25 / 83
攻撃目標の選定
しおりを挟む
「敵大編隊を確認」
エンタープライズのCDCに管制官の声が響いた。
「機数は?」
ジェファーソン少佐は静かに尋ねた。疲労の色が濃いがそんなことも言っていられない。
敵艦隊を撃破しなければ味方が危うい。
「四百機以上、昨日とほぼ同数です」
「やはり来たか」
FCDOとして昨日はひどい目にあったジェファーソン少佐は静かに答えた。
敵の空襲がないと油断して直掩を下ろしてしまった。
だが今日は違う。
スプールアンス長官が増援をくれたこともあり、昨日のようなことにはならない。
「全迎撃機を上げるんだ。総力戦だ。六百機の戦闘機で撃破してやる」
「状況はどうだ?」
「非常に悪いです」
攻撃隊の通信を読んだ佐久田は山口に報告した。
すぐに報告するため、斜め読みして通信量から推計した不正確なものだったが、戦況が不利だと言うことは分かっていた。
「敵の戦闘機が多すぎます。概算で二百、下手をすれば三百。これは上空にいる戦闘機だけで敵空母に残っている機体も考えると六百でしょうか」
上空にすべての航空機を上げることはできない。
発艦スペースもそうだが燃料の補給や搭乗員の休息も考えると上空に上がっている機体のほかに同数の機体が空母で待機していると考えるのが普通だ。
「マリアナからの空襲がないので我々へ全力で迎撃にあたっているようです」
「そうか」
予想していたのか山口は落ち着いていたが、内心は苦虫を噛みつぶしたような気分だ。
先手必勝で発見次第発艦させたがマリアナの第一航空艦隊との連携を行わず、単独での攻撃では敵の迎撃が自分たちに集まってしまう。
だが、マリアナへの空襲が収まるのであれば、第一航空艦隊の出撃も近い。
「テニアン基地より報告。敵の空襲を再度受ける」
「どういうことだ!」
これには山口も驚いた。
敵は第一機動艦隊攻撃隊の迎撃に全力を尽くしているのではないのか。
どうしてマリアナを空襲する余裕があるのだ。
「しまった」
珍しく佐久田が顔をしかめつつ言った。
「どうしたのだ」
「アメリカは商船改造の護衛空母を大量に建造しています。毎週のように一隻完成し、すでに百隻ほどいます。半数ほどは大西洋に行っているでしょうが、残りは太平洋です。航空機の輸送にも使われていますが、揚陸の航空支援にも使われています」
「つまり正規空母は我々の相手をして護衛空母はマリアナへの空襲を継続して行っていると」
「はい」
佐久田の言わんとしていることを山口はすぐさま理解した。
「だが戦闘機はどこから調達したのだ」
「護衛空母の戦闘機を一時的に転属させたのでしょう。代わりに正規空母の攻撃機を護衛空母へ転属させて調整しているのでしょう」
「それでどうする、コクサ」
「護衛空母へ攻撃隊を出しましょう。我々からマリアナへ応援を送っても無意味です。このまま正規空母へ攻撃隊を送っても防空網を突破することはできません。護衛空母を撃沈しマリアナへの空襲を阻止します」
「待ちたまえ」
二人の間に参謀長の古村少将が割って入った。
「せっかく見つけた敵の正規空母を放っておくのか」
「残念ながら敵の防空網は堅固です。突破できる可能性はありません。ならばマリアナを攻撃している護衛空母群を攻撃すべきでしょう。今出ている攻撃隊の残存兵力を再建すれば、十分に打撃を与えられます」
「あんな小型艦を沈めたところで戦局に寄与しない」
古村は護衛空母攻撃を嫌がった。
商船より軍艦、中でも大型艦を攻撃する事が日本海軍は好んでいる。
商船改造の空母より正規空母を撃沈したいと望む者は多い。
だから古村の意見に同意する者が多かった。
「しかし、護衛空母から出ている攻撃隊によりマリアナが行動不能に陥っています」
だが合理主義の佐久田は、目的達成のためなら商船改造空母でも目標とし正規空母に拘泥しなかった。
「マリアナ基地攻撃を中止させるだけでも戦局は変わります。第一航空艦隊の機体だけでなく、我々の機体も上がり戦力になります」
「敵の空母を沈める好機を見逃すのか」
参謀長の意見にも一理あった。
互いに高速で移動する空母を常に捕捉し続けることは不可能に近い。
見敵必殺は、海上で敵と遭遇できる機会が少ないために海軍内で言われている面もある。
意見は平行線をたどっていたが、そのとき一つの通信文が入ってきた。
「第一航空艦隊から報告です。基地上空の制空権を確保に成功。他の基地の復旧が終了次第、敵機動部隊に空襲をかけるそうです」
「おお!」
第一航空艦隊が再び活動を再開できると知って参謀たちは喜んだ。
「これで仕留められる」
喜びに沸く司令部の中でただ一人佐久田は渋い顔をしていた。
「どうした航空参謀」
何時も表情が暗い佐久田が更に表情を暗くしているのを見た山口が尋ねた。
「いえ、何か見落としているような気がして」
戦場で何度も感じた嫌な感じだ。
様々な情報が入って来る戦場では冷静な判断をするのは無理だ。
その時、状況が悪いとき、誤った判断を下そうとしたとき背中に悪寒が走った。
合理的に考えるべき海軍士官であり誰よりも理性的であろうとする佐久田だが、悪寒がするたびに危機に陥ったため、悪寒がしたときはむりをせずに回避するようにした。おかげで前ほど戦況が不利になることはなかった。
だから、この感覚だけ、悪い予感だけは信じている。
「それが何か言えるか」
「いいえ」
だが、今は戦闘中だ。
特に航空戦は一分一秒のずれで勝敗が決まる。
ほんの十分、発艦時間がずれただけで、攻撃隊の到着が早まっただけで敵に接触できたかもしれないし、不利になることはなかったという事例は多い。
即決即断が求められる戦場であり、躊躇している時間などない。
「攻撃隊発艦用意! 第一航空艦隊とともに敵艦隊を撃破する」
山口は命令を下した。
一参謀に過ぎない佐久田にそれを制止する権限はなく、証拠もない意見を述べても採用されることはない。
ゆえに黙っていた。
エンタープライズのCDCに管制官の声が響いた。
「機数は?」
ジェファーソン少佐は静かに尋ねた。疲労の色が濃いがそんなことも言っていられない。
敵艦隊を撃破しなければ味方が危うい。
「四百機以上、昨日とほぼ同数です」
「やはり来たか」
FCDOとして昨日はひどい目にあったジェファーソン少佐は静かに答えた。
敵の空襲がないと油断して直掩を下ろしてしまった。
だが今日は違う。
スプールアンス長官が増援をくれたこともあり、昨日のようなことにはならない。
「全迎撃機を上げるんだ。総力戦だ。六百機の戦闘機で撃破してやる」
「状況はどうだ?」
「非常に悪いです」
攻撃隊の通信を読んだ佐久田は山口に報告した。
すぐに報告するため、斜め読みして通信量から推計した不正確なものだったが、戦況が不利だと言うことは分かっていた。
「敵の戦闘機が多すぎます。概算で二百、下手をすれば三百。これは上空にいる戦闘機だけで敵空母に残っている機体も考えると六百でしょうか」
上空にすべての航空機を上げることはできない。
発艦スペースもそうだが燃料の補給や搭乗員の休息も考えると上空に上がっている機体のほかに同数の機体が空母で待機していると考えるのが普通だ。
「マリアナからの空襲がないので我々へ全力で迎撃にあたっているようです」
「そうか」
予想していたのか山口は落ち着いていたが、内心は苦虫を噛みつぶしたような気分だ。
先手必勝で発見次第発艦させたがマリアナの第一航空艦隊との連携を行わず、単独での攻撃では敵の迎撃が自分たちに集まってしまう。
だが、マリアナへの空襲が収まるのであれば、第一航空艦隊の出撃も近い。
「テニアン基地より報告。敵の空襲を再度受ける」
「どういうことだ!」
これには山口も驚いた。
敵は第一機動艦隊攻撃隊の迎撃に全力を尽くしているのではないのか。
どうしてマリアナを空襲する余裕があるのだ。
「しまった」
珍しく佐久田が顔をしかめつつ言った。
「どうしたのだ」
「アメリカは商船改造の護衛空母を大量に建造しています。毎週のように一隻完成し、すでに百隻ほどいます。半数ほどは大西洋に行っているでしょうが、残りは太平洋です。航空機の輸送にも使われていますが、揚陸の航空支援にも使われています」
「つまり正規空母は我々の相手をして護衛空母はマリアナへの空襲を継続して行っていると」
「はい」
佐久田の言わんとしていることを山口はすぐさま理解した。
「だが戦闘機はどこから調達したのだ」
「護衛空母の戦闘機を一時的に転属させたのでしょう。代わりに正規空母の攻撃機を護衛空母へ転属させて調整しているのでしょう」
「それでどうする、コクサ」
「護衛空母へ攻撃隊を出しましょう。我々からマリアナへ応援を送っても無意味です。このまま正規空母へ攻撃隊を送っても防空網を突破することはできません。護衛空母を撃沈しマリアナへの空襲を阻止します」
「待ちたまえ」
二人の間に参謀長の古村少将が割って入った。
「せっかく見つけた敵の正規空母を放っておくのか」
「残念ながら敵の防空網は堅固です。突破できる可能性はありません。ならばマリアナを攻撃している護衛空母群を攻撃すべきでしょう。今出ている攻撃隊の残存兵力を再建すれば、十分に打撃を与えられます」
「あんな小型艦を沈めたところで戦局に寄与しない」
古村は護衛空母攻撃を嫌がった。
商船より軍艦、中でも大型艦を攻撃する事が日本海軍は好んでいる。
商船改造の空母より正規空母を撃沈したいと望む者は多い。
だから古村の意見に同意する者が多かった。
「しかし、護衛空母から出ている攻撃隊によりマリアナが行動不能に陥っています」
だが合理主義の佐久田は、目的達成のためなら商船改造空母でも目標とし正規空母に拘泥しなかった。
「マリアナ基地攻撃を中止させるだけでも戦局は変わります。第一航空艦隊の機体だけでなく、我々の機体も上がり戦力になります」
「敵の空母を沈める好機を見逃すのか」
参謀長の意見にも一理あった。
互いに高速で移動する空母を常に捕捉し続けることは不可能に近い。
見敵必殺は、海上で敵と遭遇できる機会が少ないために海軍内で言われている面もある。
意見は平行線をたどっていたが、そのとき一つの通信文が入ってきた。
「第一航空艦隊から報告です。基地上空の制空権を確保に成功。他の基地の復旧が終了次第、敵機動部隊に空襲をかけるそうです」
「おお!」
第一航空艦隊が再び活動を再開できると知って参謀たちは喜んだ。
「これで仕留められる」
喜びに沸く司令部の中でただ一人佐久田は渋い顔をしていた。
「どうした航空参謀」
何時も表情が暗い佐久田が更に表情を暗くしているのを見た山口が尋ねた。
「いえ、何か見落としているような気がして」
戦場で何度も感じた嫌な感じだ。
様々な情報が入って来る戦場では冷静な判断をするのは無理だ。
その時、状況が悪いとき、誤った判断を下そうとしたとき背中に悪寒が走った。
合理的に考えるべき海軍士官であり誰よりも理性的であろうとする佐久田だが、悪寒がするたびに危機に陥ったため、悪寒がしたときはむりをせずに回避するようにした。おかげで前ほど戦況が不利になることはなかった。
だから、この感覚だけ、悪い予感だけは信じている。
「それが何か言えるか」
「いいえ」
だが、今は戦闘中だ。
特に航空戦は一分一秒のずれで勝敗が決まる。
ほんの十分、発艦時間がずれただけで、攻撃隊の到着が早まっただけで敵に接触できたかもしれないし、不利になることはなかったという事例は多い。
即決即断が求められる戦場であり、躊躇している時間などない。
「攻撃隊発艦用意! 第一航空艦隊とともに敵艦隊を撃破する」
山口は命令を下した。
一参謀に過ぎない佐久田にそれを制止する権限はなく、証拠もない意見を述べても採用されることはない。
ゆえに黙っていた。
0
お気に入りに追加
56
あなたにおすすめの小説
江戸時代改装計画
華研えねこ
歴史・時代
皇紀2603年7月4日、大和甲板にて。皮肉にもアメリカが独立したとされる日にアメリカ史上最も屈辱的である条約は結ばれることになった。
「では大統領、この降伏文書にサインして貰いたい。まさかペリーを派遣した君等が嫌とは言うまいね?」
頭髪を全て刈り取った男が日本代表として流暢なキングズ・イングリッシュで話していた。後に「白人から世界を解放した男」として讃えられる有名人、石原莞爾だ。
ここはトラック、言うまでも無く日本の内南洋であり、停泊しているのは軍艦大和。その後部甲板でルーズベルトは憤死せんがばかりに震えていた。
(何故だ、どうしてこうなった……!!)
自問自答するも答えは出ず、一年以内には火刑に処される彼はその人生最期の一年を巧妙に憤死しないように体調を管理されながら過ごすことになる。
トラック講和条約と称される講和条約の内容は以下の通り。
・アメリカ合衆国は満州国を承認
・アメリカ合衆国は、ウェーキ島、グアム島、アリューシャン島、ハワイ諸島、ライン諸島を大日本帝国へ割譲
・アメリカ合衆国はフィリピンの国際連盟委任独立準備政府設立の承認
・アメリカ合衆国は大日本帝国に戦費賠償金300億ドルの支払い
・アメリカ合衆国の軍備縮小
・アメリカ合衆国の関税自主権の撤廃
・アメリカ合衆国の移民法の撤廃
・アメリカ合衆国首脳部及び戦争煽動者は国際裁判の判決に従うこと
確かに、多少は苛酷な内容であったが、「最も屈辱」とは少々大げさであろう。何せ、彼らの我々の世界に於ける悪行三昧に比べたら、この程度で済んだことに感謝するべきなのだから……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
小沢機動部隊
ypaaaaaaa
歴史・時代
1941年4月10日に世界初の本格的な機動部隊である第1航空艦隊の司令長官が任命された。
名は小沢治三郎。
年功序列で任命予定だった南雲忠一中将は”自分には不適任”として望んで第2艦隊司令長官に就いた。
ただ時局は引き返すことが出来ないほど悪化しており、小沢は戦いに身を投じていくことになる。
毎度同じようにこんなことがあったらなという願望を書き綴ったものです。
楽しんで頂ければ幸いです!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
皇国の栄光
ypaaaaaaa
歴史・時代
1929年に起こった世界恐慌。
日本はこの影響で不況に陥るが、大々的な植民地の開発や産業の重工業化によっていち早く不況から抜け出した。この功績を受け犬養毅首相は国民から熱烈に支持されていた。そして彼は社会改革と並行して秘密裏に軍備の拡張を開始していた。
激動の昭和時代。
皇国の行く末は旭日が輝く朝だろうか?
それとも47の星が照らす夜だろうか?
趣味の範囲で書いているので違うところもあると思います。
こんなことがあったらいいな程度で見ていただくと幸いです
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
日本が危機に?第二次日露戦争
杏
歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。
なろう、カクヨムでも連載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/history.png?id=c54a38c2a36c3510c993)
大日本帝国領ハワイから始まる太平洋戦争〜真珠湾攻撃?そんなの知りません!〜
雨宮 徹
歴史・時代
1898年アメリカはスペインと戦争に敗れる。本来、アメリカが支配下に置くはずだったハワイを、大日本帝国は手中に収めることに成功する。
そして、時は1941年。太平洋戦争が始まると、大日本帝国はハワイを起点に太平洋全域への攻撃を開始する。
これは、史実とは異なる太平洋戦争の物語。
主要登場人物……山本五十六、南雲忠一、井上成美
※歴史考証は皆無です。中には現実性のない作戦もあります。ぶっ飛んだ物語をお楽しみください。
※根本から史実と異なるため、艦隊の動き、編成などは史実と大きく異なります。
※歴史初心者にも分かりやすいように、言葉などを現代風にしています。
戦神の星・武神の翼 ~ もしも日本に2000馬力エンジンが最初からあったなら
もろこし
歴史・時代
架空戦記ファンが一生に一度は思うこと。
『もし日本に最初から2000馬力エンジンがあったなら……』
よろしい。ならば作りましょう!
史実では中途半端な馬力だった『火星エンジン』を太平洋戦争前に2000馬力エンジンとして登場させます。そのために達成すべき課題を一つ一つ潰していく開発ストーリーをお送りします。
そして火星エンジンと言えば、皆さんもうお分かりですね。はい『一式陸攻』の運命も大きく変わります。
しかも史実より遙かに強力になって、さらに1年早く登場します。それは戦争そのものにも大きな影響を与えていきます。
え?火星エンジンなら『雷電』だろうって?そんなヒコーキ知りませんw
お楽しみください。
札束艦隊
蒼 飛雲
歴史・時代
生まれついての勝負師。
あるいは、根っからのギャンブラー。
札田場敏太(さつたば・びんた)はそんな自身の本能に引きずられるようにして魑魅魍魎が跋扈する、世界のマーケットにその身を投じる。
時は流れ、世界はその混沌の度を増していく。
そのような中、敏太は将来の日米関係に危惧を抱くようになる。
亡国を回避すべく、彼は金の力で帝国海軍の強化に乗り出す。
戦艦の高速化、ついでに出来の悪い四姉妹は四一センチ砲搭載戦艦に改装。
マル三計画で「翔鶴」型空母三番艦それに四番艦の追加建造。
マル四計画では戦時急造型空母を三隻新造。
高オクタン価ガソリン製造プラントもまるごと買い取り。
科学技術の低さもそれに工業力の貧弱さも、金さえあればどうにか出来る!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる