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ep4
キャンディー海賊団
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ー シーナ、作戦は?ー
ー ペテン師を騙す。
あっちの船長は、ペテン師だって言うから、騙されたフリをするのよ ー
ー どうやって?ー
ー ランは、私の指示どうりにしてくれるだけで、いいわ ー
ー 教えてくれないんですか?ー
ー この作戦は、ランにかかっているのよ。ー
ー 馬語をバージョンアップするから、来て ー
ー 飛びながらなんて無理ですよ。ー
ー そうかしら?ー
シーナは背面飛行をして、ランの真下に来た。
ー これでどう?ー
ー アクロバティックですね ー
ー 多少落下しても危なく無いように高く上がるわよ ー
ー はあ~~い ー
◇
ー シーナー まだぁ~?
もうオルカ号がおもちゃみたいに小さくなってますよ ー
ー そろそろいいわね ー
シーナは、背面飛行でランの下に入り、ランの胸を掴もうとしたが、なかなかタイミングが合わない。
〈抱きついたほうが良さそうね〉
ー ラン 今度は、あなたが背面飛行して、私が上から狙うから ー
ー はあ~~い ー
シーナは、背面飛行に入ったランを、鷹が獲物を狙うように急接近して、接触間近で自分のカイトを消して、身一つでランに抱きついた。
ランは驚いてコントロールを失ってしまい、二人はキリモミ落下した。
シーナは、ランのカイトを収納して、自分のカイトを出して、コントロールを回復した。
ー これでもう大丈夫よ ー
ー シーナ、驚かせすぎですよ、もう~ ー
ー それじゃあ、渡すよ ー
シーナは、ランを抱き締めた状態で魔力を送り馬語(念話)をバージョンアップした。
ー あ~ん シーナ これ感じちゃう ー
ー ラン!しっかり!
のけ反るな、落としそう!ー
ー ハー フー ヒー
えーっと もうちょっと待って~
はい。 落ち着きました ー
ー あなたのカイトを出すから、自分で飛んで。いい?できるわね ー
ー もう少しこうして抱き合っていたいけど………
いいです。一人で飛びます ー
ー ラン、このバージョンアップで何ができるか見せるわよ ー
その瞬間、ランの視界は2画面テレビのようになった。
片方には、ランの見てる物が、そしてもう一方には、シーナの見てるであろう物が映っている。
ー わっ、なにこれ。飛んでる私が見える ー
ー 私も、あなたの見てる物が見えるわよ。あなたの聴いてる音もね ー
ー シーナ それでこれからどうするの?ー
ー ランには、キャンディー海賊団の船に交渉役として乗り込んでもらうわ ー
ー それって、凄く危ない役ですね ー
ー そうよ、そしてとっても重要な役よ。さっき馬語のバージョンアップと同時にギフト『反射』も渡したから、魔法攻撃も物理攻撃も通じないはずよ。
でもそれは隠しておいて、戦闘になったら、できるだけ『反射』以外で防いでね ー
ー なんで、そんな面倒くさいことをするの?ー
ー 奥の手は、敵に見せないものよ ー
ー ふーん それじゃあ、行ってきま~す ー
ー ラン 勝手に喋らないこと。全て私の言う通り喋ること!
アレンジもアドリブも無しよ。
わかった。ー
ー はあ~~い でもなんかつまらないなぁ ー
ー やってみれば、楽しくなるかもね ー
ー シーナ、もう着くわよ ー
ー 見えてるから、わかってるわ ー
ー あっ そうか ー
ランが近づくと、船上は騒がしくなった。
「何だあれ?」
「人が飛んでるみたいだぞ」
「こっちに来た~」
「戦闘態勢だ!」
「敵襲!敵襲!」
ランが甲板に降り立つと、武器を持った敵に囲まれた。
ー ラン、周りの敵の武器を収納 服は脱がさないでね ー
ランを囲む敵の武器が全て無くなり、敵に動揺が走った。
「私は、大魔道士ラン、今よりこの船をもらい受ける!」
「ふざけるな!」
数人が殴りかかってくるが、ファイアーボールで弾き飛ばす。
「大したことないわね。
もう少し、強い人はいないの?
船長は?」
「私が相手になってあげるわ。」
身の丈2メートルはありそうな大きな女性があらわれた。
「しずちゃん。あなたはねーまだ早いの。しゃべくりはゆっくりなのになぁ。
ちょっと待ってて。
その前に、レッツ ショータイム!」
オカッパ頭の男が出てきて、何やら仕切ってる。
「キモイ!」
ー ラン!勝手に喋らないこと!ー
ー だってぇー ー
キャビンから飛び出すように
ミニスカートの女性が三人出てきた。
「♪春一番が~」
ー ラン 彼女たちの歌声が聞こえないように、風で防音と視界をボヤかせて ー
「イヤン」
「ダメー」
「エッチな風」
歌い出した彼女たちのスカートが風でまくれあがり、チラチラ下着が見えた。
歌どころでは無くなった彼女たちは、必死にスカートを押さえている。
「あなた達、キャビンに戻りなさい、この人みたいに成りたく無かったら」
次の瞬間、ランは手近な所に居た男を素っ裸にした。
アイドルの三人は、悲鳴をあげて、キャビンに逃げ込んだ。
ランは、腰を低く落したカンフーポーズで、クイッとしずちゃんに手招きした。
ー ラン、そうよ。体術で誘っておいて魔法で仕留めるのよ ー
しずちゃんが闘気を膨らませファイティングポーズをとると、やまちゃんが
「しずちゃん!ストップ!
戦っちゃ駄目だ!この人に従おう。」
やまちゃんは、しずちゃんの前に飛び出して、両手を広げ、『彼女はぼくが守ります』的な姿勢からの、正座してペコペコ頭を上げ下げする土下座風のポーズをとった。
〈何かあるわね〉
シーナは、やまちゃんの背後の上空で『緋の眼』となった。そこで見たやまちゃんのギフトは『魅了』だった。
ランは、つかつかとやまちゃんのそばに行き仁王立ちになった。
ー ラン! そのポーズ、パンツ見られてるわよ ー
ー 視線をソコに感じて、ゾクゾクしてます ー
「大魔道士ラン様 服従のあかしに靴底でも、足の裏でも舐めさせて下さい。お願いします。」
〈やっぱヤバい人だ。いや『魅了』にはめるのね〉
シーナは、急降下して、ランの靴底を舐めるやまちゃんにタッチして、ギフト『魅了』を奪った。
やまちゃんは、ギフトを奪われたのにも気づかずに、ランのパンツを覗き込みながら、まだ靴底を舐めている。
ー ランもう好きにしていいわよ。そいつのギフト奪ったから ー
「鬱陶しいわ!」
ランはやまちゃんを蹴り飛ばした。
「キモいやつ」
『魅了』が解けたしずちゃんがつぶやいた。
ー ペテン師を騙す。
あっちの船長は、ペテン師だって言うから、騙されたフリをするのよ ー
ー どうやって?ー
ー ランは、私の指示どうりにしてくれるだけで、いいわ ー
ー 教えてくれないんですか?ー
ー この作戦は、ランにかかっているのよ。ー
ー 馬語をバージョンアップするから、来て ー
ー 飛びながらなんて無理ですよ。ー
ー そうかしら?ー
シーナは背面飛行をして、ランの真下に来た。
ー これでどう?ー
ー アクロバティックですね ー
ー 多少落下しても危なく無いように高く上がるわよ ー
ー はあ~~い ー
◇
ー シーナー まだぁ~?
もうオルカ号がおもちゃみたいに小さくなってますよ ー
ー そろそろいいわね ー
シーナは、背面飛行でランの下に入り、ランの胸を掴もうとしたが、なかなかタイミングが合わない。
〈抱きついたほうが良さそうね〉
ー ラン 今度は、あなたが背面飛行して、私が上から狙うから ー
ー はあ~~い ー
シーナは、背面飛行に入ったランを、鷹が獲物を狙うように急接近して、接触間近で自分のカイトを消して、身一つでランに抱きついた。
ランは驚いてコントロールを失ってしまい、二人はキリモミ落下した。
シーナは、ランのカイトを収納して、自分のカイトを出して、コントロールを回復した。
ー これでもう大丈夫よ ー
ー シーナ、驚かせすぎですよ、もう~ ー
ー それじゃあ、渡すよ ー
シーナは、ランを抱き締めた状態で魔力を送り馬語(念話)をバージョンアップした。
ー あ~ん シーナ これ感じちゃう ー
ー ラン!しっかり!
のけ反るな、落としそう!ー
ー ハー フー ヒー
えーっと もうちょっと待って~
はい。 落ち着きました ー
ー あなたのカイトを出すから、自分で飛んで。いい?できるわね ー
ー もう少しこうして抱き合っていたいけど………
いいです。一人で飛びます ー
ー ラン、このバージョンアップで何ができるか見せるわよ ー
その瞬間、ランの視界は2画面テレビのようになった。
片方には、ランの見てる物が、そしてもう一方には、シーナの見てるであろう物が映っている。
ー わっ、なにこれ。飛んでる私が見える ー
ー 私も、あなたの見てる物が見えるわよ。あなたの聴いてる音もね ー
ー シーナ それでこれからどうするの?ー
ー ランには、キャンディー海賊団の船に交渉役として乗り込んでもらうわ ー
ー それって、凄く危ない役ですね ー
ー そうよ、そしてとっても重要な役よ。さっき馬語のバージョンアップと同時にギフト『反射』も渡したから、魔法攻撃も物理攻撃も通じないはずよ。
でもそれは隠しておいて、戦闘になったら、できるだけ『反射』以外で防いでね ー
ー なんで、そんな面倒くさいことをするの?ー
ー 奥の手は、敵に見せないものよ ー
ー ふーん それじゃあ、行ってきま~す ー
ー ラン 勝手に喋らないこと。全て私の言う通り喋ること!
アレンジもアドリブも無しよ。
わかった。ー
ー はあ~~い でもなんかつまらないなぁ ー
ー やってみれば、楽しくなるかもね ー
ー シーナ、もう着くわよ ー
ー 見えてるから、わかってるわ ー
ー あっ そうか ー
ランが近づくと、船上は騒がしくなった。
「何だあれ?」
「人が飛んでるみたいだぞ」
「こっちに来た~」
「戦闘態勢だ!」
「敵襲!敵襲!」
ランが甲板に降り立つと、武器を持った敵に囲まれた。
ー ラン、周りの敵の武器を収納 服は脱がさないでね ー
ランを囲む敵の武器が全て無くなり、敵に動揺が走った。
「私は、大魔道士ラン、今よりこの船をもらい受ける!」
「ふざけるな!」
数人が殴りかかってくるが、ファイアーボールで弾き飛ばす。
「大したことないわね。
もう少し、強い人はいないの?
船長は?」
「私が相手になってあげるわ。」
身の丈2メートルはありそうな大きな女性があらわれた。
「しずちゃん。あなたはねーまだ早いの。しゃべくりはゆっくりなのになぁ。
ちょっと待ってて。
その前に、レッツ ショータイム!」
オカッパ頭の男が出てきて、何やら仕切ってる。
「キモイ!」
ー ラン!勝手に喋らないこと!ー
ー だってぇー ー
キャビンから飛び出すように
ミニスカートの女性が三人出てきた。
「♪春一番が~」
ー ラン 彼女たちの歌声が聞こえないように、風で防音と視界をボヤかせて ー
「イヤン」
「ダメー」
「エッチな風」
歌い出した彼女たちのスカートが風でまくれあがり、チラチラ下着が見えた。
歌どころでは無くなった彼女たちは、必死にスカートを押さえている。
「あなた達、キャビンに戻りなさい、この人みたいに成りたく無かったら」
次の瞬間、ランは手近な所に居た男を素っ裸にした。
アイドルの三人は、悲鳴をあげて、キャビンに逃げ込んだ。
ランは、腰を低く落したカンフーポーズで、クイッとしずちゃんに手招きした。
ー ラン、そうよ。体術で誘っておいて魔法で仕留めるのよ ー
しずちゃんが闘気を膨らませファイティングポーズをとると、やまちゃんが
「しずちゃん!ストップ!
戦っちゃ駄目だ!この人に従おう。」
やまちゃんは、しずちゃんの前に飛び出して、両手を広げ、『彼女はぼくが守ります』的な姿勢からの、正座してペコペコ頭を上げ下げする土下座風のポーズをとった。
〈何かあるわね〉
シーナは、やまちゃんの背後の上空で『緋の眼』となった。そこで見たやまちゃんのギフトは『魅了』だった。
ランは、つかつかとやまちゃんのそばに行き仁王立ちになった。
ー ラン! そのポーズ、パンツ見られてるわよ ー
ー 視線をソコに感じて、ゾクゾクしてます ー
「大魔道士ラン様 服従のあかしに靴底でも、足の裏でも舐めさせて下さい。お願いします。」
〈やっぱヤバい人だ。いや『魅了』にはめるのね〉
シーナは、急降下して、ランの靴底を舐めるやまちゃんにタッチして、ギフト『魅了』を奪った。
やまちゃんは、ギフトを奪われたのにも気づかずに、ランのパンツを覗き込みながら、まだ靴底を舐めている。
ー ランもう好きにしていいわよ。そいつのギフト奪ったから ー
「鬱陶しいわ!」
ランはやまちゃんを蹴り飛ばした。
「キモいやつ」
『魅了』が解けたしずちゃんがつぶやいた。
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