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第二章 新たな出会い

#24 初依頼(2)

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 僕とノアルはあれから2人で更に4匹のゴブリンを倒した。 

 僕は1匹しか倒していないのだけれど。

 なにせ、ノアルのスピードと戦闘能力は尋常じゃなく、僕が1匹倒している間に3匹あっという間に倒してしまった。 

 ちょっと情けない。
 

「……あと、4匹」
 
「そうだね、最後まで油断しないでいこう」
 

 そして、僕とノアルは最初に魔法で壊した建造物の近くまで来た。 

 そこには、ゴブリンの気配が4つ集まっていて、その姿を確認したのはいいのだが、

 
「なんか、違くない?」
 
「……あれは、上位種」
 
「上位種?」
 
「……魔物の中には通常種よりも強い上位種がいる。 真ん中の2匹は上位種」
 

 そんなやつがいるのか。 

 力がよく分からないから鑑定してみよう。


  ゴブリンソルジャー  Lv20

  種族:ゴブリン

  スキル:斧術 Lv3  統率 Lv3
      

  HP:3451
      MP:124
      力:1003
      速:315
      技:189
      守:674
      魔:97
      運:10

    
  ゴブリンメイジ  Lv18

  種族:ゴブリン

  スキル:風魔法 Lv3
      

  HP:2452
      MP:874
      力:135
      速:257
      技:317
      守:329
      魔:963
      運:10


 かなり強いな。

 これが上位種なのか。

 それにしても、レベルとパラメーターは魔物も人もだがかなり個人差があるみたいだな。

 目の前にいるゴブリンメイジと僕とは10近くレベルが離れているけど、パラメーターはそんなに負けてないし。

 それからしっかりと鑑定結果をノアルにも伝えた。
 

「……1対1なら負けないけど、魔法が厄介」
 
「そうだね。 じゃあ、メイジは僕がなんとか相手をするから、ノアルはソルジャーの方をお願いしていい? 取り巻きの2匹は動きが分からないから各自で対処しよう。 何かあったら念話で呼んで?」
 
「……了解」
 
「よし、なるべく怪我しないように立ち回ろう」
 

 よし、これが最後だ!
 


     *



(ノアルside)

 おかしい。 

 ノアルは戦闘を開始してすぐそう思った。

 ゴブリンソルジャーとは村で暮らしていた時に近くに出現した個体と戦った事があるが、ここまで強くなかった。

 それに、取り巻きのゴブリン2匹の動きもおかしい。

 ゴブリンソルジャーが統率スキルを持っていて、その指示によるものでもあるだろうが、どうも自分で考えて動いているように見える。

 本来ゴブリンはそこまでの知能を持たず、仲間同士での連携なども稚拙なものなのだが、あの2匹はソルジャーの後ろで機会を伺っていて飛び出したりしてこない。

 ノアルの攻撃にソルジャーが押され始めると後ろから出てきて2匹で挟撃してきたり、その2匹を倒そうとすると、ソルジャーの大剣の大振りが襲いかかってくる。
 

「……鬱陶しい」
 

 思わず悪態をついてしまう。 

 早く倒してショーマに加勢しようと思っていたのに、思わぬ足止めを食らってしまった。

 自分はショーマに命を救われた。 

 だから、自分に出来ることでショーマの助けになるなら、なんだってする。

 近いうちに、別れる事になるだろうから。

 自分は故郷の村に帰るという目的がある以上、この場所で活動しているショーマとは別れないといけない。

 恐らく、魔力はあと2日程で回復するだろう。

 それまでは、ショーマの役に立ちたい。

 なので、ギアを上げる事にする。

 服が汚れるかもしれなかったから、出来れば嫌だったのだが。
 

「……ふっ!!」
 
「グギャ?!」
 

 連携を取り、近づいてきたゴブリンの横っ腹に勢いをつけた回し蹴りが叩き込んだ。

 それによりバランスを崩したゴブリンの首を素早く斬り飛ばす。

 本来、自分の戦闘スタイルは、双剣と格闘を織り交ぜだ手数の多さで戦うものだ。

 ただ、ゴブリンの体表は、人間でいうところの汗のような体液で少しヌメヌメしていて、出来れば触りたくない。 

 まぁ、体液がヌメヌメしているのはゴブリンに限った話ではなく、魔物という生き物はそういうのばかりなのだが。
 

「……うげ」
 

 案の定、ゴブリンの体液が足に付いてしまった。 

 ショーマに買ってもらった靴も同様だ。
 

「……せっかくショーマがくれたものなのに」
 

 汚してしまった事に少し悲しくなってしまう。 

 すぐにこの戦闘を終わらせたい。
 

「……もう、終わりにする」
 

 取り巻きの片方を失い、戸惑っているように見えるもう片方のゴブリンに、高速で接近する。
 

「ゲギャァ!!」
 

 それを隙と見たのか、横からソルジャーが大剣を振り下ろしてくる。
 

「……そんなの当たらない」
 

 スピードを一段階上げ、大剣をかわす。 

 そもそもこの戦闘でノアルはまだ6割くらいのスピードしか出していなかった。

 なにが出てくるか分からない以上、最初から全力で臨むのは危険だと思い、少し抑えていた。

 ただ、すぐにでも戦闘を終わらせたい欲求が芽生えた事で制限を外し、もはやソルジャーの大剣など当たるはずのないスピードを発揮していた。
 

「ギャ!?」
 

 そのスピードのまま、双剣で取り巻きのゴブリンを斬り裂き、大した抵抗もさせずにとどめを刺した。
 

「……後はお前だけ」
 
「グギャ……!」

 
 その後は自慢のスピードを生かし、ソルジャーを翻弄していく。

 ソルジャーも必死に大剣を振り回しているが、ノアルにはかすりもしない。 

 それどころか、体のあちこちに双剣や格闘による傷がどんどん増えていく始末だ。

 今、ソルジャーの感覚だと、四方八方から同時に攻撃を受けているような感覚だろう。 

 それくらいノアルのスピードはすごいものだった。

 そしてついに、ソルジャーは多大なダメージによって地面に膝をついてしまう。
 

「……終わり」
 
「グギャァァ! ……ギャ?」
 
 
 最後の抵抗と言わんばかりの大剣による一振りもあっさりとかわされ、ソルジャーは首を跳ねられ絶命した。
 

「……むぅ、汚れた」
 

 ソルジャーには蹴りだけではなく肘打ちをしたりもしたので、上半身にもゴブリンの体液が付き、シャツも少し汚れてしまった。
 

「……ショーマの方は」
 

 少し離れたところで戦うショーマの方に視線を向けると、そちらも丁度戦闘が終わるところだった。
 
 

     *

 

「ギャ!」
 

 メイジの魔法が僕目掛けて飛んでくる。 

 確か風魔法のウィンドバレットだな。 

 風を圧縮した小さな弾を複数飛ばしてくる魔法だ。
 

「『シールド』」
 

 それを防ぐために僕が使ったのは、光魔法の一つであるシールドという魔法だ。

 これは半透明の壁で、物理、魔法に関わらず防御が出来る。 

 もちろん耐久性には限度があり、限度を超えると割れてしまうのだが。
 

「今度はこっちからいくよ。 『ロックアロー』」
 

 お返しに前にも使った土魔法で攻撃を繰り出した。
 

「ギャギャギャ!」
 

 だが、メイジは持っている杖を振って風の防壁を発生させる。 

 あれは確か、ウィンドウォールだったっけ? 

 その防壁に阻まれ、ロックアローは撃ち落とされてしまった。

 あの壁を破るにはもう少し強い魔法が必要みたいだ。
 

「なら、これでどうだ。 『ロックジャベリン』」
 

 ロックアロー系の魔法よりも貫通能力が高い上に、サイズも大きいロックジャベリンを唱える。 

 これでどうだ?

 ロックジャベリンは一直線にウィンドウォールに直撃して一瞬の均衡を見せたが、その防壁を破りメイジの方に向かっていった。
 

「よし! ……って、あれ?」
 

 直撃したかと思った魔法は、メイジの直前で止められていた。
 

 あれは…… シールドの魔法か? 

 けど、それはありえないはずだ。 

 あのメイジは風魔法しか持っていなかったから、シールドが使えるはずがない。

 
「ん? あれ、なんだろ?」
 

 シールドを発動させているメイジが腕に着けている腕輪が目に入った。 

 飾りかと思っていたが、なにやら光っている。 

 ひょっとして、あれが原因か?

 遠目から鑑定してみると、


 【銀の腕輪+1(シールド)】:
 シールドの魔法が付与された腕輪。 
 魔力を流すとシールドの魔法を発動させることができる。


 こんな感じだった。 

 なるほど、ああいった装備もこの世界にはあるのか。 

 けど、結構貴重なんじゃないのかな?

 なんでゴブリンがそんなものを持っているのかは置いておいて、今はこの状況をどうするかを考えないと。

 二重の防壁とは厄介だな。 

 基本的に魔法は同時に発動は出来ないらしく、シールドとウィンドウォールの二重防壁なんて普通にやったらお目に掛からない。

 あれを破る攻撃となると、僕のロングソードでの直接攻撃が現状一番だろうが、僕が生身で突っ込んだら今度は攻撃魔法に当たるリスクが出てくる。

 けど、やりようはいくらでもある。
 

「近付かなければいいよね」
 

 出来るか分からないが、やってみよう。
 

「『ロックウォール』」
 

 まずは相手の攻撃を遮れるように壁を作る。
 

「『ウィンド』」
 

 次に風魔法の中で一番基本となる、風を発生させる魔法を使う。 

 これで、僕のロングソードを包むようにコントロールして宙に浮かせた。

 ちなみにこのウィンドという魔法は、魔力を込めれば込める程、強い風を発生させる事ができる。
 

「ギャァギャァ!」
 

 先ほどからメイジが壁を破ろうとウィンドバレットを壁にぶつけ続けている。 

 あと少しで破られてしまうだろう。

 息を吐き、呼吸を整え、意を決して壁から横に出た。

 先程ウィンドで浮かせた剣は宙に浮かせたままだ。

 更に、剣の切っ先がメイジに向かうよう風をコントロールする。 

 メイジは何か危険を察知したのか、ウィンドバレットを打つのをやめ、ウィンドウォールとシールドを展開した。
 

「いけっ!!」
 

 それを見た僕は、浮かすように剣を包み込んでいた風の流れをメイジに向かうように調整し、同時に少量流していたMPの量を急激に増やすことで暴風を発生させ、剣を猛スピードでメイジに向かって射出した。

 ちなみに、込めたMPの量は残り1200くらいあったMPの内、半分以上が消し飛ぶくらいだ。
 

「ギャァ!?」
 

 凄まじいスピードで向かっていったロングソードは二重の壁をものともせず貫通し、メイジの体に突き刺さった。
 

「ギャ……」
 

 そのまま、メイジは持っていた杖を地面に落とし、動きを止めた。

 メイジの体に刺さったロングソードを回収し、一振りしてロングソードに付いた血や体液を落とす。
 

「……ふぅ、厄介だったな」
 

 MPを急に、しかも大量に使ったせいか、少し体が重い。 

 けど、動けない程ではない。 

 200mくらいを全力で走った後みたいな感覚だ。

 なんとか勝てて良かった。 

 初依頼にしてはハードだったけど、これで無事依頼達成だね。
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