359 / 618
第352話 賢者の石と増えていく問題
しおりを挟むホワイトボードにレアナー教の養子や結婚についてを図解付きでまとめるとお義父さんたちは食い入るようにそれを眺めて・・・そのまま固まった
私と遥も12万人の子供ってのにはびっくりしたもん
というか他の領地に居る子どもたちも居るしそう考えるともっと居るよね・・
仕方ないのでお義父さん達は遥に任せて私は別室に行くことにした
シーダリアさんとミルミミスさんはなにか食べているが空気読んでほしい
関羽さんもチラチラと酒に目がいってるのがわかる
別室に行くとまだ顔を合わせていない人達は私達の帰還を喜んでくれた
ネットでは情報が錯綜しているが『洋介行方不明』『洋介暗殺』『レアナー狂信者』などにまぎれて『賢者の石』という謎の物質を探しているそうだ
田辺さんと三上とフィンリーちゃんがとても疲れていたが教えてくれたので疲労回復の魔法を使っておく
なんだ?その『賢者の石』って?
安藤とかいうやつが乗り込んできてビルから出てきたものらしい
「なにこれ?」
「さぁ、阿部さんは今病院です」
「なんで?」
「動画で怒ってて頭の血管が切れて登仙病院にいます、康介さんも病院にいます」
「なるほど?」
透明度の高い何かを破壊された阿部さんは何かを叫んでいた
軽く爆発したけどあれはなんだろう?このビルにあったものなのか?
この議員が何かを持ち込んだ可能性もあるが阿部さんが作ったものだと思う
けど阿部さんの怒りようはきっと元杉神官関係のなにかだよなぁ
動画の投稿日とまだ病院ってことを考えると結構重症ってことか
掲示板でも『賢者の石』については話題に上がって盛り上がっている
謎の物体がレアナービルから出てきて、更にこれを破壊されて発狂した人がいるんだ
世界を救う可能性のある『賢者の石』にも信憑性も出てくるよね
私も知らないんだけど何なんだろうそれ、阿部さんがなにか作ってた?
「セーさん、これ何かわかりますか?」
何かをごそごそしていた元聖王ことセーさんに聞いてみる
名前のセンスは酷いが異世界語の『聖王』と日本語でのセイオウは読みが違うし元杉神官のつけたセー・オーが気に入っているようだけど、良いのか?
日本人の感性では酷いセンスだけどもしかしたら向こうの世界では良い意味なのかも知れない
もしもレアナー教の謎アイテムもこの人ならわかるかもしれない
肩よりも先を何もない空間に突っ込んでいるが収納魔法の整理でもしていたのだろうか?
「わからない」
「レアナー教で賢者の石というものを知っていますか?」
「賢者の石・・・???僕たちは知らないけど、そういう魔術具や魔道具、聖具に魔石のようなものならあるかもしれないね」
御神体とかかな?日本にも大きな石を祀ったり何かを示すことはある
観光名所なんかになるものもあるけどお墓や道標、お地蔵さん代わり、道標などなど
私は存在そのものを知らなかったけど元杉神官なら知っているのかもしれない、そもそも元杉神官の持ち物かも・・・
「なにそれ?僕知らないけど」
できたらすぐにでもこの問題を解決して大学に行きたいんだけど
大学は休校だった
大学のホームページを見るとこの一帯の学校はどこも休校となっている
この周辺に集まる暴走族やヤクザの出現によって治安が悪くなったためというちょっと意味のわからない理由である
どう考えてもレアナー教の騒動が原因だと思うんだけど暴走族にヤクザ?どういうことだろうと調べて聞いてみる
・・・・やらかしていた・・・・・・
0
お気に入りに追加
114
あなたにおすすめの小説
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
十年間片思いしていた幼馴染に告白したら、完膚なきまでに振られた俺が、昔イジメから助けた美少女にアプローチを受けてる。
味のないお茶
恋愛
中学三年の終わり、俺。桜井霧都(さくらいきりと)は十年間片思いしていた幼馴染。南野凛音(みなみのりんね)に告白した。
十分以上に勝算がある。と思っていたが、
「アンタを男として見たことなんか一度も無いから無理!!」
と完膚なきまでに振られた俺。
失意のまま、十年目にして初めて一人で登校すると、小学生の頃にいじめから助けた女の子。北島永久(きたじまとわ)が目の前に居た。
彼女は俺を見て涙を流しながら、今までずっと俺のことを想い続けていたと言ってきた。
そして、
「北島永久は桜井霧都くんを心から愛しています。私をあなたの彼女にしてください」
と、告白をされ、抱きしめられる。
突然の出来事に困惑する俺。
そんな俺を追撃するように、
「な、な、な、な……何してんのよアンタ……」
「………………凛音、なんでここに」
その現場を見ていたのは、朝が苦手なはずの、置いてきた幼なじみだった。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる