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4話 私は呪われてるそうです
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人間の国の王都なんて初めて来た。
なんだか色んなものがいっぱいあって目が回りそう。
「王宮ってどうやったら行けるの?」
「そこも無計画か」
「行けるかなって」
「行けるわけねぇから」
「どうやって行くの?」
行く方法がないならここまで来た意味が無くなっちゃう。
冒険って感じがして少し楽しかった以外の収穫が無くなっちゃう。
「これ」
行方不明の王女様?
張り紙が貼ってある。見つけた人はお金が貰えるんだって。
お金とかは良いんだけど、その王女様のいなくなった時期が私の拾われた時期と同じなの。
偶然なんだよね?
「気になるのか?」
「うん。私が拾われた時期と同じだから」
「確かめたいか?」
「うん」
「なら、おれの言う事を聞け」
王宮へ入る方法をアディグアは教えてくれた。
その方法で二人で王宮へ入る事になった。
******
人間の国の王宮はとても豪華なんだ。
すっごく高そう。どれだけのお金をかけて造られているんだろう。
「というわけで、その第二王女を貢げばこの国を守ってやろう」
「第二王女は現在行方が分かりません。他の貢物でお願いできないでしょうか」
「何故いない。嘘偽りなく理由を話せ」
「第二王女は産まれつき呪われておられます。その呪いは、この国を脅かすものとなりましょう」
「呪いがあるから捨てたと申すか」
国の事を考えないとだから仕方がないのかもしれないけど、でも納得はできない。
「アディグア、帰ろ」
「第二王女がいないなら話はなしだ」
闇色の渦が私とアディグアを包み込んだ。
******
「王宮の外?」
「簡単な魔法だ」
「すごい!魔法って本当にあったんだ」
一瞬で外に出る魔法。魔法自体を初めて見たから感動だよ。
「……ミュニア、おれと一緒に来ないか?魔界なら呪いなんて誰も気にしない。むしろ祝福される」
「行けないよ。私、天使の姫だから。どんな理由があってもそれだけは捨てたくないの」
「天使……悪魔は呪いが得意で天使は浄化が得意……ミュニア、少し付き合え」
私が何か言うよりも先にアディグアがさっきの魔法を使った。
なんだか色んなものがいっぱいあって目が回りそう。
「王宮ってどうやったら行けるの?」
「そこも無計画か」
「行けるかなって」
「行けるわけねぇから」
「どうやって行くの?」
行く方法がないならここまで来た意味が無くなっちゃう。
冒険って感じがして少し楽しかった以外の収穫が無くなっちゃう。
「これ」
行方不明の王女様?
張り紙が貼ってある。見つけた人はお金が貰えるんだって。
お金とかは良いんだけど、その王女様のいなくなった時期が私の拾われた時期と同じなの。
偶然なんだよね?
「気になるのか?」
「うん。私が拾われた時期と同じだから」
「確かめたいか?」
「うん」
「なら、おれの言う事を聞け」
王宮へ入る方法をアディグアは教えてくれた。
その方法で二人で王宮へ入る事になった。
******
人間の国の王宮はとても豪華なんだ。
すっごく高そう。どれだけのお金をかけて造られているんだろう。
「というわけで、その第二王女を貢げばこの国を守ってやろう」
「第二王女は現在行方が分かりません。他の貢物でお願いできないでしょうか」
「何故いない。嘘偽りなく理由を話せ」
「第二王女は産まれつき呪われておられます。その呪いは、この国を脅かすものとなりましょう」
「呪いがあるから捨てたと申すか」
国の事を考えないとだから仕方がないのかもしれないけど、でも納得はできない。
「アディグア、帰ろ」
「第二王女がいないなら話はなしだ」
闇色の渦が私とアディグアを包み込んだ。
******
「王宮の外?」
「簡単な魔法だ」
「すごい!魔法って本当にあったんだ」
一瞬で外に出る魔法。魔法自体を初めて見たから感動だよ。
「……ミュニア、おれと一緒に来ないか?魔界なら呪いなんて誰も気にしない。むしろ祝福される」
「行けないよ。私、天使の姫だから。どんな理由があってもそれだけは捨てたくないの」
「天使……悪魔は呪いが得意で天使は浄化が得意……ミュニア、少し付き合え」
私が何か言うよりも先にアディグアがさっきの魔法を使った。
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