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第三章 獣人国へ
#58 旅の報告
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「お! ショーマじゃねぇか! 帰ってきてたんだな!」
「ショーマさん、ノアルちゃん、数日ぶりですね」
「ゲイルさん! マイヤさん! こんにちは。 ご無沙汰してます」
「……久しぶり」
リムさんが帰ってくるのを待っていると、ゲイルさんとマイヤさんが依頼から戻ってきたのか、こちらに歩み寄って来た。
「獣人国はどうだったんだ? なんか楽しい事あったか? ん? そういえば、ノアルはこっちに付いてきたんだな。 あと、お前らがいない間にこっちでは…… 痛ぇ!!」
言葉を連ねるゲイルさんの頭に、横からミリアンヌさんが持っていた杖を振り下ろしていた。
今、ゴンッて結構鈍い音したけど、大丈夫かな……?
あ、蹲って頭抱えながら悶絶してる。
「そんなに一回に色んなこと言われたらショーマ君が困るでしょ、このバカシーフ」
「ぐぉぉぉ…… 新人の頃、ゴブリンに棍棒で殴られた時くらい痛ぇ……!」
「大げさね。 あと、私の杖をゴブリンの棍棒なんかと一緒にするんじゃないわよ。 もう一発いきましょうか?」
「やめてくれ! 頭が割れる!」
「もう…… ダメですよミリーさん。 ゲイルさん、頭見せてください。 ……うん、跡は残ってませんね。 これならヒールしなくても大丈夫です」
「こいつは頑丈だから大丈夫よ」
手慣れた様子でマイヤさんがゲイルさんの頭を確認し、無事を確認している。
うーん…… この光景には未だに慣れないな。
初めて見たノアルはちょっとびっくりしてるみたいだ。
「ショーマさん! ギルドマスターに許可をもらってきたので…… って、クラウスさん達どうしたんですか?」
確認が取れたようで、リムさんが階段を降りてきてそう僕らに声をかけてきた。
ちなみに、ゲイルさんの方もチラッと見ていたが、リムさんは華麗にスルーしていた。
「私達も同席させてもらおうかと思ってな。 いいだろうか?」
「そうなんですか! 構いませんよ! 後々、今から話す事は一部の冒険者には通達するということにしたので」
「それは好都合かもしれないな」
「そうですね、それでは行きましょうか」
僕らはリムさんに連れられ、ギルドマスターの執務室に向かった。
*
「ふむ、ノアルの故郷である村を襲った魔物の大群の中に、隷属の輪が着けられた上位種やリーダー格の魔物達がいた…… と?」
「はい、その首輪もいくつかは僕の手元にあります」
「そうか、分かった。 報告感謝するぞ、ショーマ」
「いえ、僕も冒険者ですから、当然ですよ」
ギルドマスターの執務室で、僕とノアルは今回の旅であった事をユレーナさんに報告した。
「それにしても、話を聞くに向こうでは大活躍だったようだね」
「……ショーマ、凄かった」
「いや、僕がやった事は本当に些細な事ですよ。 ノアルやソルムの村の皆さんが頑張っていたところに、僕が少し力を貸しただけですから」
「相変わらず謙虚だねぇ……」
ユレーナさんが呆れたような表情で苦笑している。
自分的には謙虚なつもりはないんだけどな……
「少し、いいだろうか?」
「ん? どうしたんだい、クラウス?」
「ここにいるメンバーなら大丈夫だとは思うが、今から話す事は他言無用で頼む」
クラウスさんのその言葉に、皆が真剣な表情で頷く。
それを確認したクラウスさんは、ゆっくりと話し始めた。
「結論から言うと、今回の隷属の輪を巡った騒動は、帝国によるものだと思われる」
「帝国の? それはどこからの情報なんだい?」
「我が国の諜報部隊からの情報だ。 帝国に潜入している者達が、帝国内に魔物の研究をしている施設を発見したそうだ」
「帝国内にそんな所が……?」
「その施設にも潜入したそうだが、警備が厳重であまり深くは潜り込めなかったそうだ。 ただ、そこまででも、怪しい研究資料や件の隷属の輪をいくつか発見したらしい」
「そんな施設があれば、ギルドでも何かしらの情報を掴んでいるはずだが……」
「最近になって、帝国が軍事にも力を入れている事は明らかだ。 それに加えて、魔物を隷属させる魔導具の存在に、その魔導具をつけた魔物がノアルの故郷の村に襲撃してきた事。 この一連の騒動は繋がっているのではないかと私は思う」
それは、僕も思っていた。
恐らくだが、ソルムの村を襲った魔物の軍勢は、人為的に起こされた実験のようなものではないだろうか?
そう思うと、今までの事に辻褄が合うような気がする。
「……もし、そうだとしたら、許せない」
「ノアル……」
「確かに、それは許せる事ではないな。 クラウスよ。 この件をギルドのグランドマスターに報告してもいいかい?」
「ギルドが動くのか? ギルドはどの国にも属さない中立の立場であるはずだが」
「確かにそうさ。 だが、今回のような戦争を引き起こしかねない事に関してはギルドも黙って見ているわけにはいかない。 グランドマスターもそう言うだろうね」
「そうか、分かった。 不用意な情報の拡散には気をつけてくれ」
「ああ、もちろんだよ」
ギルドが動くのか、それは心強いな。
「1年前に皇帝が変わってから、帝国には行ってないが、何が起こってるんだろうな?」
「魔物を使っての戦争など、許されるものではありません」
「どちらにせよ、今は不用意に帝国には近づかない方がいいわね。 巻き込まれたらたまったもんじゃないわ」
ゲイルさん、マイヤさん、ミリアンヌさんも最近の帝国に良い印象は持っていないみたいだ。
「まぁ、今考えても詳しい事は分からないな。 また何か分かった時に改めて話をしよう」
ユレーナさんの言葉に皆頷き、肩の力を抜いた。
真剣な話だったから、皆体に力が入っていたみたいだ。
「改めて報告感謝するよ、ショーマ」
「いえいえ、力になれたようで良かったです」
「そういえば、リムから聞いたんだが、何やら面白い物作ったそうじゃないか? リムには見せたらしいし、良ければアタシにも見せておくれよ!」
「いいですよ。 皆さんには隠す意味もありませんから」
僕は皆に見せるように、アイテムボックスからプルニーマとスカイボードを取り出した。
「これは、戦輪かい?」
「形状としてはそうですね。 ただ、こうやって魔力を流すと……」
「おお! 浮いた!」
「これは浮空石と魔石と鉄で作ってあります。 浮いているのは浮空石の力で、魔石は付与を発動するための魔力タンクですね」
「その辺は魔導具と同じなんだね」
それからプルニーマを一通り操作して見せ、その間にどんな付与がされているのかも皆んなに説明した。
「5つとも同時に動かせるのか…… 凄まじいな」
「対人戦で一対一だったらほとんどの人には負けないんじゃないかしら?」
「どうでしょうかね? プルニーマのシールドを割れる攻撃力があればなんともないと思いますが」
「いやいや、そんな火力を持ってる奴はそうそういねぇだろ」
「あったとしても、波状的に攻撃されたらいずれ追いつかなくなりそうですね」
おぉー、プルニーマに関してはクラウスさん達のパーティーから見ても、かなりの高評価みたいだ。
続けて、スカイボードの解説をする事にする。
「これもプルニーマと同じ素材で作ったスカイボードという乗り物で、土台と足を乗せる部分の二重構造になっています。 足を乗せる所に吸着の付与がしてあるので、足を滑らせて落ちる事はないです。 土台の方にはシールドとウィンドの魔法が付与してあって、風圧とかの問題も無く、加速も出来ます」
「これはまた便利だねぇ。 誰でも乗りこなせるのかい?」
「僕とノアルは割とすぐ乗れましたね。 高い所が苦手だと、ちょっと飛ばすのは難しいかもしれませんが」
「なるほどね」
こちらも概ね好評みたいだ。
しかし、高い所が苦手な人は無理かもしれないという話をした時に、マイヤさんがスッと目を逸らしていた。
「……マイヤ、高い所ダメなの?」
「へ!? え、えーっと……」
「……別に、悪い事じゃない。 苦手ならしょうがないと思う」
「そ、そっか。 うん、あんまり高い所は得意じゃないかな……」
「……今度、一緒に飛ぶ?」
「む、無理だよ!」
「……冗談」
「も、もう! ノアルちゃん、そういうのはやめてよ~」
ノアルとマイヤさんのそんなやり取りに、執務室には暖かな笑い声が響いた。
それから僕達は今後の方針として、とりあえずは今まで通り過ごし、何かあったら情報を共有するという事で落ち着いた。
何も起こらない事に越した事はないが、一応、僕も備えておかないとな……
「ショーマさん、ノアルちゃん、数日ぶりですね」
「ゲイルさん! マイヤさん! こんにちは。 ご無沙汰してます」
「……久しぶり」
リムさんが帰ってくるのを待っていると、ゲイルさんとマイヤさんが依頼から戻ってきたのか、こちらに歩み寄って来た。
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あ、蹲って頭抱えながら悶絶してる。
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「ぐぉぉぉ…… 新人の頃、ゴブリンに棍棒で殴られた時くらい痛ぇ……!」
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「もう…… ダメですよミリーさん。 ゲイルさん、頭見せてください。 ……うん、跡は残ってませんね。 これならヒールしなくても大丈夫です」
「こいつは頑丈だから大丈夫よ」
手慣れた様子でマイヤさんがゲイルさんの頭を確認し、無事を確認している。
うーん…… この光景には未だに慣れないな。
初めて見たノアルはちょっとびっくりしてるみたいだ。
「ショーマさん! ギルドマスターに許可をもらってきたので…… って、クラウスさん達どうしたんですか?」
確認が取れたようで、リムさんが階段を降りてきてそう僕らに声をかけてきた。
ちなみに、ゲイルさんの方もチラッと見ていたが、リムさんは華麗にスルーしていた。
「私達も同席させてもらおうかと思ってな。 いいだろうか?」
「そうなんですか! 構いませんよ! 後々、今から話す事は一部の冒険者には通達するということにしたので」
「それは好都合かもしれないな」
「そうですね、それでは行きましょうか」
僕らはリムさんに連れられ、ギルドマスターの執務室に向かった。
*
「ふむ、ノアルの故郷である村を襲った魔物の大群の中に、隷属の輪が着けられた上位種やリーダー格の魔物達がいた…… と?」
「はい、その首輪もいくつかは僕の手元にあります」
「そうか、分かった。 報告感謝するぞ、ショーマ」
「いえ、僕も冒険者ですから、当然ですよ」
ギルドマスターの執務室で、僕とノアルは今回の旅であった事をユレーナさんに報告した。
「それにしても、話を聞くに向こうでは大活躍だったようだね」
「……ショーマ、凄かった」
「いや、僕がやった事は本当に些細な事ですよ。 ノアルやソルムの村の皆さんが頑張っていたところに、僕が少し力を貸しただけですから」
「相変わらず謙虚だねぇ……」
ユレーナさんが呆れたような表情で苦笑している。
自分的には謙虚なつもりはないんだけどな……
「少し、いいだろうか?」
「ん? どうしたんだい、クラウス?」
「ここにいるメンバーなら大丈夫だとは思うが、今から話す事は他言無用で頼む」
クラウスさんのその言葉に、皆が真剣な表情で頷く。
それを確認したクラウスさんは、ゆっくりと話し始めた。
「結論から言うと、今回の隷属の輪を巡った騒動は、帝国によるものだと思われる」
「帝国の? それはどこからの情報なんだい?」
「我が国の諜報部隊からの情報だ。 帝国に潜入している者達が、帝国内に魔物の研究をしている施設を発見したそうだ」
「帝国内にそんな所が……?」
「その施設にも潜入したそうだが、警備が厳重であまり深くは潜り込めなかったそうだ。 ただ、そこまででも、怪しい研究資料や件の隷属の輪をいくつか発見したらしい」
「そんな施設があれば、ギルドでも何かしらの情報を掴んでいるはずだが……」
「最近になって、帝国が軍事にも力を入れている事は明らかだ。 それに加えて、魔物を隷属させる魔導具の存在に、その魔導具をつけた魔物がノアルの故郷の村に襲撃してきた事。 この一連の騒動は繋がっているのではないかと私は思う」
それは、僕も思っていた。
恐らくだが、ソルムの村を襲った魔物の軍勢は、人為的に起こされた実験のようなものではないだろうか?
そう思うと、今までの事に辻褄が合うような気がする。
「……もし、そうだとしたら、許せない」
「ノアル……」
「確かに、それは許せる事ではないな。 クラウスよ。 この件をギルドのグランドマスターに報告してもいいかい?」
「ギルドが動くのか? ギルドはどの国にも属さない中立の立場であるはずだが」
「確かにそうさ。 だが、今回のような戦争を引き起こしかねない事に関してはギルドも黙って見ているわけにはいかない。 グランドマスターもそう言うだろうね」
「そうか、分かった。 不用意な情報の拡散には気をつけてくれ」
「ああ、もちろんだよ」
ギルドが動くのか、それは心強いな。
「1年前に皇帝が変わってから、帝国には行ってないが、何が起こってるんだろうな?」
「魔物を使っての戦争など、許されるものではありません」
「どちらにせよ、今は不用意に帝国には近づかない方がいいわね。 巻き込まれたらたまったもんじゃないわ」
ゲイルさん、マイヤさん、ミリアンヌさんも最近の帝国に良い印象は持っていないみたいだ。
「まぁ、今考えても詳しい事は分からないな。 また何か分かった時に改めて話をしよう」
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「改めて報告感謝するよ、ショーマ」
「いえいえ、力になれたようで良かったです」
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「いいですよ。 皆さんには隠す意味もありませんから」
僕は皆に見せるように、アイテムボックスからプルニーマとスカイボードを取り出した。
「これは、戦輪かい?」
「形状としてはそうですね。 ただ、こうやって魔力を流すと……」
「おお! 浮いた!」
「これは浮空石と魔石と鉄で作ってあります。 浮いているのは浮空石の力で、魔石は付与を発動するための魔力タンクですね」
「その辺は魔導具と同じなんだね」
それからプルニーマを一通り操作して見せ、その間にどんな付与がされているのかも皆んなに説明した。
「5つとも同時に動かせるのか…… 凄まじいな」
「対人戦で一対一だったらほとんどの人には負けないんじゃないかしら?」
「どうでしょうかね? プルニーマのシールドを割れる攻撃力があればなんともないと思いますが」
「いやいや、そんな火力を持ってる奴はそうそういねぇだろ」
「あったとしても、波状的に攻撃されたらいずれ追いつかなくなりそうですね」
おぉー、プルニーマに関してはクラウスさん達のパーティーから見ても、かなりの高評価みたいだ。
続けて、スカイボードの解説をする事にする。
「これもプルニーマと同じ素材で作ったスカイボードという乗り物で、土台と足を乗せる部分の二重構造になっています。 足を乗せる所に吸着の付与がしてあるので、足を滑らせて落ちる事はないです。 土台の方にはシールドとウィンドの魔法が付与してあって、風圧とかの問題も無く、加速も出来ます」
「これはまた便利だねぇ。 誰でも乗りこなせるのかい?」
「僕とノアルは割とすぐ乗れましたね。 高い所が苦手だと、ちょっと飛ばすのは難しいかもしれませんが」
「なるほどね」
こちらも概ね好評みたいだ。
しかし、高い所が苦手な人は無理かもしれないという話をした時に、マイヤさんがスッと目を逸らしていた。
「……マイヤ、高い所ダメなの?」
「へ!? え、えーっと……」
「……別に、悪い事じゃない。 苦手ならしょうがないと思う」
「そ、そっか。 うん、あんまり高い所は得意じゃないかな……」
「……今度、一緒に飛ぶ?」
「む、無理だよ!」
「……冗談」
「も、もう! ノアルちゃん、そういうのはやめてよ~」
ノアルとマイヤさんのそんなやり取りに、執務室には暖かな笑い声が響いた。
それから僕達は今後の方針として、とりあえずは今まで通り過ごし、何かあったら情報を共有するという事で落ち着いた。
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