと会社で充電を忘れんようにのー」
中年男の素性を探ろうとして、触れられたくない話題へと進みそうになった。
「それはもう・・・ありがとうございました」
真田は一礼して会話を切り上げ、児玉と共にトラクターを後にする。
中年男が似非方言・・・複数地方の方言を使っていたのにも気づけない程、真田に余裕はなかったようだ。
西東京と異なり工業団地内は広く人の目が届き難い。用事もなく他の会社の敷地に入る者はいない。そのため、西東京のように人の視線を避けるためにビルを建設し、最上階フロアに会社を構えるという偽装の必要もない。
量子計算情報処理省の外局のダミー会社”タナカ工業”は、2階建ての鉄筋コンクリート造で、2階に第二統合情報処理研究所への通路の入口がある。
事務員という名の男の警備員集団に、1階で簡単な所属チェックを受けてから2人は2階へと上がった。
中央統合情報処理研究所と同様に高速エレベーターで地下通路へ移動するのだが、無駄にフロアが広いため、高速エレベーターの存在が完璧に隠蔽されている。
地下通路には専用リニアモーターカーがある。それに乗って第二統合情報処理研究所の入口まで往き、厳しい身元チェックと持物を預けるのだが、2人は正規の手続きで研究所に入る訳にはいかない。
そこで、リニアモーターカーのメンテナンス用通路を歩く。約2キロメートル歩くとT字路になっていた。左が第二統合情報処理研究所の入口で、右が2人の目指す場所であった。
「こっちだぜ」
すぐ先には人用の横開きドアがある。
「結構簡単に着いたじゃん」
簡単?
順調だったのはリニアモーターカーを降車するまでと、タナカ工業に辿り着いた後だけだった。
周囲に気を配り、肉壁となったオレは結構苦労したけどな!
ただ、苦労したと言うと負けたような気がする。
なので、尊敬の気持ちを行動で表すよう注文する。
「これからはオレに敬意を払えよ」
「簡単に手に入れた敬意なんて、全然意味ないじゃん」
「意味はある。オレの気分がイイんだぜ」
真田はポケットからカードキーを取り出し、ドア近くの壁にある差し込み口へと入れる。監査ルーム用のカードキーは警備員から渡されていた。
カードキー差し込み口の隣にある生体認証用のパネルに、真田が両手の平を押し付けた。
それでもドアは開かない。
「いいぜ」
真田は児玉と交代する。
監査ルームに入るには全員の生体認証が必要と、”旅のしおり”に書いてある。センサーで人数を割り出し、人数分の両手の平を記録するのだ。誰がいつ、監査ルームに入ったのか後で確認できるようする為だ。
「いよいよ秘密の部屋の扉が開くぜ」
「緊張してんの? こっからが本番じゃん」
そういう児玉のは掌には、薄っすらと汗が滲んでいた。
強がっているのが丸分かりなだけに、ツッコミを入れるのは可哀そうなので、軽口を叩くだけにする。
「愉しみなだけだよ」
児玉が生体認証パネルに両手の平を押し付けると、シンプルなファンファーレが通路に鳴り響き、ドアが音もたてずにスライドした。
真田と児玉は道の真ん中で佇んでいた。
2人の進んできた道は片道1車線から両通行1.5車線へ、両通行1.5車線から両通行1車線と、徐々に道幅を狭くしていった。
今ではアスファルト舗装が、土と砂利と雑草で舗装された道になっていたのだ。
「迷ったな」
深い溜め息を吐いてから、真田が児玉に事実を告げた。
「ダメじゃん」
「お互い様だ」
2人で何度も話し合いながら”旅のしおり”の地図を頼りに進んできたので、どちらか一方の所為にできない。そもそも最初に道を間違えた時、2人とも同じ道を正しいと疑いもなく選んだのだ。
「どうすんの?」
「こういう時は、絶対に間違えていない場所まで戻るのが定石だ」
「そんな定石知らないけど」
確かに定石ではないが、当然の措置だ。
間違いに間違いを重ねれば、どこからやり直しすれば分からなくなる。偶然、正しい道に戻れるかも知れないが、悪化する可能性の方が高い。リスクを最小限に抑えるため、正しい場所からやり直すべきなのだ。
そう、つまり戻る場所は・・・。
「駅まで戻るぜ。急がば回れだ」
「そんなに戻ったら到着が遅くなる。どんぐらいハッキング時間取れるか分かんないんだから、少しでも早く行かないと・・・」
「どっちへ?」
「・・・第二統合情報処理研究所へ」
「こーなったら3点測量で現在位置を特定して・・・」
まあ、正確な現在位置が分かれば不可能ではないが・・・。
駅まで戻る時間が惜しいのも分かる。
だが、現在位置が分かるかが問題だぜ。
「ランドマークとなりそうな建築物は・・・」
2人はそれぞれの考えで、現在位置の特定および目的地の方角を探す。しかし5分も経つと真田と児玉は顔を見合わせ、お互いに諦めの表情を確認した。
「どうにもなんねーな。駅に行くぜ」
児玉は残念そうな声で、真田の意見に渋々と賛成する。
「戻りますか・・・」
真田は周囲を警戒しながら、元来た道を戻る。
児玉は”旅のしおり”でハッキング対象のAIの仕様詳細を確認し、脳内で攻略方法を検討しながら真田に付いていく。
15分ほど歩くと、前方に屋根付きの大型トラクターが停車しているのが見えた。さっき通った時は見かけなかったが、今は渡りに船だ。
「孝一君。軽く走るぜ」
「なんで?」
「駅まで戻らない為だよ」
真田は前方のトラクターを指さしてから、付いてくるようにとジェスチャーで促した。児玉もトラクターに人が乗っているのを見て、道を教えてもらうのだとすぐに理解した。
トラクターが動き出さないか気を付けながら、真田は農作業服を着た中年男に声をかける。
「すみませーん。工業団地にあるタナカ工業に行きたいんですけど、道を教えてもらえませんか?」
タナカ工業は量子計算情報処理省のダミー会社の一つで、何処にでもありそうな会社名をつけている。他にはサトウ設計事務所とかイトウ事務機などのダミー会社がある。
「タナカ工業? 住所は分かっとるかいな?」
「ここです」
真田は”旅のしおり”の地図を見せ、タナカ工業の位置を指さす。
「ほう。住所が分かんならコネクトにセットすれば、ええんじゃないか?」
中年男は何も聞かずに道を教える手もあったが、相手の弱みを突き会話の主導権を握るべく質問したのだ。
「・・・あーっと、恥ずかしながらオレのはバッテリー切れで、アイツのは落とした拍子に交通事故死したもんで。ホント2人して運が悪くて・・・」
児玉は不服そうな顔をしているが、中年男は気づかない。・・・というより気づかない振りをした。話が進まなくなるからだ。
サイバー作戦隊の本作戦の目標は、真田と児玉が品川と第二統合情報処理研究所を無事に往復させること。そのために必要な布石は打っておくが、不必要な行動は取らないのだ。
「そら大変だ。どれどれ」
大型トラクターの窓から少し身を乗り出し、真田のもつ”旅のしおり”を覗き込む。表情には出さないが”この地図でなぜ迷えるのか?”という疑念が頭を過る。
しかし中年男は真田に不自然さを微塵もみせることなく、トラクターのダッシュボードからペンを取り出した。
「ここに書き込んでええか?」
「お願いします」
真田は殊勝そうに頭を下げた。児玉は我関せずと視線を周囲へと忙しなく向けている。真田の代わりに襲撃を警戒しているらしい。
中年男は懇切丁寧に道順を説明し、ポイントを地図に書き込む。真田は時折質問して自分の理解が正しいか確認した。
今度こそ第二統合情報処理研究所へ迷わず辿つけそうだと確認したとき、真田は中年男の手が気になった。
白い手で、きれいな指先をしている。力仕事とは無縁な体つきに見える。
ふとした疑念であるが、質問してみる。
「大きなトラクターですね? 今日は畑仕事ですか? オレも時々土いじりするんですけど、爪から土が落ちなくて困るんですよ。何か落とすコツとかないですか?」
「んー・・・指先用のブラシが良いな。最近は機械化が進んだから、昔ほどは土に触れんくなった。ワイらも土の状態を直接見たい時ぐらいじゃ。そん時にブラシを使うな。それよりも機械化で腰をいわさなくなったのが良い。機械様様じゃな」
「なるほど・・・」
「それより、今度は道を間違えんよう。こっから先、あんま目印がないけんな。地図を良く見んじゃぞ。あと会社で充電を忘れんようにのー」
中年男の素性を探ろうとして、触れられたくない話題へと進みそうになった。
「それはもう・・・ありがとうございました」
真田は一礼して会話を切り上げ、児玉と共にトラクターを後にする。
中年男が似非方言・・・複数地方の方言を使っていたのにも気づけない程、真田に余裕はなかったようだ。
西東京と異なり工業団地内は広く人の目が届き難い。用事もなく他の会社の敷地に入る者はいない。そのため、西東京のように人の視線を避けるためにビルを建設し、最上階フロアに会社を構えるという偽装の必要もない。
量子計算情報処理省の外局のダミー会社”タナカ工業”は、2階建ての鉄筋コンクリート造で、2階に第二統合情報処理研究所への通路の入口がある。
事務員という名の男の警備員集団に、1階で簡単な所属チェックを受けてから2人は2階へと上がった。
中央統合情報処理研究所と同様に高速エレベーターで地下通路へ移動するのだが、無駄にフロアが広いため、高速エレベーターの存在が完璧に隠蔽されている。
地下通路には専用リニアモーターカーがある。それに乗って第二統合情報処理研究所の入口まで往き、厳しい身元チェックと持物を預けるのだが、2人は正規の手続きで研究所に入る訳にはいかない。
そこで、リニアモーターカーのメンテナンス用通路を歩く。約2キロメートル歩くとT字路になっていた。左が第二統合情報処理研究所の入口で、右が2人の目指す場所であった。
「こっちだぜ」
すぐ先には人用の横開きドアがある。
「結構簡単に着いたじゃん」
簡単?
順調だったのはリニアモーターカーを降車するまでと、タナカ工業に辿り着いた後だけだった。
周囲に気を配り、肉壁となったオレは結構苦労したけどな!
ただ、苦労したと言うと負けたような気がする。
なので、尊敬の気持ちを行動で表すよう注文する。
「これからはオレに敬意を払えよ」
「簡単に手に入れた敬意なんて、全然意味ないじゃん」
「意味はある。オレの気分がイイんだぜ」
真田はポケットからカードキーを取り出し、ドア近くの壁にある差し込み口へと入れる。監査ルーム用のカードキーは警備員から渡されていた。
カードキー差し込み口の隣にある生体認証用のパネルに、真田が両手の平を押し付けた。
それでもドアは開かない。
「いいぜ」
真田は児玉と交代する。
監査ルームに入るには全員の生体認証が必要と、”旅のしおり”に書いてある。センサーで人数を割り出し、人数分の両手の平を記録するのだ。誰がいつ、監査ルームに入ったのか後で確認できるようする為だ。
「いよいよ秘密の部屋の扉が開くぜ」
「緊張してんの? こっからが本番じゃん」
そういう児玉のは掌には、薄っすらと汗が滲んでいた。
強がっているのが丸分かりなだけに、ツッコミを入れるのは可哀そうなので、軽口を叩くだけにする。
「愉しみなだけだよ」
児玉が生体認証パネルに両手の平を押し付けると、シンプルなファンファーレが通路に鳴り響き、ドアが音もたてずにスライドした。
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