147 / 171
星降る夜を見上げている場合ではない
第48話 直系
しおりを挟む
何が起こった、何が起こったんだ。
剣を引き抜かれた身体は支えを失ったかのように、砂の上に倒れこんだ。
「すまない、リオン。もう一人いたんだが逃がしてしまった」
何が起こったかわからない中で、実に申し訳ない顔をして先ほどまで私と対峙していたジークが私の後ろに話しかけた。
「大方見えなくするための特殊な魔道具でも持っていたのでしょう。ジーク様お怪我は?」
「魔力の疲労は感じるが外傷としてはないよ」
「ならよかったです。そして、譲っていただきありがとうございます」
柔らかな口調とは反対に躊躇なく髪を掴まれ引っ張られれば、髪を引っ張られる痛みから逃れようと、動きたくないが俺は立ち上がるしかなかった。
圧、圧、圧。
指一本すら自分の意志で動かすのもはばかられる圧がそこにあった。
ジークと話す男の口調は柔らかく、俺の髪を掴み上げる手もそれほど鍛えられたようには見えない。
なのに、身体のだるさだけではなく。二人の会話に口を挟むのすら憚られる。
動いては行けない、口を挟んでも行けないと自然と感じてしまう今まで経験したことのない何かが間違いなくそこにあった。
何度か顔は見たことがあるし、治癒師は少ないからすぐにレーナの傍に仕えていた男だと理解したのだが、彼の手に握られているまがまがしいものは何だ……
緑色のヌラヌラとした刀身の剣……
「おや、気絶していたら。もう何度か刺してやろうと思いましたがよかったです。意識があって……主人が大変お世話になりました」
やわらかな笑顔を浮かべつつ、男は俺に刃を浅く浅く皮膚を切るように引いた。
痛みと共に、魔力が持っていかれるという初めての感覚に戸惑う。しかし、すぐに答えにたどり着く。
――――魔剣。
公爵様はとんでもない番犬を、魔力に劣る娘の安全のためにつけていたのだと理解した。
「レーナが死んでいなくてよかったね。君のことは公爵様に引き渡さないといけないから、死ぬことは間違いなくないから」
「見逃してくれ……何で雇われた……金か」
みっともないのは承知の上だが、とりあえず見逃してもらえばとすがるしかない。
所有していれば敵なしと言われる魔剣を所持しているような男を、たかが護衛につけるほど猫かわいがりしている娘に手を出したことはもう変えようがない。
引き渡されたらどうなるかわからない。
「主人を害されて見逃す下僕はいませんよ」
「……主人?」
俺は、娘のレーナには手を出したが、アーシュ・アーヴァインにはさすがに手など出していない。
そのとき、ジークの言っていた言葉がよみがえる。
『直系としての資質はしっかりと持っているよ。私すら及ばぬ才をね』と。
「レーナがお前の主人? ありえない……」
こんなものを従えられるはずはない。だって、相手はレーナだぞ。何かの間違いだ。
俺ですら、従わせたと思っていた男は従わせるどころか、俺を利用しようとするやつだった。
「おやおや、皆があなたと同じではないんですよ。それにしてもあなたの傍にも従者がいたと思ったのですが。今はいないようですね。主人を置いて逃げ出すとは……ずいぶんと人望がないんですね」
その時だ夜にも関わらず急に明るくなった。
原因はランタンだった。
その数はどんどん増えていき、あっという間に帯になるほどのランタンが空へと舞い上がり、風魔法が使われたのだろう。
散り散りになることなく、帯状になったランタンたちは海へと流れていく。おそらく先ほど白い光がはじけたところを目指して……
日付をまたいだ時間だというのにビーチには、次々と人が現れ老若男女関わらずたった一人の人物のために夏の稼ぎ頭になる商品を惜しげもなく飛ばす。
商品となるランタンを惜しむ声は一つも聞こえず。ただ、ただ……もっと多く飛ばすにはどうしたらいいかだけを話す民たち。
――――レーナのために?
「その表情だと、どれほど人望の差があったかお解りいただけたようですね。ただ貴族としてあなたのようにいるだけでは、これほどの民が集まることがないだろうことも」
パッと手が離されて、俺は砂浜に座り込んだ。
無数に上がるランタン、それらすべてレーナを助けるために。民が自主的に声をかけ人を増やし上げているのだ。
フォルトの時だってそうだ。
みすぼらしい恰好をした男の一声で場の流れが変わった。
一人の声を皮切りに、会場にあふれだした、声。あれは間違いなく民意以外の何ものでもなかった。
あぁ、俺はそそのかされ何をしていたのだろう。
アンバーの美しいその光景を俺は最後と言わんばかりに目に焼き付けた。
◇◆◇◆
その後、私のいない場で領主候補だった男が公爵令嬢暗殺未遂として拘束されるという前代未聞の出来事は幕を閉じた。
そして、私は2度目のバカンスの結果を悔いていた。
今回のことは不可抗力とはいえ、貴族令嬢としてエンジョイが全くできていない。
当初の予定としては連日アンナとミリーとショッピングして、観光名所をぶらぶらして。
時間の許す限り、いろんなお店でランチをしてその後は、エステのすばらしさを再発見したり。
プライベートビーチがあるから、海に入ったり。
別に領地にずっと留まる必要はないし。アンバー領から別の領地の観光に行くのもありだったし。個人的には王都とやらも見てみたかったのに……全部全部パー。
実際は帰ってきてすぐ、実家でくつろぐことすら叶わず……
ジークのご実家が所有するホテルで過ごすことになるわ……
ことがこと故に、アンナとミリーと遊ぶことができなかったし。
そうなると、海できゃっきゃうふふどころか、ショッピングも連日の外食三昧も全部全部全部パーー! お金だけは潤沢にあるというのに、その良さをいまいち発揮できていない。
「でも、大丈夫。休みはまだあるんだもの。今から取り返せばいいのよ!」
自分の部屋のソファーの上に行儀悪く立ち上がりグッとこぶしを握った私に恐ろしいシオンのツッコミが入った。
「何を取り返す気かわからなんないんだけど……ざーんねん。レーナ様は今日から宿題が終わるまで屋敷で缶詰ね」
「え? しゅ……しゅくだい?」
デジャヴ……なやり取りである。
「この頭に入っているのはスポンジなのかな? かな? 去年の夏休みの宿題を最後の最後までありがたーーーくとっておいた挙句。どうにもならない段階になってから僕を無理やり呼びつけて。ほぼ大半をさせたのは誰だったかな?」
そう、私は前回の夏休みの宿題がどうにもならなくてシオンに助けて! とやったのである。
「オホホホ、でもまぁ、少しくらいは遊ぶ暇もまだ……」
「あれは、僕がほぼ大半をやる羽目になったからあの時間で終わったのであって。レーナ様がお一人でちゃんと行う場合もっと時間はかかるからさ」
「と、とりあえず。アンナとミリーに相談を……」
「お二人からは伝言預かってきたから。『事情は分かりました。早く終わらせて、おいしいレストランで食事でもしましょう』だって」
「二人は?」
「いたら、アンタ遊ぼうと思って。答えを教えてもらったり、写したりしない? それじゃためにならないよね。アンナ様とミリー様とも話したんだけどさ。何かあったときにレーナ様に知識があったかどうかで違うこともあるから。僕じゃなくて、アンナ様もミリー様もレーナ様にきちんと学んでもらうことを望んでるからさ」
正論すぎた。反論の余地など何もなかった……
「まぁ、そんな顔しないで。宿題が終わってないのはレーナ様だけじゃなくフォルト様もだから。それに、ジーク様は宿題は終わってんだけど。あの容姿で単独で街をうろつかれると騒ぎになるからうまいこと引き留め解けっていろんな人から頼まれたから。レーナ様の宿題見てもらうことにしたから。あっ、レーナ様が知識をつけることが安全につながるについてはジーク様も同意見だから。代わりにやってもらおうとか思わないでね」
なんとかかんとか宿題は終わって、学園に戻る前にアンナとミリーとちょっとだけショッピングをして観光もして、おいしいレストランでお疲れ様会をして早い夏休みが終わり、私たちは学園へと向かうのだった。
剣を引き抜かれた身体は支えを失ったかのように、砂の上に倒れこんだ。
「すまない、リオン。もう一人いたんだが逃がしてしまった」
何が起こったかわからない中で、実に申し訳ない顔をして先ほどまで私と対峙していたジークが私の後ろに話しかけた。
「大方見えなくするための特殊な魔道具でも持っていたのでしょう。ジーク様お怪我は?」
「魔力の疲労は感じるが外傷としてはないよ」
「ならよかったです。そして、譲っていただきありがとうございます」
柔らかな口調とは反対に躊躇なく髪を掴まれ引っ張られれば、髪を引っ張られる痛みから逃れようと、動きたくないが俺は立ち上がるしかなかった。
圧、圧、圧。
指一本すら自分の意志で動かすのもはばかられる圧がそこにあった。
ジークと話す男の口調は柔らかく、俺の髪を掴み上げる手もそれほど鍛えられたようには見えない。
なのに、身体のだるさだけではなく。二人の会話に口を挟むのすら憚られる。
動いては行けない、口を挟んでも行けないと自然と感じてしまう今まで経験したことのない何かが間違いなくそこにあった。
何度か顔は見たことがあるし、治癒師は少ないからすぐにレーナの傍に仕えていた男だと理解したのだが、彼の手に握られているまがまがしいものは何だ……
緑色のヌラヌラとした刀身の剣……
「おや、気絶していたら。もう何度か刺してやろうと思いましたがよかったです。意識があって……主人が大変お世話になりました」
やわらかな笑顔を浮かべつつ、男は俺に刃を浅く浅く皮膚を切るように引いた。
痛みと共に、魔力が持っていかれるという初めての感覚に戸惑う。しかし、すぐに答えにたどり着く。
――――魔剣。
公爵様はとんでもない番犬を、魔力に劣る娘の安全のためにつけていたのだと理解した。
「レーナが死んでいなくてよかったね。君のことは公爵様に引き渡さないといけないから、死ぬことは間違いなくないから」
「見逃してくれ……何で雇われた……金か」
みっともないのは承知の上だが、とりあえず見逃してもらえばとすがるしかない。
所有していれば敵なしと言われる魔剣を所持しているような男を、たかが護衛につけるほど猫かわいがりしている娘に手を出したことはもう変えようがない。
引き渡されたらどうなるかわからない。
「主人を害されて見逃す下僕はいませんよ」
「……主人?」
俺は、娘のレーナには手を出したが、アーシュ・アーヴァインにはさすがに手など出していない。
そのとき、ジークの言っていた言葉がよみがえる。
『直系としての資質はしっかりと持っているよ。私すら及ばぬ才をね』と。
「レーナがお前の主人? ありえない……」
こんなものを従えられるはずはない。だって、相手はレーナだぞ。何かの間違いだ。
俺ですら、従わせたと思っていた男は従わせるどころか、俺を利用しようとするやつだった。
「おやおや、皆があなたと同じではないんですよ。それにしてもあなたの傍にも従者がいたと思ったのですが。今はいないようですね。主人を置いて逃げ出すとは……ずいぶんと人望がないんですね」
その時だ夜にも関わらず急に明るくなった。
原因はランタンだった。
その数はどんどん増えていき、あっという間に帯になるほどのランタンが空へと舞い上がり、風魔法が使われたのだろう。
散り散りになることなく、帯状になったランタンたちは海へと流れていく。おそらく先ほど白い光がはじけたところを目指して……
日付をまたいだ時間だというのにビーチには、次々と人が現れ老若男女関わらずたった一人の人物のために夏の稼ぎ頭になる商品を惜しげもなく飛ばす。
商品となるランタンを惜しむ声は一つも聞こえず。ただ、ただ……もっと多く飛ばすにはどうしたらいいかだけを話す民たち。
――――レーナのために?
「その表情だと、どれほど人望の差があったかお解りいただけたようですね。ただ貴族としてあなたのようにいるだけでは、これほどの民が集まることがないだろうことも」
パッと手が離されて、俺は砂浜に座り込んだ。
無数に上がるランタン、それらすべてレーナを助けるために。民が自主的に声をかけ人を増やし上げているのだ。
フォルトの時だってそうだ。
みすぼらしい恰好をした男の一声で場の流れが変わった。
一人の声を皮切りに、会場にあふれだした、声。あれは間違いなく民意以外の何ものでもなかった。
あぁ、俺はそそのかされ何をしていたのだろう。
アンバーの美しいその光景を俺は最後と言わんばかりに目に焼き付けた。
◇◆◇◆
その後、私のいない場で領主候補だった男が公爵令嬢暗殺未遂として拘束されるという前代未聞の出来事は幕を閉じた。
そして、私は2度目のバカンスの結果を悔いていた。
今回のことは不可抗力とはいえ、貴族令嬢としてエンジョイが全くできていない。
当初の予定としては連日アンナとミリーとショッピングして、観光名所をぶらぶらして。
時間の許す限り、いろんなお店でランチをしてその後は、エステのすばらしさを再発見したり。
プライベートビーチがあるから、海に入ったり。
別に領地にずっと留まる必要はないし。アンバー領から別の領地の観光に行くのもありだったし。個人的には王都とやらも見てみたかったのに……全部全部パー。
実際は帰ってきてすぐ、実家でくつろぐことすら叶わず……
ジークのご実家が所有するホテルで過ごすことになるわ……
ことがこと故に、アンナとミリーと遊ぶことができなかったし。
そうなると、海できゃっきゃうふふどころか、ショッピングも連日の外食三昧も全部全部全部パーー! お金だけは潤沢にあるというのに、その良さをいまいち発揮できていない。
「でも、大丈夫。休みはまだあるんだもの。今から取り返せばいいのよ!」
自分の部屋のソファーの上に行儀悪く立ち上がりグッとこぶしを握った私に恐ろしいシオンのツッコミが入った。
「何を取り返す気かわからなんないんだけど……ざーんねん。レーナ様は今日から宿題が終わるまで屋敷で缶詰ね」
「え? しゅ……しゅくだい?」
デジャヴ……なやり取りである。
「この頭に入っているのはスポンジなのかな? かな? 去年の夏休みの宿題を最後の最後までありがたーーーくとっておいた挙句。どうにもならない段階になってから僕を無理やり呼びつけて。ほぼ大半をさせたのは誰だったかな?」
そう、私は前回の夏休みの宿題がどうにもならなくてシオンに助けて! とやったのである。
「オホホホ、でもまぁ、少しくらいは遊ぶ暇もまだ……」
「あれは、僕がほぼ大半をやる羽目になったからあの時間で終わったのであって。レーナ様がお一人でちゃんと行う場合もっと時間はかかるからさ」
「と、とりあえず。アンナとミリーに相談を……」
「お二人からは伝言預かってきたから。『事情は分かりました。早く終わらせて、おいしいレストランで食事でもしましょう』だって」
「二人は?」
「いたら、アンタ遊ぼうと思って。答えを教えてもらったり、写したりしない? それじゃためにならないよね。アンナ様とミリー様とも話したんだけどさ。何かあったときにレーナ様に知識があったかどうかで違うこともあるから。僕じゃなくて、アンナ様もミリー様もレーナ様にきちんと学んでもらうことを望んでるからさ」
正論すぎた。反論の余地など何もなかった……
「まぁ、そんな顔しないで。宿題が終わってないのはレーナ様だけじゃなくフォルト様もだから。それに、ジーク様は宿題は終わってんだけど。あの容姿で単独で街をうろつかれると騒ぎになるからうまいこと引き留め解けっていろんな人から頼まれたから。レーナ様の宿題見てもらうことにしたから。あっ、レーナ様が知識をつけることが安全につながるについてはジーク様も同意見だから。代わりにやってもらおうとか思わないでね」
なんとかかんとか宿題は終わって、学園に戻る前にアンナとミリーとちょっとだけショッピングをして観光もして、おいしいレストランでお疲れ様会をして早い夏休みが終わり、私たちは学園へと向かうのだった。
181
お気に入りに追加
13,596
あなたにおすすめの小説
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
【完結】家族にサヨナラ。皆様ゴキゲンヨウ。
くま
恋愛
「すまない、アデライトを愛してしまった」
「ソフィア、私の事許してくれるわよね?」
いきなり婚約破棄をする婚約者と、それが当たり前だと言い張る姉。そしてその事を家族は姉達を責めない。
「病弱なアデライトに譲ってあげなさい」と……
私は昔から家族からは二番目扱いをされていた。いや、二番目どころでもなかった。私だって、兄や姉、妹達のように愛されたかった……だけど、いつも優先されるのは他のキョウダイばかり……我慢ばかりの毎日。
「マカロン家の長男であり次期当主のジェイコブをきちんと、敬い立てなさい」
「はい、お父様、お母様」
「長女のアデライトは体が弱いのですよ。ソフィア、貴女がきちんと長女の代わりに動くのですよ」
「……はい」
「妹のアメリーはまだ幼い。お前は我慢しなさい。下の子を面倒見るのは当然なのだから」
「はい、わかりました」
パーティー、私の誕生日、どれも私だけのなんてなかった。親はいつも私以外のキョウダイばかり、
兄も姉や妹ばかり構ってばかり。姉は病弱だからと言い私に八つ当たりするばかり。妹は我儘放題。
誰も私の言葉を聞いてくれない。
誰も私を見てくれない。
そして婚約者だったオスカー様もその一人だ。病弱な姉を守ってあげたいと婚約破棄してすぐに姉と婚約をした。家族は姉を祝福していた。私に一言も…慰めもせず。
ある日、熱にうなされ誰もお見舞いにきてくれなかった時、前世を思い出す。前世の私は家族と仲良くもしており、色々と明るい性格の持ち主さん。
「……なんか、馬鹿みたいだわ!」
もう、我慢もやめよう!家族の前で良い子になるのはもうやめる!
ふるゆわ設定です。
※家族という呪縛から解き放たれ自分自身を見つめ、好きな事を見つけだすソフィアを応援して下さい!
※ざまあ話とか読むのは好きだけど書くとなると難しいので…読者様が望むような結末に納得いかないかもしれません。🙇♀️でも頑張るます。それでもよければ、どうぞ!
追加文
番外編も現在進行中です。こちらはまた別な主人公です。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
記憶を失くした彼女の手紙 消えてしまった完璧な令嬢と、王子の遅すぎた後悔の話
甘糖むい
恋愛
婚約者であるシェルニア公爵令嬢が記憶喪失となった。
王子はひっそりと喜んだ。これで愛するクロエ男爵令嬢と堂々と結婚できると。
その時、王子の元に一通の手紙が届いた。
そこに書かれていたのは3つの願いと1つの真実。
王子は絶望感に苛まれ後悔をする。
【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。