【R18】剣と魔法とおみ足と

華菱

文字の大きさ
上 下
9 / 45

桜色の髪の王女③

しおりを挟む
淫靡な薫りが充満する放課後の教室で俺たちは掃除をしていた。

窓を開け換気をし、汗と唾液と愛液と精液でぐちょぐちょになった制服に【清浄クリーン】の魔法をかける。

そうこの世界には魔法がある。淡い光に包まれ、綺麗になる。

開けた窓を施錠し、俺たちは教室を後にした。



別れ際

「アルミ様、今度の休日、俺とデートをしてくれませんか?」

俺がそう言うと



はい、と微笑んでくれた。







そして休日。



俺たちは海沿いの港街にいた。



白いトップスに少し切れ込みの入った上品な柄のロングスカート、時おりスリットから覗く真っ白な足に視線がいってしまう。

さらに、その長髪を後ろで一纏めにして、その目元には細く薄い赤色のフレームの眼鏡をかけている。

彼女の綺麗な桜色の髪は黒く染まっていた。

彼女の眼鏡は変装の魔道具であった。その効果で髪の色を変えていたのである。



普段と違う彼女の雰囲気に、ちょっぴり年上の綺麗なお姉さんって感じがして、どぎまぎしてしまう。



それがちょっとくやしくて、反撃しようと彼女の手を握って歩きはじめる。

すると彼女もギュっと握り返してきた。

ふと、彼女は今どんな表情をしているのだろうかと思い、横目に見ると、彼女はうつ向いていて表情までは見えなかったが、その耳には確かに赤みがさしていた。



手を繋ぐ以上のことを既にしているというのに、照れている彼女はとても可愛い。





海沿いのオシャレなカフェに入り海の幸をふんだんに使用したパスタと爽やかな磯の香りを楽しむ。

昼食の後、二人で手を繋いで露店を冷やかしていく。



夕暮れ、俺は彼女をある場所へとエスコートする。





予約していた宿である。

彼女は俺の意図に気づき顔を耳まで真っ赤にしてうつむいた。

それでも繋いだ手はギュッと握りしめたままであった。







部屋に入るとアルミ嬢は眼鏡をはずして、髪をほどいた。

変装が解け、ふわっとアルミ嬢の甘い香りが広がる。





そして俺たちは唇を重ねた。



はじまりはふれるぐらいに。

徐徐に激しく。

ん、チュッ



彼女の唇に舌を這わしていく。



俺の舌が彼女の口のなかに侵入する。

彼女の舌を見つけ絡めとる。

互いの舌が互いの口内を行き来する。

俺は彼女の腰に手をまわしグッと抱き締めた。

すると彼女も俺の肩に手をまわしてしがみついてくる。



互いの身体が熱を帯びる。

くちゅくちゅっと、唾液が交換される音が聞こえる。

息をするのも忘れるくらいに夢中になってしまっていた。



流石に苦しさを感じて、唇をはずしてプハァ~と息をついた。

それは彼女も同じだったようで、息苦しさで真っ赤になった互いの顔をみて笑いあった。



「アルミ様、服脱がしても良いですか?」

彼女がコクンと頷く。



彼女の服を脱がし、下着姿にする。

彼女の彼女の艶かしい肉体を守るのは黒色のシースルーのブラとショーツのみ。

真っ白な素肌にほんのりと赤く染まった頬。

汗ばんだ髪の毛。

少し荒い息づかい。

彼女の艶姿に釘付けになっていると、彼女は恥ずかしそうに胸と秘部を手で隠す。

俺はゴクリと唾を呑み込んで彼女に問いかけた。

「さわってもよろしいですか?」

すると彼女はゆっくりとその身体を守っていた手を下に降ろした。

それを許可だと受け取った俺は神聖なものに触れるような面持ちで乳房へと手を伸ばす。

「んッ」

俺の手が乳房に触れた。

指が沈み込んでゆく感覚に一瞬意識が奪われる。

さわさわっと撫でていく。

互いの息づかいが荒くなる。

「ブラ外します。」

俺はそう言って彼女のブラを剥ぐ。

そしてついに俺は目にしたのである。

ツンとたつ、彼女の髪と同じ桜色の乳首を。



そして、俺は彼女をベットに押し倒して彼女の乳房を愛撫していく。

「やん、んッ」

外壁から山頂へと円を描く、そしてたどり着いた山頂でコリコリっと乳首を刺激した。

「んんッーーーー」

恥ずかしいのだろう、必死に声を堪える姿に、その甘い香りに、漏れでる吐息に、沈み込んでいく感触に、俺は夢中になっていた。



すると幽かな声が聞こえた。

「……下もさわって」

その声に誘われショーツの上からフワリと触れる。

左手に乳房を触り、右手でツーと秘部に触れていく。

「んんッはぁん」

俺の手がショーツのなかに侵入する。

くちゃくちゃと愛液にまみれていく。

彼女はその刺激に抗おうと目をつぶり唇を噛みしめる。

「んッ」

俺は彼女の乳首を舐めた。

「あんッ」

新しい刺激に堪えられなかったのだろう、艶かしい声が聞こえた。

俺はそのまま口に含みくちゅくちゅっとしゃぶっていく。

口のなかで彼女の乳首をころがす。

「はぁん、あん、あん」

必死に堪えようとするものの徐徐に艷声が大きくなっていく。

そろそろいいだろうと、俺は彼女のショーツに手をかけ、最後の護りを解く。

整えられた彼女の陰毛は髪と同じ桜色をしていた。



そして俺も服をすべて脱ぎ去った。



アルミ嬢と目を合わせると、彼女はコクリと頷いた。

ついに彼女と1つになる時が来たのだと覚悟をきめていると、彼女がギュッとシーツを握りしめていることに気がついた。

初めてで少し恐怖があるのだろう、興奮のなかに震えがあった。

俺は彼女を安心させようと彼女の額にキスをした。

そして、頬に首筋に、二の腕に、下乳にと上から下へ彼女の全身に唇を落としていく。

―そして、彼女の足へと。



俺は彼女の足を大切に持ち上げ、その甲へと口付けをする。

あの日と同じように。



「足が好きなんて、ホントにトーノは変態ですね」

彼女はそう言いながらもどこか嬉しそうであった。



しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

女子高生は卒業間近の先輩に告白する。全裸で。

矢木羽研
恋愛
図書委員の女子高生(小柄ちっぱい眼鏡)が、卒業間近の先輩男子に告白します。全裸で。 女の子が裸になるだけの話。それ以上の行為はありません。 取って付けたようなバレンタインネタあり。 カクヨムでも同内容で公開しています。

スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件

フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。 寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。 プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い? そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない! スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

校長先生の話が長い、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
学校によっては、毎週聞かされることになる校長先生の挨拶。 学校で一番多忙なはずのトップの話はなぜこんなにも長いのか。 とあるテレビ番組で関連書籍が取り上げられたが、実はそれが理由ではなかった。 寒々とした体育館で長時間体育座りをさせられるのはなぜ? なぜ女子だけが前列に集められるのか? そこには生徒が知りえることのない深い闇があった。 新年を迎え各地で始業式が始まるこの季節。 あなたの学校でも、実際に起きていることかもしれない。

処理中です...