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第55話 常識皆無のスイーツパラダイス
しおりを挟む昨日のお姉さんが来てちょっとびっくりした
謝られた後にビルに入ってきて「昨日寝ていた部屋に忘れ物があるかもしれないらしい」って
財布を探してると「仕事辞めたんです」って言われて「じゃあうちで働きませんか?」っていってみた
神様が一声上げたぐらいだしきっと根はすごい良い人なんだろう
変態で間違いないけど信徒になってくれたし神様と仲良くなってた
きっとうまくやっていけるだろう
祭壇もダンボールだが作ったし治した信徒16人から治療費・・・じゃなかった寄付頂いたらお給料ぐらい出せる・・・はず
財布はベッドの横に落ちてた
「考えてみます」
「信徒田辺、これは連絡先です、それとお金は渡すので女神様をスイパラっての食べに連れて行ってもらえませんか?」
「信徒?女神?・・・え?」
「昨日、女神レアナーの信徒になって僕に色々したのにおぼえてないんですか?僕(女装とか)初めてだったんですよ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「とにかく連絡先を交換しましょう」
「・・・・・・・・・・・・はい、何でもしますのでお上だけは許してください」
真っ白になって固まってるおねーさんにレアナーのことを話したり、身体が瀕死だったことや女神様とすぐに仲良くなったことを話した
朝からスイパラ連呼でうるさすぎた神様は収納に入れていた女神レアナー像に閉じ込
め・・じゃなかった、入ってもらって神の力を像に入れて黙ってもらっている
これから初めてくる信徒たちに女神レアナー神像が恥ずかしい姿を晒せないでしょうと話すと渋々入っていった
スイパラって料理を約束されたが・・・
そこに来てくれたのがスイパラ話してたおねぇさんだ、逃してなるものか
<一緒にいきましょう!きっと美味しいお菓子がありますぅ!>
お菓子、うん、良いかもしれない
向こうの料理もそれなりだがこちらの料理は別次元のものだ
<昨日の格好で行くですぅ>
「嫌です」
「大人一人と子供一人ですね、本日レディースデーとなっておりますのでお得になっております-」
「違います、大人一人、子供一人、女神さまです、それとっ僕は!男の子です!!」
女神様に言われて昨日の服装、メイド服で来ている
大人はお姉さん一人、子供は中学生以上なので小学校も出てない僕は子供、そこまでは許せるが僕は男だ
「えぇ・・・」
「このおねぇさんの趣味です」
「ちょっ!??」
「うっわ、いえ、コホン、失礼しましたー、4000円になります、お時間120分です、お席ご案内しますね-」
時間は16時、空いててよかった
店内は明るく、お客さんは少ないがみんなスマートフォーンで写真をとったりして食べてる
宝石のように輝くお菓子、にサラダ、それとなぜかいっぱい積まれてるお皿?まだまだ色々あるが楽しみだ!着替えたいけど
<あれ!あれも食べ物なんですか!?>
「田辺さん、あれも食べ物かって女神様が言ってます」
「え、あ、はい、そうです」
「こういうところ初めてなんですがどうしたら良いですか?」
「ついてきてください」
小さなケーキやアイス、僕の知らないお菓子がたっぷりだ
店員さんがなぜかこちらを見てる気がするがこっちではメイドさんの服は目立つのか?
暗い赤色のメイド服、ホントなんでこんなのはいってるんだろって思うけど軍のものや旅で使うものなんかはとにかく収納に入れていた
次元の神様から加護をもらってたし、また中身整理しないと・・
<おいしー!おいしーですぅ!!>
「美味しいですね!女神様!!」
入れてもらった紅茶とベリーのソースがチーズケーキとよく合う、涙がでるほどに美味しい
ベリーの酸味が白くかけられた砂糖と、生地のカリっと感とよく合ってる
甘味が身にしみるってこういう事を言うんだな
きっと向こうの人達でもこれは美味しいって言うだろう、甘味好き好きーな子もいたし食べさせてみたいなぁ
周りのお客さんは食べるよりも写真を撮るのとおしゃべりが楽しそうだ
「田辺さん、あれなにやってるんですか?」
「SNSとかに載せたり、今日こんなに美味しいの食べたんだって思い出をのこしたりしてますね」
「へー!」
<私もしたいです!>
「わかりました!」
魔力を女神様に捧げて実体化してもらう
今日も相変わらずキラキラ綺麗な女神様だ、手の平サイズなのはおっきいときよりも振り回されないだけ助かる
「えぇぇえええええ!!!??」
「女神様、とりましょう!」
「はーい!」
「あ、でも写真とるのって難しいですね、とってもらっていいですか?」
「・・インカメラ使えばいいと思います」
「インカメラ?」
田辺さんはスマートフォーンに詳しく、色々教えてもらった
バズるため、人気になるため、SNSの凄さ、動画投稿などなど
色々作ったり教えてもらえた、ただこの食べきれないほどのお菓子は持ち帰ってはいけないらしい、ちぇー
「あ、あの!空飛ぶ魔法少女さんですよね!一緒に写真とっても良いですか?」
「私も-」
「僕は男の子です、いいですよ、うちの女神様の信徒になりませんか?」
「うーん、そういうのはいいかなー?」
布教ってなかなか難しいや
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