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事のあらましを大体聞いて、少しだけ静かな時間が流れる。
私はフィリアが好き。
そしてフィリアのおっぱいが好き。
だから出来るか分からないけど、精一杯フィリアの母であるリアさんを助けるために頑張るつもり。
だけど、それをフィリアに言ったとして、多分反対されてしまう。
私はそのつもりないけど、熊からフィリアを助けたこと、彼女がすごく恩を感じてくれているから。多分、言ってしまったら「返せるものがないから…」と言われるのが目に見えてる。
「フィリア、薬の材料って森のどこかにあるってわかってるの?」
「う、うん。お医者さんがこの辺りの森で取れるって言ってて、確か『ベアナルスタル』って言う素材で、『ベアナル』って言う魔物が持ってるって聞いたよ。でもお医者さんも具体的な入手法は知らないらしくて、どんな魔物なのかとかも分からないって…」
「ベアナル…魔物……」
『ベア』とだけ聞くとさっきフィリアを襲ってた熊なんじゃないかと思うけど、どうなんだろ。
でもとにかく、その『ベアナル』とやらを探せばいいのかな。
それはそれとして、今はそれよりもフィリアのことだ。
リアさんが病に臥してからずっと一人で家庭を支えて、周りから無下にされながらも必死に頑張ってきて、今私の前で悲しい表情をしている。
いつまでもそんな顔をさせる訳にはいかない。
「フィリア」
「な、何?」
「私はフィリアのことが好きだから、フィリアのこと、いっぱい慰めてあげたい。フィリアと知り合ったばっかで分かんないことも多いけど、少しでもフィリアの力になりたいよ。だから、何かして欲しいことがあったら何でも言って欲しい…!」
「すっ、好きって…も、もぅ……そんな言葉、簡単に使っちゃ駄目だってママが言ってたよ?」
「ううん、簡単なんかじゃない。私は、本当に、心の底からフィリアのことが好き!出会って間もないけど、信じて欲しい。大好き!大好きだよ、フィリア…!」
「ちょっ、ちょぉっ!?あんま大きな声出したらイルリたちに聞こえちゃうから!!」
フィリアは顔を真っ赤にして私の口を手で塞いだ。こんな時だけど、慌ててるフィリアたんギザカワユスな~。
フィリアはいじいじもじもじした後、私に耳打ちした。
「じゃ、じゃあ…森でやったの、また、して欲しい」
「森でやったの?」
はて、森でなにかしただろうか。えーと――
「あ、もしかしておっぱい吸ったこ―――」
「わああぁぁぁーー!!言うなー!」
もしかして、意外と癖になっちゃった的な?いやいやまさかそんなわけが、
ここで、耳まで真っ赤に染めたフィリアの顔を覗く。
すると、フィリアは恥ずかしそうに服の裾を捲り始め、上の服を脱ぎ去り、そこで止まらず今度はブラジャーに手を掛け、
あるわこれ。めっちゃある的なやつやん。
「え。マジでいいの?それ、私的にはただのご褒美になっちゃうけど?」
「その……ぉ、ぉっぱぃを吸われてる時、頭の中が真っ白になって、気持ち良いことしか考えられなくなって、嫌なこと全部忘れられたから………」
「また、吸って欲しいんだ」
言いながら、露わになった桜色の突起を指の腹でなぞる。
「んっ♡い、意地悪しないでぇ…♡」
うおぉ!!なんだこれ可愛すぎだろ!なんか私、この世界に来てから役得しかないけど早死にしないよね!?大丈夫だよね!?大丈夫!だってユリリーニャさん言ってたもん!いちゃいちゃしなさいって!!
激しい自問自答をしてから、
「ふふ。じゃあフィリア、いっぱい可愛がってあげるから、覚悟してね?」
「うぅ…優しくしてね?」
「勿論だよ。それじゃ、いただきます♡」
目の前の御馳走に齧り付く。
「えろえろ、ちゅじゅっ…じゅるじゅる、れろれろ♡ふーふー」
「ぅやっ♡んんんぅぅ!ふむぐっ♡ひぅぅっ!?」
カリコリピンッっと固くなったものを指でこねくり回し、息を吹きかけるとフィリアはスイッチが入ったようにびくっと全身を揺らす。
顔を近付けると、フィリアの綺麗なブラウンの瞳と視線が合わさる。
お互いの熱い吐息が混ざり合い、物欲しそうな彼女の表情に私はゴクリと生唾を飲み込んだ。
徐に、頬に手を添える。
するとフィリアはぐっと目を瞑り、少しだけ唇を尖らせる。
私は導かれるままにもっと顔を近付けて、唇を重ねた。
ふにっとした、柔らかくて幸せな感触。
触れるだけの優しいキスを何度も繰り返して、ゆっくりと顔を離した。
「おっと」
体の力が抜けてしまったのか、フィリアが倒れそうになった所を支える。
「…ベッド、行こっか」
コクリと小さく首肯。
そのままベッドまで運んで寝かせる。
「あ、アカリぃ…」
フィリアの潤んだ瞳を見ると、我慢できずに下半身の方に手を伸ばしていた。
くちゅりと、質量のある水音が静かな空間に響く。
フィリアはその音の出所を理解したのか両手で顔を覆ってしまう。
「き、聞かないでぇ」
それはどう考えても今の一瞬で出来たものではなくて、心当たりがあるとすれば台所でのこと。
ここに帰って来てから服を着替えていたから、もしかすると森の一件でも股を濡らしていたのかと思うと、抑えようのない興奮が胸中に押し寄せる。
指先をその可愛らしい筋に沿ってなぞっていくと、びくびくっと小さな身体が微動する。
「フィリア、可愛らしい顔、見せて」
「んんぅ…ひぅっ!?」
ぬろぉと顔を覆っている指の側面を舐めるとフィリアは驚きのあまり手をどかし、その隙に彼女の口中に自分の舌を捻じ込む。
「んぅっちゅ♡はむ、ちゅっ♡ぐちっ、えろぉ♡」
唇を隙間なく重ね、舌を馴染ませるように歯茎へ、口蓋から舌小帯、舌尖から舌根にかけてを念入りに舐り取り、自然な動きで手を下着の中に滑り込ませる。
完全に蕩け顔になっていたフィリアだったが、陰核を優しく撫でられると一瞬、何が起こっているのか分からない表情をし、その周辺を浅く弱く刺激し続けると、悶えるように顔を顰める。
唇を解放し、あやすように可愛い耳たぶをマッサージしながら、
「どうして欲しい?」
フィリアは物欲しそうな目で、陰部に触れている私の腕を掴んで膣の方へと誘導していく。
どこをどうして欲しいのかはそれだけで十分に理解出来るが、そんな可愛い反応をされてしまうと意地悪したくなるのが人の性と言うもの。
膣口に運ばれた指を一切動かすことなく、もう片方の指で首筋をなぞる。
すぐ耳元に唇を寄せて、
「ちゃんとお口で言ってくれないと、何もしてあげないよ?♡」
フィリアはもう限界だとばかりに顔を私に合わせて、自分からキスをしてきた。
触れるだけだけど、ぴったりと唇が重なる熱いキス。
顔を離したフィリアは上目遣いで、
「わ、私の、お、おまんこに、指、挿れてぇ…!い、いじわる、しないでぇ…!」
顔を耳の先端まで火照らせて、必死な表情。
ゾクゾク、きゅんきゅんしてしまう。
「よく言えました♡あむっ♡」
さっきからずっとぴくぴく震えていたおっぱいの先端を咥えて、同タイミングで膣内に指先を浅く挿入する。
ユリリーニャさんに倣って、フィリアに自分の指を馴染ませるように弱い出し入れを繰り返す。
やがてフィリアの吐息が途切れ途切れになり、嬌声が求めるように高くなりだした所で指を折り曲げ、乳首をヂュッと吸い込んだ。
「んんぅぅっ!?ぅぅんっ!!♡」
背中を高く浮かしてフィリアは今までで一番大きな声を漏らし、下の口から飛沫を上げた。
最後にゆっくりと膣口をかき混ぜ、指を引き抜く。
息を荒げるフィリアの体を柔らかく包み込み、頭を撫でた。
しばらくそうしていると段々落ち着いて来たのか、甘えるように足を絡ませられる。
「…アカリぃ、これから先もずっとご飯作るから、ずっと家にいていいからっ、ずっと私の傍にいてよぉ…お願いだから…」
生まれて初めて言われたプロポーズと思われる言葉。
少しの困惑と、大きな嬉しさと。
しかし、さっき村長に、言外に早く村を出て行ってくれと言われた手前、私がいつまでもここにいることは寧ろフィリアたちが虐げられる原因になりかねない。
だけど、私もフィリアから離れたくない。
「うん。ずっと私はフィリアの傍にいるよ。ずっと一緒にいようね、フィリア」
優しく頬を撫でていると、いつの間にかフィリアは「スースー」と寝息を立てていた。
「さてと」と心の中で呟いて、がっちりホールドされている所からどうにか抜け出してダイニングへと向かう。
扉を開くと、頬と目元を赤くした三人がすぐ目の前に待ち構えていた。
今すぐ家を出るつもりだったのに、何だかそうはいかなさそう?
「アカリは、フィリ姉の恋人なの!?」
「ほぇ?」
「アカリ、フィリアと、ちゅーしてた。その後も色々、ラブラブ、いちゃいちゃ」
「んなっ…」
「あ、アカリさん…す、すごく大胆だったぁ」
「ぐはっ!?」
どうやら見られて聞かれていたらしい。
こんな年端もいかない女子たちにあの姿を見られたと言うのか…!?それって、何だか…すっごい興奮する。
というか、目元も腫れてるってことは、泣いてたのかな。聞いちゃったのか、フィリアの言葉。
私はイルリの頭を撫でながら、
「まだ恋人じゃないけど、私はフィリアのこと大好きだから、いずれは恋人になりたいと思ってるよ」
なでなでさわさわ。
イルリは蕩けた顔で撫でられ続けていて、話を聞いてる感じがしない。
「アカリ、何だか大人」
「な、何だか…え、えっちです…」
「そ、そうかな?」
まあ、私の精神年齢は22歳だし、大人と言えば大人だけども。
私はフィリアが好き。
そしてフィリアのおっぱいが好き。
だから出来るか分からないけど、精一杯フィリアの母であるリアさんを助けるために頑張るつもり。
だけど、それをフィリアに言ったとして、多分反対されてしまう。
私はそのつもりないけど、熊からフィリアを助けたこと、彼女がすごく恩を感じてくれているから。多分、言ってしまったら「返せるものがないから…」と言われるのが目に見えてる。
「フィリア、薬の材料って森のどこかにあるってわかってるの?」
「う、うん。お医者さんがこの辺りの森で取れるって言ってて、確か『ベアナルスタル』って言う素材で、『ベアナル』って言う魔物が持ってるって聞いたよ。でもお医者さんも具体的な入手法は知らないらしくて、どんな魔物なのかとかも分からないって…」
「ベアナル…魔物……」
『ベア』とだけ聞くとさっきフィリアを襲ってた熊なんじゃないかと思うけど、どうなんだろ。
でもとにかく、その『ベアナル』とやらを探せばいいのかな。
それはそれとして、今はそれよりもフィリアのことだ。
リアさんが病に臥してからずっと一人で家庭を支えて、周りから無下にされながらも必死に頑張ってきて、今私の前で悲しい表情をしている。
いつまでもそんな顔をさせる訳にはいかない。
「フィリア」
「な、何?」
「私はフィリアのことが好きだから、フィリアのこと、いっぱい慰めてあげたい。フィリアと知り合ったばっかで分かんないことも多いけど、少しでもフィリアの力になりたいよ。だから、何かして欲しいことがあったら何でも言って欲しい…!」
「すっ、好きって…も、もぅ……そんな言葉、簡単に使っちゃ駄目だってママが言ってたよ?」
「ううん、簡単なんかじゃない。私は、本当に、心の底からフィリアのことが好き!出会って間もないけど、信じて欲しい。大好き!大好きだよ、フィリア…!」
「ちょっ、ちょぉっ!?あんま大きな声出したらイルリたちに聞こえちゃうから!!」
フィリアは顔を真っ赤にして私の口を手で塞いだ。こんな時だけど、慌ててるフィリアたんギザカワユスな~。
フィリアはいじいじもじもじした後、私に耳打ちした。
「じゃ、じゃあ…森でやったの、また、して欲しい」
「森でやったの?」
はて、森でなにかしただろうか。えーと――
「あ、もしかしておっぱい吸ったこ―――」
「わああぁぁぁーー!!言うなー!」
もしかして、意外と癖になっちゃった的な?いやいやまさかそんなわけが、
ここで、耳まで真っ赤に染めたフィリアの顔を覗く。
すると、フィリアは恥ずかしそうに服の裾を捲り始め、上の服を脱ぎ去り、そこで止まらず今度はブラジャーに手を掛け、
あるわこれ。めっちゃある的なやつやん。
「え。マジでいいの?それ、私的にはただのご褒美になっちゃうけど?」
「その……ぉ、ぉっぱぃを吸われてる時、頭の中が真っ白になって、気持ち良いことしか考えられなくなって、嫌なこと全部忘れられたから………」
「また、吸って欲しいんだ」
言いながら、露わになった桜色の突起を指の腹でなぞる。
「んっ♡い、意地悪しないでぇ…♡」
うおぉ!!なんだこれ可愛すぎだろ!なんか私、この世界に来てから役得しかないけど早死にしないよね!?大丈夫だよね!?大丈夫!だってユリリーニャさん言ってたもん!いちゃいちゃしなさいって!!
激しい自問自答をしてから、
「ふふ。じゃあフィリア、いっぱい可愛がってあげるから、覚悟してね?」
「うぅ…優しくしてね?」
「勿論だよ。それじゃ、いただきます♡」
目の前の御馳走に齧り付く。
「えろえろ、ちゅじゅっ…じゅるじゅる、れろれろ♡ふーふー」
「ぅやっ♡んんんぅぅ!ふむぐっ♡ひぅぅっ!?」
カリコリピンッっと固くなったものを指でこねくり回し、息を吹きかけるとフィリアはスイッチが入ったようにびくっと全身を揺らす。
顔を近付けると、フィリアの綺麗なブラウンの瞳と視線が合わさる。
お互いの熱い吐息が混ざり合い、物欲しそうな彼女の表情に私はゴクリと生唾を飲み込んだ。
徐に、頬に手を添える。
するとフィリアはぐっと目を瞑り、少しだけ唇を尖らせる。
私は導かれるままにもっと顔を近付けて、唇を重ねた。
ふにっとした、柔らかくて幸せな感触。
触れるだけの優しいキスを何度も繰り返して、ゆっくりと顔を離した。
「おっと」
体の力が抜けてしまったのか、フィリアが倒れそうになった所を支える。
「…ベッド、行こっか」
コクリと小さく首肯。
そのままベッドまで運んで寝かせる。
「あ、アカリぃ…」
フィリアの潤んだ瞳を見ると、我慢できずに下半身の方に手を伸ばしていた。
くちゅりと、質量のある水音が静かな空間に響く。
フィリアはその音の出所を理解したのか両手で顔を覆ってしまう。
「き、聞かないでぇ」
それはどう考えても今の一瞬で出来たものではなくて、心当たりがあるとすれば台所でのこと。
ここに帰って来てから服を着替えていたから、もしかすると森の一件でも股を濡らしていたのかと思うと、抑えようのない興奮が胸中に押し寄せる。
指先をその可愛らしい筋に沿ってなぞっていくと、びくびくっと小さな身体が微動する。
「フィリア、可愛らしい顔、見せて」
「んんぅ…ひぅっ!?」
ぬろぉと顔を覆っている指の側面を舐めるとフィリアは驚きのあまり手をどかし、その隙に彼女の口中に自分の舌を捻じ込む。
「んぅっちゅ♡はむ、ちゅっ♡ぐちっ、えろぉ♡」
唇を隙間なく重ね、舌を馴染ませるように歯茎へ、口蓋から舌小帯、舌尖から舌根にかけてを念入りに舐り取り、自然な動きで手を下着の中に滑り込ませる。
完全に蕩け顔になっていたフィリアだったが、陰核を優しく撫でられると一瞬、何が起こっているのか分からない表情をし、その周辺を浅く弱く刺激し続けると、悶えるように顔を顰める。
唇を解放し、あやすように可愛い耳たぶをマッサージしながら、
「どうして欲しい?」
フィリアは物欲しそうな目で、陰部に触れている私の腕を掴んで膣の方へと誘導していく。
どこをどうして欲しいのかはそれだけで十分に理解出来るが、そんな可愛い反応をされてしまうと意地悪したくなるのが人の性と言うもの。
膣口に運ばれた指を一切動かすことなく、もう片方の指で首筋をなぞる。
すぐ耳元に唇を寄せて、
「ちゃんとお口で言ってくれないと、何もしてあげないよ?♡」
フィリアはもう限界だとばかりに顔を私に合わせて、自分からキスをしてきた。
触れるだけだけど、ぴったりと唇が重なる熱いキス。
顔を離したフィリアは上目遣いで、
「わ、私の、お、おまんこに、指、挿れてぇ…!い、いじわる、しないでぇ…!」
顔を耳の先端まで火照らせて、必死な表情。
ゾクゾク、きゅんきゅんしてしまう。
「よく言えました♡あむっ♡」
さっきからずっとぴくぴく震えていたおっぱいの先端を咥えて、同タイミングで膣内に指先を浅く挿入する。
ユリリーニャさんに倣って、フィリアに自分の指を馴染ませるように弱い出し入れを繰り返す。
やがてフィリアの吐息が途切れ途切れになり、嬌声が求めるように高くなりだした所で指を折り曲げ、乳首をヂュッと吸い込んだ。
「んんぅぅっ!?ぅぅんっ!!♡」
背中を高く浮かしてフィリアは今までで一番大きな声を漏らし、下の口から飛沫を上げた。
最後にゆっくりと膣口をかき混ぜ、指を引き抜く。
息を荒げるフィリアの体を柔らかく包み込み、頭を撫でた。
しばらくそうしていると段々落ち着いて来たのか、甘えるように足を絡ませられる。
「…アカリぃ、これから先もずっとご飯作るから、ずっと家にいていいからっ、ずっと私の傍にいてよぉ…お願いだから…」
生まれて初めて言われたプロポーズと思われる言葉。
少しの困惑と、大きな嬉しさと。
しかし、さっき村長に、言外に早く村を出て行ってくれと言われた手前、私がいつまでもここにいることは寧ろフィリアたちが虐げられる原因になりかねない。
だけど、私もフィリアから離れたくない。
「うん。ずっと私はフィリアの傍にいるよ。ずっと一緒にいようね、フィリア」
優しく頬を撫でていると、いつの間にかフィリアは「スースー」と寝息を立てていた。
「さてと」と心の中で呟いて、がっちりホールドされている所からどうにか抜け出してダイニングへと向かう。
扉を開くと、頬と目元を赤くした三人がすぐ目の前に待ち構えていた。
今すぐ家を出るつもりだったのに、何だかそうはいかなさそう?
「アカリは、フィリ姉の恋人なの!?」
「ほぇ?」
「アカリ、フィリアと、ちゅーしてた。その後も色々、ラブラブ、いちゃいちゃ」
「んなっ…」
「あ、アカリさん…す、すごく大胆だったぁ」
「ぐはっ!?」
どうやら見られて聞かれていたらしい。
こんな年端もいかない女子たちにあの姿を見られたと言うのか…!?それって、何だか…すっごい興奮する。
というか、目元も腫れてるってことは、泣いてたのかな。聞いちゃったのか、フィリアの言葉。
私はイルリの頭を撫でながら、
「まだ恋人じゃないけど、私はフィリアのこと大好きだから、いずれは恋人になりたいと思ってるよ」
なでなでさわさわ。
イルリは蕩けた顔で撫でられ続けていて、話を聞いてる感じがしない。
「アカリ、何だか大人」
「な、何だか…え、えっちです…」
「そ、そうかな?」
まあ、私の精神年齢は22歳だし、大人と言えば大人だけども。
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