婚約していないのに婚約破棄された私のその後
「アドリエンヌ・カントルーブ伯爵令嬢! 突然ですまないが、婚約を解消していただきたい! 何故なら俺は……男が好きなんだぁああああああ‼」
ルヴェシウス侯爵家のパーティーで、アドリーヌ・カンブリーヴ伯爵令嬢は、突然別人の名前で婚約破棄を宣言され、とんでもないカミングアウトをされた。
勘違いで婚約破棄を宣言してきたのは、ルヴェシウス侯爵家の嫡男フェヴァン。
そのあと、フェヴァンとルヴェシウス侯爵夫妻から丁重に詫びを受けてその日は家に帰ったものの、どうやら、パーティーでの婚約破棄騒動は瞬く間に社交界の噂になってしまったらしい。
一夜明けて、アドリーヌには「男に負けた伯爵令嬢」というとんでもない異名がくっついていた。
頭を抱えるものの、平平凡凡な伯爵家の次女に良縁が来るはずもなく……。
このままだったら嫁かず後家か修道女か、はたまた年の離れた男寡の後妻に収まるのが関の山だろうと諦めていたので、噂が鎮まるまで領地でのんびりと暮らそうかと荷物をまとめていたら、数日後、婚約破棄宣言をしてくれた元凶フェヴァンがやった来た。
そして「結婚してください」とプロポーズ。どうやら彼は、アドリーヌにおかしな噂が経ってしまったことへの責任を感じており、本当の婚約者との婚約破棄がまとまった直後にアドリーヌの元にやって来たらしい。
「わたし、責任と結婚はしません」
アドリーヌはきっぱりと断るも、フェヴァンは諦めてくれなくて……。
ルヴェシウス侯爵家のパーティーで、アドリーヌ・カンブリーヴ伯爵令嬢は、突然別人の名前で婚約破棄を宣言され、とんでもないカミングアウトをされた。
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そのあと、フェヴァンとルヴェシウス侯爵夫妻から丁重に詫びを受けてその日は家に帰ったものの、どうやら、パーティーでの婚約破棄騒動は瞬く間に社交界の噂になってしまったらしい。
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このままだったら嫁かず後家か修道女か、はたまた年の離れた男寡の後妻に収まるのが関の山だろうと諦めていたので、噂が鎮まるまで領地でのんびりと暮らそうかと荷物をまとめていたら、数日後、婚約破棄宣言をしてくれた元凶フェヴァンがやった来た。
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面白くて一気読みしてしまいました。あと1〜2周してきます。
意外と皆さんのコメントがヒーローに辛口。
ヒーローいいと思うんですけどね。貴族社会で責任とって婚約→結婚てよく有るというか。
一度不名誉な噂、特に女性は今後の婚活に多大な影響がでますし。ある意味私は誠実なのでは?と思いました。
個人的には姉婚約者のほうがヒドって思ってます。
いわゆるおもしれー枠から気になって好きになってヒロインに強引に(外堀はガチガチに固められてたけど)は婚約して来なかったですしね。
ヒロインもヒーローにちゃんと惹かれてのハピエンはよかったです。次回作も楽しみにしております。寒くなってきましたのでどうかお体ご自愛下さい。
ありがとうございます!
hisame930030様も、お体に気を付けて楽しい年末年始をお迎えくださいませ(#^^#)
あれ?完結って1部完?
続きは検討中です(;^_^A
ご返信ありがとうございます!
しかし自分、秘境ってなに?!卑怯、です
アドリエンヌは卑怯ですっ!(^◇^;)笑
ふふ、大丈夫です!
変換間違いだろうなと思ってました(笑)
わたしもよく変換間違いします~(≧▽≦)
アドリーヌ!やっちゃってー!
秘境なアドリエンヌにギャフンを!😠
感想ありがとうございます(≧▽≦)
感想ありがとうございます(*^^*)
感想ありがとうございます!
楽しく読ませていただいています。続きが早く読みたいです。
ひとつだけ、1話1話のタイトルの上にある作品のタイトル名が間違っていると思いますので、ご確認をお願いします。
ありがとうございます(*^^*)
章タイトルではわざと「その後」を外しているのです。紛らわしくてすみません(;'∀')
感想ありがとうございます(*^^*)
いつも楽しく読ませて頂いていますm(_ _)m
これは新聞社を名誉毀損で訴えて、
慰謝料ガッツリ請求する案件ですね!
売り上げを考えたんだろうけど
事実を正しく伝えていない時点で、
まともな人ほどその新聞社は信頼できないってなりますよね~
もうアウトでしょう?
あ、タブロイドなのかな?
でも、お貴族様がタブロイド取ってるの?
感想ありがとうございます(*^^*)
お貴族様も大衆誌は読むんですよ(〃艸〃)情報収集とお茶会のネタ探しで
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