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第四章 帝都動乱
#76 謎の怪物
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「ここが研究所だね」
「……ん」
ユレーナさんと分かれた僕たちは、魔物を倒しながら研究所までの道を走り続けた。
その道中、逃げ遅れた人々や魔物にやられた兵士が倒れているのをかなりの頻度で見かけ、やるせない気持ちにもなったが、なんとか研究所にたどり着く事ができた。
兵士やこの国の住民の中で、一体どれくらいの人間が、今回の騒動の元凶である研究所の事を知っていたのだろうか?
知らなかった人にはなんの罪もないだろうに、この国に住んでいたというだけで被害を受けた事はこれ以上ないほどの不運だろう。
だが今はその事に気を取られている場合ではない。
今は一刻も早くこの騒動の原因を突き止める事を考えよう。
僕とノアルは無理やり破られている研究所の扉を通り抜け、その中へと足を踏み入れた。
扉を入ってすぐの場所は、広いエントランスのような空間が広がっており、そこには研究員だったり警備兵の人たちが数人倒れ伏していた。
恐らく、もう息はないだろう……
「……!! ショーマ!! 上!!!」
「え……? うわっ!!?」
ドガァァァァン!!!
ノアルの警告を聞き、上に目線を向けると、そこには巨大な生物が僕に向かって急降下してくる姿が見えた。
慌ててその攻撃を横っ跳びで地面を転がりながら回避すると、その生物は爆音とともに地面に着地した。
着地した地面は大きくひび割れ、弾け飛んだ床の一部がパラパラと音を立てて落ちてくる。
少しでも回避が遅れていたら危なかった……
「な、なんだろう、この生物は……」
改めて姿をしっかり見てみると、その生物は異形の姿をしていた。
頭部は獅子、胴体部分は僕三人分くらいはあろうかというサイズの翼を持った四足歩行の生物、極めつけは尻尾の部分に、恐らく蛇系の魔物と思われる生物が生えていた。
こんな魔物は初めて見た。
というか、こいつは本当に魔物なのだろうか?
その体をよく見ると、至る所にツギハギというか、人工的に縫われたような部分が見て取れる。
まさか、こいつがザースさんの言っていた怪物なのか……?
「ショーマ! 大丈夫!?」
「うん、大丈夫。 ノアルが教えてくれたおかげで助かったよ」
「……良かった。 ……それで、この魔物、どうする?」
「どうもこうも、戦うしかなさそうだね…… ひとまず、『鑑定』」
名前:#?/&!○\%* Lv40
種族:€○%#*
スキル:怪力 Lv5
飛行 Lv5
毒噛 Lv5
風魔法 Lv5
HP:15000/15000
MP:3000/3000
力:2200
速:1600
技:1000
守:2000
魔:1500
運:10
名前と種族の部分が文字化けしていて分からない……
今まで魔物や食材などに鑑定を使ってきたが、こんな事は初めてだ。
この事をノアルにも伝える。
「……名前がないの?」
「うん、そうみたいだ。 まぁ、今はそれよりも相手の出方に注意しよう」
「……ん、了解」
僕とノアルはそれぞれの武器を取り出し、怪物がどんな動きをしても対応出来るよう構える。
「ブシュルルルル………!!」
その怪物は唸り声を上げながらこちらの様子を伺っている。
むやみに突っ込んでこない辺り、魔物よりもかなり知恵が働くようだ。
僕はその間にアイテムボックスからプルニーマを五機取り出し、一機は手元に残し、あとの四機は怪物の周りを囲むように浮かべておく。
「ガァァァァァ!!」
「!! 速っ! 『シールド!』」
叫び声と共に、ほぼ予備動作なしで飛びかかってきた怪物は、爪が剥き出しになっている大きな腕を振り下ろしてきた。
ガキィンと音を立ててシールドと爪がぶつかり合うと、一瞬の均衡の後にシールドがパリィンと音を立てて砕け散った。
その隙に僕は怪物の攻撃範囲から脱出し、ノアルが怪物の後ろに回り込むと同時に攻撃を仕掛ける。
「シャアッ!」
「……っ!?」
「ノアル!」
その完全に怪物の後ろを取ったノアルの攻撃は、思わぬところからの攻撃により失敗に終わってしまった。
その攻撃というのも、怪物の尻尾がノアルめがけて噛み付いてきたのだ。
すんでのところでノアルはその噛みつきを体を捻ることで躱し、怪物から距離を取った。
対象を失った尻尾の蛇の牙から紫色の液体がポタポタと地面に滴り落ちると、その部分がシューと音を立てて溶けていく。
恐らく、あれが怪物のステータスにあった毒噛というスキルだろう。
まさか、あの尻尾の蛇も独立して動くとは思わなかった。
驚いたのもつかの間、怪物が翼をはためかせると同時に無数の風の刃が僕達に向かって放たれる。
とっさにプルニーマを三機飛ばし、ノアルの前に三角形のシールドを張る。
ここ最近、気付いたのだが、どうやらシールドに限らず、魔法は重ねて唱えるできるみたいだ。
恐らく、同じ魔法を使える魔法使いが2人以上いて、その魔法を同時に唱える事ができれば、より効果の高い魔法が唱えられるのだろう。
同時に唱えないといけない分、人間同士でやるのは難しいだろうが、プルニーマのような魔導具などなら難易度は多少下げる事はできる。
なので、僕の前にもプルニーマを二機呼び寄せ、僕自身のシールドと加えて強化シールドを張る。
それからすぐに、風の刃がシールドにぶつかり始め、ガンガンと音を立てながら徐々に霧散していった。
どうやら凌ぎ切れたみたいだ。
引き続き怪物の動きに注意しながらノアルに念話を飛ばす。
(ノアル、大丈夫?)
(……ん、平気)
(それにしても、厄介だね。 スピードに力もある上に、背後は尻尾の蛇が守っていて不意打ちも効かない。 加えて風魔法まで使えるから遠距離攻撃にも隙がない)
(……ショーマ?)
(ん?)
(……アレ使っていい?)
(アレって…… でもまだアレは練習中じゃなかったっけ? 大丈夫なの?)
(……ユレーナに練習付き合ってもらって結構使えるようになった。 ……だから大丈夫)
(分かった。 それじゃあ、僕が足止めとサポートするから大きな一撃を頼むよ)
(……ん、任せて!)
ノアルのサポートをするために、僕はアイテムボックスにロングソードをしまい、代わりに新しく作った武器を取り出す。
取り出したのは、僕の身の丈程の長さを持つ鋼鉄製の大剣。
+値は4で、耐久値上昇×2、自己修復、さらに魔法防御上昇を付与してある。
今まで、付与の重ね掛けは+値の数値が足りなくて出来ていなかった。
しかし、鍛冶師の職業レベルが5になってから、+4が付く武器が50%の確率くらいで作れるようになったので、実験的にいくつか作ってみたのである。
今、取り出した大剣はその中の一つで、とにかく重く頑丈にというのをコンセプトに作ったものだ。
仮に多少刃こぼれしたりしても、魔力を流せば自己修復の付与で元に戻る。
加えて、魔法防御上昇も付与してあるので、生半可な魔法なら切り裂くか、叩き潰すことが可能だ。
まぁ、かなりサイズが大きいので、それなりに力がないと振れないし、振れるとしてもロングソードに比べたら攻撃の後隙も大きいので、扱いはかなり難しい武器ではある。
ちなみに、実験の一環として、ノアルの武器である双剣にも少し改造が施されているのだが、これもかなり癖が強い。
ただ、それを使いこなせるのならこの怪物にも十分通用するだろう。
「グルルルルルル……」
こちらの様子の変化を感じ取ったのか、怪物は僕たちから距離を取り、風魔法の準備をしている。
さぁ、第二ラウンドだ。
ここでこの怪物と決着をつけよう。
「……ん」
ユレーナさんと分かれた僕たちは、魔物を倒しながら研究所までの道を走り続けた。
その道中、逃げ遅れた人々や魔物にやられた兵士が倒れているのをかなりの頻度で見かけ、やるせない気持ちにもなったが、なんとか研究所にたどり着く事ができた。
兵士やこの国の住民の中で、一体どれくらいの人間が、今回の騒動の元凶である研究所の事を知っていたのだろうか?
知らなかった人にはなんの罪もないだろうに、この国に住んでいたというだけで被害を受けた事はこれ以上ないほどの不運だろう。
だが今はその事に気を取られている場合ではない。
今は一刻も早くこの騒動の原因を突き止める事を考えよう。
僕とノアルは無理やり破られている研究所の扉を通り抜け、その中へと足を踏み入れた。
扉を入ってすぐの場所は、広いエントランスのような空間が広がっており、そこには研究員だったり警備兵の人たちが数人倒れ伏していた。
恐らく、もう息はないだろう……
「……!! ショーマ!! 上!!!」
「え……? うわっ!!?」
ドガァァァァン!!!
ノアルの警告を聞き、上に目線を向けると、そこには巨大な生物が僕に向かって急降下してくる姿が見えた。
慌ててその攻撃を横っ跳びで地面を転がりながら回避すると、その生物は爆音とともに地面に着地した。
着地した地面は大きくひび割れ、弾け飛んだ床の一部がパラパラと音を立てて落ちてくる。
少しでも回避が遅れていたら危なかった……
「な、なんだろう、この生物は……」
改めて姿をしっかり見てみると、その生物は異形の姿をしていた。
頭部は獅子、胴体部分は僕三人分くらいはあろうかというサイズの翼を持った四足歩行の生物、極めつけは尻尾の部分に、恐らく蛇系の魔物と思われる生物が生えていた。
こんな魔物は初めて見た。
というか、こいつは本当に魔物なのだろうか?
その体をよく見ると、至る所にツギハギというか、人工的に縫われたような部分が見て取れる。
まさか、こいつがザースさんの言っていた怪物なのか……?
「ショーマ! 大丈夫!?」
「うん、大丈夫。 ノアルが教えてくれたおかげで助かったよ」
「……良かった。 ……それで、この魔物、どうする?」
「どうもこうも、戦うしかなさそうだね…… ひとまず、『鑑定』」
名前:#?/&!○\%* Lv40
種族:€○%#*
スキル:怪力 Lv5
飛行 Lv5
毒噛 Lv5
風魔法 Lv5
HP:15000/15000
MP:3000/3000
力:2200
速:1600
技:1000
守:2000
魔:1500
運:10
名前と種族の部分が文字化けしていて分からない……
今まで魔物や食材などに鑑定を使ってきたが、こんな事は初めてだ。
この事をノアルにも伝える。
「……名前がないの?」
「うん、そうみたいだ。 まぁ、今はそれよりも相手の出方に注意しよう」
「……ん、了解」
僕とノアルはそれぞれの武器を取り出し、怪物がどんな動きをしても対応出来るよう構える。
「ブシュルルルル………!!」
その怪物は唸り声を上げながらこちらの様子を伺っている。
むやみに突っ込んでこない辺り、魔物よりもかなり知恵が働くようだ。
僕はその間にアイテムボックスからプルニーマを五機取り出し、一機は手元に残し、あとの四機は怪物の周りを囲むように浮かべておく。
「ガァァァァァ!!」
「!! 速っ! 『シールド!』」
叫び声と共に、ほぼ予備動作なしで飛びかかってきた怪物は、爪が剥き出しになっている大きな腕を振り下ろしてきた。
ガキィンと音を立ててシールドと爪がぶつかり合うと、一瞬の均衡の後にシールドがパリィンと音を立てて砕け散った。
その隙に僕は怪物の攻撃範囲から脱出し、ノアルが怪物の後ろに回り込むと同時に攻撃を仕掛ける。
「シャアッ!」
「……っ!?」
「ノアル!」
その完全に怪物の後ろを取ったノアルの攻撃は、思わぬところからの攻撃により失敗に終わってしまった。
その攻撃というのも、怪物の尻尾がノアルめがけて噛み付いてきたのだ。
すんでのところでノアルはその噛みつきを体を捻ることで躱し、怪物から距離を取った。
対象を失った尻尾の蛇の牙から紫色の液体がポタポタと地面に滴り落ちると、その部分がシューと音を立てて溶けていく。
恐らく、あれが怪物のステータスにあった毒噛というスキルだろう。
まさか、あの尻尾の蛇も独立して動くとは思わなかった。
驚いたのもつかの間、怪物が翼をはためかせると同時に無数の風の刃が僕達に向かって放たれる。
とっさにプルニーマを三機飛ばし、ノアルの前に三角形のシールドを張る。
ここ最近、気付いたのだが、どうやらシールドに限らず、魔法は重ねて唱えるできるみたいだ。
恐らく、同じ魔法を使える魔法使いが2人以上いて、その魔法を同時に唱える事ができれば、より効果の高い魔法が唱えられるのだろう。
同時に唱えないといけない分、人間同士でやるのは難しいだろうが、プルニーマのような魔導具などなら難易度は多少下げる事はできる。
なので、僕の前にもプルニーマを二機呼び寄せ、僕自身のシールドと加えて強化シールドを張る。
それからすぐに、風の刃がシールドにぶつかり始め、ガンガンと音を立てながら徐々に霧散していった。
どうやら凌ぎ切れたみたいだ。
引き続き怪物の動きに注意しながらノアルに念話を飛ばす。
(ノアル、大丈夫?)
(……ん、平気)
(それにしても、厄介だね。 スピードに力もある上に、背後は尻尾の蛇が守っていて不意打ちも効かない。 加えて風魔法まで使えるから遠距離攻撃にも隙がない)
(……ショーマ?)
(ん?)
(……アレ使っていい?)
(アレって…… でもまだアレは練習中じゃなかったっけ? 大丈夫なの?)
(……ユレーナに練習付き合ってもらって結構使えるようになった。 ……だから大丈夫)
(分かった。 それじゃあ、僕が足止めとサポートするから大きな一撃を頼むよ)
(……ん、任せて!)
ノアルのサポートをするために、僕はアイテムボックスにロングソードをしまい、代わりに新しく作った武器を取り出す。
取り出したのは、僕の身の丈程の長さを持つ鋼鉄製の大剣。
+値は4で、耐久値上昇×2、自己修復、さらに魔法防御上昇を付与してある。
今まで、付与の重ね掛けは+値の数値が足りなくて出来ていなかった。
しかし、鍛冶師の職業レベルが5になってから、+4が付く武器が50%の確率くらいで作れるようになったので、実験的にいくつか作ってみたのである。
今、取り出した大剣はその中の一つで、とにかく重く頑丈にというのをコンセプトに作ったものだ。
仮に多少刃こぼれしたりしても、魔力を流せば自己修復の付与で元に戻る。
加えて、魔法防御上昇も付与してあるので、生半可な魔法なら切り裂くか、叩き潰すことが可能だ。
まぁ、かなりサイズが大きいので、それなりに力がないと振れないし、振れるとしてもロングソードに比べたら攻撃の後隙も大きいので、扱いはかなり難しい武器ではある。
ちなみに、実験の一環として、ノアルの武器である双剣にも少し改造が施されているのだが、これもかなり癖が強い。
ただ、それを使いこなせるのならこの怪物にも十分通用するだろう。
「グルルルルルル……」
こちらの様子の変化を感じ取ったのか、怪物は僕たちから距離を取り、風魔法の準備をしている。
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しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
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