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第366話 異世界の戦意
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カメラを幾つも持ってレアナー教国の、勇者領地についた
結婚式の時にほぼ全ての住民が出てきて街を埋め尽くした
それ以上だ
テントが幾つも設置され、軍事訓練をあちこちでしている
100万の兵なんて交渉のためのブラフではないかとも考えたけどより酷い
何らかの方法で集まった軍隊、元杉神官への恩義もあるのだろうけど建前だ
「<サシル様どうしてこんなに人が集まっているのですか?>」
<ザウスキアは危険ですので、それと神達が酒や食べ物を気に入ったのです>
「<それとなんの関係が?>」
<もしも日本の占領をしたのなら国土の防衛のためにも駐留することになるでしょう、そうでなくともこの地には異世界の珍品が出回っていますから後の交易ともなります>
なるほど、パイの奪い合いというところかな?もしも勇者領地とザウスキアが戦争をした場合勇者領地だけでザウスキアを容易く切り取るんじゃないかな?
無限のように湧き出てくる元杉神官からの魔力を皆持っていて日本に居るというのに以前と違って魔力のつながりが全く途切れることがない
日本の聖騎士候補も超人だがこちらの人間は更に上だ
遥は建物の上まで壁をけって逃げたらしいけど子供もそれについてきたそうだ
元難民であった彼らはザウスキアにとても深い恨みを持っている
こちらの世界でも、そんなとんでもない人間は少ない
他国から見れば12万人の領民、問よりも12万人の超兵だ
他国からすれば少領の勇者領地の住民はザウスキアを単独でもきりとってしまうかもしれない
しかもその次の矛先は諸外国となる可能性もある
今こうやって集まっている国も難民問題では受け入れはしていなかったはずだ
仲良くはできるかはわからないけど『難民を虐げていた国』と『共通の敵に立ち向かった仲間』では全然違うよね
いろんな思惑が透けて見える
それに他の国で祀られている神様たちには元杉神官に加護を与えた神も居る
国の守護神がGOサインを出すのだから来る人もいるよね
ヨーコたちと歩いていると諸外国の軍隊の人達に挨拶をされる
「いやぁお美しい!ヨウスケ聖下は幸運ですな!」
「いえ」
「そちらの御令嬢はどちらの家の方でしょうか?」
「・・・・・」
「ミルミミスさん、聞かれてますよ」
「うん、なに?」
「ミルミミ・・・申し訳ありません、少しばかり所用を思い出しまして!またご挨拶させていただきますので!!」
ミルミミスさんを見ると何人も固まった
何をやっていたのだろうか?
国によっては聖竜や邪竜と言われていたらしいけど、絶対なにかやらかしてる
「ヒィィッ??!!!お、お助けぇ!!」
関羽さんみたいに豪胆な態度の人が挨拶もそこそこに足をもつれさせながら逃げ帰るときもある
ミルミミスさんは全く気にしていないけど関羽さんは苦笑いだ
どんな国の人物かサシル様に聞きながら挨拶していく
勿論作動中のカメラは揺らさないようにだ
私もまだわからない目的もありそうだけど何処の国から来ていても彼らは戦意が高い
私のことは諸外国に伝わっているのか私を見かけると元杉神官への感謝の意を伝えてくる人も多い
元杉神官が魔王を討伐したことに対して財宝を差し出してきたり、貴族の娘さんを差し出してくる
新婚の私に向かって貴族の子女を差し出そうとしてくるのには顔がひきつったのは自覚するがそれよりも出回っている私と遥の絵姿が納得いかない
だって私はほぼ全裸になってるし、遥も胸のサイズがエグいことになってる
流石に作り笑顔もできなくなった
私を見かけて顔を赤くしたりくすくす言ってる兵士たちの意味がわかった
絵師の名前は聞いたし後で指名手配にかけてくれる
日帰りで帰るつもりだったけどせーさんの魔法はこちらに来る人数が増えたことで時間がかかるらしい
サシル様経由で日本にも連絡したし今のうちに情報を収集する
私には日本と異世界人でどちらが勝つかと考えると難しいと思う
何よりも銃の差があると思ったのだけど魔法攻撃や投石、弓矢の攻撃力は銃を超えていると思う
弓矢で岩を破壊したのなど衝撃的だと思う
勿論、人の練度もあると思う
元杉神官なんて銃撃をその身に受けてもダメージがなかった
どちらが強いか、優劣はわからない
彼らが計画を立てて議事堂や防衛省、警察庁、各地の自衛隊基地を奇襲すれば可能だろう
銃を構えて一斉掃射されれば危ないかもしれないけど彼らは目にも止まらない速さで動くが、逆に建物にいる彼らに向かってミサイルが飛んでいけばどうなるかわからない
お互い武器も人も規格が違いすぎる
私は戦うことになれば彼らが頼もしいと思うけどレアナー様は人の死が出ないようにしたいと言っていたし元杉神官も消極的だった、あれだけ怒っていたのに
思うところがあって英雄と呼ばれる個人の武技や各軍隊の魔法を荒野に向かって放つようにしてもらって、それを撮影し続けた
ミルミミスさんに飛んでもらって戦力も撮影する
大量に集まる軍隊は空から見ると人が蟻みたいに見える・・・
撮った映像はノートパソコンのフォルダにまとめて整理していく
ポータブルバッテリーの電池がなくなる限界まで私は撮影と編集を続けた
結婚式の時にほぼ全ての住民が出てきて街を埋め尽くした
それ以上だ
テントが幾つも設置され、軍事訓練をあちこちでしている
100万の兵なんて交渉のためのブラフではないかとも考えたけどより酷い
何らかの方法で集まった軍隊、元杉神官への恩義もあるのだろうけど建前だ
「<サシル様どうしてこんなに人が集まっているのですか?>」
<ザウスキアは危険ですので、それと神達が酒や食べ物を気に入ったのです>
「<それとなんの関係が?>」
<もしも日本の占領をしたのなら国土の防衛のためにも駐留することになるでしょう、そうでなくともこの地には異世界の珍品が出回っていますから後の交易ともなります>
なるほど、パイの奪い合いというところかな?もしも勇者領地とザウスキアが戦争をした場合勇者領地だけでザウスキアを容易く切り取るんじゃないかな?
無限のように湧き出てくる元杉神官からの魔力を皆持っていて日本に居るというのに以前と違って魔力のつながりが全く途切れることがない
日本の聖騎士候補も超人だがこちらの人間は更に上だ
遥は建物の上まで壁をけって逃げたらしいけど子供もそれについてきたそうだ
元難民であった彼らはザウスキアにとても深い恨みを持っている
こちらの世界でも、そんなとんでもない人間は少ない
他国から見れば12万人の領民、問よりも12万人の超兵だ
他国からすれば少領の勇者領地の住民はザウスキアを単独でもきりとってしまうかもしれない
しかもその次の矛先は諸外国となる可能性もある
今こうやって集まっている国も難民問題では受け入れはしていなかったはずだ
仲良くはできるかはわからないけど『難民を虐げていた国』と『共通の敵に立ち向かった仲間』では全然違うよね
いろんな思惑が透けて見える
それに他の国で祀られている神様たちには元杉神官に加護を与えた神も居る
国の守護神がGOサインを出すのだから来る人もいるよね
ヨーコたちと歩いていると諸外国の軍隊の人達に挨拶をされる
「いやぁお美しい!ヨウスケ聖下は幸運ですな!」
「いえ」
「そちらの御令嬢はどちらの家の方でしょうか?」
「・・・・・」
「ミルミミスさん、聞かれてますよ」
「うん、なに?」
「ミルミミ・・・申し訳ありません、少しばかり所用を思い出しまして!またご挨拶させていただきますので!!」
ミルミミスさんを見ると何人も固まった
何をやっていたのだろうか?
国によっては聖竜や邪竜と言われていたらしいけど、絶対なにかやらかしてる
「ヒィィッ??!!!お、お助けぇ!!」
関羽さんみたいに豪胆な態度の人が挨拶もそこそこに足をもつれさせながら逃げ帰るときもある
ミルミミスさんは全く気にしていないけど関羽さんは苦笑いだ
どんな国の人物かサシル様に聞きながら挨拶していく
勿論作動中のカメラは揺らさないようにだ
私もまだわからない目的もありそうだけど何処の国から来ていても彼らは戦意が高い
私のことは諸外国に伝わっているのか私を見かけると元杉神官への感謝の意を伝えてくる人も多い
元杉神官が魔王を討伐したことに対して財宝を差し出してきたり、貴族の娘さんを差し出してくる
新婚の私に向かって貴族の子女を差し出そうとしてくるのには顔がひきつったのは自覚するがそれよりも出回っている私と遥の絵姿が納得いかない
だって私はほぼ全裸になってるし、遥も胸のサイズがエグいことになってる
流石に作り笑顔もできなくなった
私を見かけて顔を赤くしたりくすくす言ってる兵士たちの意味がわかった
絵師の名前は聞いたし後で指名手配にかけてくれる
日帰りで帰るつもりだったけどせーさんの魔法はこちらに来る人数が増えたことで時間がかかるらしい
サシル様経由で日本にも連絡したし今のうちに情報を収集する
私には日本と異世界人でどちらが勝つかと考えると難しいと思う
何よりも銃の差があると思ったのだけど魔法攻撃や投石、弓矢の攻撃力は銃を超えていると思う
弓矢で岩を破壊したのなど衝撃的だと思う
勿論、人の練度もあると思う
元杉神官なんて銃撃をその身に受けてもダメージがなかった
どちらが強いか、優劣はわからない
彼らが計画を立てて議事堂や防衛省、警察庁、各地の自衛隊基地を奇襲すれば可能だろう
銃を構えて一斉掃射されれば危ないかもしれないけど彼らは目にも止まらない速さで動くが、逆に建物にいる彼らに向かってミサイルが飛んでいけばどうなるかわからない
お互い武器も人も規格が違いすぎる
私は戦うことになれば彼らが頼もしいと思うけどレアナー様は人の死が出ないようにしたいと言っていたし元杉神官も消極的だった、あれだけ怒っていたのに
思うところがあって英雄と呼ばれる個人の武技や各軍隊の魔法を荒野に向かって放つようにしてもらって、それを撮影し続けた
ミルミミスさんに飛んでもらって戦力も撮影する
大量に集まる軍隊は空から見ると人が蟻みたいに見える・・・
撮った映像はノートパソコンのフォルダにまとめて整理していく
ポータブルバッテリーの電池がなくなる限界まで私は撮影と編集を続けた
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