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濫觴の四月[April of Beginning]
Mission4 奪還の刃
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ドアガンは無数の銃弾を放ち続け、巨人の注意を俺から引き離してくれた。
「ミナミ、いくよっ!」
「うん!」
俺からある程度離れるとドアガンを撃ち続けていた少女が撃つのを止め、中にいたもう一人の少女──ミナミと呼ばれていた──にそう次の行動を促した。
ドアガンナーを務めていた少女は金髪と紅玉の様な瞳、腰に打刀と脇差を帯びている。
もう一人の少女は黒の長髪に青玉の様な瞳、腰のホルスターには二挺の拳銃を挿している。
2人とも童顔で美しい顔立ちをしている。
しかし、何故俺が2人が少女だと判ったかというと2人とも黒いブレザーとスカートを身に着けているからだ。
2人は武器を腰に帯びたままヘリから飛び降りる。
「……!?一体なにを……」
見た感じパラシュートらしきものを装着している様子はない。
ただ投身自殺でもしに来ただけではないだろうと思って見ていると突然黒い糸が彼女たちの両腰から2本放たれた。
「!……あれは……?」
眼を凝らして見てみると両腰には黒い重厚感のある箱が取り付けられている。
その糸はあの箱から射出されている様だ。あの糸は恐らくワイヤーだろう。
巨人の腕部にそれは突き刺さるとワイヤーは箱に巻き取られ、同時に彼女たちは巨人に急接近した。
「はあっ!」
刀を持つ少女は巨人の間合いに入ると同時に抜刀、巨人の腕部を切りつけた。
すると先ほどまでの機銃やドアガンでは傷つかなかった装甲に刀傷が刻まれる。
いくら日本刀の切れ味が凄まじいと言ってもあの頑丈な装甲に傷をつけるほどの威力が出るものなのだろうか?
「……やっぱ硬いな、中々刃が通らない」
「それでも傷をつけられる威力があるだけまだありがたいよ」
「まぁね」
2人は大きな声でそんなことを話している。
巨人は右手で持つ剣を勢いよく振り上げる。
2人を叩き潰すつもりだ。
「ミナミ、来るよっ!」
「任せて!」
刀を持つ少女は二挺の銃を持つミナミと呼ばれた少女に呼びかけた。
ミナミは二挺の拳銃を構えると巨人の右手へと何発も放った。
数発の銃弾が巨人の掌に被弾し、振り上げた剣を手放させた。
巨人の掌から離れた剣はそのまま荒れ果てたアスファルトの地面に凄まじい音を立てて落ちた。
その際に音と同時に砂埃も舞い、こちらにもやってきた。
「っ……!酷い砂埃だ……!」
元々大して砂埃は発生しない地域だったがGRによって占領されてからは管理する者のいなくなった道路や田畑が荒れ果てたこともあって砂埃が凄まじい。
下手に吸い込んだり、眼に入らない様に注意を払いながら俺は引き続き物陰から戦いの様子を見た。
「今だっ!」
刀を持つ少女は剣を拾い上げようと屈んだ巨人の首へと迫る。
けれど──
「え──」
──突然2人の視界が黒に覆われた。
巨人の掌が2人へと迫ったのだ。
その巨体からはとても想像のできない素早さで2人をまるで虫の様に叩き落とした。
「っ!きゃああっ!」
2人は掌によって地面に勢いよく叩きつけられ、地面に倒れている。
「うっ……痛い……」
「まずい……今ので脚をやっちゃった……それに武器が……」
どうやら2人は意識がある様だ。地面に背をつけたままうずくまっている。
巨人は2人が自身を攻撃しないことを理解すると剣を拾い上げて、ゆっくりと振り上げた。
その様子をヘリから見ていたパイロットと白衣に身を包んだ少女の表情には焦りの表情が浮かんだ。
「……まずい!トドメを刺そうとしてやがる!」
「赤城君、着陸はできそうか?」
「いや、むずいな……下手に着陸したら“スサノオ”に墜とされる……!」
ヘリの操縦桿を握りしめ、着陸するタイミングを狙うが巨人の武器は剣だけではなく、両腕部に取り付けられた機銃と背部のミサイルの存在がそれをさせてくれない。
もし下手に着陸したとしたら機銃とミサイルによる手厚い歓迎でヘリは撃墜されてしまうだろう。
かといって2人を見捨てるという選択肢はなかった。
「あの装甲にはミサイルも通用しない。レイか森さんの持つ武器ならば装甲を破れるんだが……」
「今の本人たちは戦えそうにねえ……!博打になっちまうが強制着陸するか……!」
ギリッと歯噛みし、着陸のタイミングを狙った。
──タイミングは一度しかない。
操縦桿を握り直し、剣を振りかざした巨人を睨む。
(なにか……俺にできることはないのか……!?)
機銃は撃ち尽くして捨てた。今持っている武器はスタンバトンだけだ。
けれどこれでは巨人に一撃すら与えられないだろう。
振りかざした剣で潰されて2人と共に死んで終わりだ。
「このままじゃ2人とも……!」
──俺にはなにもできないのか?
「……いいや、なにかできることがあるはずだ!」
そんな時だった。
俺の目の前に一筋の希望という名の武器が落ちていた。
「これは……脇差?」
俺はそれを拾い上げ、鞘から抜いてみた。
刀身は50センチほどで、銀色の刃をしている。
刀を持つ少女の持っていた脇差だ。先刻の一撃で落としたのだろうか。
普通ならば刀を手にしたところでこの現状は変わらないだろう。
けれど俺は先ほど刀を持つ少女が自身の刀で巨人の装甲に傷を与えていたことを思い出した。
「……いや、これで巨人を倒せるはずがない。……でも」
巨人は振り上げた剣を今にも振り下ろしそうだ。
倒せる、倒せないと逡巡している暇はない。
俺は一つの刃を手に巨人へと駆け出した。
「喰らえええっ!」
駆け出したと同時に巨人の持つ剣が2人へと迫る。
──間に合え。
「うおおおおっ!」
俺は剣と2人の距離が2メートルくらいに近づいた瞬間に2人の近くで止まり、巨人の剣を刃で受け止めた。
その瞬間にこの世の重力が全て自分にかかっている様な重さが俺の両腕にかかった。
剣が刃を通すことを拒否しているかの様だった。
しかし今ここでこの刃を握る手の力を抜けば2人は助からない。
「負けないっ……!」
諦めてたまるかとその刃に更に力を込めた。
すると刃に触れている巨人の剣に一筋の亀裂が入った。
「はあっ!」
その瞬間、巨人の剣に刃が通った。
「ミナミ、いくよっ!」
「うん!」
俺からある程度離れるとドアガンを撃ち続けていた少女が撃つのを止め、中にいたもう一人の少女──ミナミと呼ばれていた──にそう次の行動を促した。
ドアガンナーを務めていた少女は金髪と紅玉の様な瞳、腰に打刀と脇差を帯びている。
もう一人の少女は黒の長髪に青玉の様な瞳、腰のホルスターには二挺の拳銃を挿している。
2人とも童顔で美しい顔立ちをしている。
しかし、何故俺が2人が少女だと判ったかというと2人とも黒いブレザーとスカートを身に着けているからだ。
2人は武器を腰に帯びたままヘリから飛び降りる。
「……!?一体なにを……」
見た感じパラシュートらしきものを装着している様子はない。
ただ投身自殺でもしに来ただけではないだろうと思って見ていると突然黒い糸が彼女たちの両腰から2本放たれた。
「!……あれは……?」
眼を凝らして見てみると両腰には黒い重厚感のある箱が取り付けられている。
その糸はあの箱から射出されている様だ。あの糸は恐らくワイヤーだろう。
巨人の腕部にそれは突き刺さるとワイヤーは箱に巻き取られ、同時に彼女たちは巨人に急接近した。
「はあっ!」
刀を持つ少女は巨人の間合いに入ると同時に抜刀、巨人の腕部を切りつけた。
すると先ほどまでの機銃やドアガンでは傷つかなかった装甲に刀傷が刻まれる。
いくら日本刀の切れ味が凄まじいと言ってもあの頑丈な装甲に傷をつけるほどの威力が出るものなのだろうか?
「……やっぱ硬いな、中々刃が通らない」
「それでも傷をつけられる威力があるだけまだありがたいよ」
「まぁね」
2人は大きな声でそんなことを話している。
巨人は右手で持つ剣を勢いよく振り上げる。
2人を叩き潰すつもりだ。
「ミナミ、来るよっ!」
「任せて!」
刀を持つ少女は二挺の銃を持つミナミと呼ばれた少女に呼びかけた。
ミナミは二挺の拳銃を構えると巨人の右手へと何発も放った。
数発の銃弾が巨人の掌に被弾し、振り上げた剣を手放させた。
巨人の掌から離れた剣はそのまま荒れ果てたアスファルトの地面に凄まじい音を立てて落ちた。
その際に音と同時に砂埃も舞い、こちらにもやってきた。
「っ……!酷い砂埃だ……!」
元々大して砂埃は発生しない地域だったがGRによって占領されてからは管理する者のいなくなった道路や田畑が荒れ果てたこともあって砂埃が凄まじい。
下手に吸い込んだり、眼に入らない様に注意を払いながら俺は引き続き物陰から戦いの様子を見た。
「今だっ!」
刀を持つ少女は剣を拾い上げようと屈んだ巨人の首へと迫る。
けれど──
「え──」
──突然2人の視界が黒に覆われた。
巨人の掌が2人へと迫ったのだ。
その巨体からはとても想像のできない素早さで2人をまるで虫の様に叩き落とした。
「っ!きゃああっ!」
2人は掌によって地面に勢いよく叩きつけられ、地面に倒れている。
「うっ……痛い……」
「まずい……今ので脚をやっちゃった……それに武器が……」
どうやら2人は意識がある様だ。地面に背をつけたままうずくまっている。
巨人は2人が自身を攻撃しないことを理解すると剣を拾い上げて、ゆっくりと振り上げた。
その様子をヘリから見ていたパイロットと白衣に身を包んだ少女の表情には焦りの表情が浮かんだ。
「……まずい!トドメを刺そうとしてやがる!」
「赤城君、着陸はできそうか?」
「いや、むずいな……下手に着陸したら“スサノオ”に墜とされる……!」
ヘリの操縦桿を握りしめ、着陸するタイミングを狙うが巨人の武器は剣だけではなく、両腕部に取り付けられた機銃と背部のミサイルの存在がそれをさせてくれない。
もし下手に着陸したとしたら機銃とミサイルによる手厚い歓迎でヘリは撃墜されてしまうだろう。
かといって2人を見捨てるという選択肢はなかった。
「あの装甲にはミサイルも通用しない。レイか森さんの持つ武器ならば装甲を破れるんだが……」
「今の本人たちは戦えそうにねえ……!博打になっちまうが強制着陸するか……!」
ギリッと歯噛みし、着陸のタイミングを狙った。
──タイミングは一度しかない。
操縦桿を握り直し、剣を振りかざした巨人を睨む。
(なにか……俺にできることはないのか……!?)
機銃は撃ち尽くして捨てた。今持っている武器はスタンバトンだけだ。
けれどこれでは巨人に一撃すら与えられないだろう。
振りかざした剣で潰されて2人と共に死んで終わりだ。
「このままじゃ2人とも……!」
──俺にはなにもできないのか?
「……いいや、なにかできることがあるはずだ!」
そんな時だった。
俺の目の前に一筋の希望という名の武器が落ちていた。
「これは……脇差?」
俺はそれを拾い上げ、鞘から抜いてみた。
刀身は50センチほどで、銀色の刃をしている。
刀を持つ少女の持っていた脇差だ。先刻の一撃で落としたのだろうか。
普通ならば刀を手にしたところでこの現状は変わらないだろう。
けれど俺は先ほど刀を持つ少女が自身の刀で巨人の装甲に傷を与えていたことを思い出した。
「……いや、これで巨人を倒せるはずがない。……でも」
巨人は振り上げた剣を今にも振り下ろしそうだ。
倒せる、倒せないと逡巡している暇はない。
俺は一つの刃を手に巨人へと駆け出した。
「喰らえええっ!」
駆け出したと同時に巨人の持つ剣が2人へと迫る。
──間に合え。
「うおおおおっ!」
俺は剣と2人の距離が2メートルくらいに近づいた瞬間に2人の近くで止まり、巨人の剣を刃で受け止めた。
その瞬間にこの世の重力が全て自分にかかっている様な重さが俺の両腕にかかった。
剣が刃を通すことを拒否しているかの様だった。
しかし今ここでこの刃を握る手の力を抜けば2人は助からない。
「負けないっ……!」
諦めてたまるかとその刃に更に力を込めた。
すると刃に触れている巨人の剣に一筋の亀裂が入った。
「はあっ!」
その瞬間、巨人の剣に刃が通った。
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