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異性のトイレへ

### **男子トイレの試練**  

美咲は隆司の体で街を歩いていた。健太との入れ替わりにはだいぶ慣れたものの、今回は隆司の体。男としての振る舞いにも気をつけなければいけない。  

ところが、突然―― **尿意** が襲ってきた。  

（やばい…トイレ行かなきゃ…！）  

周囲を見渡すと、公園の公衆トイレが目に入った。美咲は一瞬 **女子トイレ** に向かおうとしたが、すぐに「自分は今、隆司の体なんだ」と思い直し、意を決して **男子トイレ** に足を踏み入れた。  

（ここで慌てず、自然に…！）  

中に入ると、すぐに目に飛び込んできたのは **ずらりと並ぶ小便器** 。  

（うわっ…！本当に男子トイレだ…！）  

普段なら個室を使うところだが、ここで個室に入ると「大」をしに来たと思われるかもしれない。それに、男子トイレの使い方にも慣れておくべきかもしれない。  

（ええい！やるしかない！）  

周りを気にしつつ、空いている小便器の前に立つ。隣には他の男性が用を足している。美咲は緊張しながらも、 **「男らしい立ち方」** を意識し、チャックを下ろした。  

（なるほど、こうやるのね…）  

最初は戸惑ったが、意外とスムーズに用を足すことができた。  

（な、なんとかできた…！）  

美咲は「バレていないか？」と周りを気にしつつ、なるべく **自然な動き** でジッパーを上げ、水を流し、手を洗ってトイレを後にした。  

外に出ると、思わず **安堵のため息** をつく。  

（男子トイレ…意外とハードル高かった…）  

美咲は少し **男子としての自信** を得た気がしたが、もう一度やりたいかと聞かれれば、答えは **NO** だった。


### **女子トイレへの挑戦**  

健太は美咲の体で街を歩いていた。慣れないヒールに気をつけながら、なるべく **女性らしく振る舞う** ことを意識していたが、突然―― **尿意** が襲ってきた。  

（やばい…トイレ行きたい…！）  

男子のときなら、どこでも気軽にトイレに入っていた。しかし今は **美咲の体** 。入るべきは **女子トイレ** だ。  

（マジか…人生初の女子トイレ…！）  

周囲をキョロキョロ見渡し、ショッピングモールの女子トイレを発見する。  

（深呼吸して、落ち着け…自分は女…自分は女…）  

意を決して、恐る恐る女子トイレの入り口をくぐる。  

中に入ると、男子トイレとは **まるで別世界** だった。清潔で明るく、鏡の前では女性たちがメイク直しをしている。  

（すげぇ…こんな空間だったのか…）  

男子トイレのような **小便器** は当然なく、個室のドアがずらりと並んでいる。  

（どの個室に入ればいいんだ？適当に選んでいいのか…？）  

少し戸惑いながらも、空いている個室のドアを開けて中に入り、カギをかける。  

（ふぅ…ここまで来れば安心だ…）  

しかし、次の瞬間 **新たな問題** に直面した。  

（そういえば…どうやって座るんだ？）  

ズボンを下ろして立ってすることに慣れている健太にとって、スカートを履いている状態での **女子のやり方** は未知の領域だった。  

（えっと…こうか？）  

おそるおそる **スカートをめくり** 、座ってみる。  

（なるほど、こういう感じか…！）  

慣れないながらも無事に用を足し、 **トイレットペーパーの使い方** にも注意しながら拭いた。  

（やっぱり女子は大変だな…）  

終わると、スカートを直して個室を出る。  

洗面台の鏡の前では、数人の女性が髪を整えたりリップを塗ったりしていた。  

（ヤバい…！バレないように自然に振る舞わなきゃ…！）  

慌てて手を洗い、何気ない顔をしながら女子トイレを出る。  

（はぁ…ドキドキした…！）  

男子としては当たり前だった行為が、 **女子の体ではこんなにも違う** ことを実感する健太だった。