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第一章 異世界への旅立ち
#9 リムの不安と武器屋
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(リムside)
ゲイルの怪我を治すために、ショーマが回復魔法を使った場面を近くで見ていたリムは、
(こんな人がたくさんいる中で、ただでさえ数が少ない光魔法の使い手が右も左も分かっていないような新人だと分かったら、良くも悪くも騒ぎになってしまう……)
ショーマの身を案じていた。
クラウス達のような素行が良くて実力もあるパーティーに誘われたりするのはまだしも、冒険者の中には素行の悪い者達もいるから、そいつらにショーマが騙されてしまうのではないかと。
なので、リムは提案をすることにする。
「ショーマさんショーマさん」
「はい? どうしたんですか? リムさん」
やはり、目立っている自覚が無さそうな顔でショーマは振り返ってきた。
「先程、常識が無くて困ってると仰られていたじゃないですか? なので、案内を兼ねてクラウスさん達にも色々と聞いてみたらどうですか?」
「クラウスさん達にですか?」
「はい、クラウスさん達のパーティーはこのギルドで1番パーティーランクが高いんです。 それに素行も良くて街の人達にも好かれています。 ギルドとしてもとても信頼しているので、相談しにくいことでもクラウスさん達ならみだりに口外などはしないでしょうし、相談相手には持ってこいだと思うのですが、どうでしょう? クラウスさんも、良ければショーマさんの相談に乗ってあげてくれませんか?」
そう言ってリムはクラウスの方を見た。
クラウスは少し考えた後、口を開く。
「そうだな、ゲイルだけに任せていたら不安だし、私もついて行こう。 ミリーはどうする?」
「私も行くわ、ちょっと気になることもあるし」
「そうか、私もだ」
「お、なんだリーダーもミリーも来るのか? じゃあ早速行こうぜ、リムもまたな! まぁ、また明日には来るけどな!」
「ゲイルさん、ショーマさんの案内お願いしますね」
「あら? リムあなた、ショーマくんに何か言いに来たんじゃなかったの?」
「はっ! そうでした! ショーマさん、ギルドカードなんですけど、失くしてしまうとお金がかかったり、色々お手間がかかるので管理には気をつけてください!」
「分かりました。 失くさないよう気を付けます」
「それを伝え忘れていたので追いかけて来たんです。 また伝え忘れるところでしたけど……」
「そうだったんですか、わざわざありがとうございます」
「いえいえ、街を楽しんできてください」
「じゃあ、行こうぜ! ショーマ!」
そう言われてショーマさんはゲイルさんに引っ張られて行ってしまった。
「クラウスさん、ミリーさん。 ショーマさんのこと押しつけたような形になってすいません」
「いや、リムの考えていることは分かる。 私とも大体同じ考えだろうからな。 あの新人は危うい。 常識もそうだが、実力も未知数だ。 長いこと冒険者をやっていると相手の雰囲気などで多少の実力は分かるんだが、ショーマの実力はよく分からない。 力を隠してるというのは分かったんだが……」
「彼、多分かなり強いわよ」
「ミリーさん?」
「鑑定したのか?」
「ええ、レベルは1だったけど、パラメーターが軒並み高い。 少しレベルが上がれば私たちに余裕で追いつけるくらいだった。 けど、そんなことより……」
「何か問題があったのか?」
「見えなかったのよ」
「……なに?」
「見えなかった、ですか?」
クラウスはその言葉が信じられないといった顔で、リムはどういう意味か分からないという顔でミリーに疑問をぶつけた。
「私が使える鑑定魔法は、自分より高いステータスの部分は見えないの。 彼はレベルが低いからパラメーターは見ることが出来たけど、それ以外の職業やスキルがなにも見えなかった。 つまり……」
「ミリーより高位の職業、またはスキル持ちということか」
「そうなるわね」
その言葉にリムは絶句してしまう。
なにせミリーは魔法使いの上位職の魔導師なのだ。
その彼女よりも高位の職業持ちなんて、そうそういない。
その力をあの少年が持っていることに驚いたのだ。
「クラウスさんは、彼をどうするつもりですか?」
「まだ何とも言えないな。 だが、この街に仇なす存在であったら」
クラウスは決意のこもった表情と冷たい声で
「領主の弟として、私が手を下す」
ショーマの後ろ姿目掛けてそう告げた。
*
(ショーマside)
「おう、リーダー、ミリー遅かったじゃねぇか」
ゲイルさんに連れられた武器屋に着いたところでクラウスさん達が追いついてきた。
「リムと少し話していてな。 ……武器屋に何の用だ?」
「ショーマが見たいんだとよ。 俺も新しい短剣欲しいから少し見ていくぞ」
クラウスさんは少し声を低くしてゲイルさんに尋ねる。
……ああ、そういうことか。
クラウスの雰囲気で少し感じるものがあったが、今は黙っておく事にした。
「はい、僕の職業に武器関係のものがあるので、この辺の武器屋はどうなのか興味があるんです」
「武器関係の職業?」
「はい、そのことについても相談したいですね。 今は周りに人がいるので、また後で相談させてください」
「そうか、分かった」
クラウスさんはそれ以上、言うことはないのか先に
武器屋に入っていった。
後でしっかり説明しないとなぁ……
「ほら、ショーマも行こうぜ!」
「はい、今行きます」
ゲイルに続いて武器屋に入る。
入ってまず思ったことは、想像以上だと思った。
剣一つ取ってもとても質が良く、種類も沢山ある。
ロングソードはもちろん、大きめで両手持ちであろうバスターソードのような剣や、シャムシールやシミターと言われる曲刀の類、短剣もダガーや、スティレットのような形をしたものがあり、かなり豊富なラインナップだと思った。
剣以外にも魔法使いが使いそうな杖や、槍、斧、ハンマーなど、様々なものがあり、武器が好きな身からすると、とても心地よい空間だ。
だが、来た目的を忘れるわけには行かないので、樽に入れられ、均一の値段で売られていたロングソードを手に取り、鑑定魔法を使う。
その時、近くで杖を見ていたミリーさんが反応したが、気にせず鑑定する。
恐らくその事についても相談する事になるだろうから。
【ロングソード】:
力+80
鉄製のロングソード。
製作者はロガリオ。
鑑定してみるとこんな感じだった。
付与枠は無し、力の上昇値も僕が作ったのより、低い。
そこで、もう少し業物っぽいのを探してみる事にする。
業物を探していて目についたのは店の会計をするであろうカウンターの近くのガラスケースに入った武器だ。
少し大きめの剣と槍と盾が置いてある。
「ゲイルさん、ちょっといいですか?」
「おう、なんだショーマ? 気に入る武器あったか?」
「それはまだ見つかってないんですけど、聞きたいことがあって…… あのガラスケースに入った武器ってなんなんですか?」
「ん? ああ、あれはここの店主が作った中でも自信作らしいぜ。 なんでも、付与が2つ付けられる武器が出来たらあそこに入れて売り出すらしい。 まぁ、その分値段は高いがな」
「複数付与された武器って珍しいんですか?」
「ああ、そもそも作れる職人が少ないな。 俺の短剣はこの店で買った一つの付与がされたもの使ってるんだけどよ、やっぱり武器って消耗品だから、高い値段を出して複数付与してある武器を買うよりかは、それなりにいいやつをそこそこの値段で買った方がいいと思ってな」
「なるほど、ちなみに何が付与されているんですか?」
「俺のは物理攻撃力上昇だな。 大体どの武器に付与するにしてもこの付与がこの辺りだと一般的だな」
「他の付与はダメなんですか?」
「ダメというか、付与出来る人間がそんなに多くないし、人によって何を付与出来るかがバラバラでなー。 この街の付与師は物理攻撃力、魔法威力、魔法防御力を上昇させる付与が出来る優秀な人がいてな。 この街で活動する以上、装備の付与に関してはそれ一択なんだよ」
「そうなんですね…… 教えてくれてありがとうございました」
「他に分からないことあったらどんどん聞いていいぞー」
ゲイルさんに話を聞いて、僕の職業である鍛冶師がチートだということ改めて理解した。
2つの魔法付与でここまでの扱いなら、この世界の付与枠の最高は3か4、良くて5くらいじゃないか?
鍛冶師の職業のポテンシャルはこんなもんじゃないだろうから、ますます悩みの種が増えてしまった。
ゲイルの怪我を治すために、ショーマが回復魔法を使った場面を近くで見ていたリムは、
(こんな人がたくさんいる中で、ただでさえ数が少ない光魔法の使い手が右も左も分かっていないような新人だと分かったら、良くも悪くも騒ぎになってしまう……)
ショーマの身を案じていた。
クラウス達のような素行が良くて実力もあるパーティーに誘われたりするのはまだしも、冒険者の中には素行の悪い者達もいるから、そいつらにショーマが騙されてしまうのではないかと。
なので、リムは提案をすることにする。
「ショーマさんショーマさん」
「はい? どうしたんですか? リムさん」
やはり、目立っている自覚が無さそうな顔でショーマは振り返ってきた。
「先程、常識が無くて困ってると仰られていたじゃないですか? なので、案内を兼ねてクラウスさん達にも色々と聞いてみたらどうですか?」
「クラウスさん達にですか?」
「はい、クラウスさん達のパーティーはこのギルドで1番パーティーランクが高いんです。 それに素行も良くて街の人達にも好かれています。 ギルドとしてもとても信頼しているので、相談しにくいことでもクラウスさん達ならみだりに口外などはしないでしょうし、相談相手には持ってこいだと思うのですが、どうでしょう? クラウスさんも、良ければショーマさんの相談に乗ってあげてくれませんか?」
そう言ってリムはクラウスの方を見た。
クラウスは少し考えた後、口を開く。
「そうだな、ゲイルだけに任せていたら不安だし、私もついて行こう。 ミリーはどうする?」
「私も行くわ、ちょっと気になることもあるし」
「そうか、私もだ」
「お、なんだリーダーもミリーも来るのか? じゃあ早速行こうぜ、リムもまたな! まぁ、また明日には来るけどな!」
「ゲイルさん、ショーマさんの案内お願いしますね」
「あら? リムあなた、ショーマくんに何か言いに来たんじゃなかったの?」
「はっ! そうでした! ショーマさん、ギルドカードなんですけど、失くしてしまうとお金がかかったり、色々お手間がかかるので管理には気をつけてください!」
「分かりました。 失くさないよう気を付けます」
「それを伝え忘れていたので追いかけて来たんです。 また伝え忘れるところでしたけど……」
「そうだったんですか、わざわざありがとうございます」
「いえいえ、街を楽しんできてください」
「じゃあ、行こうぜ! ショーマ!」
そう言われてショーマさんはゲイルさんに引っ張られて行ってしまった。
「クラウスさん、ミリーさん。 ショーマさんのこと押しつけたような形になってすいません」
「いや、リムの考えていることは分かる。 私とも大体同じ考えだろうからな。 あの新人は危うい。 常識もそうだが、実力も未知数だ。 長いこと冒険者をやっていると相手の雰囲気などで多少の実力は分かるんだが、ショーマの実力はよく分からない。 力を隠してるというのは分かったんだが……」
「彼、多分かなり強いわよ」
「ミリーさん?」
「鑑定したのか?」
「ええ、レベルは1だったけど、パラメーターが軒並み高い。 少しレベルが上がれば私たちに余裕で追いつけるくらいだった。 けど、そんなことより……」
「何か問題があったのか?」
「見えなかったのよ」
「……なに?」
「見えなかった、ですか?」
クラウスはその言葉が信じられないといった顔で、リムはどういう意味か分からないという顔でミリーに疑問をぶつけた。
「私が使える鑑定魔法は、自分より高いステータスの部分は見えないの。 彼はレベルが低いからパラメーターは見ることが出来たけど、それ以外の職業やスキルがなにも見えなかった。 つまり……」
「ミリーより高位の職業、またはスキル持ちということか」
「そうなるわね」
その言葉にリムは絶句してしまう。
なにせミリーは魔法使いの上位職の魔導師なのだ。
その彼女よりも高位の職業持ちなんて、そうそういない。
その力をあの少年が持っていることに驚いたのだ。
「クラウスさんは、彼をどうするつもりですか?」
「まだ何とも言えないな。 だが、この街に仇なす存在であったら」
クラウスは決意のこもった表情と冷たい声で
「領主の弟として、私が手を下す」
ショーマの後ろ姿目掛けてそう告げた。
*
(ショーマside)
「おう、リーダー、ミリー遅かったじゃねぇか」
ゲイルさんに連れられた武器屋に着いたところでクラウスさん達が追いついてきた。
「リムと少し話していてな。 ……武器屋に何の用だ?」
「ショーマが見たいんだとよ。 俺も新しい短剣欲しいから少し見ていくぞ」
クラウスさんは少し声を低くしてゲイルさんに尋ねる。
……ああ、そういうことか。
クラウスの雰囲気で少し感じるものがあったが、今は黙っておく事にした。
「はい、僕の職業に武器関係のものがあるので、この辺の武器屋はどうなのか興味があるんです」
「武器関係の職業?」
「はい、そのことについても相談したいですね。 今は周りに人がいるので、また後で相談させてください」
「そうか、分かった」
クラウスさんはそれ以上、言うことはないのか先に
武器屋に入っていった。
後でしっかり説明しないとなぁ……
「ほら、ショーマも行こうぜ!」
「はい、今行きます」
ゲイルに続いて武器屋に入る。
入ってまず思ったことは、想像以上だと思った。
剣一つ取ってもとても質が良く、種類も沢山ある。
ロングソードはもちろん、大きめで両手持ちであろうバスターソードのような剣や、シャムシールやシミターと言われる曲刀の類、短剣もダガーや、スティレットのような形をしたものがあり、かなり豊富なラインナップだと思った。
剣以外にも魔法使いが使いそうな杖や、槍、斧、ハンマーなど、様々なものがあり、武器が好きな身からすると、とても心地よい空間だ。
だが、来た目的を忘れるわけには行かないので、樽に入れられ、均一の値段で売られていたロングソードを手に取り、鑑定魔法を使う。
その時、近くで杖を見ていたミリーさんが反応したが、気にせず鑑定する。
恐らくその事についても相談する事になるだろうから。
【ロングソード】:
力+80
鉄製のロングソード。
製作者はロガリオ。
鑑定してみるとこんな感じだった。
付与枠は無し、力の上昇値も僕が作ったのより、低い。
そこで、もう少し業物っぽいのを探してみる事にする。
業物を探していて目についたのは店の会計をするであろうカウンターの近くのガラスケースに入った武器だ。
少し大きめの剣と槍と盾が置いてある。
「ゲイルさん、ちょっといいですか?」
「おう、なんだショーマ? 気に入る武器あったか?」
「それはまだ見つかってないんですけど、聞きたいことがあって…… あのガラスケースに入った武器ってなんなんですか?」
「ん? ああ、あれはここの店主が作った中でも自信作らしいぜ。 なんでも、付与が2つ付けられる武器が出来たらあそこに入れて売り出すらしい。 まぁ、その分値段は高いがな」
「複数付与された武器って珍しいんですか?」
「ああ、そもそも作れる職人が少ないな。 俺の短剣はこの店で買った一つの付与がされたもの使ってるんだけどよ、やっぱり武器って消耗品だから、高い値段を出して複数付与してある武器を買うよりかは、それなりにいいやつをそこそこの値段で買った方がいいと思ってな」
「なるほど、ちなみに何が付与されているんですか?」
「俺のは物理攻撃力上昇だな。 大体どの武器に付与するにしてもこの付与がこの辺りだと一般的だな」
「他の付与はダメなんですか?」
「ダメというか、付与出来る人間がそんなに多くないし、人によって何を付与出来るかがバラバラでなー。 この街の付与師は物理攻撃力、魔法威力、魔法防御力を上昇させる付与が出来る優秀な人がいてな。 この街で活動する以上、装備の付与に関してはそれ一択なんだよ」
「そうなんですね…… 教えてくれてありがとうございました」
「他に分からないことあったらどんどん聞いていいぞー」
ゲイルさんに話を聞いて、僕の職業である鍛冶師がチートだということ改めて理解した。
2つの魔法付与でここまでの扱いなら、この世界の付与枠の最高は3か4、良くて5くらいじゃないか?
鍛冶師の職業のポテンシャルはこんなもんじゃないだろうから、ますます悩みの種が増えてしまった。
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