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攫われたロミと聖女ルーン
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僕はチャーチル教に攫われて地下牢に入れられて丸一日が経った。地下牢は真っ暗で時間の感覚がなくなるように設計されているみたいだね。僕は暇だし時間を数えることにした。
牢屋に入れられてからすぐに両手を鎖に繋がれてボロボロの服に着替えさせられた。呪文を唱えられないように猿轡を口にはめられた。こうされると僕は無力だ。何も出来ない。
ムチで叩かれる拷問を受けるが、僕は教会の力になるくらいなら死んだほうがマシだ。それに僕だって今まで帝国の役職についていたこともあるんだ。拷問くらい慣れっこさ。
今は二度目の拷問中だ。一度目と違って聞かれる内容はカノンたちの事になっていた。
「おい、いい加減に吐けよ。カノンたちが今どこにいるのか知っているのだろ。ロミよ。」
猿轡が邪魔をして喋れないとアピールする。
「しょうがないな。余計なマネをするんじゃないぞ。」
男の一人が猿轡を外した。
「たく、いつまで僕を喋られないようにするつもりだい。それじゃあ尋問をできないだろう。」
「チッうるせえ。手間を取らせるな。さっさと吐けよロミ。」
教会の男は短剣で僕の頬を叩く。脅しのつもりだろうか。
「尋問されても僕は何も知らないんだから吐きようがない。攫われてもう一日経っているんだ彼らの同行など知る由もないさ。キミたちは愚かだ。」
「愚か? 生意気だな。賢者かなにか知らないが。教会ではそんな肩書があっても優遇しないぞ。」
「僕がいつ賢者だから優遇しろって言ったのさ。キミがただ勝手に賢者の僕に嫉妬しているだけだろう。」
「いつまでもオレたちが優しくすると思ったら大間違いだぞ。」
男たちが僕の服を引き破ろうとする。
「キミたちが愚かなのは、僕を賢者だということを忘れていることだよ! 」
口でサンダーボルトと叫び呪文を発動させる。男たち三人を気絶させた。
しまった。一人だけ倒しそこねた。
取り逃した男が僕に猿轡で口を塞ぐ。失敗したね、一発で仕留められなかった。
「邪魔者もいなくなったことだし。楽しもうぜ。ロミ。」
男が気持ち悪い顔でぐへへと笑う。汚らわしい男だ。
僕はこの先に起こることを想像して目を閉じた。
男の気配を感じないし、猿轡が外された。なにがあったんだ。恐る恐る目を開けた。
「大丈夫ですか。ロミ様。」
目の前には聖女の格好をした女性が立っていた。金髪の髪に神々しい金色の目。純白の肌。どこかで見たことがある整った美形の顔。
「キミは…まさか聖女ルーンかい。久しぶりだね。」
「ええ。ご無沙汰しております。ロミ様。今、手錠を取りますから少しだけ待っていてくださいね。」
私を襲おうとした男はルーンの杖で後頭部を殴られて気絶しているみたいだ。
「ありがとう。体が痛くてしょうがなかったよ。」
「助けに来るのが遅くなりました。どうしても父上の目が逃れられなくて。回復しますね。傷もこんなに出来て…ごめんなさい。」
ルーンの父親はチャーチル二世。そうチャーチル教皇の立場にいる男だ。
「ルーンが謝ることじゃないさ。そもそも捕まった僕が悪いんだ。それでチャーチル教ではなにが起こっているんだい。ルーンは教会の悪事をなにも思っていないのかい。」
ルーンが回復する手を止めて僕の目を見た。目は真剣そのものだ。
「もちろん父上が間違えていると思っています。だからこそ止めるように動いているのですが一切聞き入れてくれません。父は数年前から変わってしまいました。私や妹とは話をしなくなり、一切の笑顔が消えた。なにかがおかしいのです。ロミ様、私はどうすえばいいのでしょうか。」
ルーンは最近の教会の動きには反対派みたいだ。
「そうか。申し訳ないことを聞いてしまったね。ここにいてはまた捕まってしまう。どこか人目につかないところはないのかい。」
「そうですね。見回りがくればロミ様が捕まりますから、この男たちを縛り上げて、入り口で待ち伏せでもしながら話しましょうか。バレたら一気に突っ切ってロミ様だけでも逃げてもらいます。」
男たち四人を手錠をかけて猿轡をした。
入り口に椅子を持ってきて見回りが来るのを警戒しながら話をする。
「人を傷つけてまで魔王を復活して、教会はなにをしようとしてるのさ。」
「そこまでは私は分かりません。でも、私は一切城から出ないように見張られています。それは何か関係するかもしれませんね。」
「………そうか。魔法具5つが魔王復活には必要なのは把握している。そのうち四つは具体的に分かっているが、もう1つは…もしかすると聖女の心臓かもしれないね。」
ルーンは僕の言葉を聞いても驚かない。心当たりがあるのだろう。
「そうですか。薄々そのような気はしていました。」
「ルーン、僕とともに逃げよう。」
「それはできません。」
「なぜだい。もちろん確信ではないけど、ルーンも逃げたほうが安全だろう。」
「いえ。私が逃げれば妹が殺されます。私は妹を犠牲にしてまで逃げられません。」
ルーンの頬を涙が伝う。ルーンは嘘をつくような子ではない。ルーンの発言は信じて良いはずさ。実の娘を脅迫するなんてチャーチル教皇はなんてひどいやつなんだ。
「そうかい。妹と一緒だったらルーンは逃げれるのかい。」
「ええ。お力になってくれますか。ロミ様。」
「もちろんだよ。僕は魔王復活を止めたい。まずは教会から逃げて帝国に匿ってもらおう。」
「ありがとうございます。よかった。ずっと希望が見えずもがき苦しむ毎日でした。神に感謝します。」
ルーンが祈るとルーンの周りが光り輝く。これが聖女だ。神々が祝福しているのだろう。是非ともルーンをくまなく研究したいものだね。
「それで妹の部屋はどこなんだい。」
「地下に閉じ込められていますから、ここの上の階の一番奥の部屋にいるはずです。」
「しょうがないさ。それなら強行突破するしかないね。」
「いえ。私に策があります。信じてくれますかロミ様。」
「もちろんだよ。可愛い元生徒を信じないわけがないさ。」
僕はルーンと笑いあった。
昔帝都の学校で魔法を教えていた時に聖女ルーンは生徒だった。聖女というのは特殊なスキルで聖魔法や回復に特化しているジョブだ。僕も使えないことはないが聖女には到底威力が及ばない。
彼女からは公私共に相談をされる間柄だったのさ。
「ルーンは大きくなったね。」
「ええ。胸はロミ様に及びませんが、大きくなりました。」
こんな命を狙われる状況でも冗談を言えるなんて強い子さ。
「冗談はさておき、策を教えてくれるかい。ルーン。」
ルーンは何か企んでいるような顔をして笑った。
牢屋に入れられてからすぐに両手を鎖に繋がれてボロボロの服に着替えさせられた。呪文を唱えられないように猿轡を口にはめられた。こうされると僕は無力だ。何も出来ない。
ムチで叩かれる拷問を受けるが、僕は教会の力になるくらいなら死んだほうがマシだ。それに僕だって今まで帝国の役職についていたこともあるんだ。拷問くらい慣れっこさ。
今は二度目の拷問中だ。一度目と違って聞かれる内容はカノンたちの事になっていた。
「おい、いい加減に吐けよ。カノンたちが今どこにいるのか知っているのだろ。ロミよ。」
猿轡が邪魔をして喋れないとアピールする。
「しょうがないな。余計なマネをするんじゃないぞ。」
男の一人が猿轡を外した。
「たく、いつまで僕を喋られないようにするつもりだい。それじゃあ尋問をできないだろう。」
「チッうるせえ。手間を取らせるな。さっさと吐けよロミ。」
教会の男は短剣で僕の頬を叩く。脅しのつもりだろうか。
「尋問されても僕は何も知らないんだから吐きようがない。攫われてもう一日経っているんだ彼らの同行など知る由もないさ。キミたちは愚かだ。」
「愚か? 生意気だな。賢者かなにか知らないが。教会ではそんな肩書があっても優遇しないぞ。」
「僕がいつ賢者だから優遇しろって言ったのさ。キミがただ勝手に賢者の僕に嫉妬しているだけだろう。」
「いつまでもオレたちが優しくすると思ったら大間違いだぞ。」
男たちが僕の服を引き破ろうとする。
「キミたちが愚かなのは、僕を賢者だということを忘れていることだよ! 」
口でサンダーボルトと叫び呪文を発動させる。男たち三人を気絶させた。
しまった。一人だけ倒しそこねた。
取り逃した男が僕に猿轡で口を塞ぐ。失敗したね、一発で仕留められなかった。
「邪魔者もいなくなったことだし。楽しもうぜ。ロミ。」
男が気持ち悪い顔でぐへへと笑う。汚らわしい男だ。
僕はこの先に起こることを想像して目を閉じた。
男の気配を感じないし、猿轡が外された。なにがあったんだ。恐る恐る目を開けた。
「大丈夫ですか。ロミ様。」
目の前には聖女の格好をした女性が立っていた。金髪の髪に神々しい金色の目。純白の肌。どこかで見たことがある整った美形の顔。
「キミは…まさか聖女ルーンかい。久しぶりだね。」
「ええ。ご無沙汰しております。ロミ様。今、手錠を取りますから少しだけ待っていてくださいね。」
私を襲おうとした男はルーンの杖で後頭部を殴られて気絶しているみたいだ。
「ありがとう。体が痛くてしょうがなかったよ。」
「助けに来るのが遅くなりました。どうしても父上の目が逃れられなくて。回復しますね。傷もこんなに出来て…ごめんなさい。」
ルーンの父親はチャーチル二世。そうチャーチル教皇の立場にいる男だ。
「ルーンが謝ることじゃないさ。そもそも捕まった僕が悪いんだ。それでチャーチル教ではなにが起こっているんだい。ルーンは教会の悪事をなにも思っていないのかい。」
ルーンが回復する手を止めて僕の目を見た。目は真剣そのものだ。
「もちろん父上が間違えていると思っています。だからこそ止めるように動いているのですが一切聞き入れてくれません。父は数年前から変わってしまいました。私や妹とは話をしなくなり、一切の笑顔が消えた。なにかがおかしいのです。ロミ様、私はどうすえばいいのでしょうか。」
ルーンは最近の教会の動きには反対派みたいだ。
「そうか。申し訳ないことを聞いてしまったね。ここにいてはまた捕まってしまう。どこか人目につかないところはないのかい。」
「そうですね。見回りがくればロミ様が捕まりますから、この男たちを縛り上げて、入り口で待ち伏せでもしながら話しましょうか。バレたら一気に突っ切ってロミ様だけでも逃げてもらいます。」
男たち四人を手錠をかけて猿轡をした。
入り口に椅子を持ってきて見回りが来るのを警戒しながら話をする。
「人を傷つけてまで魔王を復活して、教会はなにをしようとしてるのさ。」
「そこまでは私は分かりません。でも、私は一切城から出ないように見張られています。それは何か関係するかもしれませんね。」
「………そうか。魔法具5つが魔王復活には必要なのは把握している。そのうち四つは具体的に分かっているが、もう1つは…もしかすると聖女の心臓かもしれないね。」
ルーンは僕の言葉を聞いても驚かない。心当たりがあるのだろう。
「そうですか。薄々そのような気はしていました。」
「ルーン、僕とともに逃げよう。」
「それはできません。」
「なぜだい。もちろん確信ではないけど、ルーンも逃げたほうが安全だろう。」
「いえ。私が逃げれば妹が殺されます。私は妹を犠牲にしてまで逃げられません。」
ルーンの頬を涙が伝う。ルーンは嘘をつくような子ではない。ルーンの発言は信じて良いはずさ。実の娘を脅迫するなんてチャーチル教皇はなんてひどいやつなんだ。
「そうかい。妹と一緒だったらルーンは逃げれるのかい。」
「ええ。お力になってくれますか。ロミ様。」
「もちろんだよ。僕は魔王復活を止めたい。まずは教会から逃げて帝国に匿ってもらおう。」
「ありがとうございます。よかった。ずっと希望が見えずもがき苦しむ毎日でした。神に感謝します。」
ルーンが祈るとルーンの周りが光り輝く。これが聖女だ。神々が祝福しているのだろう。是非ともルーンをくまなく研究したいものだね。
「それで妹の部屋はどこなんだい。」
「地下に閉じ込められていますから、ここの上の階の一番奥の部屋にいるはずです。」
「しょうがないさ。それなら強行突破するしかないね。」
「いえ。私に策があります。信じてくれますかロミ様。」
「もちろんだよ。可愛い元生徒を信じないわけがないさ。」
僕はルーンと笑いあった。
昔帝都の学校で魔法を教えていた時に聖女ルーンは生徒だった。聖女というのは特殊なスキルで聖魔法や回復に特化しているジョブだ。僕も使えないことはないが聖女には到底威力が及ばない。
彼女からは公私共に相談をされる間柄だったのさ。
「ルーンは大きくなったね。」
「ええ。胸はロミ様に及びませんが、大きくなりました。」
こんな命を狙われる状況でも冗談を言えるなんて強い子さ。
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