66 / 549
第4章 家督相続編
36.将軍守護職任命
しおりを挟む
池山の戦いから数日が経ち、祐村は三浦宮御所の三浦将軍家の元を訪ねていた。
祐晴
「祐村殿よ、こたびの戦いぶりは実に天晴であった。心から礼を言うぞよ。」
祐村
「ありがたきお言葉にございます。我らは三浦将軍家のご繁栄を願ってのことでございます。」
祐晴は、白河家という将軍家を脅かす脅威になりかねない存在を志太家が早々に排除したことに非常に感謝をしている様子であった。
もっとも、この脅威になりかねないという存在であることを将軍家に植え付けたのは、志太家の策略によるものではあったが。
祐晴
「そこでじゃが白河が無くなった現在、将軍守護職の役職が空いてしまった。今後は志太家がその役目を果たしてもらおうと考えておる。どうじゃ、引き受けてはくれぬか。」
祐村
「祐晴様、我らには勿体無いお言葉でございます。しかし、今後の将軍家の為であらば喜んでお引き受け申します。」
こうして志太家は、白河家より代々続いていた将軍守護職の役職を手にした。
志太家が将軍守護職に就いたという情報は、あっという間に全国に知れ渡り、周辺大名国からは簡単に手出しが出来ないという状態を作り出したこととなり、今後の天下統一を進めていくうえでの大きな一歩となった。
祐晴
「祐村殿よ、こたびの戦いぶりは実に天晴であった。心から礼を言うぞよ。」
祐村
「ありがたきお言葉にございます。我らは三浦将軍家のご繁栄を願ってのことでございます。」
祐晴は、白河家という将軍家を脅かす脅威になりかねない存在を志太家が早々に排除したことに非常に感謝をしている様子であった。
もっとも、この脅威になりかねないという存在であることを将軍家に植え付けたのは、志太家の策略によるものではあったが。
祐晴
「そこでじゃが白河が無くなった現在、将軍守護職の役職が空いてしまった。今後は志太家がその役目を果たしてもらおうと考えておる。どうじゃ、引き受けてはくれぬか。」
祐村
「祐晴様、我らには勿体無いお言葉でございます。しかし、今後の将軍家の為であらば喜んでお引き受け申します。」
こうして志太家は、白河家より代々続いていた将軍守護職の役職を手にした。
志太家が将軍守護職に就いたという情報は、あっという間に全国に知れ渡り、周辺大名国からは簡単に手出しが出来ないという状態を作り出したこととなり、今後の天下統一を進めていくうえでの大きな一歩となった。
0
佐村孫千Webサイト
https://samuramagosen.themedia.jp/
https://samuramagosen.themedia.jp/
お気に入りに追加
98
あなたにおすすめの小説

無職ニートの俺は気が付くと聯合艦隊司令長官になっていた
中七七三
ファンタジー
■■アルファポリス 第1回歴史・時代小説大賞 読者賞受賞■■
無職ニートで軍ヲタの俺が太平洋戦争時の聯合艦隊司令長官となっていた。
これは、別次元から来た女神のせいだった。
その次元では日本が勝利していたのだった。
女神は、神国日本が負けた歴史の世界が許せない。
なぜか、俺を真珠湾攻撃直前の時代に転移させ、聯合艦隊司令長官にした。
軍ヲタ知識で、歴史をどーにかできるのか?
日本勝たせるなんて、無理ゲーじゃねと思いつつ、このままでは自分が死ぬ。
ブーゲンビルで機上戦死か、戦争終わって、戦犯で死刑だ。
この運命を回避するため、必死の戦いが始まった。
参考文献は、各話の最後に掲載しています。完結後に纏めようかと思います。
使用している地図・画像は自作か、ライセンスで再利用可のものを検索し使用しています。
表紙イラストは、ヤングマガジンで賞をとった方が画いたものです。
旧陸軍の天才?に転生したので大東亜戦争に勝ちます
竹本田重朗
ファンタジー
転生石原閣下による大東亜戦争必勝論
東亜連邦を志した同志達よ、ごきげんようである。どうやら、私は旧陸軍の石原莞爾に転生してしまったらしい。これは神の思し召しなのかもしれない。どうであれ、現代日本のような没落を回避するために粉骨砕身で働こうじゃないか。東亜の同志と手を取り合って真なる独立を掴み取るまで…
※超注意書き※
1.政治的な主張をする目的は一切ありません
2.そのため政治的な要素は「濁す」又は「省略」することがあります
3.あくまでもフィクションのファンタジーの非現実です
4.そこら中に無茶苦茶が含まれています
5.現実的に存在する如何なる国家や地域、団体、人物と関係ありません
6.カクヨムとマルチ投稿
以上をご理解の上でお読みください

ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる