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第四章 帝都動乱
#87 ハゾットに帰る
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「いやー、ようやく帰って来れたね」
「……ん、長かった」
「ここがショーマとノアルの拠点なのね」
「うぅ~、ひ、人が多いです……」
帝国の騒動から約1週間。
ようやく僕達はハゾットの街へと帰ってきていた。
今一緒にいるセフィに関しても、正式に帝国とギルドからお咎めなしという処罰が下され、一応経過観察で僕達と行動を共にするという事となったが、そもそもセフィがそれを望んでいるので、何も問題なしだ。
「まずはギルドで報告だね」
ひとまずはギルドへ向かい、事の顛末を報告することになった。
程なくしてギルドに辿り着き、中に入ると、まぁ予想はしていたが、とても注目を集めた。
というのも、ここに来るまでもそうだったが、アリシャとセフィはめちゃくちゃ目立つのだ。
アリシャはエルフである特徴の長い耳や見た目の美しさから。
セフィはセフィで髪も肌がどこまでも純白という、アリシャとはまた違った綺麗さと可憐さがあるため、それはもう目立っていた。
そんな目線にもアリシャの方は慣れているのか堂々としていたが、セフィは元々の性分も相まってか、めちゃくちゃキョドってしまっていた
「や、やっぱり僕、姿は隠した方が……」
「……だめ。 セフィにはもっと自信つけてもらわないと」
「そうそう。 それに、こんな可愛いのに隠すなんて勿体無いわよ」
「あうう……」
服を新調する余裕もなかったので、現在セフィはシンプルな白シャツに黒の半ズボンという着飾っていない格好なのだが、それでも元の素材が良すぎて非常に魅力的だった。
本人は全く自信がないみたいだが。
「あ、リムさん」
「あっ、ショーマさん! 帰ってきたんです…… ね……」
そんな目線を集めつつギルドの中を進むと、丁度受付のところにリムさんがいたので声をかけてみたのだが、嬉しそうな表情を浮かべてすぐになんだかスッと雰囲気が暗くなった。
「ショーマさん、そちらのお二人は……?」
「あ、帝国に行った時に出会って、これから一緒にパーティーで活動することになりました」
「そ、そうですか…… えっと、話はギルドマスターから聞いてます。 今回の件でショーマさんのランクは紫、ノアルさんのランクは赤となりました」
「ありがとうございます」
「沢山魔物を討伐したそうですね?」
「そうですね。 あ、それで、向こうの方にも魔物は預けてきたんですけど、向こうは解体作業に割ける人員が少ないので、こっちに預けてくれと帝国のギルドマスターに言われました」
「分かりました。 ギルドからの報酬は後日送られてきますので、もう少しお待ちください」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「何はともあれ、ショーマさんが無事で良かったです……」
(……ねぇ、ノアル?)
(……ん?)
(……あの受付嬢の人、ショーマに惚れてるわよね?)
(……ん、間違いない。 けど、本人達が好いて好かれてるに全く気づいてない)
受付でショーマとリムが話している間、後ろでアリシャとノアルはこそこそとショーマ達に聞こえないようにそんな事を話していた。
ちなみにセフィはよく分かっていなそうな表情だった。
「じゃあ、アリシャとセフィは冒険者登録とパーティー登録しちゃおうか」
「あ、はーい」
「は、はいっ」
それからササっとアリシャとセフィの登録を済ませ、一度ギルドは後にした。
そして、僕達はすぐ横の解体場に足を運んだ。
「ジストンさん、お疲れ様です」
「む? おぉ、坊主か。 なんだ、仲間が増えたのか」
「そうなんです。 それで、また大量の魔物を狩る機会があったので、預けたいんですけど」
「おう、いいぞ。 お前さんが来てからウチは大繁盛だし、若い奴らがどんどん腕を上げてるからな」
「頼もしいですね。 それじゃあ……」
ショーマはいつもの魔物を置くスペースに、アイテムボックスからドサドサと今回倒した魔物達を積み上げていく。
「おお、これはまた多いな…… んんっ? ま、まだ出るのか……!?」
「これで半分くらいですかね」
「ち、ちょっと待て坊主!」
「はい?」
「いや、大見得を切った手前悪いが、その辺で頼む……」
「あ、流石に多すぎましたかね……」
「解体は鮮度が大事だからな…… これ以上は時間がかかり過ぎて鮮度が落ちちまう」
「そうしたら、何日か後にまた預けに来ますね」
「ああ、それで頼む。 ……今度、解体場を広くしてくれと上に頼んでみるか」
「あはは…… では、この辺で。 報酬もゆっくりで大丈夫ですから」
「ああ、今後ともご贔屓にだ」
帝国ではとてつもない量の魔物を倒したから、流石にいっぺんには預けられなかった。
そういえば、ショーマ達が倒したキマイラの死体に関してだが、こちらは世界中の国が加盟している国際連合という組織の研究機関に預けるそうで、僕は回収しなかった。
連合には研究機関以外にも幾つかの機関があるそうで、とても手が早い事に、その構成員が数名、僕達が帝国を出る前日くらいにはもう派遣されていた。
その人達に研究所にある実験資料などを回収していたことを伝え、素直に渡したらめちゃくちゃ感謝された。
しかも、どう調べたのか僕の事をかなり詳しく知っているようで、いずれ何かしら声をかけるかもと言われた。
まぁ、間違いなく悪の組織という訳では無いだろうし、余程無理な声掛けじゃなければ答えようかと思う。
「……この後は?」
「んー、宿に行ってもいいんだけど…… あ、そしたら、服屋に行こうか? アリシャとセフィはあんまり服持ってないんでしょ?」
「あら、気が利くわね?」
「折角だし、僕も買おうかなって。 ありがたい事に金銭の余裕もあるからさ」
この世界に来てから、今着ている服と似たような服しか結局買っていないので、これを機にオフの時用の服とかも買おうと思い立った。
という事で僕達は、毎度お馴染みのフーリヤさんのお店を訪れた。
「いらっしゃい! あら、ショーマとノアル、あと2人は初めましてね?」
「……フー、服買いに来た」
「そうなのね。 いいわよー、可愛いの沢山あるから遠慮なく見て行って!」
「じゃあ、僕は男性用の服見てくるから、皆んなも好きなの買ってきな? 遠慮なく欲しいの買っていいからね。 ……ノアルとアリシャはセフィの事頼むよ」
「えっ、僕ですか?」
「……ん、任せる」
「セフィは遠慮しそうだからね。 ちゃんと可愛い服着なきゃダメよー」
「ええっ! お、お手柔らかにお願いします……」
それから暫くは各々ショッピングタイムとなった。
僕は特にこだわりはないので、フーリヤさんに似合いそうな私服をパパッと見繕ってもらい、部屋着などもいくつか購入した。
反対に、女性陣の方からはきゃいきゃいと楽しそうな声が聞こえてきて、たまにノアルがどっちの方が好みかを聞いてきたりして、迷いながらも好みを伝えさせてもらった。
正直、ノアルなら何を着ても似合う気はするが。
そんなこんなで1時間ほど経ち、女性陣の方も買い物を終えたようだ。
「おお、着替えてきたんだね?」
「……どう?」
今日はもう戦闘とかをする用事はないので、3人ともその場で今買った普段着に着替えてきた。
ノアルはいつものショートパンツではなく、ミニスカートに膝上くらいのレギンスを合わせて、シャツをへそ上で結び目を作るようにたくし上げているスポーティなファッションだった。
「ノアルっぽくていいね。 似合ってるよ」
「……良かった」
そして、アリシャは肩を出したオフショルダーの長袖に、ピッタリとした長ズボンを合わせたパンツスタイルで、肌はそこまで出ていないが、そのほっそりとした体のラインが惜しげもなく強調されていて、こちらも魅力的だった。
「アリシャも似合ってるね」
「ふふ、ありがと」
そして最後にセフィだが、いつもは下ろしている髪をポニーテールにし、白のミニスカートに上は紺色の長袖シャツを合わせたカジュアルな服装で、とてもよく似合っていた。
「セフィもいいね、可愛いよ」
「あ、あうう…… スカート落ち着かないです…… こんな可愛い服、初めて着ました……」
「うんうん、皆んな可愛いわ!」
フーリヤさんもノアル達を着飾れて満足顔だった。
「毎度あり! また来てね!」
そうして、今着ているもの以外の料金もしっかり払い、ホクホク顔のフーリヤさんに見送られ、僕達は服屋を後にした。
「そういえば、今度銀行ギルドに行って皆んなの口座も作らなきゃね」
「……いっぱいお金貯まってるから?」
「それもそうだし、今回の報酬は僕らのパーティーに払われたものだから、ちゃんと四等分して渡すよ」
「えっ、僕にもですかっ?」
「もちろん。 セフィも僕達のパーティーだからね」
「嬉しいですけど、持て余しそうです……」
「確かに、今ある報酬だけで1人金貨500枚は確定してるものね」
「まぁ、ある分には困らないから」
そんな風にのんびり話しつつ、僕らは宿屋への道を歩いていくのであった。
***
遅れましたが、先日のファンタジー小説大賞にてこちらの作品も奨励賞をいただきました。
投票してくださった方、ありがとうございました。
こちらの作品も執筆は続けておりますので、更新頻度は遅めですが引き続き応援してもらえると嬉しいです。
「……ん、長かった」
「ここがショーマとノアルの拠点なのね」
「うぅ~、ひ、人が多いです……」
帝国の騒動から約1週間。
ようやく僕達はハゾットの街へと帰ってきていた。
今一緒にいるセフィに関しても、正式に帝国とギルドからお咎めなしという処罰が下され、一応経過観察で僕達と行動を共にするという事となったが、そもそもセフィがそれを望んでいるので、何も問題なしだ。
「まずはギルドで報告だね」
ひとまずはギルドへ向かい、事の顛末を報告することになった。
程なくしてギルドに辿り着き、中に入ると、まぁ予想はしていたが、とても注目を集めた。
というのも、ここに来るまでもそうだったが、アリシャとセフィはめちゃくちゃ目立つのだ。
アリシャはエルフである特徴の長い耳や見た目の美しさから。
セフィはセフィで髪も肌がどこまでも純白という、アリシャとはまた違った綺麗さと可憐さがあるため、それはもう目立っていた。
そんな目線にもアリシャの方は慣れているのか堂々としていたが、セフィは元々の性分も相まってか、めちゃくちゃキョドってしまっていた
「や、やっぱり僕、姿は隠した方が……」
「……だめ。 セフィにはもっと自信つけてもらわないと」
「そうそう。 それに、こんな可愛いのに隠すなんて勿体無いわよ」
「あうう……」
服を新調する余裕もなかったので、現在セフィはシンプルな白シャツに黒の半ズボンという着飾っていない格好なのだが、それでも元の素材が良すぎて非常に魅力的だった。
本人は全く自信がないみたいだが。
「あ、リムさん」
「あっ、ショーマさん! 帰ってきたんです…… ね……」
そんな目線を集めつつギルドの中を進むと、丁度受付のところにリムさんがいたので声をかけてみたのだが、嬉しそうな表情を浮かべてすぐになんだかスッと雰囲気が暗くなった。
「ショーマさん、そちらのお二人は……?」
「あ、帝国に行った時に出会って、これから一緒にパーティーで活動することになりました」
「そ、そうですか…… えっと、話はギルドマスターから聞いてます。 今回の件でショーマさんのランクは紫、ノアルさんのランクは赤となりました」
「ありがとうございます」
「沢山魔物を討伐したそうですね?」
「そうですね。 あ、それで、向こうの方にも魔物は預けてきたんですけど、向こうは解体作業に割ける人員が少ないので、こっちに預けてくれと帝国のギルドマスターに言われました」
「分かりました。 ギルドからの報酬は後日送られてきますので、もう少しお待ちください」
「ゆっくりで大丈夫ですよ」
「何はともあれ、ショーマさんが無事で良かったです……」
(……ねぇ、ノアル?)
(……ん?)
(……あの受付嬢の人、ショーマに惚れてるわよね?)
(……ん、間違いない。 けど、本人達が好いて好かれてるに全く気づいてない)
受付でショーマとリムが話している間、後ろでアリシャとノアルはこそこそとショーマ達に聞こえないようにそんな事を話していた。
ちなみにセフィはよく分かっていなそうな表情だった。
「じゃあ、アリシャとセフィは冒険者登録とパーティー登録しちゃおうか」
「あ、はーい」
「は、はいっ」
それからササっとアリシャとセフィの登録を済ませ、一度ギルドは後にした。
そして、僕達はすぐ横の解体場に足を運んだ。
「ジストンさん、お疲れ様です」
「む? おぉ、坊主か。 なんだ、仲間が増えたのか」
「そうなんです。 それで、また大量の魔物を狩る機会があったので、預けたいんですけど」
「おう、いいぞ。 お前さんが来てからウチは大繁盛だし、若い奴らがどんどん腕を上げてるからな」
「頼もしいですね。 それじゃあ……」
ショーマはいつもの魔物を置くスペースに、アイテムボックスからドサドサと今回倒した魔物達を積み上げていく。
「おお、これはまた多いな…… んんっ? ま、まだ出るのか……!?」
「これで半分くらいですかね」
「ち、ちょっと待て坊主!」
「はい?」
「いや、大見得を切った手前悪いが、その辺で頼む……」
「あ、流石に多すぎましたかね……」
「解体は鮮度が大事だからな…… これ以上は時間がかかり過ぎて鮮度が落ちちまう」
「そうしたら、何日か後にまた預けに来ますね」
「ああ、それで頼む。 ……今度、解体場を広くしてくれと上に頼んでみるか」
「あはは…… では、この辺で。 報酬もゆっくりで大丈夫ですから」
「ああ、今後ともご贔屓にだ」
帝国ではとてつもない量の魔物を倒したから、流石にいっぺんには預けられなかった。
そういえば、ショーマ達が倒したキマイラの死体に関してだが、こちらは世界中の国が加盟している国際連合という組織の研究機関に預けるそうで、僕は回収しなかった。
連合には研究機関以外にも幾つかの機関があるそうで、とても手が早い事に、その構成員が数名、僕達が帝国を出る前日くらいにはもう派遣されていた。
その人達に研究所にある実験資料などを回収していたことを伝え、素直に渡したらめちゃくちゃ感謝された。
しかも、どう調べたのか僕の事をかなり詳しく知っているようで、いずれ何かしら声をかけるかもと言われた。
まぁ、間違いなく悪の組織という訳では無いだろうし、余程無理な声掛けじゃなければ答えようかと思う。
「……この後は?」
「んー、宿に行ってもいいんだけど…… あ、そしたら、服屋に行こうか? アリシャとセフィはあんまり服持ってないんでしょ?」
「あら、気が利くわね?」
「折角だし、僕も買おうかなって。 ありがたい事に金銭の余裕もあるからさ」
この世界に来てから、今着ている服と似たような服しか結局買っていないので、これを機にオフの時用の服とかも買おうと思い立った。
という事で僕達は、毎度お馴染みのフーリヤさんのお店を訪れた。
「いらっしゃい! あら、ショーマとノアル、あと2人は初めましてね?」
「……フー、服買いに来た」
「そうなのね。 いいわよー、可愛いの沢山あるから遠慮なく見て行って!」
「じゃあ、僕は男性用の服見てくるから、皆んなも好きなの買ってきな? 遠慮なく欲しいの買っていいからね。 ……ノアルとアリシャはセフィの事頼むよ」
「えっ、僕ですか?」
「……ん、任せる」
「セフィは遠慮しそうだからね。 ちゃんと可愛い服着なきゃダメよー」
「ええっ! お、お手柔らかにお願いします……」
それから暫くは各々ショッピングタイムとなった。
僕は特にこだわりはないので、フーリヤさんに似合いそうな私服をパパッと見繕ってもらい、部屋着などもいくつか購入した。
反対に、女性陣の方からはきゃいきゃいと楽しそうな声が聞こえてきて、たまにノアルがどっちの方が好みかを聞いてきたりして、迷いながらも好みを伝えさせてもらった。
正直、ノアルなら何を着ても似合う気はするが。
そんなこんなで1時間ほど経ち、女性陣の方も買い物を終えたようだ。
「おお、着替えてきたんだね?」
「……どう?」
今日はもう戦闘とかをする用事はないので、3人ともその場で今買った普段着に着替えてきた。
ノアルはいつものショートパンツではなく、ミニスカートに膝上くらいのレギンスを合わせて、シャツをへそ上で結び目を作るようにたくし上げているスポーティなファッションだった。
「ノアルっぽくていいね。 似合ってるよ」
「……良かった」
そして、アリシャは肩を出したオフショルダーの長袖に、ピッタリとした長ズボンを合わせたパンツスタイルで、肌はそこまで出ていないが、そのほっそりとした体のラインが惜しげもなく強調されていて、こちらも魅力的だった。
「アリシャも似合ってるね」
「ふふ、ありがと」
そして最後にセフィだが、いつもは下ろしている髪をポニーテールにし、白のミニスカートに上は紺色の長袖シャツを合わせたカジュアルな服装で、とてもよく似合っていた。
「セフィもいいね、可愛いよ」
「あ、あうう…… スカート落ち着かないです…… こんな可愛い服、初めて着ました……」
「うんうん、皆んな可愛いわ!」
フーリヤさんもノアル達を着飾れて満足顔だった。
「毎度あり! また来てね!」
そうして、今着ているもの以外の料金もしっかり払い、ホクホク顔のフーリヤさんに見送られ、僕達は服屋を後にした。
「そういえば、今度銀行ギルドに行って皆んなの口座も作らなきゃね」
「……いっぱいお金貯まってるから?」
「それもそうだし、今回の報酬は僕らのパーティーに払われたものだから、ちゃんと四等分して渡すよ」
「えっ、僕にもですかっ?」
「もちろん。 セフィも僕達のパーティーだからね」
「嬉しいですけど、持て余しそうです……」
「確かに、今ある報酬だけで1人金貨500枚は確定してるものね」
「まぁ、ある分には困らないから」
そんな風にのんびり話しつつ、僕らは宿屋への道を歩いていくのであった。
***
遅れましたが、先日のファンタジー小説大賞にてこちらの作品も奨励賞をいただきました。
投票してくださった方、ありがとうございました。
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