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サンドタウンの激闘
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「カルスは隠れていてくれ! 」
カルスの返事を聞かずに街中を駆ける。
ロミをライカに乗せて、全速力だ。
街の真ん中の広場で、男たちが蟹五体に囲まれている。それを守るようにサソリの暴走族のボスたちが必死に戦っている。
「ロミ! 一撃で片付けてくれ! 」
「そのつもりだよ。」
ロミの絶対零度<アブソリュートゼロ>を放つ。
蟹が凍る。一撃で屠る。さすがは賢者だ。
「ボス、無事か。」
「カノンか。助かった。なんとか無事だ。」
ボロボロになったボスが笑う。
首長を護衛していた男がオレに詰め寄る。
「お前…お前が犯人じゃないのか。急に魔獣どもが現れたんだ。」
「オレたちは今までダンジョンに行っていた。なにも出来やしないさ。」
「たしかにそうだな。力を貸してくれるか。」
オレは頷く。
首長たちはロミを助けてくれなかったが、この街を守るためにボスも戦っているんだ。見捨てることは出来ない。
「それで首長はどこだ。」
「オアシスで大きい蟹を引き受けてくれている。街はオレたちに任せてそっちに行ってくれ。」
「わかった。ボス、街は任せた! 」
街を抜けるとすぐにオアシスだ。
大型の蠍と蟹が首長ミトと戦っている。
ミトは弓を使いながらうまく距離を取り戦っているが、劣勢だ。体中傷がついている。
目の前の蠍の攻撃をミトが躱すが体制が崩れたところを蟹のハサミが襲う。
「サンダーボルト! 」
ロミのサンダーボルトが直撃し、一瞬、蟹の動きが止まる。
駆けて、草薙の剣で斬る。蟹から血は出るが、倒れない。
どうにか間に合ったみたいだ。
「お前たち、どうしてここに。」
「それはさっきも言われたが、話は後だ。こいつらはキングサイズの魔獣だ。このままだと押し切られぞ。」
キングサイズの骸骨ロードと対峙した時はギリギリの勝利だった。今回も命がけだな。
日は直に沈む。ライカも人間に変化するし、速く決着を着けないといけない。
首長と背中合わせになり、オレは蟹に草薙の剣を構える。
「ライカはそのままロミを守ってくれ! ロミは魔法でミトをサポート! 頼んだぞ! 」
蟹から目線をそらすことは出来ない。
バフをかけるが、さすがはキングサイズだ。蟹のほうが速い。
硬いが草薙の剣なら刃は通る。
攻撃が当たりさえしなければ大丈夫だ。
巨大な蟹がハサミを上げて振り下ろす。
二本腕があるんだ。
二回躱して反撃する。
このままやれそうだな。
後から「しまった」という声が聞こえた。
無意識に体が動く。
蟹を蹴飛ばしノックバッグさせて、振り返り草薙の剣を振るう。
間に合った、蠍の尻尾が倒れたミトに直撃するところだった。
蠍の尻尾は斬れたぞ。これで優位に立ち回れる。
すかさず手でミトの肩を引っ張り起こす。
「大丈夫か。」
「ああ…すまない。砂に足を取られてしまったんだ。」
「もう少しだ。踏ん張ってくれ! 」
尻尾を斬られた蠍が咆哮を上げる。ここからが本番だ。
蟹も怒ってハサミを振るう。
なんとか切断したいが、速い。バフを二重にかるが、それでも速度は蟹が上だ。
蟹もオレに攻撃が当たらないで苛ついて来ているのだろう。攻撃が雑になってきている。
スキを付いて一気に決めたいが、ロミはミトのサポートで手一杯だ。
『相棒、もう日が暮れるぜ。』
「それはマズイな。ライカが人に戻ったら、守りきれない。」
『今日は魔石をくれたし、大サービスだ。呪文を叫びな。』
呪文を叫ぶだって。なんだそれは。魔法を使えということか。いや、この前のクサナギが言っていたことで勝利を掴み取ったんだ。
頭の中で感じるままに、呪文を叫ぶ。
「全てを焦がせ! 天地雷鳴! 」
草薙の剣から巨大な雷が蟹に向かって出る。自分の魔力が減っている訳では無いようだ。草薙の剣は魔法具なのかもしれない。
考えるのはやめた。今はこのスキに蟹を屠ってやる。
これで終わりだ。
「ツバメ返し! 」
目にも留まらぬ速さで二度斬る。
蟹が泡をぷくぷくと吹きだし、崩れ落ちた。
死んだふりをしているかもしれない。念のため、剣で蟹を突くが動きはしない。
それに天地雷鳴が当たった箇所が真っ黒に焦げている。
恐ろしい威力だ。オレのサンダーボルトの数倍は威力があるんじゃないか。
蟹はこれで終わりだ。
振り返り蠍に目を向けると、ミトが必死に戦っていた。
ミトが矢を放ち攻撃する。
蠍に矢は刺さるが、蠍は気にせずにハサミを振るう。一撃目は避けられるが二撃目を避けるのは厳しそうだ。
ミトが体制が崩れそうなところをロミが魔法を蠍に当てる。
ギリギリだったな。だが間に合った。
蠍がヨロケたところをオレが斬る。
手応えありだ。
蠍の腕が一本飛ぶ。
「カノン、まずいよ! ライカが人型に戻る。」
ライカが光に包まれている。くそっ、速く蠍を倒さないとまずい。
「ウォオオオオ! 」
蠍のハサミを気にせずに剣を連続で振るう。
これで倒れろ。
何度も何度も剣で斬る。
蠍がライカやロミに走れば一撃で殺されるんだ。
一撃肩に衝撃を食らうが、手は止めない。
蠍が徐々に下がり始める。後少し、後少しなんだ。
蠍がオレを飛び越え、人に変化したライカに向かう。
しまった。
「ロミ呪文! 」
オレは駆けるが間に合いそうにない。蠍の動きが速い。
ロミの呪文も蠍は避けた。
しまった。このままではライカが殺られる。
蠍が残ったハサミを振るう。クソッ、間に合いそうにない。
ライカも死を覚悟したのか、目を閉じた。
―――刹那
オレの顔の横を弓矢が駆けた。
蠍に火の矢が突き刺さり、蜥のハサミが止まる。
「ウォオオオオ! 十文字斬り! 」
草薙の剣で蠍を斬る。
蠍を四つに切断した。これで終わりだ。
オレは着地を失敗して砂に顔から落ちた。トドメを刺すことに意識をしすぎていたようだ。
「カノン、大丈夫。」
「ああ。ライカも無事で良かった。肝を冷やしたよ。」
首長ミトがオレに手を差し伸べる。
「ありがとう。あなた達を疑ってごめんなさい。こんなに身を張って戦ってくれる人が悪い人な訳ないもの。街の代表としてお礼と謝罪をさせてもらうわ。」
オレはミトの手をつかんで立ち上がる。
「いいんだ。よそ者を警戒するのは分かる。今日ライカを助けてくれたし、水に流そう。」
そう言うと、ミトは笑顔になった。
「良かったわ。私は広場に向かうわね。」
「広場の蟹もオレたちが殺した。後はなんとかなるだろう。」
話をしていると、ボスや街の男たちがオアシスに来た。
「首長、無事でしたか。街で戦っていた奴らは砂漠に逃げていきましたよ。街を守れたんです。幸い死人も出ませんでした。」
それを聞いたミトが涙を流す。
「良かった。本当に良かったわ。」
若くして首長を務める重責があったのだろう。
「今日は朝までお祝いするわよ。皆、首長のテントに集まってちょうだい。」
男たちが歓声を上げる。
「オレたちはここで失礼するよ。」
蠍の暴走族ボスが首長に言った。
「いいえ、あなた達も街を守ってくれた英雄だわ。今まで本当にごめんなさい。あなた達が街のために戦ってくれなかったら、街の住民は殺されていたもの。」
ボスが恥ずかしそうに後頭部を搔く。
「まあそう言うなら参加させてもらうよ。お前たち今日は行儀よく飲むぞ! 」
蠍の暴走族の男たちも歓声を上げた。
「もちろん、あなた達も参加してくださいね。」
そう言うと、ミトはオレにウインクした。
クサナギが蟹と蠍の魔石を寄越せと言っているが勝手に取るのはマズイだろう。
骸骨ロードでは苦戦したが、今回は難なく倒せた。草薙の剣の力もあるだろうが、オレは強くなっているみたいだ。
まあ時間ならたっぷりある。明日はオアシスで休む予定だし、その時考えよう。
カルスの返事を聞かずに街中を駆ける。
ロミをライカに乗せて、全速力だ。
街の真ん中の広場で、男たちが蟹五体に囲まれている。それを守るようにサソリの暴走族のボスたちが必死に戦っている。
「ロミ! 一撃で片付けてくれ! 」
「そのつもりだよ。」
ロミの絶対零度<アブソリュートゼロ>を放つ。
蟹が凍る。一撃で屠る。さすがは賢者だ。
「ボス、無事か。」
「カノンか。助かった。なんとか無事だ。」
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「サンダーボルト! 」
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駆けて、草薙の剣で斬る。蟹から血は出るが、倒れない。
どうにか間に合ったみたいだ。
「お前たち、どうしてここに。」
「それはさっきも言われたが、話は後だ。こいつらはキングサイズの魔獣だ。このままだと押し切られぞ。」
キングサイズの骸骨ロードと対峙した時はギリギリの勝利だった。今回も命がけだな。
日は直に沈む。ライカも人間に変化するし、速く決着を着けないといけない。
首長と背中合わせになり、オレは蟹に草薙の剣を構える。
「ライカはそのままロミを守ってくれ! ロミは魔法でミトをサポート! 頼んだぞ! 」
蟹から目線をそらすことは出来ない。
バフをかけるが、さすがはキングサイズだ。蟹のほうが速い。
硬いが草薙の剣なら刃は通る。
攻撃が当たりさえしなければ大丈夫だ。
巨大な蟹がハサミを上げて振り下ろす。
二本腕があるんだ。
二回躱して反撃する。
このままやれそうだな。
後から「しまった」という声が聞こえた。
無意識に体が動く。
蟹を蹴飛ばしノックバッグさせて、振り返り草薙の剣を振るう。
間に合った、蠍の尻尾が倒れたミトに直撃するところだった。
蠍の尻尾は斬れたぞ。これで優位に立ち回れる。
すかさず手でミトの肩を引っ張り起こす。
「大丈夫か。」
「ああ…すまない。砂に足を取られてしまったんだ。」
「もう少しだ。踏ん張ってくれ! 」
尻尾を斬られた蠍が咆哮を上げる。ここからが本番だ。
蟹も怒ってハサミを振るう。
なんとか切断したいが、速い。バフを二重にかるが、それでも速度は蟹が上だ。
蟹もオレに攻撃が当たらないで苛ついて来ているのだろう。攻撃が雑になってきている。
スキを付いて一気に決めたいが、ロミはミトのサポートで手一杯だ。
『相棒、もう日が暮れるぜ。』
「それはマズイな。ライカが人に戻ったら、守りきれない。」
『今日は魔石をくれたし、大サービスだ。呪文を叫びな。』
呪文を叫ぶだって。なんだそれは。魔法を使えということか。いや、この前のクサナギが言っていたことで勝利を掴み取ったんだ。
頭の中で感じるままに、呪文を叫ぶ。
「全てを焦がせ! 天地雷鳴! 」
草薙の剣から巨大な雷が蟹に向かって出る。自分の魔力が減っている訳では無いようだ。草薙の剣は魔法具なのかもしれない。
考えるのはやめた。今はこのスキに蟹を屠ってやる。
これで終わりだ。
「ツバメ返し! 」
目にも留まらぬ速さで二度斬る。
蟹が泡をぷくぷくと吹きだし、崩れ落ちた。
死んだふりをしているかもしれない。念のため、剣で蟹を突くが動きはしない。
それに天地雷鳴が当たった箇所が真っ黒に焦げている。
恐ろしい威力だ。オレのサンダーボルトの数倍は威力があるんじゃないか。
蟹はこれで終わりだ。
振り返り蠍に目を向けると、ミトが必死に戦っていた。
ミトが矢を放ち攻撃する。
蠍に矢は刺さるが、蠍は気にせずにハサミを振るう。一撃目は避けられるが二撃目を避けるのは厳しそうだ。
ミトが体制が崩れそうなところをロミが魔法を蠍に当てる。
ギリギリだったな。だが間に合った。
蠍がヨロケたところをオレが斬る。
手応えありだ。
蠍の腕が一本飛ぶ。
「カノン、まずいよ! ライカが人型に戻る。」
ライカが光に包まれている。くそっ、速く蠍を倒さないとまずい。
「ウォオオオオ! 」
蠍のハサミを気にせずに剣を連続で振るう。
これで倒れろ。
何度も何度も剣で斬る。
蠍がライカやロミに走れば一撃で殺されるんだ。
一撃肩に衝撃を食らうが、手は止めない。
蠍が徐々に下がり始める。後少し、後少しなんだ。
蠍がオレを飛び越え、人に変化したライカに向かう。
しまった。
「ロミ呪文! 」
オレは駆けるが間に合いそうにない。蠍の動きが速い。
ロミの呪文も蠍は避けた。
しまった。このままではライカが殺られる。
蠍が残ったハサミを振るう。クソッ、間に合いそうにない。
ライカも死を覚悟したのか、目を閉じた。
―――刹那
オレの顔の横を弓矢が駆けた。
蠍に火の矢が突き刺さり、蜥のハサミが止まる。
「ウォオオオオ! 十文字斬り! 」
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オレは着地を失敗して砂に顔から落ちた。トドメを刺すことに意識をしすぎていたようだ。
「カノン、大丈夫。」
「ああ。ライカも無事で良かった。肝を冷やしたよ。」
首長ミトがオレに手を差し伸べる。
「ありがとう。あなた達を疑ってごめんなさい。こんなに身を張って戦ってくれる人が悪い人な訳ないもの。街の代表としてお礼と謝罪をさせてもらうわ。」
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「いいんだ。よそ者を警戒するのは分かる。今日ライカを助けてくれたし、水に流そう。」
そう言うと、ミトは笑顔になった。
「良かったわ。私は広場に向かうわね。」
「広場の蟹もオレたちが殺した。後はなんとかなるだろう。」
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「首長、無事でしたか。街で戦っていた奴らは砂漠に逃げていきましたよ。街を守れたんです。幸い死人も出ませんでした。」
それを聞いたミトが涙を流す。
「良かった。本当に良かったわ。」
若くして首長を務める重責があったのだろう。
「今日は朝までお祝いするわよ。皆、首長のテントに集まってちょうだい。」
男たちが歓声を上げる。
「オレたちはここで失礼するよ。」
蠍の暴走族ボスが首長に言った。
「いいえ、あなた達も街を守ってくれた英雄だわ。今まで本当にごめんなさい。あなた達が街のために戦ってくれなかったら、街の住民は殺されていたもの。」
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「もちろん、あなた達も参加してくださいね。」
そう言うと、ミトはオレにウインクした。
クサナギが蟹と蠍の魔石を寄越せと言っているが勝手に取るのはマズイだろう。
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