42 / 90
第三章 獣人国へ
#40 ショーマ、空を飛ぶ?
しおりを挟む
時刻は夜の3時くらい。
あれから交代で睡眠を取っている。
今はノアルが寝る番なのだが、あまり眠くないらしく、寝袋に入って蓑虫みたいになりながら僕の作業をじーっと見ている。
窮屈じゃないのかな、その体勢……?
「ノアル?」
「……ん?」
「今からノアルが着ける装飾品作るんだけど、なにがいい?」
「……どんなのが出来るの?」
「ネックレスとかブローチとか、腕輪や指輪も出来るよ。 ただ、戦闘中にも着けとかないと意味ないから、ネックレスとかはちょっと邪魔になるかもね」
「……指輪がいい」
「了解。 デザインはどうする? なんか要望ある?」
「……ショーマに任せる」
うーん、どうしようかな。
シンプルなデザインもいいかもしれないけど、ノアルが着ける物だし、ちょっとはお洒落に見える物の方がいいよね。
という訳で作ったのは、鉄鉱石に分離スキルを使い、いらない部分を殆ど全て取り除いて作った純鉄に魔石を少し混ぜ、少しS字にウェーブがかかった指輪だ。
パッと見は銀に見えなくもないし、今僕が作れる中で見栄えがいいだろう。
あ、そういえばジストンさんの店で色石なるものを買ったから、色も付けられるな。
「形はこんな感じでいいかな?」
「……ん、すごい良い」
「あと、付けようと思えば色も付けられるんだけどどうする? こんな感じの色があるんだけど」
と言って僕は色石をアイテムボックスから出して並べてみた。
「……これがいい」
「藍色だね。 ちなみにどうして?」
「……ショーマの魔力の色と同じ色」
魔力の色?
ああ、魔法付与をした時に拡がるあの色か。
あれが僕の魔力の色なんだ。
ちょっと理由が照れ臭いけど、ノアルが望むならちゃんとその色で作らないとね。
色石にも分離スキルを使って要らない部分を取り除き、色の強い方からから少しだけ再び分離させて、指輪と合成する。
そうして出来上がった指輪は少し明るめの藍色で、仕上がりが少し不安だったが、中々良いのが出来たと思う。
「出来たよ、ノアル。 こんな感じで大丈夫かな?」
「……ん、とても綺麗」
仕上がりには満足してもらえたので、続けて付与も施してしまうことにした。
付与するのは防御力上昇と物理攻撃力上昇に、あとはマジックファーの魔法を付与しておいた。
魔石を混ぜたのは、魔力を魔石に貯めておいて、付与されたマジックファーの魔法を発動させることで、魔石から魔力を引き出すことができるようにするためだ。
これでノアルの魔力が無くなっても、この指輪を使えば貯めていた魔力を使って回復する事ができる。
ひとまず魔力を込めた量としては、ノアルの総魔力の2倍くらいだ。
これ以上込めると、素材が魔力に耐えられなさそうなので、ひとまずはこれくらいにしておく。
ここまで話した指輪の説明をノアルにも聞かせた。
「……すごい。 ……本当にもらっていいの?」
「ノアルが受け取ってくれるなら受け取って欲しいな」
台座に置いていた指輪を手に取り、ノアルに渡す。
が、ノアルは僕の差し出した指輪に対して、手の甲を出してきた。
「あれ?」
「………………」
なにやら、期待した目でこちらを見ているノアル。
あ…… 着けてほしいって事かな?
女の子からしたら、そういう事に憧れたりするんだろうか?
それから僕はノアルの右手を取り、中指に指輪を着けてあげた。
右手の中指は運気が上がるって、たまたま見かけた指輪の通販番組で言っていた気がするので。
「……ありがとう。 ……大切にする」
ノアルは自分の指に着いている指輪を見つめ、花咲くような笑顔で僕に感謝を告げてきた。
「どういたしまして」
その後、ノアルの双剣も新しく作って+3にしたのと、いつでも腰に装備できるように鞘も作った。
戦闘のたびに僕がアイテムボックスから出すのもだし、ずっと手に持っておくのも大変なので。
今までのはもし壊れた時のための予備として、アイテムボックスにしまっておくことにする。
双剣に付与したのはこの前の2つに加えて、速度上昇の付与だ。
これでノアルのスピードに反応するのは前よりも難しくなっただろう。
鞘は鉄鉱石の無駄な部分を殆ど全て取り除いて、純鉄にし、魔石を少しだけ合成して作った。
そして、これにも付与が出来たため、耐久値上昇と軽化、後一つは縮小という魔法付与をしておいた。
軽化と縮小は文字通り、魔力を流すと軽くなり、小さくなる。
小さくすればベストのポケットなどにもしまえるくらい小さくなるので、これで戦闘中も邪魔にならないだろう。
そんな感じで僕達自身の強化を済ませたところで、辺りが明るくなってきた。
「明るくなってきたね。 出発の準備しようか?」
「……ん!」
作業台や材料、僕の新武器、絨毯や結界石をまとめてアイテムボックスにしまい、身支度を整える。
ノアルは昨日と違い、鞘付きの双剣を腰に装備して歩くことにしたようだ。
「よし、行こうか」
*
それからしばらく歩いていると、前方の木々の隙間から、なにやら草原のようなものが見えた。
「お、もしかして、あれが出口かな?」
「……そうだと思う」
おぉー、やっと森を抜けれるのか。
正直、かなり大変だった。
結構なペースで進んでいた分、魔物との遭遇も多く、朝からの数時間でウルフ5匹と爪熊2匹を倒している。
昨日大量にいたゴブリンとは遭遇しなかったのは救いかもしれない。
まぁ、新武器も試せたし素材も手に入ったから、悪いことばかりでは無かったが。
森を抜けれるとあってか、僕達の足取りも自然と軽く早くなっていく。
そして森を抜けると、そこは草原というより原野に近く、それがいくつもの丘になって広がっていて、鮮やかとは言えないかもしれないが、その広大な原野からはなんだか言葉に言い表せないパワーを感じた。
「すごいね……」
「……この原野は獣人国で1番大きい。 ……とても豊かだから、作物もよく育つ」
「そうなんだ」
言葉がうまく出てこなかったのだが、とにかく凄い。
だが、いつまでも見惚れている訳にはいかたい。
「行こっか。 見通しもいいし、少し急ごう」
「……ん」
ノアルの案内で、原野を駆けていく。
走る途中で僕はさらに魔法を唱えた。
「『スピードブースト』」
「……! ……体が軽い」
「対象者の速さを上げる魔法だよ。 ノアルの故郷までもう少し頑張ろう」
「……ん! 頑張る!」
これは魔導師が使える魔法の一つで、この他にもフィジカルブースト、マジックブーストがあり、それぞれ力と魔力を上昇させる魔法だ。
上昇率としては1.2倍程だが、体感だとめちゃくちゃスピードが上がっているような気がする。
元のスピードが高いノアルは、僕なんかよりも凄いことになってるんじゃないかな?
そのおかげか、森の入り口から見えていた1番大きな丘の麓まで、15分程で辿り着くことが出来た。
あれだけ離れていたのに、あっという間だったな
「このまま行ける?」
「……もちろん」
ノアルにそう走りながら問いかけても、余裕を持って答えてくる。
大丈夫そうだね。
そのままのペースで丘を一気に駆け上がる。
確かに大きな丘だったが、5分もかからずに頂点に到着した。
その頂上からは……
「あれが、ノアルの故郷?」
「……そう。 でも、あれは……?」
「遠くてよく見えないけど……、戦ってる……?」
「……!! ショーマ! 急ごう!」
「分かった!」
珍しく余裕をなくした声と表情でノアルがそう叫んだ。
「『身体強化』!!」
ノアルが最高速度を出すため、話に聞いていた身体強化魔法を発動した。
何気に見るのは初めてである。
「ショーマ! 先に行く!!」
「僕も急ぐよ! なるべく付いていくから無理はしないでね!」
「ん!」
そう返事をしたノアルが思い切り地を蹴ると、ドンッッ! と爆発にも似たような踏み込みの音がして、次の瞬間、ノアルはかなり先の方まで一気に進んでしまった。
ちょっと無茶かもしれないけど、僕も行かなきゃ……!
「上手くいってくれよー……『ウィンド』!!」
かつて剣を飛ばした時のように、僕自身を風で包み、魔力を大量に使って丘の頂上から飛んでいく。
「うぐっ! 『し、シールドっ』!」
飛んだ瞬間に今度はシールドを体全体に張って、色んな圧力から身を守る。
お、重力による負荷も感じなくなった。
風圧は防げても、重力はかかると腹を括っていたんだけど、嬉しい誤算だった。
結果的にノアルは地上、僕は空から猛スピードでノアルの故郷までの距離を詰めていく。
頼む、間に合ってくれよ……!
あれから交代で睡眠を取っている。
今はノアルが寝る番なのだが、あまり眠くないらしく、寝袋に入って蓑虫みたいになりながら僕の作業をじーっと見ている。
窮屈じゃないのかな、その体勢……?
「ノアル?」
「……ん?」
「今からノアルが着ける装飾品作るんだけど、なにがいい?」
「……どんなのが出来るの?」
「ネックレスとかブローチとか、腕輪や指輪も出来るよ。 ただ、戦闘中にも着けとかないと意味ないから、ネックレスとかはちょっと邪魔になるかもね」
「……指輪がいい」
「了解。 デザインはどうする? なんか要望ある?」
「……ショーマに任せる」
うーん、どうしようかな。
シンプルなデザインもいいかもしれないけど、ノアルが着ける物だし、ちょっとはお洒落に見える物の方がいいよね。
という訳で作ったのは、鉄鉱石に分離スキルを使い、いらない部分を殆ど全て取り除いて作った純鉄に魔石を少し混ぜ、少しS字にウェーブがかかった指輪だ。
パッと見は銀に見えなくもないし、今僕が作れる中で見栄えがいいだろう。
あ、そういえばジストンさんの店で色石なるものを買ったから、色も付けられるな。
「形はこんな感じでいいかな?」
「……ん、すごい良い」
「あと、付けようと思えば色も付けられるんだけどどうする? こんな感じの色があるんだけど」
と言って僕は色石をアイテムボックスから出して並べてみた。
「……これがいい」
「藍色だね。 ちなみにどうして?」
「……ショーマの魔力の色と同じ色」
魔力の色?
ああ、魔法付与をした時に拡がるあの色か。
あれが僕の魔力の色なんだ。
ちょっと理由が照れ臭いけど、ノアルが望むならちゃんとその色で作らないとね。
色石にも分離スキルを使って要らない部分を取り除き、色の強い方からから少しだけ再び分離させて、指輪と合成する。
そうして出来上がった指輪は少し明るめの藍色で、仕上がりが少し不安だったが、中々良いのが出来たと思う。
「出来たよ、ノアル。 こんな感じで大丈夫かな?」
「……ん、とても綺麗」
仕上がりには満足してもらえたので、続けて付与も施してしまうことにした。
付与するのは防御力上昇と物理攻撃力上昇に、あとはマジックファーの魔法を付与しておいた。
魔石を混ぜたのは、魔力を魔石に貯めておいて、付与されたマジックファーの魔法を発動させることで、魔石から魔力を引き出すことができるようにするためだ。
これでノアルの魔力が無くなっても、この指輪を使えば貯めていた魔力を使って回復する事ができる。
ひとまず魔力を込めた量としては、ノアルの総魔力の2倍くらいだ。
これ以上込めると、素材が魔力に耐えられなさそうなので、ひとまずはこれくらいにしておく。
ここまで話した指輪の説明をノアルにも聞かせた。
「……すごい。 ……本当にもらっていいの?」
「ノアルが受け取ってくれるなら受け取って欲しいな」
台座に置いていた指輪を手に取り、ノアルに渡す。
が、ノアルは僕の差し出した指輪に対して、手の甲を出してきた。
「あれ?」
「………………」
なにやら、期待した目でこちらを見ているノアル。
あ…… 着けてほしいって事かな?
女の子からしたら、そういう事に憧れたりするんだろうか?
それから僕はノアルの右手を取り、中指に指輪を着けてあげた。
右手の中指は運気が上がるって、たまたま見かけた指輪の通販番組で言っていた気がするので。
「……ありがとう。 ……大切にする」
ノアルは自分の指に着いている指輪を見つめ、花咲くような笑顔で僕に感謝を告げてきた。
「どういたしまして」
その後、ノアルの双剣も新しく作って+3にしたのと、いつでも腰に装備できるように鞘も作った。
戦闘のたびに僕がアイテムボックスから出すのもだし、ずっと手に持っておくのも大変なので。
今までのはもし壊れた時のための予備として、アイテムボックスにしまっておくことにする。
双剣に付与したのはこの前の2つに加えて、速度上昇の付与だ。
これでノアルのスピードに反応するのは前よりも難しくなっただろう。
鞘は鉄鉱石の無駄な部分を殆ど全て取り除いて、純鉄にし、魔石を少しだけ合成して作った。
そして、これにも付与が出来たため、耐久値上昇と軽化、後一つは縮小という魔法付与をしておいた。
軽化と縮小は文字通り、魔力を流すと軽くなり、小さくなる。
小さくすればベストのポケットなどにもしまえるくらい小さくなるので、これで戦闘中も邪魔にならないだろう。
そんな感じで僕達自身の強化を済ませたところで、辺りが明るくなってきた。
「明るくなってきたね。 出発の準備しようか?」
「……ん!」
作業台や材料、僕の新武器、絨毯や結界石をまとめてアイテムボックスにしまい、身支度を整える。
ノアルは昨日と違い、鞘付きの双剣を腰に装備して歩くことにしたようだ。
「よし、行こうか」
*
それからしばらく歩いていると、前方の木々の隙間から、なにやら草原のようなものが見えた。
「お、もしかして、あれが出口かな?」
「……そうだと思う」
おぉー、やっと森を抜けれるのか。
正直、かなり大変だった。
結構なペースで進んでいた分、魔物との遭遇も多く、朝からの数時間でウルフ5匹と爪熊2匹を倒している。
昨日大量にいたゴブリンとは遭遇しなかったのは救いかもしれない。
まぁ、新武器も試せたし素材も手に入ったから、悪いことばかりでは無かったが。
森を抜けれるとあってか、僕達の足取りも自然と軽く早くなっていく。
そして森を抜けると、そこは草原というより原野に近く、それがいくつもの丘になって広がっていて、鮮やかとは言えないかもしれないが、その広大な原野からはなんだか言葉に言い表せないパワーを感じた。
「すごいね……」
「……この原野は獣人国で1番大きい。 ……とても豊かだから、作物もよく育つ」
「そうなんだ」
言葉がうまく出てこなかったのだが、とにかく凄い。
だが、いつまでも見惚れている訳にはいかたい。
「行こっか。 見通しもいいし、少し急ごう」
「……ん」
ノアルの案内で、原野を駆けていく。
走る途中で僕はさらに魔法を唱えた。
「『スピードブースト』」
「……! ……体が軽い」
「対象者の速さを上げる魔法だよ。 ノアルの故郷までもう少し頑張ろう」
「……ん! 頑張る!」
これは魔導師が使える魔法の一つで、この他にもフィジカルブースト、マジックブーストがあり、それぞれ力と魔力を上昇させる魔法だ。
上昇率としては1.2倍程だが、体感だとめちゃくちゃスピードが上がっているような気がする。
元のスピードが高いノアルは、僕なんかよりも凄いことになってるんじゃないかな?
そのおかげか、森の入り口から見えていた1番大きな丘の麓まで、15分程で辿り着くことが出来た。
あれだけ離れていたのに、あっという間だったな
「このまま行ける?」
「……もちろん」
ノアルにそう走りながら問いかけても、余裕を持って答えてくる。
大丈夫そうだね。
そのままのペースで丘を一気に駆け上がる。
確かに大きな丘だったが、5分もかからずに頂点に到着した。
その頂上からは……
「あれが、ノアルの故郷?」
「……そう。 でも、あれは……?」
「遠くてよく見えないけど……、戦ってる……?」
「……!! ショーマ! 急ごう!」
「分かった!」
珍しく余裕をなくした声と表情でノアルがそう叫んだ。
「『身体強化』!!」
ノアルが最高速度を出すため、話に聞いていた身体強化魔法を発動した。
何気に見るのは初めてである。
「ショーマ! 先に行く!!」
「僕も急ぐよ! なるべく付いていくから無理はしないでね!」
「ん!」
そう返事をしたノアルが思い切り地を蹴ると、ドンッッ! と爆発にも似たような踏み込みの音がして、次の瞬間、ノアルはかなり先の方まで一気に進んでしまった。
ちょっと無茶かもしれないけど、僕も行かなきゃ……!
「上手くいってくれよー……『ウィンド』!!」
かつて剣を飛ばした時のように、僕自身を風で包み、魔力を大量に使って丘の頂上から飛んでいく。
「うぐっ! 『し、シールドっ』!」
飛んだ瞬間に今度はシールドを体全体に張って、色んな圧力から身を守る。
お、重力による負荷も感じなくなった。
風圧は防げても、重力はかかると腹を括っていたんだけど、嬉しい誤算だった。
結果的にノアルは地上、僕は空から猛スピードでノアルの故郷までの距離を詰めていく。
頼む、間に合ってくれよ……!
798
お気に入りに追加
2,262
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
平凡すぎる、と追放された俺。実は大量スキル獲得可のチート能力『無限変化』の使い手でした。俺が抜けてパーティが瓦解したから今更戻れ?お断りです
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加作品です。
応援していただけたら執筆の励みになります。
《俺、貸します!》
これはパーティーを追放された男が、その実力で上り詰め、唯一無二の『レンタル冒険者』として無双を極める話である。(新形式のざまぁもあるよ)
ここから、直接ざまぁに入ります。スカッとしたい方は是非!
「君みたいな平均的な冒険者は不要だ」
この一言で、パーティーリーダーに追放を言い渡されたヨシュア。
しかしその実、彼は平均を装っていただけだった。
レベル35と見せかけているが、本当は350。
水属性魔法しか使えないと見せかけ、全属性魔法使い。
あまりに圧倒的な実力があったため、パーティーの中での力量バランスを考え、あえて影からのサポートに徹していたのだ。
それどころか攻撃力・防御力、メンバー関係の調整まで全て、彼が一手に担っていた。
リーダーのあまりに不足している実力を、ヨシュアのサポートにより埋めてきたのである。
その事実を伝えるも、リーダーには取り合ってもらえず。
あえなく、追放されてしまう。
しかし、それにより制限の消えたヨシュア。
一人で無双をしていたところ、その実力を美少女魔導士に見抜かれ、『レンタル冒険者』としてスカウトされる。
その内容は、パーティーや個人などに借りられていき、場面に応じた役割を果たすというものだった。
まさに、ヨシュアにとっての天職であった。
自分を正当に認めてくれ、力を発揮できる環境だ。
生まれつき与えられていたギフト【無限変化】による全武器、全スキルへの適性を活かして、様々な場所や状況に完璧な適応を見せるヨシュア。
目立ちたくないという思いとは裏腹に、引っ張りだこ。
元パーティーメンバーも彼のもとに帰ってきたいと言うなど、美少女たちに溺愛される。
そうしつつ、かつて前例のない、『レンタル』無双を開始するのであった。
一方、ヨシュアを追放したパーティーリーダーはと言えば、クエストの失敗、メンバーの離脱など、どんどん破滅へと追い込まれていく。
ヨシュアのスーパーサポートに頼りきっていたこと、その真の強さに気づき、戻ってこいと声をかけるが……。
そのときには、もう遅いのであった。
異世界召喚されたと思ったら何故か神界にいて神になりました
璃音
ファンタジー
主人公の音無 優はごく普通の高校生だった。ある日を境に優の人生が大きく変わることになる。なんと、優たちのクラスが異世界召喚されたのだ。だが、何故か優だけか違う場所にいた。その場所はなんと神界だった。優は神界で少しの間修行をすることに決めその後にクラスのみんなと合流することにした。
果たして優は地球ではない世界でどのように生きていくのか!?
これは、主人公の優が人間を辞め召喚された世界で出会う人達と問題を解決しつつ自由気ままに生活して行くお話。
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
スマートシステムで異世界革命
小川悟
ファンタジー
/// 毎日19時に投稿する予定です。 ///
★☆★ システム開発の天才!異世界転移して魔法陣構築で生産チート! ★☆★
新道亘《シンドウアタル》は、自分でも気が付かないうちにボッチ人生を歩み始めていた。
それならボッチ卒業の為に、現実世界のしがらみを全て捨て、新たな人生を歩もうとしたら、異世界女神と事故で現実世界のすべてを捨て、やり直すことになってしまった。
異世界に行くために、新たなスキルを神々と作ったら、とんでもなく生産チートなスキルが出来上がる。
スマフォのような便利なスキルで異世界に生産革命を起こします!
序章(全5話)異世界転移までの神々とのお話しです
第1章(全12話+1話)転生した場所での検証と訓練
第2章(全13話+1話)滞在先の街と出会い
第3章(全44話+4話)遺産活用と結婚
第4章(全17話)ダンジョン探索
第5章(執筆中)公的ギルド?
※第3章以降は少し内容が過激になってきます。
上記はあくまで予定です。
カクヨムでも投稿しています。
クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される
こたろう文庫
ファンタジー
日頃からいじめにあっていた影宮 灰人は授業中に突如現れた転移陣によってクラスごと転移されそうになるが、咄嗟の機転により転移を一人だけ回避することに成功する。しかし女神の説得?により結局異世界転移するが、転移先の国王から職業[逃亡者]が無能という理由にて処刑されることになる
初執筆作品になりますので日本語などおかしい部分があるかと思いますが、温かい目で読んで頂き、少しでも面白いと思って頂ければ幸いです。
なろう・カクヨム・アルファポリスにて公開しています
こちらの作品も宜しければお願いします
[イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で学園最強に・・・]
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる