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第1章 創天国の誕生
02.大神の誕生(現代における考察)
しおりを挟むまず創天国の誕生についてですが、余りにも非現実的な物であると皆様もお思いでしょう。
ですが、この神話とも言える出来事を創天国の人々は何と幕末の頃までは事実であったと誰もが信じていたと言います。
やがて長く続いた幕府政権が終わりを告げ、時代は近世へと突入します。
この頃になると創天国でも技術の革新などの近代化により、様々な発展を遂げます。
それに伴い経済学者や地政学者、歴史学者など様々な分野の学者たちも登場し始めました。
そうした事もあり、この現代において創天国建国の真実がようやく少しずつ見え始めたようです。
①創天大神の存在
創天大神は、創天列島より離れた場所に位置する大陸から移住してきた渡来人であったという説が現在では有力です。
その時代の大陸では既に文明が栄えており、新たな土地を求めて航海を試みる者たちが多かったと言われています。
②創天御所の建設
移住した創天大神は、初めに自身の住まいを建設します。
この時に母国の建築技術を用いたと思われる箇所が随所に見られた事から、創天大神は大陸から渡来してきたものであると現代では推測されています。
さらに御所の中央部に天高くそびえる杖のような建造物についてですが、こちらとよく似た塔の建造物が大陸にも存在していたという事もあってか、この説は非常に有力なものと言えましょう。
③国民の誕生
創天大神と共に創天国へ移住を行った者たちが各地に散らばり、生活を始めたものであろうと思われます。
航海技術もそれほど発達していなかったであろう時代に海を超えて新天地を見つけるなどは皆無に等しく、大変な危険が伴いました。
しかし、彼らはその事も承知の上で創天大神と共に海を渡ったわけです。
この事からも分かるように創天大神は、母国ではかなりの人望を持った指導者だったのではないかと言う見解がなされています。
また、当時の大陸での権力争いに破れた創天大神が部下たちと共に逃亡した末、創天列島に流れ着いたものであると言う説を唱える学者も存在していますが、いずれにせよ真相ははっきりしていません。
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