54 / 83
1940年代の戦争
しおりを挟む
「お会いしたかったので嬉しいです」
北山は佐久田を見て嬉しそうに言った。
ミッドウェーで一時敗色濃厚と見られながらも盛り返し、米軍の反撃をはね除けた。
本格的な反攻が始まってからも、見事な後退戦を見せた佐久田を北山は評価していた。
「どうして私に会えてうれしいのでしょうか?」
「貴方以上に経済的観点から合理的に戦う方はいませんから」
戦争の中枢にいるだけに北山の耳には様々な情報が入ってくる。
特に佐久田の話は多い。
ミッドウェー以降、あの大敗北にもかかわらず、米軍の反攻を抑えたことで有名だったからだ。
特に、インド洋で拿捕した商船を回してくれたお陰で、輸送量が増えたことは喜ばしかった。
日本国内のみならず、占領地への輸出も増えて、各国の世情も安定している。
円滑に現地の物資を調達――略奪せずに済んでいるのは日本から送り出した物品による対価を支払えるからだ。
その意味で商船の増加をもたらした佐久田は北山にとって恩人であり一度会いたい人物だった。
「貴方を見込んで頼みたいことがあります」
「何でしょう」
「日本を勝たせることはできませんか?」
「無理です。日本は勝てません」
「勝てませんか?」
明確に日本が勝てないと断言した佐久田に北山は確認するように尋ねた。
「あなたは天才作戦家と聞いていたのですが」
「多少優勢な相手に勝てる程度の能力しかありません。圧倒的な物量差では押し潰されるしかありません」
「マリアナで引き分けに持ち込めましたが」
「負けですよ。失陥したのに勝利などと言えません。アメリカは大量の武器を、戦力を投入してきます。これ以上は無理です。第一」
「第一?」
「日本にこれ以上の生産力は無いでしょう」
「確かに」
北山は認めた。
生産工場の自動化をすすめたり占領地に工場を作り住民に物資を作らせているが、もはや限界だ。
熟練工の数が足りないし、婦女子を動員しても素人であり質が劣る。
そもそも、生産を拡大するだけの資源が少ない。
何とか資源開発を行っているが、産業資材を兵器生産に奪われている状況では拡大が見込めない。
日本の戦力は現時点が最大と言えた。
「何とか講和できませんか?」
日本の現状を踏まえて佐久田は企画院参与官である北山に尋ねた。
「軍人がそれを言うのか?」
「軍人が政治外交に口を出すのはタブーとされています。しかし戦争は戦場で終わる事は無く、外交で決まります。敵を殲滅したところで終わりません」
佐久田の言葉は事実だった。
何故なら今は総力戦の時代であり、例えアメリカ太平洋艦隊を全滅させても終わらない。
現に対米開戦時に真珠湾で戦艦全てを沈めても終わらなかった。普通なら戦力の過半を失ったら戦争など出来ない。例え全てのアメリカ空母を沈めていたとしても同じだろう。
生産力が大きくなりすぎているため、直ぐに動員と生産で戦力を回復してしまう、いや開戦時以上の戦力を作ってしまった。
先の大戦でも初頭に東部戦線のタンネンベルク会戦でロシア第二軍一七万が死傷あるいは捕虜になった。
かつてならこれでロシアは終わり戦争から脱落していた。
だがそれからロシアは三年も戦い続けた。
一七万もの損害を動員で補ったのだ。その後負けても動員で補充した。
最終的にロシアが負けたのは動員に国が耐えられなくなり、国民が困窮し革命を起こしたからだ。
結局今の戦争は1940年代の消耗戦であり、どちらが先に息切れするかが総力戦だ。
この傾向は世界大戦より前、ナポレオン戦争の第一次イタリア戦役から見られる。
ナポレオンが幾度もオーストリア軍を撃破しても、その度に動員してオーストリア軍は復活しナポレオンに挑んできた。
最後はオーストリアが折れて講和した。
国家の生産力、国力が増大した結果、一度の改選で壊滅的打撃を受けようと再建してしまう。
一八〇〇年前後からそうなのだ。
世界大戦――後に第一次世界大戦と呼ばれる戦いではそんな海戦を四年の内に何度も行ったため莫大な被害になった。
それを止めるのは決戦ではなく外交だ。
決戦は外交交渉の為の材料に過ぎない。
佐久田はそれを理解していたし北山も理解していた。
日露戦争という世界初の総力戦を研究し、先の大戦をその目で見ていた北山には己の限界、生産力の限界があり、それをカバーできるのは外交による講和しかないと考えていた。
「ダメだな」
しかし、北山は首を横に振った。
「アメリカも被害は大きいが、カサブランカ会談の無条件降伏要求がある。大統領が国民に言ってしまったんだ。事実上の公約であり、これを破ればルーズベルト大統領といえどアメリカ国民の支持を失い一〇月の選挙でも敗北もあり得る。絶対に大統領は譲らないだろう」
「アメリカの被害が大きくてもですか」
「確かにマリアナの被害は大きい。だが米軍はマリアナを占領した。アメリカ国民はアメリカの勝利と見ている。戦争に十分勝てると考えている」
度々敗北しているアメリカだったが、補充できるだけの損害に収まっており、反攻開始後着実に占領地を取り戻していた。
ソロモンを奪回した後、中部太平洋へ進出。
日本の信託委任統治領、外南洋を占領。
そして日本を空襲圏に収められるマリアナを占領した。
確実に勝利に向かっており、アメリカ国民が意気消沈する要素はなかった。
「ですが戦争を終わらせなければなりません」
「その通りだ。できる方法はあるか?」
「無条件降伏」
佐久田の言葉に室内に衝撃が走り沈黙した。
北山は佐久田を見て嬉しそうに言った。
ミッドウェーで一時敗色濃厚と見られながらも盛り返し、米軍の反撃をはね除けた。
本格的な反攻が始まってからも、見事な後退戦を見せた佐久田を北山は評価していた。
「どうして私に会えてうれしいのでしょうか?」
「貴方以上に経済的観点から合理的に戦う方はいませんから」
戦争の中枢にいるだけに北山の耳には様々な情報が入ってくる。
特に佐久田の話は多い。
ミッドウェー以降、あの大敗北にもかかわらず、米軍の反攻を抑えたことで有名だったからだ。
特に、インド洋で拿捕した商船を回してくれたお陰で、輸送量が増えたことは喜ばしかった。
日本国内のみならず、占領地への輸出も増えて、各国の世情も安定している。
円滑に現地の物資を調達――略奪せずに済んでいるのは日本から送り出した物品による対価を支払えるからだ。
その意味で商船の増加をもたらした佐久田は北山にとって恩人であり一度会いたい人物だった。
「貴方を見込んで頼みたいことがあります」
「何でしょう」
「日本を勝たせることはできませんか?」
「無理です。日本は勝てません」
「勝てませんか?」
明確に日本が勝てないと断言した佐久田に北山は確認するように尋ねた。
「あなたは天才作戦家と聞いていたのですが」
「多少優勢な相手に勝てる程度の能力しかありません。圧倒的な物量差では押し潰されるしかありません」
「マリアナで引き分けに持ち込めましたが」
「負けですよ。失陥したのに勝利などと言えません。アメリカは大量の武器を、戦力を投入してきます。これ以上は無理です。第一」
「第一?」
「日本にこれ以上の生産力は無いでしょう」
「確かに」
北山は認めた。
生産工場の自動化をすすめたり占領地に工場を作り住民に物資を作らせているが、もはや限界だ。
熟練工の数が足りないし、婦女子を動員しても素人であり質が劣る。
そもそも、生産を拡大するだけの資源が少ない。
何とか資源開発を行っているが、産業資材を兵器生産に奪われている状況では拡大が見込めない。
日本の戦力は現時点が最大と言えた。
「何とか講和できませんか?」
日本の現状を踏まえて佐久田は企画院参与官である北山に尋ねた。
「軍人がそれを言うのか?」
「軍人が政治外交に口を出すのはタブーとされています。しかし戦争は戦場で終わる事は無く、外交で決まります。敵を殲滅したところで終わりません」
佐久田の言葉は事実だった。
何故なら今は総力戦の時代であり、例えアメリカ太平洋艦隊を全滅させても終わらない。
現に対米開戦時に真珠湾で戦艦全てを沈めても終わらなかった。普通なら戦力の過半を失ったら戦争など出来ない。例え全てのアメリカ空母を沈めていたとしても同じだろう。
生産力が大きくなりすぎているため、直ぐに動員と生産で戦力を回復してしまう、いや開戦時以上の戦力を作ってしまった。
先の大戦でも初頭に東部戦線のタンネンベルク会戦でロシア第二軍一七万が死傷あるいは捕虜になった。
かつてならこれでロシアは終わり戦争から脱落していた。
だがそれからロシアは三年も戦い続けた。
一七万もの損害を動員で補ったのだ。その後負けても動員で補充した。
最終的にロシアが負けたのは動員に国が耐えられなくなり、国民が困窮し革命を起こしたからだ。
結局今の戦争は1940年代の消耗戦であり、どちらが先に息切れするかが総力戦だ。
この傾向は世界大戦より前、ナポレオン戦争の第一次イタリア戦役から見られる。
ナポレオンが幾度もオーストリア軍を撃破しても、その度に動員してオーストリア軍は復活しナポレオンに挑んできた。
最後はオーストリアが折れて講和した。
国家の生産力、国力が増大した結果、一度の改選で壊滅的打撃を受けようと再建してしまう。
一八〇〇年前後からそうなのだ。
世界大戦――後に第一次世界大戦と呼ばれる戦いではそんな海戦を四年の内に何度も行ったため莫大な被害になった。
それを止めるのは決戦ではなく外交だ。
決戦は外交交渉の為の材料に過ぎない。
佐久田はそれを理解していたし北山も理解していた。
日露戦争という世界初の総力戦を研究し、先の大戦をその目で見ていた北山には己の限界、生産力の限界があり、それをカバーできるのは外交による講和しかないと考えていた。
「ダメだな」
しかし、北山は首を横に振った。
「アメリカも被害は大きいが、カサブランカ会談の無条件降伏要求がある。大統領が国民に言ってしまったんだ。事実上の公約であり、これを破ればルーズベルト大統領といえどアメリカ国民の支持を失い一〇月の選挙でも敗北もあり得る。絶対に大統領は譲らないだろう」
「アメリカの被害が大きくてもですか」
「確かにマリアナの被害は大きい。だが米軍はマリアナを占領した。アメリカ国民はアメリカの勝利と見ている。戦争に十分勝てると考えている」
度々敗北しているアメリカだったが、補充できるだけの損害に収まっており、反攻開始後着実に占領地を取り戻していた。
ソロモンを奪回した後、中部太平洋へ進出。
日本の信託委任統治領、外南洋を占領。
そして日本を空襲圏に収められるマリアナを占領した。
確実に勝利に向かっており、アメリカ国民が意気消沈する要素はなかった。
「ですが戦争を終わらせなければなりません」
「その通りだ。できる方法はあるか?」
「無条件降伏」
佐久田の言葉に室内に衝撃が走り沈黙した。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
架空世紀「30サンチ砲大和」―― 一二インチの牙を持つレバイアサン達 ――
葉山宗次郎
歴史・時代
1936年英国の涙ぐましい外交努力と
戦艦
主砲一二インチ以下、基準排水量五万トン以下とする
などの変態的条項付与により第二次ロンドン海軍軍縮条約が日米英仏伊五カ国によって締結された世界。
世界は一時平和を享受できた。
だが、残念なことに史実通りに第二次世界大戦は勃発。
各国は戦闘状態に入った。
だが、軍縮条約により歪になった戦艦達はそのツケを払わされることになった。
さらに条約締結の過程で英国は日本への条約締結の交換条件として第二次日英同盟を提示。日本が締結したため、第二次世界大戦へ39年、最初から参戦することに
そして条約により金剛代艦枠で早期建造された大和は英国の船団護衛のため北大西洋へ出撃した
だが、ドイツでは通商破壊戦に出動するべくビスマルクが出撃準備を行っていた。
もしも第二次ロンドン海軍軍縮条約が英国案に英国面をプラスして締結されその後も様々な事件や出来事に影響を与えたという設定の架空戦記
ここに出撃
(注意)
作者がツイッターでフォローさんのコメントにインスピレーションが湧き出し妄想垂れ流しで出来た架空戦記です
誤字脱字、設定不備などの誤りは全て作者に起因します
予めご了承ください。
【新訳】帝国の海~大日本帝国海軍よ、世界に平和をもたらせ!第一部
山本 双六
歴史・時代
たくさんの人が亡くなった太平洋戦争。では、もし日本が勝てば原爆が落とされず、何万人の人が助かったかもしれないそう思い執筆しました。(一部史実と異なることがあるためご了承ください)初投稿ということで俊也さんの『re:太平洋戦争・大東亜の旭日となれ』を参考にさせて頂きました。
これからどうかよろしくお願い致します!
ちなみに、作品の表紙は、AIで生成しております。
我らの輝かしきとき ~拝啓、坂の上から~
城闕崇華研究所(呼称は「えねこ」でヨロ
歴史・時代
講和内容の骨子は、以下の通りである。
一、日本の朝鮮半島に於ける優越権を認める。
二、日露両国の軍隊は、鉄道警備隊を除いて満州から撤退する。
三、ロシアは樺太を永久に日本へ譲渡する。
四、ロシアは東清鉄道の内、旅順-長春間の南満洲支線と、付属地の炭鉱の租借権を日本へ譲渡する。
五、ロシアは関東州(旅順・大連を含む遼東半島南端部)の租借権を日本へ譲渡する。
六、ロシアは沿海州沿岸の漁業権を日本人に与える。
そして、1907年7月30日のことである。
GAME CHANGER 日本帝国1945からの逆襲
俊也
歴史・時代
時は1945年3月、敗色濃厚の日本軍。
今まさに沖縄に侵攻せんとする圧倒的戦力のアメリカ陸海軍を前に、日本の指導者達は若者達による航空機の自爆攻撃…特攻 で事態を打開しようとしていた。
「バカかお前ら、本当に戦争に勝つ気があるのか!?」
その男はただの学徒兵にも関わらず、平然とそう言い放ち特攻出撃を拒否した。
当初は困惑し怒り狂う日本海軍上層部であったが…!?
姉妹作「新訳 零戦戦記」共々宜しくお願い致します。
共に
第8回歴史時代小説参加しました!
江戸時代改装計画
城闕崇華研究所(呼称は「えねこ」でヨロ
歴史・時代
皇紀2603年7月4日、大和甲板にて。皮肉にもアメリカが独立したとされる日にアメリカ史上最も屈辱的である条約は結ばれることになった。
「では大統領、この降伏文書にサインして貰いたい。まさかペリーを派遣した君等が嫌とは言うまいね?」
頭髪を全て刈り取った男が日本代表として流暢なキングズ・イングリッシュで話していた。後に「白人から世界を解放した男」として讃えられる有名人、石原莞爾だ。
ここはトラック、言うまでも無く日本の内南洋であり、停泊しているのは軍艦大和。その後部甲板でルーズベルトは憤死せんがばかりに震えていた。
(何故だ、どうしてこうなった……!!)
自問自答するも答えは出ず、一年以内には火刑に処される彼はその人生最期の一年を巧妙に憤死しないように体調を管理されながら過ごすことになる。
トラック講和条約と称される講和条約の内容は以下の通り。
・アメリカ合衆国は満州国を承認
・アメリカ合衆国は、ウェーキ島、グアム島、アリューシャン島、ハワイ諸島、ライン諸島を大日本帝国へ割譲
・アメリカ合衆国はフィリピンの国際連盟委任独立準備政府設立の承認
・アメリカ合衆国は大日本帝国に戦費賠償金300億ドルの支払い
・アメリカ合衆国の軍備縮小
・アメリカ合衆国の関税自主権の撤廃
・アメリカ合衆国の移民法の撤廃
・アメリカ合衆国首脳部及び戦争煽動者は国際裁判の判決に従うこと
確かに、多少は苛酷な内容であったが、「最も屈辱」とは少々大げさであろう。何せ、彼らの我々の世界に於ける悪行三昧に比べたら、この程度で済んだことに感謝するべきなのだから……。
正しい歴史への直し方 =吾まだ死せず・改= ※現在、10万文字目指し増補改訂作業中!
城闕崇華研究所(呼称は「えねこ」でヨロ
歴史・時代
二度の世界大戦を無事戦勝国として過ごすことに成功した大日本帝国。同盟国であるはずのドイツ第三帝国が敗北していることを考えたらそのさじ加減は奇跡的といえた。後に行われた国際裁判において白人種が今でも「復讐裁判」となじるそれは、その実白人種のみが断罪されたわけではないのだが、白人種に下った有罪判決が大多数に上ったことからそうなじる者が多いのだろう。だが、それはクリストバル・コロンからの歴史的経緯を考えれば自業自得といえた。
昭和十九年四月二日。ある人物が連合艦隊司令長官に着任した。その人物は、時の皇帝の弟であり、階級だけを見れば抜擢人事であったのだが誰も異を唱えることはなく、むしろその采配に感嘆の声をもらした。
その人物の名は宣仁、高松宮という雅号で知られる彼は皇室が最終兵器としてとっておいたといっても過言ではない秘蔵の人物であった。着任前の階級こそ大佐であったが、事実上の日本のトップ2である。誰が反対できようものか。
そして、まもなく史実は回天する。悪のはびこり今なお不正が当たり前のようにまかり通る一人種や少数の金持ちによる腐敗の世ではなく、神聖不可侵である善君達が差配しながらも、なお公平公正である、善が悪と罵られない、誰もに報いがある清く正しく美しい理想郷へと。
そう、すなわちアメリカ合衆国という傲慢不遜にして善を僭称する古今未曾有の悪徳企業ではなく、神聖不可侵な皇室を主軸に回る、正義そのものを体現しつつも奥ゆかしくそれを主張しない大日本帝国という国家が勝った世界へと。
……少々前説が過ぎたが、本作品ではそこに至るまでの、すなわち大日本帝国がいかにして勝利したかを記したいと思う。
それでは。
とざいとーざい、語り手はそれがし、神前成潔、底本は大東亜戦記。
どなた様も何卒、ご堪能あれー……
ああ、草々。累計ポイントがそろそろ10万を突破するので、それを記念して一度大規模な増補改訂を予定しております。やっぱり、今のままでは文字数が余り多くはありませんし、第一書籍化する際には華の十万文字は越える必要があるようですからね。その際、此方にかぶせる形で公開するか別個枠を作って「改二」として公開するか、それとも同人誌などの自費出版という形で発表するかは、まだ未定では御座いますが。
なお、その際に「完結」を外すかどうかも、まだ未定で御座います。未定だらけながら、「このままでは突破は難しいか」と思っていた数字が見えてきたので、一度きちんと構えを作り直す必要があると思い、記載致しました。
→ひとまず、「改二」としてカクヨムに公開。向こうで試し刷りをしつつ、此方も近いうちに改訂を考えておきます。
第二艦隊転進ス 進路目標ハ未来
みにみ
歴史・時代
太平洋戦争末期 世界最大の46㎝という巨砲を
搭載する戦艦
大和を旗艦とする大日本帝国海軍第二艦隊 戦艦、榛名、伊勢、日向
空母天城、葛城、重巡利根、青葉、軽巡矢矧
駆逐艦涼月、冬月、花月、雪風、響、磯風、浜風、初霜、霞、朝霜、響は
日向灘沖を航行していた
そこで米潜水艦の魚雷攻撃を受け
大和や葛城が被雷 伊藤長官はGFに無断で
作戦の中止を命令し、反転佐世保へと向かう
途中、米軍の新型兵器らしき爆弾を葛城が被弾したりなどもするが
無事に佐世保に到着
しかし、そこにあったのは………
ぜひ、伊藤長官率いる第一遊撃艦隊の進む道をご覧ください
ところどころ戦術おかしいと思いますがご勘弁
どうか感想ください…心が折れそう
どんな感想でも114514!!!
批判でも結構だぜ!見られてるって確信できるだけで
モチベーション上がるから!
自作品 ソラノカケラ⦅Shattered Skies⦆と同じ世界線です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる