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#98 歓迎のチーズ料理
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「という事で、教国からいらっしゃったらネルさんです」
「ん、よろしく。 冒険者については分からない事がほとんどだから、色々教えて欲しい」
教国訪問から数日後。
蒼天の風には新たな仲間としてネルがやってきていた。
一応まだハンスと同じようにお試し期間ではあるが、ネル本人はやる気に満ち溢れているし、人に好かれるタチなのか、もう蒼天の風のメンバーに囲まれて質問攻めにあっていた。
「まさか筆頭聖女がうちに来るなんてな」
「頼もしいですね」
「まぁ、戦力的には申し分ないな。 年の近いガルやシャロ達がパーティー組む時に、光魔法の使い手がいなかったから丁度いいだろう」
「ネルちゃん、よろしくね?」
「ん、よろしく。 貴女は僧侶?」
「はい、僧侶のグレースと言います」
「グレース…… 聞いたことあるような。 食堂に名前があった気がする」
「あっ、ね、ネルちゃんそれは……」
「確か、毎年行われるチティ大食い大会の歴代一位記録にグレースって名前があった」
「おや、グレースさんは昔から変わらないんですねぇ」
「うぅ…… あれは若気の至りというか……」
「沢山食べれるのはいい事じゃない?」
「い、いや、この歳になるとちょっと恥ずかしいというか……」
「そうなんだ。 まぁ、何はともあれよろしく。 色々戦い方とかも聞きたい」
「それはもちろんです。 何でも聞いてくださいね」
「では、折角なら昼食はネルさんのリクエストにお答えしましょうか。 ネルさん、何か好物とかってありますか?」
「んー、チーズが好き」
やはり教国にはチティという伝統食があったからか、ネルはチーズが好きらしい。
それを横で聞いていたチーズ好きのミノリがパァッと顔を綻ばせていた。
恐らく、この後の展開が分かったのだろう。
「分かりました。 では、チーズを使った料理をいくつか作りますね」
「ん、楽しみ」
これからネルはギルドの案内や荷物の片付けをするそうなので、それなりに時間はかかるみたいだ。
なので、折角なら少し手の込んだチーズ料理をいくつか作ることにする。
という事で、厨房に向かったシュージは、ハンスと一緒に食材の下拵えから始めていく。
「ハンスさんはベーコンを小さめに切って、じゃがいもも同じくらいに切って水に晒しておいてください」
「分かりました!」
ハンスにはじゃがいもの下処理を頼み、その間にシュージは玉ねぎをみじん切りしておく。
その玉ねぎはフライパンで飴色になるくらいまで炒めて、触れるくらいまで冷ましたら、合い挽き肉と合わせてこねる。
しっかりと肉だねが混ざり合ったら、肉だねを手に取ってチーズを載せ、チーズが真ん中になるように纏めたら手で打ちつけて空気を抜いていく。
「ハンバーグの中にチーズを入れるんですね!」
「そうですよ。 ただ、隙間ができやすくなるので、こうやってしっかり空気を抜いていかないといけません」
今日作る事にした一つ目の料理は、前世でかなり人気料理だったチーズインハンバーグ。
これは作業自体は普通のハンバーグと大差ないが、今言った通り隙間ができやすく、隙間のある状態で焼いてしまうと肉が崩れてチーズも出てきてしまうので、注意が必要だ。
「ハンスさんの方の下拵えも終わりましたかね?」
「はい! じゃがいもとベーコンを切り終えました!」
「では、それらをボウルに入れて、マヨネーズと塩胡椒で和えてください。 それが終わったらこの耐熱皿に移しちゃっていいですよ」
「分かりました!」
シュージがハンバーグを量産している間、ハンスには別の作業を頼んだ。
やはり、ハンスが来てからこういう手間のかかる料理を二人で並行して作れるようになったので、非常に助かっている。
指示さえ出せばハンスの料理の技術自体はシュージと大差がある訳では無いので、しっかり仕上げてくれるのだ。
「耐熱皿に移したら上からチーズを沢山かけて、オーブンで焼いてください」
「おお…… もう美味しそうですね」
「これはグラタンという料理ですね。 まぁ、グラタンにも色々作り方がありますし、メインにもできますから、今回のはポテトチーズミニグラタンといったところでしょうか」
今までハンスに作ってもらっていたのは、一品料理として優秀なミニグラタンだ。
流石にハンバーグと普通サイズのグラタンだと多すぎるという面々もいるので、今回こっちはミニサイズにした。
評判が良かったら普通サイズでマカロニやホワイトソースも使って、しっかりとしたものを今度作ろうと思っている。
そうして、ミニグラタンをハンスが焼き始めた頃、シュージもハンバーグを焼き始めた。
ハンバーグは奥まで火が通りにくいので、中火よりも少し弱いくらいの火でじっくりと火を通していく。
こうすると、中のチーズもいい感じに溶けてくるので、一石二鳥だ。
「すごい美味しそうな匂い」
「おや、ネルさん」
と、色々と済ませてきたのか、ネルが食堂にやって来た。
「チーズの匂いが凄いする」
「今日のメインはどちらともチーズを沢山使いましたからね」
「楽しみ」
割と無表情気味な表情がデフォルトのネルだが、今はその顔を少し綻ばせていた。
そんなネルを横目に、ハンバーグやミニグラタンを焼いている間にスープやサラダの準備もする。
今回はパンとライスを両方用意したので、好きな方、余裕がある者は両方で食べて貰えばいいだろう。
「よし、出来ましたよー」
もう食事時になると絶対に全員集まっているメンバーに、一人分の食事が載ったお盆を手渡していく。
「今日はネルさんの歓迎という事で、チーズを使った料理をメインで作りました。 お代わりもあるので、ぜひどうぞ」
シュージの説明が終わると、皆んなすぐに食事に手をつけ始めた。
「ハンバーグの中からチーズがいっぱい。 ……んっ! これ凄く美味しい」
「僕もこれ好きなんですよねぇ」
今回使ったのは少し塩気の強いチーズで、一応デミグラスソースも用意して各自でかけていい事にはなっているが、しっかり塩胡椒で下味のついたハンバーグと、塩気のあるチーズの味だけでも十分成立していた。
「こっちも美味しい! ネルのおかげでチーズ料理が食べれて幸せだよ!」
ネルと同じくチーズ好きのミノリも、ミニグラタンをしっかりと堪能していた。
こちらはホクホクのポテトとベーコンがマヨネーズとチーズの旨味と絡まり、サイズは小さいがかなり食べ応えのある一品になっていた。
「こんな美味しいものが毎日食べれるの?」
「そうだよー? 毎日毎食こんな感じ!」
「凄い。 これだけでもここに来て良かったって思える」
「やっぱり美味しい食事は日々の活力になりますからねぇ。 ネルさんもこれからは体が資本の冒険者ですから、沢山食べて英気を養ってください」
「ん、頑張る」
新たにネルという新メンバーも加わり、ますます賑やかになった仲間達と、今日も美味しい食事の時を楽しむシュージなのであった。
「ん、よろしく。 冒険者については分からない事がほとんどだから、色々教えて欲しい」
教国訪問から数日後。
蒼天の風には新たな仲間としてネルがやってきていた。
一応まだハンスと同じようにお試し期間ではあるが、ネル本人はやる気に満ち溢れているし、人に好かれるタチなのか、もう蒼天の風のメンバーに囲まれて質問攻めにあっていた。
「まさか筆頭聖女がうちに来るなんてな」
「頼もしいですね」
「まぁ、戦力的には申し分ないな。 年の近いガルやシャロ達がパーティー組む時に、光魔法の使い手がいなかったから丁度いいだろう」
「ネルちゃん、よろしくね?」
「ん、よろしく。 貴女は僧侶?」
「はい、僧侶のグレースと言います」
「グレース…… 聞いたことあるような。 食堂に名前があった気がする」
「あっ、ね、ネルちゃんそれは……」
「確か、毎年行われるチティ大食い大会の歴代一位記録にグレースって名前があった」
「おや、グレースさんは昔から変わらないんですねぇ」
「うぅ…… あれは若気の至りというか……」
「沢山食べれるのはいい事じゃない?」
「い、いや、この歳になるとちょっと恥ずかしいというか……」
「そうなんだ。 まぁ、何はともあれよろしく。 色々戦い方とかも聞きたい」
「それはもちろんです。 何でも聞いてくださいね」
「では、折角なら昼食はネルさんのリクエストにお答えしましょうか。 ネルさん、何か好物とかってありますか?」
「んー、チーズが好き」
やはり教国にはチティという伝統食があったからか、ネルはチーズが好きらしい。
それを横で聞いていたチーズ好きのミノリがパァッと顔を綻ばせていた。
恐らく、この後の展開が分かったのだろう。
「分かりました。 では、チーズを使った料理をいくつか作りますね」
「ん、楽しみ」
これからネルはギルドの案内や荷物の片付けをするそうなので、それなりに時間はかかるみたいだ。
なので、折角なら少し手の込んだチーズ料理をいくつか作ることにする。
という事で、厨房に向かったシュージは、ハンスと一緒に食材の下拵えから始めていく。
「ハンスさんはベーコンを小さめに切って、じゃがいもも同じくらいに切って水に晒しておいてください」
「分かりました!」
ハンスにはじゃがいもの下処理を頼み、その間にシュージは玉ねぎをみじん切りしておく。
その玉ねぎはフライパンで飴色になるくらいまで炒めて、触れるくらいまで冷ましたら、合い挽き肉と合わせてこねる。
しっかりと肉だねが混ざり合ったら、肉だねを手に取ってチーズを載せ、チーズが真ん中になるように纏めたら手で打ちつけて空気を抜いていく。
「ハンバーグの中にチーズを入れるんですね!」
「そうですよ。 ただ、隙間ができやすくなるので、こうやってしっかり空気を抜いていかないといけません」
今日作る事にした一つ目の料理は、前世でかなり人気料理だったチーズインハンバーグ。
これは作業自体は普通のハンバーグと大差ないが、今言った通り隙間ができやすく、隙間のある状態で焼いてしまうと肉が崩れてチーズも出てきてしまうので、注意が必要だ。
「ハンスさんの方の下拵えも終わりましたかね?」
「はい! じゃがいもとベーコンを切り終えました!」
「では、それらをボウルに入れて、マヨネーズと塩胡椒で和えてください。 それが終わったらこの耐熱皿に移しちゃっていいですよ」
「分かりました!」
シュージがハンバーグを量産している間、ハンスには別の作業を頼んだ。
やはり、ハンスが来てからこういう手間のかかる料理を二人で並行して作れるようになったので、非常に助かっている。
指示さえ出せばハンスの料理の技術自体はシュージと大差がある訳では無いので、しっかり仕上げてくれるのだ。
「耐熱皿に移したら上からチーズを沢山かけて、オーブンで焼いてください」
「おお…… もう美味しそうですね」
「これはグラタンという料理ですね。 まぁ、グラタンにも色々作り方がありますし、メインにもできますから、今回のはポテトチーズミニグラタンといったところでしょうか」
今までハンスに作ってもらっていたのは、一品料理として優秀なミニグラタンだ。
流石にハンバーグと普通サイズのグラタンだと多すぎるという面々もいるので、今回こっちはミニサイズにした。
評判が良かったら普通サイズでマカロニやホワイトソースも使って、しっかりとしたものを今度作ろうと思っている。
そうして、ミニグラタンをハンスが焼き始めた頃、シュージもハンバーグを焼き始めた。
ハンバーグは奥まで火が通りにくいので、中火よりも少し弱いくらいの火でじっくりと火を通していく。
こうすると、中のチーズもいい感じに溶けてくるので、一石二鳥だ。
「すごい美味しそうな匂い」
「おや、ネルさん」
と、色々と済ませてきたのか、ネルが食堂にやって来た。
「チーズの匂いが凄いする」
「今日のメインはどちらともチーズを沢山使いましたからね」
「楽しみ」
割と無表情気味な表情がデフォルトのネルだが、今はその顔を少し綻ばせていた。
そんなネルを横目に、ハンバーグやミニグラタンを焼いている間にスープやサラダの準備もする。
今回はパンとライスを両方用意したので、好きな方、余裕がある者は両方で食べて貰えばいいだろう。
「よし、出来ましたよー」
もう食事時になると絶対に全員集まっているメンバーに、一人分の食事が載ったお盆を手渡していく。
「今日はネルさんの歓迎という事で、チーズを使った料理をメインで作りました。 お代わりもあるので、ぜひどうぞ」
シュージの説明が終わると、皆んなすぐに食事に手をつけ始めた。
「ハンバーグの中からチーズがいっぱい。 ……んっ! これ凄く美味しい」
「僕もこれ好きなんですよねぇ」
今回使ったのは少し塩気の強いチーズで、一応デミグラスソースも用意して各自でかけていい事にはなっているが、しっかり塩胡椒で下味のついたハンバーグと、塩気のあるチーズの味だけでも十分成立していた。
「こっちも美味しい! ネルのおかげでチーズ料理が食べれて幸せだよ!」
ネルと同じくチーズ好きのミノリも、ミニグラタンをしっかりと堪能していた。
こちらはホクホクのポテトとベーコンがマヨネーズとチーズの旨味と絡まり、サイズは小さいがかなり食べ応えのある一品になっていた。
「こんな美味しいものが毎日食べれるの?」
「そうだよー? 毎日毎食こんな感じ!」
「凄い。 これだけでもここに来て良かったって思える」
「やっぱり美味しい食事は日々の活力になりますからねぇ。 ネルさんもこれからは体が資本の冒険者ですから、沢山食べて英気を養ってください」
「ん、頑張る」
新たにネルという新メンバーも加わり、ますます賑やかになった仲間達と、今日も美味しい食事の時を楽しむシュージなのであった。
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