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村にて

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「よし、あそこに村があるぞ。けっこう大きな村じゃ」
村を見つけたルビイは嬉しそうに村へとスキップで走りました。
「ルビイさま、ちょっと武器屋を覗いてみましょう」
クリスの提案にうなずいたルビイは武器屋の前で大きく息を吸いました。
「たのもう! いざ尋常に勝負じゃ! かかってくるがいい!」
「ルビイさま、道場破りではないんですよ。店内に入りましょう」
がっくりしたルビイは店の扉を蹴って割り、店内に突入しました。
「……な! なんだお前らは? 小娘のくせに強盗か?」
「いえ、目ぼしい武器をいただくだけです。さもなくば店が全焼しますわ」
クリスの手に浮かんだ炎を見た店主は慌てて高級な武器を差し出しました。
「ルビイさま、次は宿屋の好意に甘えて食事をいただきましょう」
手に炎を浮かべたままクリスは店の外へ出ました。
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