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再会と愛の決意
しおりを挟む大学生になったタクミは、変わらず女性としての生活を楽しんでいた。高校時代、男子から女子への性転換という不思議な出来事があったが、今ではその生活にもすっかり馴染み、日々の生活を充実させていた。そんなある日、タクミは同じ大学に進学していたサクラと偶然再会した。
再会したサクラは、彼が知っていた高校時代のサクラとはまったく異なる男性の姿になっていた。タクミが彼の話を聞くと、サクラも大学に進学した後、性転換を経験していたことがわかった。お互いの変化に驚きつつも、高校時代の親友としての絆はそのままで、二人はすぐに旧交を温めた。
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### 恋愛関係への発展
再会をきっかけに、タクミとサクラは大学の講義を一緒に受けたり、休日には街でデートのように遊んだりするようになった。タクミにとってサクラは親友としての安心感があったが、次第に彼に対する気持ちが親友以上のものになっていることに気がついた。サクラも同じように、タクミに対して特別な感情を抱き始めていた。
ある日、サクラは夕日が差し込む公園で、静かにタクミの手を握り、こう告げた。
「タクミ、君とはこれからも一緒に過ごしていきたい。ずっと親友だったけれど、今ではそれ以上の存在になっている。僕と一緒に未来を築いていかないか?」
タクミはその言葉に感動し、涙ぐみながら頷いた。「私も同じ気持ちだよ、サクラ。あなたと一緒にいることが、私にとって一番幸せだから…」
こうして二人は正式に恋人同士として歩み始め、卒業を前にして結婚を決意した。
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### 結婚と新たな家族
大学卒業後、タクミとサクラは正式に結婚した。二人は幸せな新婚生活を送り、共に夢を語り合いながら家庭を築いていった。そして数年後、タクミが妊娠をしたことが判明した。
医師からの診断を受けたタクミは、最初は驚きを隠せなかったが、次第に母親としての自覚が芽生え始めた。サクラもその知らせを聞いて目を輝かせ、タクミを優しく抱きしめた。
「僕たち、親になるんだね…」と、サクラが穏やかに言うと、タクミは笑顔で答えた。「うん、あなたとの子供だと思うと、不思議とすごく安心するの。」
二人は共に手を取り合い、新しい命の誕生を心待ちにしながら、これからの家族としての未来を楽しみにしていた。
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