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第6章 風雲志太家編
54.柳城攻め(1)
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軍議の翌日、祐藤の号令により志太軍と秋庭軍が挙兵し、共に柳城で合流。
やがて侵攻の様子を察知した柊軍は、柳城より出城。
両軍は柳の地で睨み合いとなった。
・柳城攻め
志太・秋庭連合軍 対 柊軍
志太軍(総兵数 10,000人)
志太家総大将「志太 祐藤」
志太家軍師「口羽 崇数」
志太家武将「口羽 崇冬」
志太家武将「蛭間 玄名」
計 8,000人
秋庭軍
秋庭家総大将「秋庭 家春」
秋庭家武将「今村 晴正」
計 2,000人
柊軍(総兵数 10,000人)
柊家総大将「柊 晴清」
柊家武将「平岡 実幸」
計 12,000人
祐藤
「うむ、これで全軍揃ったようじゃな。」
家春
「はっ、我が軍も微力ながら志太軍に加勢させていただきますぞ。」
崇数
「こたびの戦は、柊晴清殿の手並み拝見といきましょうぞ。軍師としての腕がなりますな。」
それぞれが思い思いの言葉を胸に、柳の地を踏んでいた。
祐藤
「では、これより攻撃を開始致す。皆の者よ、遅れをとるでないぞ!」
祐藤は大声でそう言った後に手にした法螺貝を吹いた。
辺りにはけたたましい法螺貝の音色が響いていた。
かくして、志太軍と柊軍との戦いが幕を開けた。
その頃、柊軍の本陣では晴清が腰を上げた。
晴清
「ふむ、家春は志太家と組んでおったか。まぁ良い、共に討ち滅ぼしてやろうぞ。」
実幸
「我が軍の強さ、お見せしてやりましょう。晴清様、今こそ出撃の時にございます故、我らにご命令くださいませ。」
実幸は、晴清に出撃を促すようにそう言った。
晴清
「うむ、こちらも攻撃を開始せよ!家春よ、裏切り者には容赦はせぬぞ。覚悟して首を洗って待っておるが良い。」
晴清の号令により、柊軍も進軍を開始した 。
今回の戦いにおいての兵数の差は、柊軍がやや有利といったところではあった。
だが、志太軍には名軍師と名高い崇数とその嫡男である崇冬親子が出陣している。
さらには投降の説得を得意とする玄名もこの戦いに参戦しており、人材面では志太家が有利に見える。
そうした事から両者は、ほぼ互角の兵力と言っても良い。
まず始めに、崇冬と実幸の軍勢との戦いとなった。
崇冬
「拙者は志太家 軍師 口羽崇数が嫡男 口羽崇冬にござる。領民を苦しめる悪政を敷く柊家を我らが成敗致す故、覚悟なされよ。」
崇冬は、実幸らの軍勢に向けて口上を述べた。
実幸
「拙者は柊家 家臣 平岡実幸である。お主のような小童がこの柊家を成敗とな。面白い、やってみるが良い。」
それに対して実幸も挑戦的な態度で口上を述べ、崇冬の軍勢目掛けて突撃した。
実幸の軍勢による攻撃を受け、崇冬の軍勢では多数の負傷者が出始めていた。
混乱状態とまではいかないものの、崇冬の軍勢は少々戸惑い始めていた。
その様子を見た崇冬は、手にした刀を真上に掲げた。
崇冬
「ええいっ!口羽を舐めるでない!我らの力を見せつけてやれ!皆の者よ、かかれえぇっ!」
崇冬は、自身の軍勢に対して鼓舞激励の言葉を大声で贈っていた。
すると崇冬の軍勢はたちまち勢いを取り戻し、実幸の兵たちを次々と攻撃し始めた。
実幸
「ほう、その若さで軍勢の統率がそこまで出来るとは大したものよ。これは面白くなってきたな。」
実幸は興奮した様子でそう言った。
やがて侵攻の様子を察知した柊軍は、柳城より出城。
両軍は柳の地で睨み合いとなった。
・柳城攻め
志太・秋庭連合軍 対 柊軍
志太軍(総兵数 10,000人)
志太家総大将「志太 祐藤」
志太家軍師「口羽 崇数」
志太家武将「口羽 崇冬」
志太家武将「蛭間 玄名」
計 8,000人
秋庭軍
秋庭家総大将「秋庭 家春」
秋庭家武将「今村 晴正」
計 2,000人
柊軍(総兵数 10,000人)
柊家総大将「柊 晴清」
柊家武将「平岡 実幸」
計 12,000人
祐藤
「うむ、これで全軍揃ったようじゃな。」
家春
「はっ、我が軍も微力ながら志太軍に加勢させていただきますぞ。」
崇数
「こたびの戦は、柊晴清殿の手並み拝見といきましょうぞ。軍師としての腕がなりますな。」
それぞれが思い思いの言葉を胸に、柳の地を踏んでいた。
祐藤
「では、これより攻撃を開始致す。皆の者よ、遅れをとるでないぞ!」
祐藤は大声でそう言った後に手にした法螺貝を吹いた。
辺りにはけたたましい法螺貝の音色が響いていた。
かくして、志太軍と柊軍との戦いが幕を開けた。
その頃、柊軍の本陣では晴清が腰を上げた。
晴清
「ふむ、家春は志太家と組んでおったか。まぁ良い、共に討ち滅ぼしてやろうぞ。」
実幸
「我が軍の強さ、お見せしてやりましょう。晴清様、今こそ出撃の時にございます故、我らにご命令くださいませ。」
実幸は、晴清に出撃を促すようにそう言った。
晴清
「うむ、こちらも攻撃を開始せよ!家春よ、裏切り者には容赦はせぬぞ。覚悟して首を洗って待っておるが良い。」
晴清の号令により、柊軍も進軍を開始した 。
今回の戦いにおいての兵数の差は、柊軍がやや有利といったところではあった。
だが、志太軍には名軍師と名高い崇数とその嫡男である崇冬親子が出陣している。
さらには投降の説得を得意とする玄名もこの戦いに参戦しており、人材面では志太家が有利に見える。
そうした事から両者は、ほぼ互角の兵力と言っても良い。
まず始めに、崇冬と実幸の軍勢との戦いとなった。
崇冬
「拙者は志太家 軍師 口羽崇数が嫡男 口羽崇冬にござる。領民を苦しめる悪政を敷く柊家を我らが成敗致す故、覚悟なされよ。」
崇冬は、実幸らの軍勢に向けて口上を述べた。
実幸
「拙者は柊家 家臣 平岡実幸である。お主のような小童がこの柊家を成敗とな。面白い、やってみるが良い。」
それに対して実幸も挑戦的な態度で口上を述べ、崇冬の軍勢目掛けて突撃した。
実幸の軍勢による攻撃を受け、崇冬の軍勢では多数の負傷者が出始めていた。
混乱状態とまではいかないものの、崇冬の軍勢は少々戸惑い始めていた。
その様子を見た崇冬は、手にした刀を真上に掲げた。
崇冬
「ええいっ!口羽を舐めるでない!我らの力を見せつけてやれ!皆の者よ、かかれえぇっ!」
崇冬は、自身の軍勢に対して鼓舞激励の言葉を大声で贈っていた。
すると崇冬の軍勢はたちまち勢いを取り戻し、実幸の兵たちを次々と攻撃し始めた。
実幸
「ほう、その若さで軍勢の統率がそこまで出来るとは大したものよ。これは面白くなってきたな。」
実幸は興奮した様子でそう言った。
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