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第143話 徹底的に調べろ!

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「いくらかかっても良い!死者の復活について調べろ!!」


現地の諜報員によると死者の蘇生については「NO」と言っていたヨウスケ=モトスギだったはずだ

だが死亡したはずの両親が生きている


・・・・・・・・おかしいだろ!!?


まて、この場合考えられるケースはいくつかある


・死亡という情報がフェイクの場合
・よく似た親族がいる場合
・特殊なフェイクマスクなどを使った別人の場合


フェイクかどうかは無名の2人を調べても証拠となるのは「墓の中の骨」と「アジア人の特殊な風習である産まれた赤ちゃんのへその伸びた部分を取っておく風習」、「そして住んでいた家の中の髪の毛でも探す」という3点だ

どれも謎のバリアーで入れない

電動ドリルでもレーザーでもバリアには傷一つつかないとはどういうことなんだ・・・・!

現在は空き家の住居の中の痕跡物を調べるために下水から穴をほって地下からの侵入を試みる作戦を立案中

先行部隊が場所を確保しようとしているが他国の人間も同じ考えなのだろう

近くの空き家や目立たない位置からの侵入できそうなポイントを我が物にせんと争っている


よく似た人間の場合、これであってほしいと真剣に思っている

一卵性双生児の双子であってくれ、頼むよ、アジア人の顔はわからないんだ・・・!!

もしくは特殊なフェイクマスクによる復活の再現、これでも良い

新興宗教や悪魔教の連中は奇跡を見せるためにあらゆることをする

空中浮遊だったり麻薬の使用、復活を見せるために別の人間を使ったりすることもよくある

だけど、この宗教、嘘くさいと思える「回復」や「飛行」「バリア」全部出来てるんだ・・・!!!


「死者の復活」だってありえないとは言い切れない


死者が蘇るなんて言う「審判の日」がきたわけではないだろう

キリスト教を始め、ユダヤ教、イスラム教の教えにある復活はあったのか?

宗教的に考えられる「復活」とは死後の最後の審判が行われた後に人々が復活するという意味だ

問題のヨウスケはレアナー教という新興宗教の神官だ、おそらくそれらとは関係はない、はず、だ


レアナー教という宗教についてキリスト教やイスラム教とは別と考えて調べさせていたが同一のものや何かの記載や伝承でもあるのかもう一度調べる必要があるだろう


ヴァチカンに連絡を取らないと

いや、過剰な反応をされても困る、まずは詳しいものに聞かねば


・・・・そんな悠長なことをする時間はあるのだろうか?すでに各国の諜報員は熾烈な戦いをしている

証拠を得るためにもヨウスケ=モトスギの両親の墓を暴こうとしてるものは多いが墓のエリアには入れないし、謎のキャッスルには入ることも出来ない

建造物の周りの森や周りの山はすでに激戦区だ

山の建造物の周りを走り回っている猫型UMAについても捕らえんと麻酔銃を打ち込むもバリアーによって阻まれ、1キロ先であろうとも飛行して諜報員が捕まえられて城に連れて行かれる

殺されることはないし、肉球で押されるとスタンガンのような音が入っていたことからなにかの魔法だろう

殺されないのは逆にチャンスだと連れて行かれる作戦に参加した者

追ってくるなら引き寄せてから捕獲しようとした者、全員城に連れて行かれた

我が国のものだけではないのがカメラに写っている


・・・外交によってどうにかならないかと模索しているが日本政府もかの神官には手を焼いているようだ


突然現れたキャッスル自体もバリアがあるようで傷一つつかない、空からの侵入したものも帰ってこない


大損失だ、どう報告したものかと思うがこの件に関して国は損失は無視しろとのこと

そうだよな、死者の復活だし・・・


秘密衛星による監視は続いてるしありとあらゆる方法でこの件は対処されている

だが成果はUMAの抜け毛だけ、損失のほうが大きい


ボブ・スタットレイによる対戦も本人はノーフェイクと言うが怪しさしか無い

ボクシングをやってる人間、いやアメリカ人ならわかるがコーナーポストはプラスチックじゃない

あんなに簡単に壊れるものではないしロープを繋ぐ金具だって頑丈で人の力でどうにかできるものじゃない、はず

金属疲労だという見方も出来なくはないが入手したコーナーポストにはグローブのちぎれた表面の一部もあったしくっきりと拳で折れ曲がった痕跡が分析で出た


他国の諜報員からターゲットや関係者を護る任務もある

一部の誘拐しようという意見もあったが先走った何処かの国の諜報員はバリアによって阻まれ、猫型UMAによって捕獲されていった

以前にもビルに突入したものは神罰というもので体が固まって動かなくなったのち、公園に捨てられていた


御願いだから目立つ行為は地球以外でやってくれ、宇宙なら我々の担当外だから


今日も残業だ、そろそろ娘に顔を忘れられそうだ
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