異常性癖

赤松康祐

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常習

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 私はその後も、人という人を殺め続けました。
 若いOLの会社帰りを狙い、人目の無い所でキュルキュルっと縄で絞殺。
 近所の若妻さんと懇ろになり、行為に至った際に、肢体を殴打。(オオ、イタイイタイ)
 中年男にすれ違いざまで殺虫剤を顔にブシャ-。(ハア~)
 こんな風に私は世間の目をかいくぐって、度重なる殺人を犯してきました。
(驚くことに、まだ私の行為の数々は世間様にはバレてない様!)
 その中でも殊更、私の慰めものとなりしものを紹介致しましょう。
 あれは、夕暮れ時の〇〇公園ででしたか、私は勤めを終え、のんびりとベンチに座り込み、妄想で頭を膨らませていました。(外見はスーツをビシッと決めた紳士なのだから、オ-コワイコワイ)
 そこへ八歳くらいでしょうか、可愛らしいお嬢ちゃんが一人で砂遊びをしておりました。どうやら、同行者は居ないらしく、私にしては珍しく、善意の心を持って、こう言いました。
 「お嬢ちゃん、もう暗くなるから帰りな。ママ、心配するよ?」
 そう言うと少女は言いました。
 「私を滅茶滅茶にしてちょーだい」
 一瞬私は余りにも唐突な彼女の発言に、口をポカンとするだけでしたけど、一時も経たずに、私の人相はいつものサディストまがいの表情へと移り変わっていたのでした。
 「お嬢ちゃん、ほんとにいいのかね?おじちゃん、容赦しないよ?」
 「うん、いいよ」
 ウホッ、動悸が止まらなくなった私は使い古された、手製の縄で少女を亀甲縛りとし、じわじわと締めつけてゆきました。
「おじちゃん、イタイ、離して」
 少女の嫌がる素振りというものは、本意のものではなく、苦しみ悶えることによって私へと快楽を提供しているものでした。
 「気持ちいいかい?もっとしたげる.....フフフフフ」
 その後小一時間程私は少女を弄びました。その経験というものは今の今でも、身体中の毛穴の中へとしっかりとインプットされておるのです。私はこの日のことを忘れることは無いでしょう.........................。
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