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#176 ボリューム満天カツカレー
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「うおおっ!」
「はっ!」
「ぐうっ!」
「少し踏み込みが甘いですね。 いく時はもっと思い切り来ないと中途半端になってしまいますよ」
「うす!」
蒼天の風の訓練場にて。
今日はシュージが潮騒の花の希望したメンバーに体術を教えてあげていた。
潮騒の花のメンバーからすると、ガタイは良いが戦闘員ではないとシュージの事を認識していたので、もちろんシュージの事は尊敬しているが、最初はちょっと実力を侮っていた者もいた。
が、いざ対峙してみると、その体運びは見事なもので、大きいのに素早く、一撃も重く、防御も固いシュージにあっさりとあしらわれ、訓練が始まってから数時間経ったが、もう誰もシュージの事を侮ったりはしていなかった。
「では、この辺にしましょうか」
「「あざした……」」
結局、午前中いっぱい体術を教え、終わる頃には生徒達は息も絶え絶えといった感じになっていた。
「シュージさん、強いですね…… しかも、全然息が切れてない……」
「俺達より沢山動いてたのに……」
「僕の場合はこの動きに慣れてますから、皆さんほど一つ一つの動きに体力を使ってないんですよ。 武器を使うにしても、体術の動きを知ってるだけで、結構体の動きが良くなりますから、練習するのはおすすめですよ」
最後にそう締めくくり、訓練の時間は終わりを迎えた。
そして、部屋のシャワーで軽く汗を流したら、シュージは厨房に向かった。
「あ、お疲れ様っす、シュージさん!」
「お疲れ様です」
そこには既にセリアとミドリがいて、2人には昼食に使うあるものを先に作っておいてもらっていた。
「セリアさん、ミドリさんもお疲れ様です。 どんな感じですか?」
「多分いい感じっす!」
「どれどれ…… うん、いい感じですね」
シュージが覗き込んだ鍋の中には、具材が沢山入ったカレーがぐつぐつと煮込まれていた。
そう、今日の昼ご飯は蒼天の風ではお馴染みだが、潮騒の花のメンバーはまだ食べたことがないという、カレーライスにするつもりなのだ。
「すごい良い匂いがしますね」
「カレーはきっと皆さん気に入ると思いますよ。 そうしたら、トッピングも作りましょうか」
このままのにんじん、じゃがいものみのシンプルなカレーでも当然美味しいが、カレーはトッピングがあってなんぼだとシュージは思っているので、これからサクッと作っていく。
まずはオークのロース肉の塊肉を取り出し、中々の厚みを持たせて切り分けていく。
かなりの大きさの塊肉だが、これでも地球で買える同じサイズの塊肉よりかなり値段は安い。
なので、一人一枚かなりの大きさに切り分けても大丈夫だろう。
そうして切り終えたロース肉に塩胡椒を振って下味をつけ、薄力粉を塗したら、卵液にくぐらせてパン粉をしっかりと全体に付けていく。
この時、パン粉はしっかり肉を覆うように満遍なく付けるのがポイントだ。
隙間があったりすると、衣が剥がれやすくなるし、火の通り方にも差ができたりしてしまうので。
そうしてしっかり衣を付け終えたものから、熱した油の中へ投入し、ひっくり返しながら片面2分ずつくらい揚げていく。
「おおー、豪快っすね」
「それをカレーと一緒に食べるんですか?」
「そうですね。 ライスにカレーをかけて、このカツを乗せて食べるカツカレーという料理です」
「ボリュームが凄そうっすね!」
今日ここで昼飯を食べる面々は、鍛錬終わりでお腹も空いてると思うので、ガッツリ食べれるカツカレーを用意する事にしたのだ。
中にはそこまで運動していない者もいるが、そこはカレーとライスの量で調節してもらえばいいだろう。
「では、揚げ上がったものを切っていきましょう」
それからしっかりと揚げ上がったものからザクザクと切っていき、大皿の上にどんどん移していく。
今日も今日とて食事はセルフで取っていってもらう形式なので、まずはライスとカレーを食べたいだけ盛り付け、その上にカツを5切れ各自で乗せてもらうという形だ。
それからしっかりグリーンサラダも用意して、出来上がったものから食堂に運んでいく。
「今日はカツカレーという料理です。 カレーとライスに関してはお代わり自由ですので、沢山どうぞ」
早速やって来た腹ペコのメンバーにカツカレーのよそい方を教えてあげた。
それに従い、各自でカツカレーを作って、作り終えた者から席に座って早速カツカレーを食べ始めた。
「おおっ! これめちゃくちゃ美味ぇ!」
「カレーとカツがめちゃくちゃ合うな!」
すると、至る所でカツカレーを絶賛する声が上がり始めた。
それもそのはずで、そもそもこのカレーライスはシュージが色々と試行錯誤をして作ったカレー粉で作られていて、辛味やスパイシーさが絶妙なのだ。
加えて、ザクザクの衣を纏った揚げたてのカツは非常にジューシーで、それがカレーの旨味やコクと合わさり、無限にライスが食べられそうな食べ応えを実現していた。
「カレー、凄く美味しいですね。 どれくらいのスパイスを使ってるんですか?」
「10種類は確実に使ってますね。 それらの量をいじると、辛さや風味がガラッと変わるので、作ってて結構楽しいですよ」
「一般人には難そうっすね?」
「なので、元々カレー粉を販売していた方と相談して、更に使いやすくしたカレールーというものも近いうちに販売しようと思ってます。 それなら鍋に入れて混ぜるだけでカレーが作れますよ」
「便利ですね?」
「カレーはトッピングも無限と言っていいぐらい種類がありますから、色々と新しいものが出てくるのが楽しみですね。 沿海州だったら海鮮カレーとか作ると人気出そうです」
「面白そうっすね!」
やはりカレーは万人受けするようで、とても美味しそうにカレーを食べる潮騒の花のメンバーを見てほっこりしつつ、セリアとミドリとの料理談義にも花を咲かせるシュージなのであった。
「はっ!」
「ぐうっ!」
「少し踏み込みが甘いですね。 いく時はもっと思い切り来ないと中途半端になってしまいますよ」
「うす!」
蒼天の風の訓練場にて。
今日はシュージが潮騒の花の希望したメンバーに体術を教えてあげていた。
潮騒の花のメンバーからすると、ガタイは良いが戦闘員ではないとシュージの事を認識していたので、もちろんシュージの事は尊敬しているが、最初はちょっと実力を侮っていた者もいた。
が、いざ対峙してみると、その体運びは見事なもので、大きいのに素早く、一撃も重く、防御も固いシュージにあっさりとあしらわれ、訓練が始まってから数時間経ったが、もう誰もシュージの事を侮ったりはしていなかった。
「では、この辺にしましょうか」
「「あざした……」」
結局、午前中いっぱい体術を教え、終わる頃には生徒達は息も絶え絶えといった感じになっていた。
「シュージさん、強いですね…… しかも、全然息が切れてない……」
「俺達より沢山動いてたのに……」
「僕の場合はこの動きに慣れてますから、皆さんほど一つ一つの動きに体力を使ってないんですよ。 武器を使うにしても、体術の動きを知ってるだけで、結構体の動きが良くなりますから、練習するのはおすすめですよ」
最後にそう締めくくり、訓練の時間は終わりを迎えた。
そして、部屋のシャワーで軽く汗を流したら、シュージは厨房に向かった。
「あ、お疲れ様っす、シュージさん!」
「お疲れ様です」
そこには既にセリアとミドリがいて、2人には昼食に使うあるものを先に作っておいてもらっていた。
「セリアさん、ミドリさんもお疲れ様です。 どんな感じですか?」
「多分いい感じっす!」
「どれどれ…… うん、いい感じですね」
シュージが覗き込んだ鍋の中には、具材が沢山入ったカレーがぐつぐつと煮込まれていた。
そう、今日の昼ご飯は蒼天の風ではお馴染みだが、潮騒の花のメンバーはまだ食べたことがないという、カレーライスにするつもりなのだ。
「すごい良い匂いがしますね」
「カレーはきっと皆さん気に入ると思いますよ。 そうしたら、トッピングも作りましょうか」
このままのにんじん、じゃがいものみのシンプルなカレーでも当然美味しいが、カレーはトッピングがあってなんぼだとシュージは思っているので、これからサクッと作っていく。
まずはオークのロース肉の塊肉を取り出し、中々の厚みを持たせて切り分けていく。
かなりの大きさの塊肉だが、これでも地球で買える同じサイズの塊肉よりかなり値段は安い。
なので、一人一枚かなりの大きさに切り分けても大丈夫だろう。
そうして切り終えたロース肉に塩胡椒を振って下味をつけ、薄力粉を塗したら、卵液にくぐらせてパン粉をしっかりと全体に付けていく。
この時、パン粉はしっかり肉を覆うように満遍なく付けるのがポイントだ。
隙間があったりすると、衣が剥がれやすくなるし、火の通り方にも差ができたりしてしまうので。
そうしてしっかり衣を付け終えたものから、熱した油の中へ投入し、ひっくり返しながら片面2分ずつくらい揚げていく。
「おおー、豪快っすね」
「それをカレーと一緒に食べるんですか?」
「そうですね。 ライスにカレーをかけて、このカツを乗せて食べるカツカレーという料理です」
「ボリュームが凄そうっすね!」
今日ここで昼飯を食べる面々は、鍛錬終わりでお腹も空いてると思うので、ガッツリ食べれるカツカレーを用意する事にしたのだ。
中にはそこまで運動していない者もいるが、そこはカレーとライスの量で調節してもらえばいいだろう。
「では、揚げ上がったものを切っていきましょう」
それからしっかりと揚げ上がったものからザクザクと切っていき、大皿の上にどんどん移していく。
今日も今日とて食事はセルフで取っていってもらう形式なので、まずはライスとカレーを食べたいだけ盛り付け、その上にカツを5切れ各自で乗せてもらうという形だ。
それからしっかりグリーンサラダも用意して、出来上がったものから食堂に運んでいく。
「今日はカツカレーという料理です。 カレーとライスに関してはお代わり自由ですので、沢山どうぞ」
早速やって来た腹ペコのメンバーにカツカレーのよそい方を教えてあげた。
それに従い、各自でカツカレーを作って、作り終えた者から席に座って早速カツカレーを食べ始めた。
「おおっ! これめちゃくちゃ美味ぇ!」
「カレーとカツがめちゃくちゃ合うな!」
すると、至る所でカツカレーを絶賛する声が上がり始めた。
それもそのはずで、そもそもこのカレーライスはシュージが色々と試行錯誤をして作ったカレー粉で作られていて、辛味やスパイシーさが絶妙なのだ。
加えて、ザクザクの衣を纏った揚げたてのカツは非常にジューシーで、それがカレーの旨味やコクと合わさり、無限にライスが食べられそうな食べ応えを実現していた。
「カレー、凄く美味しいですね。 どれくらいのスパイスを使ってるんですか?」
「10種類は確実に使ってますね。 それらの量をいじると、辛さや風味がガラッと変わるので、作ってて結構楽しいですよ」
「一般人には難そうっすね?」
「なので、元々カレー粉を販売していた方と相談して、更に使いやすくしたカレールーというものも近いうちに販売しようと思ってます。 それなら鍋に入れて混ぜるだけでカレーが作れますよ」
「便利ですね?」
「カレーはトッピングも無限と言っていいぐらい種類がありますから、色々と新しいものが出てくるのが楽しみですね。 沿海州だったら海鮮カレーとか作ると人気出そうです」
「面白そうっすね!」
やはりカレーは万人受けするようで、とても美味しそうにカレーを食べる潮騒の花のメンバーを見てほっこりしつつ、セリアとミドリとの料理談義にも花を咲かせるシュージなのであった。
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