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第二章 新たな出会い
#31 VSユレーナ
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僕達は依頼を受けウロナの森に来たのだが、結論から言うと、依頼自体はあっさりと終わってしまった。
昨日のゴブリン討伐とは違って上位種などにも会わず、僕の気配察知やノアルの嗅覚や聴覚でレッドウルフの群れを見つけて、ノアルが3匹、僕が2匹倒して依頼完了となった。
数字上では、ノアルに負担をかけているように見えるが、相変わらずノアルのスピードは尋常じゃなく、僕が2匹倒すのと同じくらいのスピード、いや、少し速いくらいで討伐していた。
途中で魔法も使ったりして、簡単なコンビネーションもやってみたりと、とても有意義な戦闘になった。
「……もう終わり?」
「一応、これで依頼は達成だね。 どうしよっか?」
「……まだ、いくつか魔物の匂いがする。 ……多分、ウルフ」
気配察知のスキルにも4匹の魔物が引っかかっている。
「んー、あんまり無茶とかはしたくないんだけど、大丈夫かな?」
「……大丈夫」
ノアルもそう言ってるし、倒しに行く事にしよう。
ただし、絶対に油断はしない。
無理だと思ったらすぐに逃げよう。
*
結局、僕達は3匹でよかったレッドウルフの討伐の依頼を9匹で終わらせた。
解体場に今日倒した魔物を預けてから、ギルドに戻って依頼達成の報告をする。
受付にいたのはリムさんだった。
「あ! ショーマさん!」
「お疲れ様です、リムさん。 依頼達成の報告いいですか?」
「もちろんです。 あ、それとランクが上がりましたよ! 依頼内容の確認のついでにギルドカードも更新しちゃいますね!」
「昨日チラッと聞いたんですけど、本当に上がるんですね」
「ええ、ギルドマスターもさっさと上げてしまえと言って、ショーマさんは赤ランク、ノアルさんは黄ランクに上げる事になりました!」
また飛び級したのか。
ノアルに至っては2つ飛ばしだ。
「また、すごい上がりましたね。 いいんですか?」
「いいんだよ! 本当はもっと上げたいくらいさ」
リムさんに問いかけたつもりだったが、僕の後ろから声がかかった。
「あ! ギルドマスター! 仕事は終わったんですか……?」
「ああ! ちゃんと終わらせてるから安心しろ!」
「お疲れ様です、ユレーナさん」
「おう、赤ランク昇格おめでとう! 相棒ちゃんも黄ランク昇格おめでとう!」
「……ん、ありがと」
「ありがとうございます。 あ、ノアル? この人はユレーナさん。 このギルドのギルドマスターだよ」
「……ギルドマスター。 ……よろしく」
「ノアルって言うのか! よろしく!」
2人はお互いに自己紹介をして、握手していく。
「それで、なんでユレーナさんがここに?」
「おお、そうだったそうだった。 この前約束した事覚えてるか?」
「この前、というと模擬戦の話ですかね?」
「そうだ! という訳で今からやらないか?」
「僕は構いませんよ。 ノアルはどうする?」
「……付いてく」
「よし! 決まりだな! それじゃあ訓練場に行こう!」
「分かりました。 リムさん、ギルドカードは預かってもらっていいですか?」
「はい、もちろんです! ギルドマスター? 程々にしておいてくださいよ?」
「分かってる!」
僕らはユレーナさんに付いて行き、ギルドの地下へ向かう。
訓練場は地下にあるそうだ。
「いやー、仕事を早く終わらせた甲斐があったよ! 誰か相手がいないかと思って下まで降りて来てたんだが、ショーマがいてくれて良かった!」
「僕で良かったんですか? 他にも強い人はいるんじゃ?」
「いることにはいるが、お前とそこまで差は無いと思うぞ? それなら戦った事ない奴とやりたいだろ!」
うーん、ちょっと僕には分からないが……
ユレーナさん、思ったよりも戦闘好きみたいだ。
「……ノアルは?」
「ん? ああ、あんたも中々やるらしいじゃないか? あんたもやるかい?」
「……ん、やる」
お、意外とノアルはやる気だ。
「よし、着いたよ。 ここが訓練場だ」
「広いですね」
「……おー」
地下に設けられた訓練場は結構広く、普通に走り回ったり出来る広さをしていた。
「この訓練場の壁は魔力を通さないから、魔法も打てるぞ。 物理攻撃でも簡単には壊れたりしないしないから全力で戦える!」
「へぇ……、すごいですね」
「よし、じゃあ早速やろうか? 魔法もありでいいぞ? 私は使えないがな」
「いいんですか?」
「ああ、全力でやらないと面白くないだろう? 決着は行動不能か、決定打の有無で判断するでいいか?」
「分かりました」
何気にこの世界に来てから初めての対人戦だな。
訓練場の端と端に立ち、向かい合う。
魔法ありという事でこの距離から始める事にした。
正面のユレーナさんはシャムシールと呼ばれるような曲刀を持っている。
結構扱い難しそうだけど、普通に振り回してるな……
僕もロングソードを構え、魔法の準備をしておく。
審判役はノアルにやってもらって、始まりのかけ声をお願いした。
「……始め」
開始の合図と共に、ユレーナさんが突っ込んでくる…… って速っ!
「『ロックバレット』!」
慌てて魔法を唱え、土の弾丸をいくつも発射する。
これでうかつには近づけないはず……
「フッ!!」
と思ったりしていたが、ユレーナさんは目にも止まらないスピードで曲刀を振り、自分に当たりそうな魔法だけを叩き落としていた。
スピードを落とさず突っ込んできたユレーナさんの一撃をロングソードでなんとかいなすが、あまりの重さにバランスを崩しかけた。
その後も、こちらが反撃する暇もないくらいに攻撃を加えてくるユレーナさん。
「ほらほら! 攻めないと勝てないよ!」
「ぐっ……!『ウィンド』!」
僕は後ろに跳んでユレーナさんの剣を避けると同時に、その方向に風を起こして距離を取った。
「ほー、面白い魔法の使い方だね。 いいじゃないか!」
いや、この人強すぎる!!
どうする!?
このままだと、なにも出来ずに終わる!
「遠慮してるね? そんなんじゃアタシは止められないよ!」
魔法は効かない、剣でも勝てない。
ならどうする?
本当に手詰まりか?
なにかないか?
だめだ、なにも思いつかない。
とりあえずは時間稼ぎをしなくては……!
「ユレーナさん! 火魔法使いますよ!? いいですか!」
「ああ! いいよ! 全力で来な!」
「いきますよ!『ファイアウォール』!」
時間を稼ぐため、使わないつもりだった火魔法を使う。
火魔法は怪我の危険が土魔法に比べると高いから使ってこなかったけど、恐らくこの人なら歯牙にもかけないだろう。
「『ロックウォール』!」
更に壁は二重にして、強度を上げる。
それで稼いだ数秒の時間の中で、どうにかして一矢報いる方法を考える。
魔法も剣もきかないユレーナさんに一撃入れるためには、どうにかして意表をつかないとだろう……
虚空を対抗手段を考える。
「ハァァッ!!」
と、そんな僕のところへ、ユレーナさんの声とほぼ同タイミングで背中に強い衝撃が訪れた。
なんだ!?
壁の横から少しだけ顔を出し、ユレーナさんの方を見てみると、ファイアウォールが消え去り、ロックウォールにも大きな亀裂が刻まれていた。
当のユレーナさんは、さっき離れた位置から動いていなかったが、剣を振りきったような体勢でこちらを見ていた。
って、今のもしかして、剣圧!?
ただの剣圧でファイアウォールを消し去って、ロックウォールにもダメージ与えたのかこの人!?
「降参かい?」
ユレーナさんが曲刀を肩でトントンしながらそう聞いてくる。
ここまでの立ち合いで勝つことが難しいことを分からされたが、最後までやれることはやるべきだろう。
「いえ、あと一勝負お願いします」
「お、いいねぇ、最後まで楽しませておくれよ!」
なんとかして一矢報いてやる!
昨日のゴブリン討伐とは違って上位種などにも会わず、僕の気配察知やノアルの嗅覚や聴覚でレッドウルフの群れを見つけて、ノアルが3匹、僕が2匹倒して依頼完了となった。
数字上では、ノアルに負担をかけているように見えるが、相変わらずノアルのスピードは尋常じゃなく、僕が2匹倒すのと同じくらいのスピード、いや、少し速いくらいで討伐していた。
途中で魔法も使ったりして、簡単なコンビネーションもやってみたりと、とても有意義な戦闘になった。
「……もう終わり?」
「一応、これで依頼は達成だね。 どうしよっか?」
「……まだ、いくつか魔物の匂いがする。 ……多分、ウルフ」
気配察知のスキルにも4匹の魔物が引っかかっている。
「んー、あんまり無茶とかはしたくないんだけど、大丈夫かな?」
「……大丈夫」
ノアルもそう言ってるし、倒しに行く事にしよう。
ただし、絶対に油断はしない。
無理だと思ったらすぐに逃げよう。
*
結局、僕達は3匹でよかったレッドウルフの討伐の依頼を9匹で終わらせた。
解体場に今日倒した魔物を預けてから、ギルドに戻って依頼達成の報告をする。
受付にいたのはリムさんだった。
「あ! ショーマさん!」
「お疲れ様です、リムさん。 依頼達成の報告いいですか?」
「もちろんです。 あ、それとランクが上がりましたよ! 依頼内容の確認のついでにギルドカードも更新しちゃいますね!」
「昨日チラッと聞いたんですけど、本当に上がるんですね」
「ええ、ギルドマスターもさっさと上げてしまえと言って、ショーマさんは赤ランク、ノアルさんは黄ランクに上げる事になりました!」
また飛び級したのか。
ノアルに至っては2つ飛ばしだ。
「また、すごい上がりましたね。 いいんですか?」
「いいんだよ! 本当はもっと上げたいくらいさ」
リムさんに問いかけたつもりだったが、僕の後ろから声がかかった。
「あ! ギルドマスター! 仕事は終わったんですか……?」
「ああ! ちゃんと終わらせてるから安心しろ!」
「お疲れ様です、ユレーナさん」
「おう、赤ランク昇格おめでとう! 相棒ちゃんも黄ランク昇格おめでとう!」
「……ん、ありがと」
「ありがとうございます。 あ、ノアル? この人はユレーナさん。 このギルドのギルドマスターだよ」
「……ギルドマスター。 ……よろしく」
「ノアルって言うのか! よろしく!」
2人はお互いに自己紹介をして、握手していく。
「それで、なんでユレーナさんがここに?」
「おお、そうだったそうだった。 この前約束した事覚えてるか?」
「この前、というと模擬戦の話ですかね?」
「そうだ! という訳で今からやらないか?」
「僕は構いませんよ。 ノアルはどうする?」
「……付いてく」
「よし! 決まりだな! それじゃあ訓練場に行こう!」
「分かりました。 リムさん、ギルドカードは預かってもらっていいですか?」
「はい、もちろんです! ギルドマスター? 程々にしておいてくださいよ?」
「分かってる!」
僕らはユレーナさんに付いて行き、ギルドの地下へ向かう。
訓練場は地下にあるそうだ。
「いやー、仕事を早く終わらせた甲斐があったよ! 誰か相手がいないかと思って下まで降りて来てたんだが、ショーマがいてくれて良かった!」
「僕で良かったんですか? 他にも強い人はいるんじゃ?」
「いることにはいるが、お前とそこまで差は無いと思うぞ? それなら戦った事ない奴とやりたいだろ!」
うーん、ちょっと僕には分からないが……
ユレーナさん、思ったよりも戦闘好きみたいだ。
「……ノアルは?」
「ん? ああ、あんたも中々やるらしいじゃないか? あんたもやるかい?」
「……ん、やる」
お、意外とノアルはやる気だ。
「よし、着いたよ。 ここが訓練場だ」
「広いですね」
「……おー」
地下に設けられた訓練場は結構広く、普通に走り回ったり出来る広さをしていた。
「この訓練場の壁は魔力を通さないから、魔法も打てるぞ。 物理攻撃でも簡単には壊れたりしないしないから全力で戦える!」
「へぇ……、すごいですね」
「よし、じゃあ早速やろうか? 魔法もありでいいぞ? 私は使えないがな」
「いいんですか?」
「ああ、全力でやらないと面白くないだろう? 決着は行動不能か、決定打の有無で判断するでいいか?」
「分かりました」
何気にこの世界に来てから初めての対人戦だな。
訓練場の端と端に立ち、向かい合う。
魔法ありという事でこの距離から始める事にした。
正面のユレーナさんはシャムシールと呼ばれるような曲刀を持っている。
結構扱い難しそうだけど、普通に振り回してるな……
僕もロングソードを構え、魔法の準備をしておく。
審判役はノアルにやってもらって、始まりのかけ声をお願いした。
「……始め」
開始の合図と共に、ユレーナさんが突っ込んでくる…… って速っ!
「『ロックバレット』!」
慌てて魔法を唱え、土の弾丸をいくつも発射する。
これでうかつには近づけないはず……
「フッ!!」
と思ったりしていたが、ユレーナさんは目にも止まらないスピードで曲刀を振り、自分に当たりそうな魔法だけを叩き落としていた。
スピードを落とさず突っ込んできたユレーナさんの一撃をロングソードでなんとかいなすが、あまりの重さにバランスを崩しかけた。
その後も、こちらが反撃する暇もないくらいに攻撃を加えてくるユレーナさん。
「ほらほら! 攻めないと勝てないよ!」
「ぐっ……!『ウィンド』!」
僕は後ろに跳んでユレーナさんの剣を避けると同時に、その方向に風を起こして距離を取った。
「ほー、面白い魔法の使い方だね。 いいじゃないか!」
いや、この人強すぎる!!
どうする!?
このままだと、なにも出来ずに終わる!
「遠慮してるね? そんなんじゃアタシは止められないよ!」
魔法は効かない、剣でも勝てない。
ならどうする?
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だめだ、なにも思いつかない。
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「ああ! いいよ! 全力で来な!」
「いきますよ!『ファイアウォール』!」
時間を稼ぐため、使わないつもりだった火魔法を使う。
火魔法は怪我の危険が土魔法に比べると高いから使ってこなかったけど、恐らくこの人なら歯牙にもかけないだろう。
「『ロックウォール』!」
更に壁は二重にして、強度を上げる。
それで稼いだ数秒の時間の中で、どうにかして一矢報いる方法を考える。
魔法も剣もきかないユレーナさんに一撃入れるためには、どうにかして意表をつかないとだろう……
虚空を対抗手段を考える。
「ハァァッ!!」
と、そんな僕のところへ、ユレーナさんの声とほぼ同タイミングで背中に強い衝撃が訪れた。
なんだ!?
壁の横から少しだけ顔を出し、ユレーナさんの方を見てみると、ファイアウォールが消え去り、ロックウォールにも大きな亀裂が刻まれていた。
当のユレーナさんは、さっき離れた位置から動いていなかったが、剣を振りきったような体勢でこちらを見ていた。
って、今のもしかして、剣圧!?
ただの剣圧でファイアウォールを消し去って、ロックウォールにもダメージ与えたのかこの人!?
「降参かい?」
ユレーナさんが曲刀を肩でトントンしながらそう聞いてくる。
ここまでの立ち合いで勝つことが難しいことを分からされたが、最後までやれることはやるべきだろう。
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