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最終章・転生勇者編

第140.5話 必殺技

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 ――ジードとランがユウシと戦っている同時刻――

「な~、プーよ~」

「(^・ω・^)」
(訳:なんですか?)

「最近さ~。俺ら出番なくね?」

「(^・ω・^)」
(訳:そういえば出てないですね)

「暇だな」

「(^・ω・^)」
(訳:暇ですね)

「……何かしない?」

「(^・ω・^)」
(訳:『何か』とは?)

「何かは……何かだよ」

「(^・ω・^)」
(訳:いや、わかんないッス)

「あー……だからよ……。
 あ、そうだ。"必殺技"考えるとかどーよ」

「(^・ω・^)」
(訳:あれ? タロー様って必殺技ありませんでしたっけ?)

「なんかテキト~~~~に魔力撃ったりしてるだけなんだよね~。作者のアイツも考えるの放棄してるしよ~」

「(^・ω・^)」
(訳:他のキャラにはあるんですけどね)

「そーなのよ。主人公なのに俺だけ必殺技ねーのよ。
 ……ズルくね?」

「(`・ω・´)」
(訳:たしかに!)

「実はな。昨日なんとなく頭に降ってきた技があんのよ」

「Σ(^・ω・^ノ)ノ!」
(訳:なんと!?)

「つーわけで、早速練習すっぞ!」

「(`・ω・´)」
(訳:ガッテンだッ!)



 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・




「――で、完成した必殺技を見てくれと?」

「そーよ!」
「(`・ω・´)」
(訳:是非、ご感想を!)

「……嫌な予感はするがやってみてくれ」

「よし、いくぞプー!」
「(`・ω・´)」
(訳:はい!)




「怠惰の呼吸 壱ノ型!」

「一発アウトじゃねぇかッ!」

 こうして、タローとプーは必殺技を考え直す羽目になるのだった。
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