明日晴れるかな、

あした晴れるかな、

天気予報の時間です。

明日は西高東低の風が吹き

天気は崩れるでしょう。

「あー、また明日てんきわるい」
「帰りに映画、見に行く予定だったのになー」

まー映画だから雨の影響は少ないんだけどさ

やっぱり、天気は晴れだよね

うんうん　
「🐕五郎おまえもそうおもうかい うんうん」


昨日のうちに片付けておかなかった物達が机の上であばれていました。

やい、消しゴム
最近、おれにけんかをうってるのか

すぐ消しやがって
消される俺の身にもなってみろ

そ、そんな事ボクに云われても、、、


えーなんだい、それじゃおれに理由があるってのかい

それならいってみな

うーん。

別にきみはわるくないとおもうんだ。

ただ、

ただ?

最近のご主人様はあれでしょ

夜遅くまで仕事して帰ってきて自分の時間がないまま

僕たちを使うから、きっと頭のなかはいつものように浮かばなくて

ほら、よく頭を掻いてるじゃん。きっとそうだよ。


あー、それは確かにあるな。
ふむ。わかった。


よし、違う話題に変えるとするか

なんにしてもおれとおまえは
持ちつ持たれつの仲だからな、

ははっ、そうだねー

ふむ。

そういえば、鉛筆さん

最近、剃りかた変えた?

前よりもすごく繊細な感じで
ご主人様が書いた絵をみるのだけれどさ


おー、わかったか

そうだな、最近は あれだ

鉛筆削りがお古のものから

すこしおしゃれなやつに変わったんだ

ほら、あそこにぶら下がってるあいつだよ

へー、
ほんとだ確かにお洒落な感じ!!

ぼくなんか使いふるされた
紙のケースがずっとともだちだよ。。トホホ

はっはっはー
それはそうだな。

でも、消しゴムよ　その紙のお陰で今でも真っ黒ではないではないか

おれなんかそのご主人様が落としたときは先端は折れるし

半ば、頑丈ではないものでな。。

そう考えると、おれは紙のケースは羨ましく思うぞ。


そっか、、、。。

あ、そういえばご主人様がもうすぐお祭りに行くの知ってる?

ん?
祭りか、いやしらなんだ。

お祭りの帰りってくじで外れた景品が机に散乱するからさー

そうだな。
あれはご主人様にはすこし直してほしいところだな。


うんうん。


お祭り、お祭りってどんななんだろね?

鉛筆さん知ってる?

んー、おれも詳しくは知らないが

なにやら笛や太鼓の音に連れられて

おもいおもいに踊ったりするそうだぞ

へー、
楽しそうだねー

いってみたいなー。

んー、そ、そうだな。

確かに興味はないとはいえない。
いや、興味はある。

へんな鉛筆さん、、、(笑)


よーし、今度ご主人様の帰りにポケットに

忍び込もうか


えー!
そんな大冒険ぼくにできるかな?

できるさきっとなんってたって俺がついてるじゃないか

そうだね!!
でも、鉛筆さんご主人様が元気に動いた拍子に折れちゃったりしないかな?

あー、骨折は勘弁だな。



うん。。。

つづく　


「次回はお祭りへ旅立つ鉛筆と消しゴムの大冒険の話です。」